ガガギゴに転生した俺氏、何故かエリアたん含めた霊使い達に激重感情向けられてるんだが…   作:生牡蠣

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ドンキホーテコラボ記念で初投稿です



ヒータたんにこれまでの事を聞いたんだが…

「…………はぁ~~~~~~~…」

 

俺はベッドの上で体育座りをして、クソデカため息をついた。

ため息をつくと幸せが逃げるって?あれって息を吐くことによって自律神経のバランスが整うからいい事らしいぞ。まぁ、かといってわざとらしく人前でやるのは俺もどうかと思うが…

さっき起きたばかりなんだが、今は何時なんだろうか?

この家、時計ないっぽいからわかんねぇや…というか俺、この家に何日くらい居るんだ?

この家には窓はなく、日が差し込むことがないため昼夜の感覚も段々と曖昧になっていくのを感じる。

……もしかしなくても、俺このままだとやばい?

 

「ふっ……っん…」

 

俺が考え込んでいると、すぐ側から可愛らしい声が聞こえてきた。

その声の方を見ると、真っ白なシーツに包まったヒータたんが眠っているのが見えた。

ヒータたん目を閉じたまま何かを探すように手を動かし、やがて俺の尻尾を掴んだ。

 

「ふみゅぅ…♡」

 

俺の尻尾を掴んだヒータたんは、母親に抱かれた赤子の様に安心しきった表情になり、そのまま俺の尻尾を抱きしめた。

……“ぶっ!”…い、いかん、鼻血出たわ…

白いシーツに身を包んだヒータたんの破壊力やばすぎるんだが……えっ?この子天空の聖域から降りてきた天使族の子じゃないんですか?…もう霊使いちゃん達全員天使族でいいよ……

 

「うえへへ…♡」すりすり♡

 

う゛わ゛あぁぁぁぁ!ヒータたんが俺の尻尾にほっぺすりすりしてりゅのおぉぉぉぉ!!

もう俺このまま死んでもいい!!……いや駄目だ!ここで死んだら誰がエリアたんを守るんだ!!ちゃんと生きてエリアたんを見守らなくてはっ!!

ヒータたんの尊顔を直視したら死にそうなので、視線を床に向けると、俺の腰巻とヒータたんの服が乱雑に脱ぎ捨てられている光景があった。

まるで服同士がイチャついているかのようだ。

ヒータたんの服が床にあるという事はだ……お察しの通り、シーツの中のヒータたんは裸である。そして、全裸の俺が隣にいるという事は……

 

「またヤっちゃったよぉ……!」

 

俺は頭を抱え、後悔の念を口に出した。

俺の心を支配するのは罪悪感と後悔。今すぐ懺悔の為にオベリスクの『ゴッド・ハンド・クラッシャー』をその身に受けて消えてしまいたい気分だ。

 

「ギゴくぅ~ん…♡そんなにおへそ舐めちゃだめぇ♡」

 

そんな俺をよそに、ヒータたんは幸せオーラ満載で俺の尻尾に頬ずりを続ける。

可っっっ愛よっ!!

後悔なんてしてる場合じゃないなこれ。そんな事より守りたい、この寝顔…!

……それにしても――――

 

「記憶喪失かぁ……」

 

俺はヒータたんとの会話を振り返った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「記憶喪失ぅ?」

 

俺はヒータたんが発した言葉を確認するようにオウム返しをする。

 

「うん…ギゴ君の話をまとめるとその可能性が高いと思う」

 

ヒータたんは神妙な顔で呟く。

ヒータたんとのセッ……健全な運動(意味深)を終えた俺は、ヒータたんに愛の巣とはどういうことなのか聞いた。

俺はこの部屋に来るまでの記憶が曖昧でここまでどうやって来たのか、ここに来るまでに何をやっていたのか等をまったく覚えていない。しかし、気が付いたらヒータたんと同棲していたなんて、いくらなんでも話がぶっ飛びすぎた。

流石に何かがおかしいと感じた俺は、ヒータたんに全然記憶がないと正直に告白した。

ヒータたんは驚いた表情を浮かべながらも「…詳しく聞かせて」と真剣に話を聞いてくれた。

俺の為に親身になってくれるヒータたんマジネ申だわ…

ヒータたんに俺の状況を説明し、軽く身体の状態を確認する魔法で検査をしてもらったところ、俺が記憶喪失である可能性が出てきたのだ。

記憶喪失……そう言われれば、記憶を失う前に頭に強い衝撃があったような気がする…創作物などでよく見る設定だが、自分がそうなる立場になるとは思わなかったなぁ…

だから俺、エリアたんとヒータたん以外の子の名前を思い出せなかったのか……よし、死のう

 

「ちょ!?何してんのさギゴ君!?!?」

 

俺が爪を鋭くさせて、首を掻き切ろうとしたところを寸前でヒータたんに止められる。

は、離してくれぇ!記憶喪失したとは言え推しちゃん達の名前を半分以上も忘れるとかファン失格だぁ!おいは恥ずかしかッ!生きてはいられンゴッ!!

