秘書艦 瑞鶴の日常   作:一枝光真

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昨日1話目の書き換えを行いました。

前より良くなったのか正直分かりませんので感想書いていただけると嬉しいです。


10日目:反乱と思惑 壱

「元帥、反乱です!」

 

元帥の部屋に大将が飛び込んできた。

 

「分かっている。今すぐ第一指令室に向かう」

 

第一指令室ではモニターに戦況が映し出されていた。

 

「かなり劣勢のようだな…」

 

元帥のつぶやきに

 

「沿岸警備隊の艦娘は現在六割が沈められました!横須賀鎮守府に増援要請をしていますが応答ありません!」

 

と管制官が答えた。

 

「となると敵は横須賀鎮守府を潰すほどの相手なのか、それとも…」

 

「横須賀鎮守府が反乱を仕掛けてきたか?かな。大将、君は港の方の司令部に向かいたまえ。現地で指揮を執った方がいいだろう。あと直属の部隊を使った方がいいかもしれんな」

 

「了解しました、今すぐ向かいます!」

 

大将は走って指令室を出ていった。

 

「よし、少し替われ」

 

元帥が一人の管制官に席を明け渡させた。

 

元帥は滑らかな操作でキーを打った。

 

画面にはこう書いてある。

 

「沿岸防衛機能を起動させますか?」

 

あとは暗証番号を入力すれば敵の艦娘など一瞬で沈められる。

 

元帥はニヤッと笑った。

 

さて、お手並み拝見させてもらおうか。

 

 

 

大将は五分ほどして建物の外に出た。

 

少し走ったとき急に嫌な予感がした。

 

直感で横に転がる。

 

直後、横から爆発音が聞こえて上を見ると彗星が飛んでいた。

 

幸い彗星は一機しか飛んでいなかったので追撃は来なかった。

 

安心した次の瞬間、少し離れたところでまた爆発音がした。

 

まさか大本営を空爆してくるとはな。

 

心の中で溜息をつき大将は全速力で港に向かった。

 

 

 

空爆が起こり始めた頃、地下シェルターにいた提督たちも行動を起こし始めた。

 

地下は危険と判断し、一路港を目指し、横須賀から海路で脱出することを決めた。

 

急いで建物から出ると彗星の編隊が頭上を通り過ぎた。

 

危険だな、と判断した提督は震電を直衛として飛ばし彩雲で偵察を行わせた。

 

十分後、彩雲が持ち帰った情報は

 

一、敵の空爆により大本営の建物は半分ほど燃えているが港は無事。

 

二、敵の艦隊は戦艦七、空母十、重巡八、軽巡十、駆逐艦十五あと確認できなかったが潜水艦が複数いる模様。

 

三、敵空母の内一体は艦娘型録に載っていない艦だった。

 

「敵が極秘艦を連れているなんて思ってなかったな…。これは艦載機も普通のものは使ってこないかもしれないな…」

 

「どうする、提督さん?」

 

「どちらにせよ港に向かうことは変えない。…よし、瑞鶴、赤城、震電はすべて発艦させたな?」

 

「うん。しばらくは補給する必要もないよ」

 

「じゃあ爆戦もいつでも発艦できるようにしておいてくれ。考えたくないが震電がやられたときに使うから」

 

二人は爆戦の発艦準備を完了させた。

 

「よし、一気に突っ込むぞ!遅れるな!」

 

提督たちは一斉に飛び出し港へと走って行った。

 

艦娘は陸上では人間と同程度の運動能力しかない。だからこそ瑞鶴はともかく一時間前に見てる方が気持ち悪いくらいに朝食を食べていた赤城が二人に遅れずついてきているのは驚きだった。

 

「赤城、お前腹痛くなったりしてないか?」

 

「?何故ですか?全然痛く当たりませんよ?」

 

(こいつ消化早すぎじゃないか!?)

 

提督は内心呆れていた。

 

その時瑞鶴の飛行甲板に影がよぎった。




赤城の消化スピードはどれだけ早いのか?

いつか判明するといいですね
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