俺様勇者と武闘家日記   作:星海月

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脱・田舎者作戦

 

「つ、疲れた……」

 

 疲労困憊のなか、やっと絞りだした第一声がこれだった。

 

 エジンベアで開かれる美少女コンテストに出場するために、アッサラームでユウリと別れ、アルヴィスとビビアンに協力してもらうことになったのだが、その内容が想像を絶する厳しさだったからだ。

 

 開始早々、私は二人に美しい女性の振る舞いや所作などを教わることになったのだが、それはもう今までの和気あいあいとした雰囲気ではなく、ほんの少しでもミスをしたらビビアンの檄が飛ぶ、もしくはアルヴィスの鋭い殺気が突き刺さるといった、殺伐とした空気だった。

 

 初日は二人にさんざんダメ出しされて食事もとらず、一日が終わってしまった。その日の夜から私はアルヴィスの店舗兼自宅で寝泊まりすることになり、翌日も早朝から二人に叩き起こされ、同じことを繰り返し行った。

 

 その時の状況を思い起こそうとしても、頭が無意識に拒絶しているのか、まったく思い出せない。ようやく二人がOKサインを出してくれた八日目には、彼女たちの視線に気づくだけで体が勝手に反応するぐらいまでになっていた。

 九日目からはビビアン直伝の踊りの練習。もしコンテストで特技などを披露しなければならないとき、武術なんていう全く女性らしくないことを見せるわけには行かないと考えたからだ。

 

 とりあえず付け焼き刃でもいいから、基本的な動きを身に付けようと、四日かけて習得した。劇場にも足を運び、他の踊り子の踊りを見て研究したりもした。その結果、なんとかビビアンにOKがもらえるくらいまでは上達した。だけど、あくまでもその場しのぎの策なので、誤魔化しきれるか不安ではある。

 

 その間、アルヴィスに教えられた美容に関する知識やケアを毎日続け、さらにはアルヴィス御用達のお店で買った薬などを服用した結果、一週間後には効果が現れ始めた。毎日魔物と戦い、野宿続きで肌も髪もボロボロだった私の体は、見違えるように綺麗になっていった。

 

 そして迎えたコンテスト前日。当日の衣装や小物などの調達も兼ねて、三人で息抜きがてら買い物をしようということになったのだが。

 

 最初は皆で買い物ということで、新鮮さもありとても楽しかったのだが、次々と商品をチェックする二人のペースにだんだんついていけず、しまいには私だけ店の外で待機、という形になってしまった。

 

 冒頭の台詞も、アッサラーム中の店を歩き回って疲れ果て、つい独り言を漏らしたのである。

 

 ビビアンとアルヴィスが入っていったお店の外壁に背中を預け、傾きかけた空を見上げる。ふうと息を吐くと、怒涛のニ週間が思い起こされた。大変ではあったが、ビビアンもアルヴィスも、自分の仕事や私生活を削ってまで私のために尽くしてくれたのだ。二人には感謝してもしきれない。

 

 いよいよコンテストは明日だ。あれからユウリには会っていないが、今頃どうしてるのだろうか。

 

「……」

 

 彼の顔を思い浮かべた途端、なぜだか急に鼻の奥がツンとしてきた。

 

 ユウリに言われるがままここまでやってきたけど、本当に優勝なんて出来るのかな。もし出来なかったら、なんて言われるんだろう。

 

 そんな不安が頭の中でどんどん渦巻いていくうちに、今まで頑張ってきた自信の積み重ねが崩れ落ちるような気がしてしまう。

 

 ああ、ダメだ。コンテスト前日にこんな調子じゃ、優勝なんて出来っこないよ。

 

「お待たせー! ……って、ミオ!? どうしたの!?」

 

 手に一杯の荷物を持って店から出てきたビビアンと目が合うなり、私の目から涙がぽろぽろと零れ落ちる。

 

「あんたたち、何騒いで……やだ、ビビったら、何ミオ泣かしてんの!?」

 

「ちっ、違うわよ!! ねえ、大丈夫!? 何かあったの!?」

 

「ごめん……。ちょっと明日のこと考えてたら、不安になっちゃって……」

 

 二人に要らぬ心配をかけるわけには行かない。私はあわてて袖口で涙をぬぐった。

 

「でも大丈夫! 二人のお陰で大分自信もついたから、明日は頑張るよ」

 

 そう言って必死に笑顔を作ってみせるが、私には二人を誤魔化し通すほどの器用さは持ち合わせていなかった。

 

「何言ってんの。全然大丈夫そうには見えないわよ」

 

 心配そうに顔を覗き込むなり、ビビアンは持っていたハンカチで私の涙を拭いた。

 

「まあ無理もないわよねえ。ただ出場するだけじゃなくて、優勝しなくちゃいけないんだもの。相当プレッシャーよね」

 