 

「離してくれ!エリアとヒータ以外の大切な人達を忘れるオレなんてもうどうにでも……ッ!」

 

「ッ!! ギゴ君!」抱きぃ!

 

その時、暴れる俺の目の前に黒い布が現れ、視界を埋め尽くす。

「何だこれ?」と一瞬落ち着きを取り戻し、その瞬間に頭の後ろに何者かの腕が回されているとこに気が付いた。

そう、ヒータたんが俺の頭に腕を回して抱き着いたのだ。

……ヒータたんに抱きしめられるとかエッッッ!!しかもヒータたんの服装で横長の黒い布、そしてその中に確かにある小さく成長途中の二つの膨らみはぁ!?!?!?

 

「大丈夫だから…あたいが、あたいが居るから……たとえギゴ君が全部忘れても、あたい()()はギゴ君とずっと一緒に居るから…」

 

ヒータたんは、まるで幼子を安心させるかのように俺に語り掛ける。

……クソッ!俺はなんて駄目な奴だ!自分の事しか考えずに自暴自棄になって、ヒータたんの事を考えていなかった!!

ヒータたんは優しい子だから、俺の記憶がないことと気に病んでくれているんだ!それなのに俺は…ッ!!

 

「……ごめん、落ち着いた…ヒータ、ありがとう」

 

俺は何とか声を落ち着かせ、ヒータたんと向き合った。

確かに俺は記憶を失っている。しかし、失わなかった物も確かにあるのだ。

エリアたんの記憶も、ヒータたんの記憶もある。それに、今は思い出せないが他の子たちとの記憶もいつか思い出せるかもしれないし、仮に思い出せなくても、推し続けることは出来る。

例え顔が思い出せなくても、声を思い出せなくても、『好き』という気持ちは本物なのだから

 

「……うん、良かった!ギゴ君には色々世話になったから、今度はあたいがギゴ君を助けるよ!!」

 

なんとか気を持ち直した俺を見て、ヒータたんは眩しい太陽のような笑みを俺に向けてくれた。

あぁ…あったかいぃ…

生物って太陽がないと生きていけないのがほとんどらしいが、ヒータたんの笑顔でも生きていけるんじゃね?それくらい暖かくてパワーを感じるんだが…

あぁ~幸せ過ぎて頭がぽわぽわするんじゃぁ~…

 

 

 

 

 

 

 

 

「……()()エリアちゃんの事、覚えてるんだ」

 

 

 

 

「…? 今、何か言った?」

 

「ううん、なーんにも?……それより、ギゴ君がちゃんと記憶を取り戻せるようにあたいが今まで会った事を説明してあげる!」

 

ヒータたんは俺から離れ、真っすぐ俺と対峙する。

おぉ!それはありがたい!!

ヒータたんの話を聞けば、それがきっかけとなって何かを思い出せるかもしれない。たとえ記憶が戻らなくても、せめて推し達の名前だけでも思い出さなければ…!

 

「あぁ、よろしくヒータ!」

 

俺はヒータたんにお礼を言う。

本来記憶を失ったトカゲなんぞに付き合う義理なんてないのに、わざわざ付きっ切りで説明してくれるなんてヒータたんマジ聖母。さっき抱きしめて貰った時もバブみを感じた師、いいお母さんになれるよ絶対!

……子どもをあやすエプロン姿のヒータたんとかやばくね?その光景を絵にすればモナ・リザをも超える名画になる(確信)

 

「オッケー!まかせてといてよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずはギゴ君があたいに結婚を申し込んでそのまま獣の様に押し倒されたことからだけど「うん、ちょっと待って」…? どうしたの、ギゴ君?」

 

 

 

 

ヒータたんは“キョトン”と首をかしげる。

可愛い(脳死)それ以外の言葉が見つからない

……って今はそんなこと考えてる場合じゃないだろ!?なんか不穏なワード聞こえたんだけどぉ!?

