ガガギゴに転生した俺氏、何故かエリアたん含めた霊使い達に激重感情向けられてるんだが… 作:生牡蠣
一部の人にとっては鬱要素あるかも…
感想欄で霊使いちゃんの新規イラストの情報教えてもらってモチベ上がったから書いたゾ
今回はガガギゴ君がエリアたんに告白するずっと前の話です。
「これで…お終い!」
「ぶぎゃぁ!?こ、こんな美少女に縛られるとか…す、少し興奮するんだな………」
薄暗い洞窟の中、エリアは持って来た縄で地面に倒れ込んでいた緑色のゴブリンを縛り付けた。
エリアの周りを見ると、他にも多くの緑色のゴブリンが縛られてひとまとめにさせている光景が広がっていた。
ゴブリンたちは縛られながらも「はぁ…はぁ…美少女に拘束プレイされてるとか……これなんてエロゲ?」「これ、来年の新刊で使えるな…」と訳の分からないことを呟きながらまんざらでもなさそうなのは気のせいだと思いたい。
「ふぅ…数が多くて疲れちゃったよ……」
「エリアちゃーん!そっち終わったー?」
エリアが額の汗を拭っていると、洞窟の奥の方から声が響いた。
その声の方を向くと、エリアは自らに近づいてくる4つの影がある事に気が付いた。
その影には見覚えがある。忘れるはずがない、親友たちの影だ。
「こっちは終わったよー!みんなはどう?」
「よゆーよゆー!アウスちゃんが“アースクエイク”発動してくれてたもんね!」
エリアの問いに、ウィンは眩しい笑顔を向けて答えた。
その手に持った縄に縛られているゴブリンの顔がボコボコに殴られたように膨らんでいるのは気のせいである(断言)まさか美少女ヒロインのウィンたんが攻撃力1000アップの魔法を多用して物理で殴って来るバーサーカーなわけないじゃないですか!?
「まったく、その通りだぜ!アウスちゃんの魔法がなかったらここまで順調にいかなかったよなー!」
ウィンの言葉に同意するかのように、赤髪の少女―――ヒータが答えた。
ヒータはどこかボーイッシュに笑いながら隣に立っている少女の背中を“ポンポン”と叩く。
「ふふっ…ゴブリンは守備力がないことで有名だからね、対策は割と簡単だよ」
ヒータに背中を叩かれながら、少し照れた様子で茶髪の少女―――アウスが呟いた。
褒められたことが余程照れくさいのか“クイッ…クイッ…”とメガネをしきりに弄っている。
「いや~流石アウスちゃん、知識の量ではあたい達の中ではトップクラスだねぇ!」
「ぼ、僕は別に///…………本で読んでた、だけだし…///」
ヒータに煽てられ、さらに顔を赤らめるアウス。
なにこの百合百合しい光景、ずっと眺めていたい。
「あははっ、二人ともまだまだ元気そうだねー…………ダルク君たちは?」
エリアは二人のやり取りを微笑ましそうに見ながら、集団の最後の一人に話しかけた。
「…………っん」
そう短い返事(?)をしながら黒髪の少年―――ダルクは真顔で自らの後ろを指さした。
エリアがそちらに視線を向けると、そこには綺麗に重ねられたゴブリンたちの山があった。
綺麗に並べられすぎて、テトリスだったらそのまま消えてしまいそうである。
「うわぁー!流石ダルク君、几帳面だね!」
「…………ふんすっ」
エリアの言葉に真顔のまま、しかしどこか誇らし気にダルクは胸を張った。
……多分、多くのゴブリンをフルボッコにしたことよりも綺麗に並べたことが話題の中心を飾っているのはツッコんではいけない(確信)
「よっしゃ!これで今回のクエストはクリアだな!」
「ヒータちゃん、まだ例の物が見つかってないよ……」
ガッツポーズを取るヒータにアウスがツッコミを入れた。
霊使いの少女達がこの洞窟に入った理由、それは街で受けたクエストの為である。
森の奥で暮らしている霊使い達だが、どこで生きていたとしてもお金は必要となるものだ。
その為霊使い達は定期的に街にあるギルドでクエストを受け、報酬を貰っているのだ。
今回、例付きたちが受けたクエストは『禁書と思われる本を所持しているゴブリンの捕獲。及び禁書の回収』である。
