「お願い!どうしてもデータを取りたいの!」
「う、うん分かったから頭上げて…?」
鳳翔の店が開店してから3日後。瑞鶴は夕張に開発を依頼されていた。
「それにしてもどうして震電が開発できたんだろう?」
「なんでなんだろう?ただ直感で資材を投入しただけなんだけど…」
「え!?直感で震電を開発!?すごいね、瑞鶴ちゃん」
「そ、それほどでもないよ。じゃあいつ開発しようか?」
「工廠長さんに聞いてきたけど明日なら朝から使っていいって」
「分かった。じゃあ提督さんに資材使っていいか聞かないと」
瑞鶴は立ち上がって鎮守府内にかなりの数がある内線を手に取った。
何回かのコールの後、どうやら電話に気づいてもらえたようだ。
「あ、もしもし提督さん?」
「ああ、瑞鶴か。どうしたんだ?」
「あのね夕張から頼まれて開発をしたいんだけど…」
「…分かった。各資源30000までなら使っていいぞ」
「ありがと、それじゃ」
電話を切ると夕張のところまで戻った。
「各資源30000までなら使っていいって」
「え!?30000!?瑞鶴ちゃんどういう交渉したの!?」
「?普通に頼んだだけだよ?」
「…提督いったいどれだけ資源備蓄しているんですか?」
「各資源300000だけど?」
「そ、そんなに溜まってるんですか~⁉提督すごすぎる…」
「じゃあ、また明日工廠でね」
「あっ、はいまた明日」
~執務室~
「提督さん、各資源300000備蓄しているっておかしいの?夕張がとても驚いていたんだけど」
「どうしたんだ、そんな藪から棒に。まあ300000となると珍しいな。普通の鎮守府は大体各25000らしいし」
「…うちってすごかったんだね」
「?ああ、よく備蓄しているから表彰うけたこともあるぞ」
「すごっ、聞いたこともなかった」
「別にいうほどのことでもないからな」
「じゃあ30000って特に痛くないの?」
「いや30000ってのは軽巡や駆逐艦の子たちの遠征の負担を考えてギリギリ補填できるレベルだから痛いことは痛い」
「じゃあどうして許してくれたの?今からなら夕張も止められるよ?」
「資源は痛いがそれでもより良い装備ができれば有利な戦いができることは間違いない。この実験でどうすればより良い装備ができるか分かるなら資源は無駄にはならない。」
「提督さん…うん、明日良い結果が出せるように今日は瑞鶴早く寝るね!おやすみ!」
「ああ、おやすみ」
(そういえば瑞鶴は震電の開発を成功させたんだよな。夕張が興味を持つのも当たり前か…)
~翌朝~
「おはよ~ってどうしたの⁉」
「ああ、瑞鶴ちゃんおはよう。今日が楽しみすぎて昨日はあまり眠れなくてzzz」
「ちょっ、夕張ちゃん寝てる、寝てる!」
~5分後:食堂~
「は~目が覚めていきます~」
「そ、そう?ならよかった」
「なんでそんなに汗ダラダラさせてるんですか?」
夕張が今飲んでいる味噌汁は間宮が「眠い人におススメ」というものだが瑞鶴は間宮がその味噌汁に唐辛子と思われるものを大さじ4杯ほど入れているのを目撃してしまい心底震えている。なぜ味噌汁が普通の色をしているのか、なぜ夕張が普通に飲めるのか興味は尽きない。
「じゃあ目も覚めたし工廠に行こっか」
「う、うんそうだね…」
(なんであんなに瑞鶴ちゃん震えてるんだろう?)
ほどなくして工廠に着いた。
夕張と瑞鶴の姿を認めると工廠長が近づいてきた。
「おお、よく来たな。って瑞鶴どうしてそんなに震えてるんじゃ!?」
「うん、間宮さんって思っていたよりもずっと怖いんだなあと思って」
「?なんで?」
「だって朝夕張ちゃんが飲んでいた味噌汁に唐辛子4杯も入れてたんだよ…!怖くもなるよ…」
「えっ、あれ唐辛子入ってたの!?通りで体がポカポカするなあと思ったんだ」
「…夕張ちゃん平気なの!?」
「うん、別に私辛いのダメじゃないし」
瑞鶴は倒れてしばらく起きなかった
思ったより長くなりそうだったので2回に分けます
震電開発落ちしてほしいです…