秘書艦 瑞鶴の日常   作:一枝光真

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遅くなってスイマセン。このあともなかなか投稿できなさそうです。


第3章:瑞鶴と龍鳳のトラックでの日常
1日目:着任と歓迎


トラック第一泊地に到着した提督たちは荷を解き一日休んだあと提督の第六管区司令長官(簡単に言えばトラック方面の親分)の就任式に向かった。

 

第六管区つまりトラック泊地は第一から第三十までありすべての泊地の提督との挨拶には二時間を要した。提督の疲労困憊ぶりがすごかったので就任式はすぐに終わった。

 

少し休憩して提督はトラック第一泊地への着任を祝いにきた元帥に会いに行った。

 

「こんな遠いところまでよく来てくださいました」

 

「いやいや、君には大分助けられたしな。当然だよ」

 

「あれ?元帥、その後ろにいる娘は…」

 

「ああ、信濃だぞ?」

 

「釈放されたんですか。そういえば雷はどうなったんですか?」

 

「…彼女は心身喪失で解体されたよ。あそこまで育った艦を解体するのは惜しかったがもう自分の意思では動いてくれなさそうだったしな」

 

「そうですか…。それで元帥、もしかして信濃を贈ってくれるんですか?」

 

「そんなわけあるか。お~いこっちだ!」

 

元帥が呼ぶと一人の艦娘が近づいてきた。服装を見る限り空母だろうか。淡い緑の服だが蒼龍ではないだろう。それにしてもなぜネクタイつけてるんだ?

 

こんな子艦娘型録に載ってなかったような…とか提督は考えていた。

 

「大佐、この子は最近来るようになったから艦娘型録には載っていないぞ」

 

元帥が心の中での質問に答えてくれた。

 

「ほら、龍鳳。この人がお前をこれから世話してくれる人だ。挨拶しなさい」

 

「あ、はい。潜水母艦改装空母の龍鳳です。よろしくお願いします」

 

「方向音痴だが戦闘で役立つことは保障しよう」

 

*方向音痴なのは独自設定です。筆者の艦隊になかなか来てくれなかったのはきっと迷っていたせいです。

 

「はあ、ありがとうございます」

 

「元帥!私別に方向音痴じゃありません!みんなが勝手に私から離れていくんです!」

 

それを迷子というんだろと提督は心の中で思った。

 

「はいはい。じゃあな、大佐。偶には顔を見せに来いよ」

 

「分かりました。じゃあ行こうか龍鳳」

 

「はい、龍鳳しっかりついていきます!」

 

龍鳳はそういうなりいきなり提督の腕に抱き付いてきた。

 

ああ、みんなの視線が怖い。

 

「りゅ、龍鳳。そういうのはやめてくれないかな…」

 

「で、でも着任初日で迷ったりしたくないですし…。龍鳳にくっつかれるのは嫌ですか…?」

 

「…もういいよ、そのままで。ただもうちょっとゆるめてくれないか。結構きつい」

 

「はい、分かりました!」

 

提督はしばらく歩くと瑞鶴が歩いてくるのが目に入った。

 

その顔を見た瞬間提督は一歩後ろに後ずさった。

 

「提督?」

 

龍鳳がそんな提督を不思議そうに見つめ視線を前に移すと

 

「きゃ!?」

 

そこには満面の笑みを張り付けた瑞鶴がいた。

 

そして後ろにはまるで般若を従えているかのような黒いオーラが漂っていた。

 

「ず、瑞鶴さん?」

 

提督がやや上ずった声で瑞鶴に問いかける。

 

「提督さん、何をやっているのかな」

 

「え、いやこれは龍鳳が勝手に…」

 

「第一次攻撃隊、発艦始め!」

 

次の瞬間、提督の意識は暗転した。




遅くなって本当に申し訳ないです。

さて、龍鳳が登場しました。

しばらくは龍鳳を好き勝手に動かそうと思います。

龍鳳ってこんな娘だったっけって思うかもしれませんがそこのところはご容赦ください
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