 

「き…気のせいだよなヒータ……オレ、ヒータに結婚申し込んだって聞こえたんだけど……」

 

俺は壱時砲固定式のテキストを始めて読んだ時よりも混乱した頭で、何とか言葉を絞り出す。

そ、そうだよ!俺が自分の欲を丸出しにして聖母ヒータたんを汚すなんて……そんな絶望エンドまっしぐらな事、あるわけがない!!

きっと聞き間違いだ!結婚じゃなくて決闘を申し込んだの間違いなんだ!……それはそれで恐れ多すぎて自害モンだけどッ!

嘘だと言ってよ、バニーラ!(人違い)

 

「気のせいじゃないよ。あたいとギゴ君はぁ~、それがきっかけで結婚したんだよ~♡」

 

そんな俺の懇願を蹴り飛ばすように、ヒータたんの口からは無情な言葉が投げかけられた。

そっか~……聞き間違いじゃなかったか~…嘘じゃなかったよバニーラェ……

 

……何やってんだ俺ぇ!!!

 

推しに手を出すのはご法度だろうがぁ!!アルビオンの融合素材にエクレシアちゃんじゃくな教導の大神祗官使うよりも重罪だッッ!!こんなん絶望展開過ぎて1話目からZ-ONEさんがアーククレイドル落とすボタン連打するぐらいには鬱展開だわぁ!!

記憶を失う前の俺は血も涙もないトカゲに成り下がったのかッ!?

 

「目を閉じると昨日の事の様に思い出せるよぉ~♡綺麗の星空の下、向き合う男(トカゲ)女、あたいに愛を囁くギゴ君、そしてギゴ君は劣情を抑えきれなくなってあたいの返事も待たずにそのまま……きゃー///」

 

ヒータたんが照れ隠しで“ぶんぶん!”と腕を振る。

こんな動揺してなければ霊使いちゃん脳内ファルダ―に永久保存してGIF画像作りたいくらいだけどいまはそれどころじゃなぃぃ!!

 

「ひ、ひひひひヒータ!そ、その時他の子たちは―――」

 

「あの時のギゴ君はすごかったなぁ…♡『お前なんぞオレの嫁兼カキタレで充分なんだよぉ!おらっ!元気なオレの子を妊娠しろっ!!最低でも5人は産めぇ!!』なんて言ってケダモノの様に腰を振って…♡いつもの優しいギゴ君も好きだけど、余裕なんて全くない雄丸出しのギゴ君もかっこよかったよぉ♡」

 

俺の問いかけは、ヒータたんの言葉に遮られた……というか『俺そんなクズみたいなことしたのぉ!?』とメンタルが抉られて言葉を続けられなかった。

こ、心が……脳が理解を拒んでいるうぅぅ!!ヒータたんを無理矢理押し倒すなんて記憶を失う前の俺は何を考えてるんだぁ!?

YES!推し活!NO!タッチの教えはどうなってんだよ教えはぁ!?(なお水霊使いと風霊使い)

……ほ、他の子の事も気になるけど、これはヒータたんから俺が他に何をやらかしたか聞き出さなくてはッ!!

 

「その後は2人で結婚式場を下見に行ってぇ~♡帰りにベビー用品の下見にまで行ったよね♡『マタニティドレスも買っちゃうか!』なんて…ギゴ君気が早すぎぃ~♡」

 

ぐあぁぁぁぁぁぁ!!! 《LP:8000→100》

き、聞き出す前に俺の精神的LP(ライフポイント)が尽きるぅ!!

 

誰かっ!誰か体力増強剤スーパーZをおぉぉぉぉぉ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁぁぁぁ…思い出したらまた鬱になってきたぁ……」

 

回想を終え、俺はベッドの上でさらに凹んだ。

これ以上詳しく思い出すと俺の精神が死ぬから端折って話すと、あれからもヒータたんと俺との嘘みたいな思い出の話は続いた。時計がないから時間はわからないが…体感2時間は続いたね。ははっ金曜ロードショーかよ……

俺とヒータたんが暮らす新居の準備ができるまでこの窓もない小屋みたいな場所を仮の住まいにすると話し合った等この状況についてわかる事も聞き出せたのだが、他の話のほとんどは俺の精神を削るものが多かった…しかもヒータたんが語ってる途中に『あぁん♡……思い出したらまた火照ってきちゃったぁ♡…ギゴ君、またいっぱい愛して♡』なんて言ってそのまま……あっ、あああぁぁぁぁぁぁ!!思い出すだけでも罪悪感がああぁぁぁ!?!?!?!?