禁書。デュエルモンスターズ界において危険な魔法や罠の作り方の作り方など会書かれた書物である。まぁ、言ってしまえば“盗人の煙玉”の作り方とかマジカル・エクスプロージョンの唱え方など凶悪なことが書かれている本だ。
最近、そんな危険な禁書をゴブリンたちが持っているという目撃情報が多発しているらしいのだ。
ゴブリン。単独での力は弱いが、多数での統率された動きや、突撃や陽動、穴埋めといった多様な部隊構成等のバラエティーが豊富なモンスターで、某王国とも敵対している勢力だ。
そんなゴブリンたちが禁書を持っているとしたら、王国にとって脅威でしかない。そのため、ギルドにもゴブリンの調査の捕獲クエストが出されたのであった。
金額もなかなか良かったため、霊使い達は依頼を受け、噂を頼りに洞窟へと足を運んだというわけだ。
今はゴブリン達の制圧も終わり、霊使いとそのパートナー組に別れて洞窟の外と中とで倒したゴブリン達を拘束しているところだ。
ちなみにゴブリン達の拘束を二組に分けようと提案したのはガガギゴである。
表向きの理由は二手に分かれた方が効率が良いという理由だが、実は裏の理由もあった。
ガガギゴは最近この辺で『
……余談だが、ギゴ君がそういうならと引き下がった霊使い達だが、全員『薄暗い洞窟の中で隙を見て2人きりになってラッキースケベを装ってそのまま急速に距離を縮める計画がああああぁ!?』と脳内で血の涙を流していた。
もしその光景が実際のものであったら、血涙のオーガでさえドン引きものである。
さて、ギゴ君とのToLOVEるな展開もなさそうだし、さっさと禁書見つけてギャラ貰って帰ろうとこの場の全員が思っていた時であった。
「はぁ…はぁ…みなしぁ~ん!それっぽいの見つけまちたよ~♪」
ウィン達がやってきた道とは別の道から白髪の少女―――ライナが大きめの箱を両手いっぱいに抱えながら走ってきた。
「おぉ~!ライナちゃんナイス!これでクエストクリアだね」なでなで♪
「はわわっ///子ども扱いしないでくだしゃい~///」
エリアに撫でられ子ども扱いするなと抗議の声を上げるライナだが、その顔は綻んでおり、内心喜んでいるのがバレバレである。かわいい。
「うんうん♪流石はあたし達の妹分だね~」なでなで
「えらいぞ~ライナちゃん」なでなで
「世界一……ううん、宇宙一の妹分だよ」なでなで
「……なでなで」なでなで
「うへ、うえへへへへへ……///」
他の霊使い達にもいじり倒され、まんざらでもないような表情を浮かべるライナ。かわいい(再確認)
ひとしきりライナを可愛がった後、霊使い達はライナが持って来た箱を見る。
箱の見た目はRPGゲームでよく見る様な宝箱のようであった。
その箱を見た何人かのゴブリン達は“ギョ!?”と慌てだした(カウンター罠ではない)
「そ、それだけは開けちゃだめなんだな!やめてくだせぇ!」
「それを開けられたら色々終わるでござるぅ!?後生!後生ですからぁ!?」
「……よくわかんないけど、この中にあれが入ってるで間違いなさそうだね」
エリアの言葉に、他の霊使い達も真面目な顔で頷く。
この中に、禁止されてしまう程に強力な力を秘めた禁書が眠っている。そう考えただけで額に汗が流れる。
「…………じゃあ、確認するね…」
エリアの言葉に頷く他の霊使い達。
「やめろぉ!?ナイスゥ!」「ハルトオォォォォぉ!!」と意☆味☆不☆明な言葉を叫ぶゴブリン達を無視して箱に手を伸ばすエリア。
そして、箱が開けられた―――
「「「「「「ッ!?!?!?」」」」」」
6人は目を見開き、息をのんだ。
箱の中には――――――
『エクレシアちゃんがパペット・プラントにいたずらされる本(18禁)』
『レイちゃんとロゼちゃんがライカン・スロープに襲われちゃう本(18禁)』
『美醜逆転世界でジャイアント・オークがエルフ達とイチャラブする本(18禁)』
『エルロン君がインセクト女王に食べられちゃう本(18禁)』
『ドラゴンメイドたちが……』
…………
……
…
異種姦モノの同人誌が大量に入っていた!!!!!