 アルヴィスもため息をつきながら私の肩に手を置く。

 

「第一、急にコンテストに優勝しろって言うのも無茶苦茶よね。あの勇者、人の気持ちが分からないのかしら」

 

「まあまあ、ビビ。あの子もあの子なりに考えてるんだと思うわよ。だからアタシたちにミオを預けたんじゃない?」

 

「けど、他にも方法があるんじゃない? 例えば、勇者本人が女装して出場するとかさあ」

 

 ビビアンの発言に、思わず女装姿のユウリが思い浮かぶ。もともと整った顔立ちの彼なら、ひょっとしたら優勝することも出来るかもしれない。

 

「……ふふっ」

 

 つい思い出し笑いをしてしまい、二人の視線が私に集まる。

 

「ホントだね。ユウリなら、意外といい線行くかも」

 

「意外とあの子、女装の才能があるかもしれないワ」

 

 ユウリに女装の才能って……。やばい、想像しただけで笑いが止まらなくなってきた。

 

「やだもうミオったら、笑いすぎでしょ」

 

「だって普段のユウリとギャップがすごくて……。どうしよう、ビビアン。女装姿のユウリが頭から離れないんだけど」

 

「いいんじゃない? どうせ本人はここにいないんだし、それに少しでも笑っていた方が気が楽でしょ?」

 

 そう彼女に言われて、はたと気づく。そうだ、さっきまで不安で泣いていたはずなのに、いつのまにか笑ってる自分がいる。

 

「……そうだね、この際ユウリを利用させてもらおうかな」

 

「そうそう、女はそのくらい図太く行かないと、やっていけないわよ」

 

 あっけらかんと言い放つビビアンに、思わず苦笑する。

 

「アナタたち、笑うのはいいけど、いい加減この場所から離れない? お店の人に迷惑よ」

 

 アルヴィスの言うとおり、店の前で笑いあってる私たちは端から見たら何事だと思うことだろう。私とビビアンは道行く人々の視線を逸らしながらアルヴィスの店へと戻ったのだった。

 

 

 

「おはよう、ミオ!! アルヴィス!!」

 

 まだ日も明けきらぬ早朝、アルヴィスの店に元気よくやってきたビビアンは、未だ夢の世界にいた私を現実へと引き戻した。

 

「う……おはよう、ビビアン。今日はいつにもまして早いね」

 

「何言ってるの! 今日が本番でしょ! 早く支度しないと迎えが来ちゃうじゃない!!」

 

 迎えというのは言うまでもなく、ユウリのことだ。

 

 お店の合鍵を持っていたビビアンは、お店側から入り、そのまま仕事部屋の隣の部屋で寝ていた私を起こしに来てくれたようだ。

 

 ちなみに私が寝泊まりしている部屋は、以前同居していたシーラが使っていたという。いつ戻ってきてもいいように、シーラが出ていったときのままにしてあるそうだ。

 

「ほら、早く顔洗って!! 朝のルーティンが大事なのよ!」

 

 寝ぼけ眼で、ぼんやりした頭を振り起こし、なんとか起床する私。ビビアンに急かされ、急いで顔を洗う。

 

 すると、すでに起きていたアルヴィスが、ピンクのフリル付きのエプロンを身に付けながら、顔を覗かせてきた。

 

「あら、ビビったら、今日はいつにもまして早いわネ。ちょうど朝ごはんが出来たから、皆で食べましょ」

 

「やったー!!」

 

「ありがとう、アルヴィス」

 

 私たちはアルヴィスの後について行き、ダイニングへと向かう。テーブルに並べられた料理からは温かい湯気が立ち上り、芳しい香りが部屋中に広がる。

 

「今朝はトマトリゾットを作ってみたの。熱いから、冷ましながらゆっくり食べてね」

 

「うわぁ、美味しそう!!」

 

 この二週間、私はアルヴィスが毎日作ってくれる料理の虜になっていた。アルヴィスの料理はただおいしいだけでなく、美容や疲れた体にもいいのだそうだ。なので私も自分で作りたいと思い、ついでにここにいる間にアルヴィスに頼み込んで、レシピを教わっていたのだ。

 

 そして朝食を食べ終えたあと、アルヴィスの店に戻った私たちは、いよいよコンテストに向けて準備をすることになった。

 

「あ、そうそう! ミオに渡したいものがあったのよ」

 

「え、何?」

 

 そう言うとビビアンは、持っていた袋に手を突っ込んだ。そういえば彼女が今朝ここに来たときに、大きな袋を持っていた。服は私が持ってるし、メイク道具はアルヴィスの店のものを使うから、持ってくるものはあまりないはずなので疑問に思ってはいたのだが。

 

「あら、綺麗ねえ!!」

 