し、しかもあの時ヒータたんが寝落ちしてくれなければ俺、あのまま本当に理性を失って……!あぁぁぁぁ!こんな事考えるだけで最低だ俺ぇ!?

く、クズ行動が多すぎて記憶取り戻すのが怖くなってきたぁ……でも、向き合わんといけないよなぁ…他の推しちゃんの事も思い出さなきゃだし……

……そういえば、俺がエリアたん達の事を聞こうとした時、毎回ヒータたんに他の話を被されていた気がする…

それも露骨にその話題を避けていたというか……もしかして、他の子達と何かあったのか?

喧嘩とかして気まずいとかそういう系のやつか…?

……そんなわけないか!俺の推しちゃん達はみんないい子だった覚えがあるし、そんな大喧嘩しないはずだ。偶然話が被っただけだって!

 

 

それに、あの子達の間に争いの種なんてないだろうしな! ←こいつ

 

 

「にへへ///ギゴくぅ~ん♡」

 

ヒータたんが俺の尻尾を“ぎゅうぅぅ…♡”と抱きしめる。

……まぁ、まだまだ分からない事も多いが焦っても仕方がない。またヒータたんが起きてから話を聞かせて貰おう。……できれば俺のクズ話は9割カットしてもろて…

それに、普通に生活してたらふとした拍子に記憶が戻るかもしれないしな。

とりあえず、今動くとおねむのヒータたんを起こしてしまいかねないし、俺も少し昼寝しとくか……今昼なのかわからんけど

 

「ふわぁ~…起きたら、外の様子でも見に行くか……Zzz…」

 

そして俺は眠りについた。

夢の中で、目にハイライトがなくなったエリアたんと緑の髪の女の子に両腕を引っ張られ、取り合いをされた気がした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふっ…♡ギゴ君の寝顔、赤ちゃんみたいで可愛い♡」

 

ギゴ君の寝息が聞こえ始めた頃、あたいは目を開けてギゴ君の顔を覗き込む。

普段はあんなにかっこいいのに、寝顔はこんなに可愛いなんて反則過ぎるぅ…♡

こんな生物が存在していいのぉ!?えっ!この子を愛でる事独り占めするのって合法なんですかぁ!?

あたいは寝ているギゴ君の腕の中に入り込む。“ドクン、ドクン”とギゴ君の鼓動が鼓膜に響く。この音好きぃ~♡

はぁ~♡ギゴ君の寝顔独り占め♡ギゴ君の腕の中も尻尾も音も独り占め♡ギゴ君の心も―――いや、まだだ

 

「まさか、覚えているなんてなぁ……」

 

そう、ギゴ君はまだ()()()()()()()()()()()()()()

 

……あれは、想定外だったなぁ…

他の子の事は思い出せないっぽいのに、エリアちゃんとの記憶はあるって……それだけエリアちゃんが特別ってこと…?

 

 

 

 

“ギリいぃ……!”

 

歯ぎしりの音が部屋の中に響く。

そこに込められた殺気にも似た強い負の感情は、小動物なら近くに居ただけで過呼吸になりそうな程強い物であった。

……しかし、何ら問題はない。

この場所も当分は見つからないだろうし、時間はまだある。

風は自分に吹いているはずだ。

……それに、自分にはまだ『とっておき』がある

 

「それじゃ、もう一回()()、やっちゃいますか♪」

 

そう言ってヒータは壁に掛けてあった愛用の杖を手に取り―――

 

 

 

 

「“――――――”」

 

 

 

 

魔法を、唱えた

 




「あたいは魔法カード『――――――』を発動!!」

一体何を発動したんだろうね?
ヒータたんはいい子だから、きっと良い効果の魔法だよね!…えっ、誰にとっての良い魔法かって?……(ニッコリ!)

冒頭でも書いたけど、今日からドンキホーテさんと遊戯王がコラボして霊使いちゃんたちのグッズ出すらしいよ(ダイマ)
最近のコンマイ、霊使いちゃん達で商品展開するのに味を占めてて草。もっと味を占めて、どうぞ
いっそのこと霊使いちゃん達メインでアニメシリーズやってくれぇ…
この先も商品展開されるように多々買ってくれ…!!
…私?サテライト民なので近場にドンキがないんだわ(半ギレ)

(あっ、ガガギゴ君のグッズは需要ないと思うから出さなくて)いいです。

ここまでご拝読ありがとうございました
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