秘書艦 瑞鶴の日常   作:一枝光真

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横須賀の朝の景色を筆者は知りません。

誰か教えてください。


9日目:朝焼けと敵襲

「…もう朝か~」

 

瑞鶴は大きく伸びをして立ち上がった。隣ではまだ赤城がぐっすりと寝ていたのでそっと起こさないように部屋を出た。

 

少し潮風に当たろうと港の方に歩いていくと人影が見えた。

 

近づいてみるとその人影は提督だった。

 

「おはよ~提督さん」

 

「ああ、おはよう瑞鶴。早いな、もう少し寝ててもよかったんだぞ」

 

「なんか目が冴えちゃって。提督さんこそ早いね」

 

「俺はここのこの時間の風景が昔から好きだったんだ。それでここに居た時はいつもこの時間に起きてここで海を見ていた」

 

海の方を見てみると漁から帰ってきたのだろうか、いくつか船がある以外は取り立てて変わったものはない。昨日と違うところがあるとすれば朝焼けぐらいだろうか。

 

しばらく2人は黙って海を見つめていた。

 

「…提督さん」

 

「ん?なんだ瑞鶴?」

 

瑞鶴が口を開いた。

 

「どうしてこの近くに異動しなかったの?」

 

「俺はな、こんな権力が集中するようなところの近くじゃなくて離れたところでのびのびとやりたいんだ」

 

「だからこことの距離があまり変わらないトラックに?」

 

「ああ。まあ、あそこはいくつか鎮守府が集中して立っていたはずだし偶には人の近くにいるのも悪くないと思ってな。ただあの親父たちの言い方からするともしかしてトラック方面の司令官にされるかもしれん」

 

「昇進するのが嫌なの?」

 

「同じようなことかもしれないが権力をあまり持ちたくないんだよ。別に昇進することが嫌なわけじゃない」

 

「よくわかんない」

 

「俺も自分で言っておいてなに言ってるのか分からないよ。ただ俺は今まで通りにお前たちと過ごせればそれでいい」

 

「提督さん…」

 

「さてそろそろ戻るとするか、お前も赤城を起こしてこい。あと4時間もすれば出航だ」

 

「…うん、そうだね。戻ろうか」

 

~3時間後~

 

無事に赤城を起こすことに成功し提督たち3人は大将の部屋にいた。

 

「もう帰るのか。あっという間だったな」

 

「実質1日もありませんでしたしね。本当に顔見せだけでしたね」

 

「…大佐、元帥はお前を第六管区の長官にするらしいぞ」

 

「第六管区というとトラックですか」

 

「そうだ、1週間後にトラック第一泊地へ転属となりそこで少将に昇進され長官に任命される」

 

「…素早い対応ですね」

 

「元帥はトラック方面にも何人か反乱分子がいると睨んでいる。君に監視してほしいのだろう」

 

「自分はそんな柄じゃないんですけどねえ…」

 

「決まったことだからしょうがない。まあ俺の教えた中ではトップクラスの成績を誇るお前なら寝首もかかれんだろ」

 

「成績が良かったのは昔の話ですよ。今じゃ同期はもっと上にいますからね」

 

「そういえばお前に次いで2番目の成績のヤツがこの前横須賀第二鎮守府に配属となった。会ってみたらお前に勝ってることを本当に喜んでたよ」

 

「そうですか、アイツのやる気の源になれて良かったです」

 

「まあお前だって本気だせばスイスイと上がって行くさ。さて、そろそろ時間だ。港に向かったほうがいいだろう。見送りぐらいは付き合ってやるよ」

 

「ありがとうございます。では行きますか」

 

まさにドアを開けようとした瞬間、とてつもない轟音が響いた。

 

「なんだ!?敵襲か!?」

 

大将が慌てて管制室に連絡を取る。

 

「いえ、深海棲艦ではありません!所属不明の艦娘50人による攻撃を受けています!」

 

「何だと!?大佐、君はシェルターに向かえ。私は元帥の指示を仰ぐ」

 

「了解しました」

 

大将が急いで元帥の部屋に向かったのを見て提督たちも避難を始めた。




今回の話はどうだったでしょうか?

感想を頂けると嬉しいです。

さて隼鷹が改二になれるということでしたが筆者は鳳翔を予想していたので隼鷹は育っていません!

まだ51です。気長に育てます
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