 ビビアンが袋から出したのは、アルヴィスの言うとおり、美しいデザインが施された色んな種類のアクセサリーだった。指輪やイヤリング、ネックレスに髪飾りなど、身に付けきれないほどの数ではあったが、どれも目移りしてしまいそうなほど目を引くデザインだった。

 

 そういえば、ユウリとアクセサリーを見に行ったときも、こういうデザインのお店に入ったっけ。

 

「すごい可愛い!! どうしたの、これ?」

 

 私が尋ねると、ビビアンは私の方を見てニヤニヤしながら、

 

「それね、ミオの弟のルカくんから借りてきたのよ」

 

「ルカが!? どうして私がいること知ってるの!?」

 

 私の弟のルカは商人の修行のため、この町にある父の知り合いのお店、ドリスさんのところに居候させてもらっている。一時私たちと一緒に行動を共にしたこともあったが、今はまたドリスさんのところに戻って修行を続けている。

 

 けれどなぜ私がビビアンたちと共にいることを知っているのだろう。この二週間ほとんど二人といたため、ルカには一度も会ってないはずだ。なので私がここにいることは知らないはずなんだけど……。

 

「昨日二人と別れた後に、ルカ君の方から声をかけられたの。きっと私たちが買い物してるときに見かけたんじゃない? 私がミオの今の状況について話したら、コンテストの時に使ってくださいって言って、貸してくれたのよ」

 

「ルカ……」

 

 あのやんちゃだったルカが私のためにアクセサリーを選んでくれるなんて考えもせず、嬉しさのあまり私は胸がいっぱいになる。

 

「随分お姉ちゃん思いなのね、ルカ君って。将来が楽しみだワ★」

 

「そ、そうだね」

 

 アルヴィスもうっとりとした目でルカを褒める。他人に身内のことを褒められて悪い気はしないはずなのだが、どういうわけか冷や汗が止まらない。

 

「とりあえず今日着る衣装にあったアクセサリーを選びましょう。見立ては私がやるわ」

 

 ビビアンが率先してルカが持ってきたアクセサリーを手に取り、私とそれを交互に見比べる。その横ではアルヴィスがメイクやヘアセットの準備を始めた。その間私はというと、ただされるがままぼーっと座っているだけだった。

 

 それから約二時間後。私の姿は二人によって激変していった。

 

 ビビアン御用達の仕立て屋さんで購入した特注のドレスは、実はビビアンに会ったその日に一度寄っており、採寸後注文していた。それが昨日完成し、予定通りに仕上げてくれた店主は自信たっぷりに私に引き渡してくれたのだ。

 

 店主が自信を持って私に渡したのもうなずける。淡いレモンイエローのカジュアルなドレスは派手過ぎず地味すぎず、要所要所に刺繍やフリルが施され、多少動いても崩れない程度のドレープが使われている。別のお店で買ったパンプスも、履き慣れない私に合わせてヒールの低いものを選んだ。

 

 髪はハーフアップとか言う髪型にしてもらい、アルヴィスに何度も毛先を整えてもらった。さらにドレスに合うように明るい色を基調とした髪飾りやイヤリングをつけ、メイクも濃すぎないよう、あくまで年相応にみられるようにナチュラルな感じに仕上げてもらった。

 

「……よし、オッケーよ♪」

 

「ちょっと!! これなら確実に優勝狙えるんじゃない!?」

 

 ビビアンの言葉を真に受けるほど自分に自信があるわけではないが、確かに今の私は、普段とは全くの別人になっていた。外見に気を遣うことでこんなにも差が出るなんて、今まで思いもしなかった。

 

「アルヴィス。メイクすごく上手だね」

 

「何言ってんの。素材がいいからよ。もう誰も、アナタを『田舎者』だなんて呼ばないわ」

 

 そう言って、ウインクを見せるアルヴィス。身近な人にそう言ってもらえると、なんだか照れ臭くなる。

 

「ふっふっふ。これであの勇者がミオの姿を見て、どういう反応するかよね」

 

 まるで悪だくみでもするんじゃないかという顔で、ビビアンが含み笑いを漏らす。

 

 すると、まるでタイミングでも見計らったかのように、アルヴィスの店の扉をノックする音が聞こえた。

 

「ミオはそこのカーテンの陰に隠れてて。今アタシが出るワ」

 

 言われるがまま、私は店の脇にあるカーテンに隠れた。私も内心、ユウリが今の私の姿を見てどういう反応をするのか気になっていたからだ。

 

 扉を開けると、そこには相変わらずの仏頂面の勇者の姿があった。ニ週間ぶりに目にするいつもと変わらない彼を見て、どことなくほっとしている自分がいる。

 

「おはよう、ユウリくん♪ 待ってたわよ」

 

「あいつを迎えに来た。どこにいる?」

 

