ちょっと前に書いたものです。上げるのをすっかり忘れてました。
この前別れたばっかりだろ! というツッコミはなしでお願いします。
次から新章です。
ルークのレベル
ミオ「そういえばルークって、勇者の呪文をいくつか覚えてるけど、それってレベルが上がったから覚えたんだよね。私がルークと会ったのは確か……」
ルーク「7年前だよ。よく覚えてないけど、たぶんその時にはアストロンとかの呪文を覚えてたと思うよ」
ユウリ「アストロンはレベル12前後、ラリホーならレベル17前後で覚えるはずだ」
ミオ「え!? じゃあルークって、勇者としてのレベルは17以上だったってこと!?」
ルーク「おかしいな……。その時はまだ子供で、フェリオの武術も習ってなかったから、魔物とも戦ったことはないはずだよ」
シーラ「なんかそのとき変わったことなかった? ていうか、10歳くらいでそんなにレベル高いなんて、ユウリちゃん以外にいる?」
何かを思い出したルーク「あ……!! もしかして……」
ミオ「何か思い出した?」
ルーク「確か僕が赤ちゃんのとき、戦いから戻った父さんが僕のために、誕生日プレゼントをくれたんだ」
ミオ「え!? サイモンさんがルークに誕生日プレゼント!?」
ルーク「うん。一回だけだったけど。なんかピンク色のド派手な柄の靴だったかな。僕が小さいときは、よくその大きな靴を履いて遊んでたらしいよ」
ユウリ「ピンク色の靴……?」
ミオ「へえ〜。でも赤ちゃんだから何でも遊び道具にしちゃうよね」
ルーク「ぶかぶかだったから余計面白がってたみたいだよ。いつの日か履かなくなっちゃったけど」
ユウリ「おい待て。その靴ってまさか、『幸せの靴』じゃないよな?」
ユウリ以外の四人『幸せの靴?』
ユウリ「その靴を履いて歩くだけで戦闘の経験値が上がるレアな装備品だ。確かはぐれメタルがたまに落とすらしいが……」
ミオ「え、じゃあサイモンさんがはぐれメタルを倒してる時に、偶然幸せの靴を手に入れたってこと?」
シーラ「そしてその幸せの靴を息子であるるーたんに誕プレとしてあげたってこと?」
ルーク「そ、そんなまさか……」
ナギ「そんなチートみたいなアイテムがこの世にあるのかよ!? やべえじゃねえか!!」
ユウリ「だからさっき言っただろ、レアだって。おそらくサイモンは、相当の数のはぐれメタルを倒してきたんだろう。そうでもしなけりゃドロップできないからな」
シーラ「もしくは相当運が良かったのかもしれないよ〜? あたしみたいに♪」
ミオ「確かはぐれメタルって、あのメタルスライムよりも防御力が高くて逃げ足が速いやつなんでしょ? それを倒しまくってたなんて、さすがサイモンさんだね!」
ルーク「うーん……。父さんの活躍はほとんど知らないけど、もしそうだとしたらすごいね」
シーラ「そんじゃあるーたん、今もその靴って家にあるの?」
ルーク「どうだろう……。僕はただの靴だと思ってたから、履かなくなってからはどこにしまったかわからないな」
ナギ「シーラ、お前ルークに幸せの靴借りる気だな? そーなんだな?」
シーラ「そっ、そんなことないよ! ていうかナギちんだって実はそう思ってたんじゃないの!?」
ナギ「(思い切り狼狽えながら)おっ、オレは自力でレベル上げるからいいんだよ!!」
ユウリ「まさか図星か? バカザル」
ルーク「もう10年以上も昔のだし、さすがにボロボロになって履けなくなってると思うよ……?」
おわり