ホロライブのスタッフを辞めて、にじさんじのスタッフになるお話 作:主義
そして本当であればこの日にログインしていない人など、色々とあると思いますが、そこら辺はご了承ください。
ここには僕よりも最初にレオスさんたちがパン屋を立ち上げていた。なので本当にパン屋でいいのかという疑問は残っていたが、折角叶さんに用意してもらった以上なにかを言うわけにもいかない。
なので今日は生徒会パン屋さんに足を運んだ。
まだ挨拶が出来ていないのでしっかりとそこら辺はしておかないといけないと思って。
そして生徒会パン屋さんへと入店すると…レオスさん、周央さん、三枝さんの三人がいた。
「あ、ライバル店が敵情視察にきたぞ!」
「なんだって!ンゴたちの店の情報は何も渡さないぞ!」
「あれスタッフさんじゃん、どうしたんすか?」
「ちょっと同じ系統のお店をやっている、生徒会パン屋さんにご挨拶をしようかなと」
「ご挨拶だと!?私たちのお客を奪おうというのか!」
「そ、そんなつもりはないですって。僕が後からパン屋として出店することになってしまうのは本当に申し訳ないです。そのお詫びにと、今日は伺わせてもらいました」
後から同じ系統のお店が出てしまったことで生徒会パン屋さんの売上が落ちてしまっているかもしれないし。
すると三枝さんが少し申し訳なさそうに近づいて来る。
「そんなこと謝りに来なくてよかったのに。スタッフさんは律儀すぎじゃないっすか」
「いえ、このことはパン屋として出店することになった日から思っていたことなので」
「本当にスタッフさんはしっかりし過ぎですよ。現実でもしっかりしているんだから、この世界でぐらいは少し羽目を外してもいいと俺とかは思ったりしますよ」
「そうはいきませんよ。一応、僕もスタッフとしてきているので」
「レオスさん、周央さん、三枝さん、ごめんなさい」
僕は三人に対して頭を下げることにした。
「そ、そんな風に言われるとさすがに私も責められないというか……」
「ンゴもこんな風に頭を下げられるともう何も言えません。逆にスタッフさんのこと責めてしまってすいませんでした」
「いえ、こちらがパン屋を始めてしまったのが全ての始まりなので」
それからレオスさんたちと話し合い、お互いに競合他社ではなく同じものを売るメンバーとして協力していこうという話になった。
すぐに帰ろうかとも思ったが、休んで行ってくださいと言われてしまったのでパン屋の中で少し休むことにした。休んでいる間にこれからの運営について考えていると三枝さんが質問を投げかけてきた。
「そう言えば、これは小耳に挟んだ話なんですけどちょっと聞いてもいいですか?」
「どうされたんですか?」
「スタッフさんがギャングや警察など様々なところと繋がっているみたいな噂があるんですけど」
「え、誰がそんな噂を…」
「俺も誰から聞いたかはあんまり覚えていないんですけど…なんか普通にライバーの間でそんな噂が流れている気がしますね。それにたぶん、これだけ短時間で広まった理由は『記者』じゃないっすかね」
「記者?」
「あ、スタッフさんはこのゲーム初めてでしたね。記者というのはこの世界で起こっていることを記事にしてお金を稼ぐ仕事っすよ。たぶん、今回はひすぴじゃなかったかな」
「ひすぴとは?」
「北小路ヒスイさんのことですよ」
「今回の記者は北小路ヒスイさんで、北小路さんが僕に関する記事も書いているってことですか?」
「たぶん、そうだと思いますね。ここまで広がりが早いのはそういう事情もあるんだと思いますね」
僕はあくまでスタッフですし、これはあくまでゲームなのでデマを広げられたとしても別に問題はない。それにギャングというのはベルさんとか、不破さんのことを指しているんであればご来店いただいたことはあるし、警察だとローレンさんとエクスさんも来ていたはず。そうなると繋がりがあるというのは強ち間違いではないのかもしれない。
「このゲームは面白いですね。そういうジョブもあるとは」
「そうっすね。ジョブは本当に色々あってそれぞれ自分にあったジョブを選んだり、もちさんとか見たいにどこにも属さずにいる人もいますし」
「楽しみ方はそれぞれってことですよね」
次は急にレオスさんが問いかけてきた。
「そう言えば、あなたってこれから公式配信とかに出たりするの?」
「それはどうですかね。個人的に選んでいいのであれば、出たくはないですね」
自分はあくまで裏方で表の人間ではない。人を支えることに関してはやりがいを感じているが、自分が演技者の方になるつもりは毛頭ないというのが正直な気持ち。
「え~ンゴは面白そうだと思いますよ」
「僕なんか番組に出ても面白い回答とかできませんし」
「俺はスタッフさんが居てくれた方が面白いと思うけどな。なんかスタッフさんっていてくれれば絶対に面白いことが起こる人なんで」
「え、僕ってそんな人間なんですか?」
居れば絶対に面白いことが起こるような人なんて認識を持たれるとは思っていなかった。
「まぁ…確かにあなたが居れば面白くなるのは間違いないですね。どんなクソみたいな企画でも」
レオスさんの発言の中でもどうしても…引っかかってしまったことがあった。
「…あんまり企画にクソとか付けないでくださいね。一応、僕も含めて一生懸命考えているんですから」
「あ、珍しくスタッフさんがちょっとだけ怒ってるよ。ンゴ、初めてみたかも!」
「確かに俺もスタッフさんのトーンがちょっと落ちたの初めて聞いた」
確かにこれはまじでやばいなぁ…っていう企画があるのは本当です。これで一本撮るのはキツイ気がするみたいな企画はありますし、それでライバーさんが火傷をしながら作るなんてこともちらほら。
でも、一応真剣に考えているので。
「あの別に怒っていませんからね。レオスさんの言うような企画があるのは事実ですから」
「いや、これは私が悪かったわ。あなたの気持ちを考えなかった」
「え、本当に謝罪してこないでくださいよ。別に怒ってないって言ってるじゃないですか!」
さすがに僕の沸点はそこまで低くないですし。それにこれぐらいで怒っていたら…やっていけない。
それからしばらく話して今度はレオスさんが私たちのチャンネルに出て見ないかという勧誘が始まった。
「いや、さっきも言いましたけど僕が出ても面白くないですよ」
「私は面白いと思うし。これはこの生徒会での総意です」
そんな風に言われてもどうしても番組とかに出る気にはなれない。やっぱりここはしっかりと演者さんと裏方の区別は付けておくべきだと僕は思っているし、自分に演者が向いていないのも知ってますし。
「私を含めてこの生徒会に所属している人たりはあなたに出て欲しいんです。少し前に七次元生徒会の皆で話した時に「今度、スタッフさんを呼んで企画とかやってみてもいいんじゃない」という意見が緑仙から出たんですよ。そしてその場で皆が賛成して終わった。でも、あなたが番組とかに出るのか分からないのでまずは聞いてみようということになって今日です」
「…そこまで僕を買ってくれているのは嬉しいですよ。でも、皆さんの期待通りのものはできないと思います」
「ンゴはでてほしい!スタッフさんは少し過小評価し過ぎです!」
「俺もスタッフさんはもう少し自信を持っても良いと思うけどな~」
「そうですかね。自分の評価はしっかり出来ていてと思いますよ」
その後は七次元生徒会のメンバーから「出て欲しい」とずっと誘われ続けた。
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