「主力を呼んできてくれ」
瑞鶴と榛名が会議室に入るやいなや提督が言った。
「なんで呼ぶの、提督さん?」
「横須賀第二鎮守府に行くからだ。あそこを壊滅させた敵がまだ近くにいるかもしれないしな」
「あそこに、行くの?」
瑞鶴は提督の身を案じていた。親交のあった提督の死で傷ついてしまうのではないかと。
「ああ、もしかしたらまだ生きている艦娘もいるかもしれない。とにかく一度様子を見に行かないと」
「…うん、分かった。連絡してくる」
瑞鶴が通信室を探しに出ていった。
「榛名、君たちにも来てもらえないだろうか。ああ、これは命令じゃないから従わなくてもいい」
「大佐」
「何だ?」
「大佐が第二鎮守府に行き、少将の死を知っても冷静でいられるというなら同行しても構いません」
*少将は横須賀第二鎮守府の提督の同期の人
「俺があいつの後を追うとでも思っているのか?」
「ええ、可能性はあると思っています。大本営の艦娘は自分の提督の死を見ています。あなたの死で嫌な思い出が蘇るかもしれませんから」
「それもそうだな。では私は呉に帰って来るまで冷静でいることを約束する。これでいいか?」
「ええ、結構です」
瑞鶴が部屋に戻ってきた。
「提督さん!」
「お、瑞鶴早いな。どうだった?」
「うん、みんな急いで出航するって。今夜2300ぐらいに到着予定だって」
「そうか、ありがとう。瑞鶴、明日の朝1000に呉から横須賀に向かう。赤城にも伝えてゆっくり休め。あいつらの出迎えは俺が行っておくから」
「ええ~。迎えは私も行く!今から休めば大丈夫!」
「まあそこまでいうならいいが…」
「ホント!?やった」
「?」
瑞鶴は誰の目からみても嬉しそうなゆるんだ表情で部屋を出ていった。
「なんであんなに機嫌がよくなったんだ?」
「さあ、なんででしょうね。じゃあ私もみんなに明日のことを伝えに行きますので」
「ああ、明日は頼む」
榛名も出ていき会議室には提督一人が残された。
提督は立ち上がって備え付けの電話を取った。
しばらくして相手が電話を取った。
「あ、大将ですか?いま戦況はどうなっていますか?」
「ん?ああ、大佐か。悪いが今忙しいんだ。あとにしてくれ」
電話が切られた。
何かがおかしい。提督はそう感じていた。
部屋で仮眠をとり気が付いたらもう2230.そろそろ出迎えに向かった方がいい時間だろう。
ドアを開けると瑞鶴が立っていた。
「瑞鶴…。いつから待ってたんだ?」
「えっと30分前くらい?」
これはもうちょっと前から居たんだろうな。
「じゃあ迎えに行くか」
「うん」
来客用の建物から出ると所々に電灯があるだけでかなり暗かった。というか視界はもはや五メートルも効いていなかった。
歩き出そうとすると提督の腕になにか当たった感触がした。
提督が隣を見ると瑞鶴が左腕にくっついていた。
「瑞鶴…何してるんだ?」
「えっ?暗いの苦手だからくっついてるだけだよ?」
誰が聞いても嘘と分かるような口調で瑞鶴が言い訳(?)をした。
振り払うと何か言われそうだったので提督は放置して歩き出した。
「…艦娘はこんな暗い中でも戦っているんだな。本当に凄いよ」
提督が口を開いた。
「私もそう思う。空母は夜戦は無理だから回避さえなんとかすればいいけど、ほかの娘は攻撃も当てなきゃ行けない。電探って本当に凄いと思う」
「確かに。目視で敵と戦うなんて夜は無理だ」
しばらく歩くと港湾管理施設に着いた。
管制室のレーダーで確認するとどうやらあと10分ほどで到着するようだ。
「じゃあ五分したら外で待つか」
「うん、そうだね。…あの、提督さん」
「ん?どうした瑞鶴?」
「あのっ、ここから鎮守府に帰ったらご飯食べにいかない?」
「…唐突だな。急にどうした」
「えっと前にも誘おうとはしたんだけど色々あってなかなか言えなかったんだけど、今なら邪魔も入らなさそうだし…。それで、ダメ?」
「いや、ダメじゃないが…。鳳翔の店か?」
「うん。この前夕張から鳳翔さんのところの無料食事券を二枚もらってて…。トラックに配属になったらしばらくゴタゴタしそうだから帰った日に行こ?」
「無料券があるならぜひ行こう。…それにしても夕張はどこで無料券を手に入れたんだ?配布なんてしてないだろ」
「さあ、到着したら聞いてみよっか」
「そうしてくれ…」
しばらく海を眺めていると遠くから音が聞こえてきた。
今回呼んだ艦娘は
金剛、比叡、榛名、霧島、飛鷹、隼鷹、青葉、衣笠、北上、大井、神通、夕張、弥生、文月、時雨、夕立、雪風、島風の18名。
全員を出迎えた後概要を説明し休ませた。
構想はできているのに書く時間がないという状況…。
さて、皆さんにお願いしたいのですが鳳翔さんの店のコース料理を考えていただけないでしょうか。
筆者、食に関心が薄くてあんまり分かりません。
もし、考えてやろうという方がいましたら活動報告に返信する形で教えていただけると幸いです。