「きゃあああぁぁぁぁぁぁ///////何よこれぇ!?」
「こ、これって…エッチな本……だよね…///」
霊使い達の反応はそれぞれであった。
驚いて声を上げる者、両手で顔を隠しつつも指の間からチラチラ見ている者、顔を赤らめながらも興味津々にガン見している者、なにが起こっているのか分からずに固まっている者…先程までのまじめな空気はどこへ行ったのやら、場は混沌とし始めた。
「こ、このエロゴブリン共ぉ!なんちゅーもん隠し持ってやがる!!」
ヒータが顔を真っ赤にさせながら近くに寝転んでいたゴブリンに蹴りを入れる。
「ごぶぅ!?…ら、乱暴に扱わないでください!締め切りに間に合わなくなりますぅ!」
「……締め切り?」
ゴブリンの言葉に、アウスが疑問を抱いた。
「そう!我々は突撃も暗殺も偵察もできない!エリートでもない!しかし、絵を描く事とエロについての探求心は誰にも負けない集団!その名も『ゴブリン創作部隊』!」
「我々は王国との戦争なんぞどうでも良いのです!ただ我々のエロい妄想を形に残して普及したいだけなのです!」
「毎年夏と冬に
ゴブリン達が口々に言う。
霊使い達は拍子抜けした。ゴブリンが禁書を持っていると聞いて緊張感で胸が張り裂けそうだったのに、蓋を開けてみれば持っていたのは(18)禁書。なんの冗談だよ…
「……ふざけんなぁ!こんな者の為にあたいらは命がけで戦ったってのか!?」
ヒータが烈火のごとく怒りだす。
そりゃそうだ。エロ本の為に命を掛けられるか。
「そうだよ!こんなエッチな本の為に…ッ!?」
エリアも怒りをあらわにしながら、本を地面に叩きつけようとして―――止まった。
エリアの視線の先、その本の表紙には、かわいい女の子が異形の者にエッチな事をされている絵が描かれている。
エリアはその絵に、一瞬だけ自分とガガギゴが重なって見えた。
「………」パラパラパラ…
それに気が付いた瞬間、エリアは無心で本のページを捲っていた。
女の子が異形に捕まり、いやらしい事をされる話だ。
無理やり犯され、涙を流し、最後には快楽に堕ちる。その全てにエリアは自分とガガギゴの姿を見た。
「はぁ…♡はぁ…♡」
ガガギゴに対して重すぎる愛を向けているエリア。しかし、性的な刺激に対してはまだまだ慣れていない、いたいけな少女。そういった本を見ただけで胸がドキドキと高鳴り、お股を“もじもじ…♡”とさせてしまうのは仕方のないことであった。
ただ事ではないエリアの状態に気がついた他の霊使い達は、心配そうにエリアに声を掛ける。しかし、エリアは本に夢中で気が付いていない様子だ。
エリアの異常の原因は、この本であると気が浮いた霊使い達は原因を探るべくそれぞれが手に持っている本に視線を向ける。
そして、エリアと同じことに気が付き、同じように発情した犬のような息遣いと虚ろな目を晒す。まさに伝染病の様だ。
「ぅん♡……ひゃん♡」
「はぅん♡……にゅ♡」
「ぁん♡……すごいぃ…♡」
「はうん♡……駄目、なのにぃ♡」
「…ッ♡…ッ♡……♡♡♡」
「へっ♡…へっ♡……と、止まらないですぅ♡」
ゴブリン達は困惑した。
自分たちの住居に侵入者が攻めてきて、縛られて、自分たちの力作を処分させる危機であったのに、今はどうだ?
