秘書艦 瑞鶴の日常   作:一枝光真

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今回も文字数が少なくなりそうで…すいません


2日目:赤城について

赤城が建造されて間もなかったころ、大本営は資源が欠乏していた。そのため赤城も十分に食べることができなかった。資源欠乏を知らない艦娘からは「今度の赤城は小食らしい」という噂が飛び交った。

 

鎮守府への派遣が決まったとき中将はこう言った。

 

「よかったな、赤城。これから行く鎮守府には資源が山ほどあるらしいぞ。これからは好きなだけ食べることができるぞ」

 

これまで食欲を無理やり抑えていた赤城はその言葉を聞いた途端喜びで一杯になり倒れた。

 

この時よだれを垂らしていたのを中将は見逃さなかった。

 

 

 

「瑞鶴、お前もよく食べるけどなんで赤城はそれ以上によく食べるんだ?ぶっちゃけあいつの食う量は並の資源しか備蓄していない鎮守府だったら破綻させてしまうぞ」

 

「ほんとなんでだろうね?いくら正規空母といっても食べ過ぎな気がする…」

 

甲板上では提督と瑞鶴がそんな話をしていた。

 

「な、何の話してるんだろう…?」

 

「う~んここからじゃちょっとよく聞こえないわね。もうちょっと近づいてみないと…」

 

「で、でももう隠れるところがないよ…」

 

「私たちは同じ船に乗っているんだから別に甲板に居てもおかしくないでしょ。堂々としてれば特に気にしないわよ」

 

そういうなり曙は提督たちに向かって歩いて行った。潮はその背中に隠れながらついていく。

 

「ん?ああ、護衛の艦娘の方ですか?」

 

(反応はやっ)

 

「え、ええそうよ。そちらの…瑞鶴さんは秘書艦ですか?」

 

「ああ、そうだよ。上の人に挨拶するんだし連れて行ってもいいかなと思って」

 

「へ~、秘書艦連れてきた人は初めて見ました」

 

「え!?ほかの人は連れてこないの!?」

 

「ええ、皆さん秘書艦に人間の暗い部分を見せたくないとか言ってましたよ」

 

「上層部ってそんなに腐敗してたっけ…?」

 

何やら提督がブツブツつぶやき始めた。

 

「あ、そういえばあそこにいる赤城さんはあなたの鎮守府の…?」

 

「ああ、そうだよ。昔お世話になった人に会わせてやろうかと思ってね」

 

「なんか、昔とは変わりましたね、赤城さん。昔は結構小食だったのに」

 

「その話詳しく聞かせてくれないか‼」

 

提督が曙の肩をつかんで揺らし始めた。

 

「ちょっ、提督さん落ち着いて…」

 

「これが落ち着かずにいられるか!赤城が小食だったなんて考えられんことだぞ!」

 

(そんなに!?)

 

「と、とりあえず肩離してあげなよ」

 

「ああっすまない。つい驚いてしまって…」

 

「い、いえ気にしていません」

 

「じゃあ少し話してくれないだろうか?」

 

「はい」

 

潮がところどころ補完しながら曙は語りだした。

 

「私たちはあの赤城さんが建造された頃に大本営直属の駆逐隊に配属になりました。大本営から各鎮守府に送る赤城はある程度の練度には鍛えなければいけません。そこであなたの鎮守府にいる赤城さんは私たちの駆逐隊と共に錬成することになりました」

 

「…どうりで派遣されてきてすぐのうちはあんなに自信に満ち溢れていたのか。確かに右も左も分からない艦娘を送られても困るしな」

 

「その通りです。赤城さんとは寝る場所は違ったけど昼間はほとんど一緒でした。当然ご飯も一緒に食べます。その頃同じ駆逐隊にいた先輩がこう思ったそうです。『なんでこの赤城は私たち駆逐艦と同じ量しか食べないんだ?以前鍛えた赤城は資材がなくなるんじゃないかと思うぐらい食べていたのに』って」

 

「それでどうなったんだ?」

 

「それはですね…」

 

ジリリリリ

 

曙が続けようとしたその時、警報が鳴り響いた。




つ、次からは文字数増やします!

あと、3話じゃ収まらないです。もしかしたら6~10話くらいになるかもしれません。
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