 アルヴィスが返事をする前に、ビビアンがユウリの前にずいと立って出た。

 

「ミオはあのカーテンの裏にいるわ。それより、ニ週間前に言ったこと、覚えてる?」

 

「? お前が年の割にずいぶん大人げないということは覚えてるが」

 

「あんた私が何歳か知らないでしょうが!! いい? 私はあなたにギャフンと言わせてやるって言ったのよ!!」

 

「そもそもギャフンなんて言う人間がこの世にいるのか?」

 

「あーもー!! つべこべ言わずにいいから早くこっち来て!!」

 

 ビビアンに強引に手を引かれ、ユウリは渋面のままカーテンの方へ連れられて行く。カーテンの隙間から覗いていた私は、二人が近づいてくると同時にさっとカーテンを閉めた。

 

「いい? 開けるわよ?」

 

「う、うん」

 

 ビビアンの小声の問いかけに、私は心臓が口から飛び出そうになるくらい緊張しながらも、小さく頷いた。

 

「それじゃ、カーテンオープン!!」

 

 シャッと勢いよくカーテンが開かれ、目の前にいるのは、わずかに目を見開いて立っているユウリ。

 

「……」

 

 え、無反応!?

 

 しばしの間沈黙のみが続く。誰も何も言わないこの気まずい空気に耐えられず、私が口を開こうとしたときだ。

 

「……驚いたな」

 

「へ?」

 

 勇者の一言に、私は間の抜けた返事を返す。

 

「もおーっ!! ユウリくんたら!! そこは『綺麗だね』とか、『可愛い!!』とか言うところでしょ!!」

 

 アルヴィスが憤慨しながらユウリに文句を言うが、当のユウリはそれ以上何も言わなかった。

 

「でも、驚いたってことはギャフンと言ったってことと同義よね!? てことは私の勝ちってことでいいわよね!?」

 

「何でそうなる」

 

 今にも掴みかからん勢いのビビアンに対し、ユウリは呆れた顔で冷静にツッコミを入れた。

 

 正直この程度の反応なのかと半ば予想はしていたが、それでも少し残念な気持ちであった。

 

 けれどこれだけはどうしても聞きたい。私は意を決してユウリに尋ねた。

 

「ねえ、ユウリ。私今、田舎者に見える?」

 

 そう尋ねながらも、先ほどまでの自信をなくしていた私は、彼にどう言われるか緊張で胸のドキドキが止まらず、目を合わせることが出来なかった。

 

 そんな私の心中など知らないユウリはいつもの口調で、

 

「いや、今のお前なら、確実にコンテストに出場できる」

 

 そうきっぱりと言ったので、思わず期待に満ちた眼差しを彼に向ける。

 

「ホント!?」

 

「あ、ああ」

 

 急に彼に詰め寄ったからか、戸惑う様子を見せるユウリ。彼の反応の薄さに正直物凄く不安だったのだが、はっきりと肯定してくれた分、彼の言葉は信用できる。

 

「よかったわネ、ミオ。じゃあ早速そのコンテストとやらに行きましょうか」

 

「そーね♪ 楽しみだわ」

 

「!? ちょっと待て!? 何でお前らもついてくる雰囲気になってるんだ!?」

 

 ユウリの言葉に、私含め三人はキョトンとした顔をする。

 

「え? ビビアンたちも来てくれるんじゃないの?」

 

 てっきりこのあと二人ともエジンベアについてきてくれるのかと思っていたのだが、どうやらユウリの考えは違っていたらしい。

 

「アタシも当然行くものだと思ってたわ」

 

「ていうか、ここまでがっつり協力したんだもの、応援くらいさせて欲しいわよね」

 

「そーよぉ。アタシたちがミオをここまで変身させたんだから、当然最後まで見届けないと」

 

「……」

 

 ビビアンとアルヴィスに遠回しに責め立てられ、ユウリは苦悶の表情を浮かべている。やがて根負けしたのか、

 

「わかった。だがその分依頼料は差し引かせてもらうからな」

 

 と、ちゃっかりセコい言い分をした。

 

「受付開始まであまり時間がない。すぐにエジンベアに戻るぞ」

 

「あっ、ちょっと待って!! お弁当作ってきたから取りに行かないと!!」

 

「私もこれから仕度しないと!! さすがにすっぴんのままじゃ行けないわ!」

 

「お前ら、時間がないって言ってるだろ!!」

 

「待ってユウリ!! 二人を置いてこうとしないで!!」

 

 アルヴィスとビビアンが戻るまでの間、ルーラを唱えようとするユウリを私は必死で止めていた。

 

 何はともあれ、これからが本番だ。私は皆が来てくれると言うことに心強さを感じながらも、胸の中は緊張と不安で渦巻いていたのだった。

 

 

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