ポルカはどんなキミも好きだよ…。
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ポルカには自分のことを支えてくれる人がいる。どんなポルカのことも受けて入れてくれて包み込んでくれる。ポルカはキミが居るから…生きれる。
ポルカは病に掛かった。別に完治しないような病じゃなくて時間と薬が全てを解決してくれるもの。いつも、彼はポルカのことを気にかけてくれるけど、病に掛かった日からはいつも以上に気にかけてくれて、仕事も早く切り上げてくれて、家事も全てやってくれてる。そういう、キミの姿を見ているとポルカが重荷になっているんだと感じちゃう。
でも、そんなポルカの気持ちを感じ取ってキミはいつも―――――
「大丈夫ですよ」
こんな風に話してくる。
「ごめんね…こんなポルカで」
「全然大丈夫ですし、あんまり悲観的にならないでください。僕がポルカさんを支えたくて支えているので」
「…だけど、家事も仕事もしてるし…」
「それぐらい大丈夫です。ポルカさんの苦しみに比べたら僕の辛さなんて比べられないので」
「ポルカは心配だよ…」
キミは平気な顔して何でも頑張っちゃう。それはキミのすごいところでもあって…ダメなところでもある。辛い時には『辛い』と言って欲しい。ポルカはキミの全てを理解したいとは思ってるけど、やっぱり全部は理解できていないと思う。だからこそ、言葉にして欲しいんだ…ポルカは。
「本当に大丈夫ですから。心配しないでください。ポルカさんは自分のことだけ考えていればいいんですよ」
そう話している、キミの笑顔はとても綺麗で見惚れちゃう。ポルカはその笑顔に恋をしたんだ。そしてキミを知っていくうちのどんどん沼にハマって行って…『愛』にまで到達した。
それから…ポルカの症状はキミの看病があって完治していった。本当にポルカの願いをどんなことでも叶えてくれて、いつでも近くに居てくれた。
「本当にありがとね」
「いいえ、ポルカさんが元気になってくださって僕も嬉しいですよ」
「これからはポルカ、頑張るよ。ポルカが病気の時にキミは全てのことをやってくれていたからね」
やっとこれからという時に…キミは倒れた。
「大丈夫だよ。そんな心配そうな顔をしないでください」
「で、でも……ポルカの所為で」
「だから何度も言っているじゃないですか。ポルカさんの所為じゃないですよ。これは僕の責任ですよ」
「……ぽ、ぽるか…が」
するとキミはすぐにポルカを撫でてくれた。辛いのはキミのはずなのにポルカが励まされている。
「大丈夫ですから。ポルカさんは自分を責めないでください。まず、何度も言いますけど、ポルカさんの所為じゃありませんからね。それに僕はそれなりに体が強い方なのですぐに復活しますよ」
その言葉の通りで彼は次の日にはいつもの彼に戻っていった。
それから数カ月はポルカにとって忘れられないぐらいの日々だった。プロポーズをされたり、結婚をしたり、ハワイへ新婚旅行に行ったりと本当に目まぐるしかった。生まれてきてこんなに自分が『幸せ』だと実感した瞬間は初めてかもしれない。キミと一緒にいるだけでも幸せで、キミに愛されているんだと感じる機会も多かった。
「ポルカさん、愛してます」
「…な、なに……///」
「いや、ただ言っておきたかっただけですよ。僕を選んでくれてありがとうございますと」
「ポルカの方こそ、ポルカを選んでくれてありがとうだよ。ポルカは性格もちょっと難しいところもあるのにキミはそれを包み込んでくれているの。だから、ポルカはポルカらしく居られるの」
「そう言ってもらえると嬉しいですよ」
なぜか、いつもならキミの笑顔がとても綺麗で見惚れちゃうのに今日はちょっと悲しく映った。普段からずっとキミを見ているからこそ、分かる。
「大丈夫?」
「大丈夫だよ」
「ほんとうに?」
「本当だよ」
「悩みがあるならポルカに言って。キミに解決できないような悩みをポルカが解決できるかは分からないけど、話を聞くだけはできるからさ」
キミに出会ってからずっとポルカは支えられ続けてきた。だから、こういう時ぐらいはポルカが支えたい。キミの問題は夫婦の問題だし、二人の問題。二人で考えて乗り切っていきたい。
「もうポルカたちは夫婦なんだし!お互いに辛いことも嬉しいことも分け合っていこう。二人で力を合わせればできないことなんてないよ!!」
「そうですね」
普段はそんなことを言わない人なのに…急に『愛している』なんて。
次の日に後悔をすることになる。
彼は自殺をした。
首をつって…書斎で死んでいた。
ポルカは目に映すものを信じられなかった。だってそんなはずがないし。キミが自殺なんてするわけない。
でも、現実は非情でどんなに嘘だと願ってもこれが『現実』。何度見ても…見たくない光景が広がっている。今までやってきた全てを否定された気持ち。
「…っ…わ、かってあげ…れなくて…ごめん」
ポルカのことを支えてくれたのに、ポルカはキミを支えることが出来なかった。あんなに同じ時間を共有していたのにキミが悩んでいることにさえも…気付けなかった。
「ぽ、ぽるか…は…だめだ…」
ポルカはキミのことを優しく床に寝かせた。さすがに男性一人分の体重を支えるのは大変だったけど、キミは軽かったから。
キミの手がとても冷たかった。
そしてポルカはキミがのったであろう座椅子にのって、キミが首をつった縄に首を通す。そして座椅子をどかして…首がしまる。
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