自分たちの作品を手に取った年端もいかないであろう少女たちが、息を荒くしながら自らの股に手をやり、水が手に絡みつくような音が淫靡な音楽を奏でている。これなんてエロゲ?
後にゴブリン達はこう語った。
『夏の新刊はこれで行こうと決めた瞬間であった』と
やがて――――――
「「「「「「~~~~~~ッ♡♡♡♡♡」」」」」」ビクビクぅ♡
絶頂は、最高潮へと達した。
余韻に浸る少女たちは、お互いに顔を見合わせ、頷き合った。
彼女たちの硬い絆の前に、言葉は必要ないのだ。
ただ、これだけは言える。
この日、霊使い達の
それからのことを少し語ろう。
洞窟から出た霊使い達はそれぞれのパートナー達と合流し、ギルドへとクエストの成果を報告した。
『あの洞窟には、ゴブリンはいなかった』と
ギルドの面々は「そんなはずない」と後日調査団を向かわせたが、報告同様ゴブリンの姿は影も形もなかった。
それから何度も調査を行ったがゴブリン達も禁書も見つからず、やがて他のクエストに呑まれていき、この話は忘れ去られていった。
しかし、ガガギゴは知っていた。何も悪いことをしていないゴブリン達を王国へ売り渡すなんてひどいと考えた霊使いちゃん達の慈悲で、ゴブリン達を遠くへ逃がしたことを。
ガガギゴは霊使いちゃん達の海よりも深い心に涙した。あぁ、彼女達こそ女神であったか…かの三幻神より高位の神に違いないと。
噂程度ではあるが、禁書を持っているかもしれないゴブリンを逃がすのは少し不安が残る。
だが、大丈夫であろう。
念のため洞窟内やゴブリン達の身体を調べたが、禁書どころか
クエストはゴブリンが見つかっていないということで報酬は貰えなかった。
しかし、霊使い達はそれでも満面の笑みを浮かべていた。きっと禁書の被害にあう人々がいなくて安心しているからであろう。
その後、霊使い達は己のパートナーを労うために高価なお酒と軽食類を購入し、自分たちに気を遣わずに楽しむようにとパートナー達に手渡した。
その夜、霊使いのパートナー達のバカ騒ぎは朝まで続いたのであった。
…………そして同時刻、霊使い達の家では“ギシッ…♡ギシッ…♡”と地鳴りのように家が揺れ、“あん♡あん♡”と蟲惑魔が獲物をおびき寄せる様な嬌声が聞こえてきたとの噂があるが、真実は闇の中である…
今日の最強カード!
〇ゴブリン創作部隊(オリカ)
効果とか全く考えてないけど、多分効果使ったら守備表示になる守備力0のモンスターだ!
デュエル描写がないのにオリカが出てくるとか正気の沙汰じゃないよな!!
・ガガギゴ君
霊使いちゃん達がお楽しみ……ゴブリン達の拘束を頑張っていた時に、マジでベヒーモスが襲ってきたので交戦。どこぞのウサギの様なラッキーパンチが決まり手となり何とか勝利
・霊使いパートナーズ
骨折り損感パなかったけど美味い酒とツマミ貰えたからヨシッ!
なんか行きと帰りでご主人達の荷物の量明らかに違うけど知らん、管轄外だ!
・霊使いちゃん
次の日お肌がツヤツヤだった模様。
その日からベッドの下とかタンスの裏とかを他人に掃除されるのを極端に嫌がる様になったんだとか………なんでだろうね?
・ゴブリン達
その後異種姦同人誌が界隈に大ヒットして大手サークルに
新刊を出す度にカラフルな髪色の魔法使い族6人が必ず買いに来るらしい…
霊使いちゃん達の性癖が終わってるからタイトル詐欺はしていないはず……
霊使いちゃん以外の可愛い娘書きた過ぎて裏で短編書いたからそちらもよろしければ…(ダイマ)
次回は気が向き次第…
ここまでご拝読ありがとうございました