チノ「おねえちゃんにもコーヒーのことを知ってもらわなきゃ」 作:専務
チノ「続いてコーヒーの淹れ方について教えますがその前に、エスプレッソと通常のコーヒーの淹れ方や違いについて軽く触れておきましょう」
リゼ「エスプレッソは苦いんだよな…」
ココア「すっごく濃いコーヒーだと思ってたよー」
チノ「どちらも同じように豆を挽いて抽出して出すのですが、エスプレッソは細かく挽いて約9気圧で急速に抽出するので専用の機材が必要なんです。それからリゼさん。リゼさんはエスプレッソをそのまま飲んでるんですか?」
リゼ「前にカフェに行った時に友達を真似て飲んだんだが…違うのか?」
チノ「エスプレッソやコーヒーの飲み方等については後々説明するので詳しくは省きますが、本来は砂糖を入れるのが普通なんです。」
チノ「話が逸れましたがコーヒーの淹れ方です。先程も言いました焙煎をしたあと、コーヒーは一度豆を粉末状にする『挽く』という作業を行い、その粉をフィルターに入れてお湯を注ぎ、コーヒーを抽出して出来上がります。この過程にも様々な工夫をこらして様々な味に仕上がります」
シャロ「豆を挽くってあの木の箱みたいなのでやるやつでしょ?」
ココア「あれ私もやりたーい!」
チノ「木の箱のことをハンドミルって言うんですが、手で挽くことで香りが逃げにくく、入れた時に本来の香りを楽しむことができるんです。」
チノ「続いて抽出の仕方です。これについても様々な種類がありますが、ラビットハウスではネルドリップ式というものを使っています。」
リゼ「ネルドリップ?」
千夜「普通の白い紙から淹れるのとは違うの?」
チノ「白い紙のことをペーパーフィルターと言いますが、それとは別にもっと本格的な香りや味わいを求める場合、ネルというフィルターを用いて抽出します。抽出のことを『ドリップ』というので、そのままネルドリップです。」
ココア「ネル、ってあの冷蔵庫に入ってる布の袋のこと?」
チノ「ネルは洗浄した後冷蔵庫で保管しておく必要があるんです。ペーパーフィルターより手間ですが、その分美味しく出来上がるんですよ」
チノ「他にもドリップの方法としてはサイフォンというエスプレッソに似て気圧で抽出する方法などあるのですが、ラビットハウスで扱うものを知ってさえいれば充分でしょう。」
ココア「チノちゃんそんなに大変なことやってるんだねぇ、偉いねっ!」
チノ「そんなことないですよ。ココアさんやお客さんが美味しく飲んでくれるためですから。あとはコーヒーや喫茶店についてもう少し掘り下げていきましょう。」