ホロライブのスタッフを辞めて、にじさんじのスタッフになるお話   作:主義

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今回はにじFESにスタッフがいたらというお話です。

そしてあと本番は参加していないライバーさんも参加させたりしていますので、そこら辺はご了承ください。


【にじFES1日目①】始まってすぐにTシャツで大変な目にあうスタッフ

にじさんじのFesが二日間に渡って行われる。僕もにじさんじのスタッフとしてこのイベントに色々と関わっている。今日までの二週間は思い出したくもないほどに忙しかった。

 

 

でも、これも来てくれる方が楽しんでくれることを想像してどうにか乗り切れた。それにこれさえ乗り切れば、今年の大きなイベントは終わりだ。

 

 

 

当日の今日はほとんど仕事がない。僕の仕事は事前にやるべきことがほとんどで当日の運営にはちょっと関わる程度。

 

 

 

 

 

それに今日は個人的なことで申し訳ないですが、母親が再婚相手とイベントに来ることになっている。そして明日は父親と再婚相手が来るらしい。どうやら離婚した後も考えることは変わらないようで僕が働いている会社のイベントに参加したかったと本人たちは言っていた。

 

今日はそんなに仕事はないとは言っても個人的なことで仕事を疎かにするわけにはいかないので、案内とかは出来ないとだけしっかりと伝えておいた。なのでフェスが終わった後で集合して会おうみたいな感じになっている。

 

 

 

 

「あれ、スタッフさんじゃないですか」

 

 

「鷹宮さん」

 

 

「始まる前から終わったみたいな雰囲気を醸し出していません?」

 

 

「そうですね。ここまでの道のりがちょっと大変だったもので…」

 

 

「あ、そうでしたね。最近のスタッフさんって毎日のようにくまが出来てて、さすがに心配になっちゃいましたよ」

 

 

「す、すいません。あんまり寝れていなくて…」

 

 

「お疲れ様です。スタッフさんたちのお陰で無事に今日を迎えられそうです」

 

 

「それは良かったです。皆で頑張った甲斐がありましたよ」

 

だって自分たちが頑張ったのはこのイベントを成功させるための準備をすることですから。後は明日の閉会式が終わるまで何頃もなく、終わってくれれば本当に嬉しい。

 

 

そして全てを乗り切れたら同僚の皆さんと飲み会に行くことになっている。皆すごく酔って機能不能になると思いますけど、それぐらい仕方ないかな。たぶん、僕はあんまり飲まないから介抱することになりそう。

 

 

「スタッフさん!」

 

 

「勝さん?」

 

 

「委員長先輩がスタッフさんのことを探してましたよ」

 

 

「え、そうですか。月ノさんがどこにいるのかをご存じですか?」

 

 

「楽屋で待っているそうですよ」

 

 

「ありがとうございます、勝さん」

 

 

「どういたしまして…あ、そう言えば、今度麻雀一緒にしましょう!」

 

 

「そうですね。やりましょう」

 

勝くんと鷹宮さんに別れを告げてから僕は控室に向かうことにした。

 

 

 

 

控室の周りは色々と騒がしかったり、人通りが多かったりするので来るだけで疲れが急に押し寄せてくるような感覚を覚える。そして控室をノックして「は~い」という声が聞こえてきたので中に入って行く。

 

「あ、スタッフさん!」

 

 

「月ノさんが僕のことをお呼びと聞いたので」

 

 

「そうです!スタッフさんにこの服を贈呈します!」

 

そう言いながら月ノさんがくださったのは…にじさんじフェスのレッドTシャツだった。

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

 

「早速この服に着替えてください」

 

 

「今ですか?」

 

 

「今です」

 

 

「え…さすがに…」

 

 

「嫌なんですか?」

 

そう言われると着ないわけにいかないじゃないですか。だけど、これを着てしまうと…。

 

 

 

鷹宮さんとお会いするよりも前に西園さんとフミさんと会って、にじさんじフェスオレンジTシャツをもらったばかりだ。

 

お二人も渡す時に「来て欲しい!」と言われてしまった。

 

 

 

「あ、あの実はオレンジのTシャツもライバーさんから貰っているんですよ」

 

 

「…そっかぁ…。スタッフさんはオレンジクラスの味方なの?」

 

 

「味方とか、そういうのはないですよ。ただオレンジも貰っているのでここで赤を着ちゃうと色々と怒られそうで」

 

 

「私はスタッフさんのことを信じてますよ。スタッフさんはレッドクラスの仲間になってくれると…」

 

 

「…そ、そんな風に言うのはずるいですよ」

 

 

「私はスタッフさんにレッドクラスのTシャツを着て欲しいので、どんな手でも使いますよ」

 

ここで着るわけにもいかないけど、月ノさんの想いを無碍にもできないという板挟み。

 

 

 

どうしようかと悩んでいるとレッドクラスのTシャツに袖を通した、赤城ウェンさんが話し掛けてくれた。

 

 

「あれ委員長にスタッフさんじゃないですか」

 

 

「赤城さん」

 

 

「スタッフさんはなんでそんな困った顔をしているんですか?」

 

 

「ちょっと人生最大の決断を迫られている感じでして」

 

 

「え、そんなすごい決断を下そうとしているんですか!?」

 

 

「そうなんです」

 

そこで僕は今、自分が置かれている状況を赤城さんに説明した。

 

 

「…それは大変すね」

 

 

「そうですよね。どっちを選んだとしても裏切ったことになりますし」

 

貰った順番で全てを決めるのであればオレンジのTシャツだ。でも、僕がいるのはレッドクラスの楽屋のようなところだ。それに月ノさんとかの熱意を見ていると本当にオレンジのTシャツに袖を通してしまっていいのかという気持ちもある。

 

 

「スタッフさんはレッドクラスですよね」

 

 

「い、いや…ちょっと待ってくれませんか!」

 

 

「だめです。私は何としてでもあなたをレッドクラスに落としてみせます!」

 

なんで月ノさんはこんなやる気に満ち溢れているんですか…。正直、僕がにじさんじで勤めているようになってから一番と言って良いぐらいに月ノさんがやる気になっている気がする。

 

 

 

それからも月ノさんから着させられそうになったが、赤城さんが少し手を貸してくれたお陰で無事に乗り切った。

 

 

主人公は誰かと結ばれて欲しいですか?

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