ガガギゴに転生した俺氏、何故かエリアたん含めた霊使い達に激重感情向けられてるんだが…   作:生牡蠣

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なんか高評価ついてて草
モチベ上がるわぁ~ありがとナス!



エリアたんとデートすることになったんだが…

「………マジでどうしてこうなったし…」

 

俺は湖のほとりで岩に座って頭を抱え込む。

今日の快晴の天気とは裏腹に、俺の心はどんよりと曇っていた。

視界の隅で舌魚が跳ねたのが見えた。あいつ、見た目の割に美味いんだよなー。刺身でも煮魚でも美味いし、舌なんか特に絶品だ。

いつもの俺なら湖に飛び込み、舌魚を捕まえに行くが今はそんな気分じゃない。

何故って?………それはもちろん…

 

 

「…………なんでオレ、エリアたんと恋人になってんの…?」

 

 

昨日のエリアたんの事であった。

俺は昨日、エリアたんから離れ、修行するために嘘の告白をした。計画通りならエリアたんから愛想尽かされた俺は今頃、骨塚で“つまずき”のポーズを(これ→orz)して今までの人生…いや、ガガギゴ生を呪っているはずだった。

……えっ、日を跨ぐのに落ち込みすぎだろって?エリアたんに拒絶されるんだぞ?1日どころか一生立ち直れる自信ないわ!最低飲まず食わずで1週間そのままだと思うわ!!

だが、エリアたんに嫌われる覚悟はできていたんだ。将来的に彼女を守るために、彼女の重荷にならないために。

………その結果が――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……………はい♡』

 

 

『はい♡』じゃねぇぇぇぇぇぇよおぉぉぉぉ!?

 

そこは『気持ち悪い…』とか言ってゴミを見るような視線で契約解除する場面じゃんかよぉぉぉ!!………あっ、エリアたんの冷たい視線…想像しただけで興奮する………じゃなくて!!

ドン引きどころか終始雌の顔だったよぉぉぉ…あんな顔、ガガギゴに向けて良い顔じゃないよぉぉ………

おまけに…あんな事まで………ッ!?

あぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?俺は愛するエリアたんをあんな汚いもので汚してしまったあぁぁぁぁ!!俺は憎いッ!(ガガギゴ)として生を受けたことが途轍もなく憎いッ!!というか異種族相手に盛ってんじゃねーよ爬虫類ぃ!!

はぁ…はぁ…また取り乱してしまった……

勘違いしないで欲しいのだが、エリアたんに好意を向けられる事自体は非常に嬉しい。なんとなく買ったオリパにうらら(20th)増G(20th)初期青眼が入っていたぐらいには嬉しい。

 

だがしかし!それとこれとは話は別だよ!!

こんなトカゲにベタ惚れってどういう事だよ!?絵面酷すぎんだろ!?

我、爬虫類ぞ?細かい鱗あるぞ?水属性だから少し湿ってるぞ?……惚れる要素ないだろ!?美女と野獣の方がまだ可能性あるわ!あいつらどっちも哺乳類だもん!!

はぁ…あの後、精神操作されてる可能性が高いと思ってこっそり洗脳解除の罠使ってみたり、さりげなくA(エーリアン)カウンターを探してみた。

結果は白。つまり、エリアたんは本心で俺の事が好きと言って、あんな事をしたのか…信じられん…いや、信じたくない。

俺は昨日、エリアたんとのセッ…情事を終えてからの事を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『んっ…♡気持ち良かったね、ギゴ君♡……まだおっきぃ…♡もう一回、シよっか♡』

 

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?これじゃないいぃぃぃぃぃ!!もっと先だってぇ!!

 

 

 

 

 

 

『この事は、まだ2人だけの秘密にしよ。正式に結婚するときに、皆に発表して驚かせたいんだ~♡……それに、まだ秘密の恋人関係を楽しみたいからね♡』

 

霊使いちゃん達は森の中の大きめの屋敷で共同生活をしている。

なんでも、昔お世話になった魔法使い族の師匠的な人から受け継いだ家を改装しているそうだ。

霊使いちゃん達は皆仲がいいからすぐに報告するもんだと思ったが、秘密にするのは意外だったな……

まぁ、エリアたんも年頃の娘だ。秘密とかに憧れる年頃なんだろう。

 

しかしエリアたんや。秘密という割に、行動が少し大胆過ぎやしませんか?

家に帰ってから今まで以上にべったりとくっ付いてるし、皆が見てないところで小指同士を絡めようとしてくるし、食事中に隣に座ってたら手で足をすりすりしてくるし………本当に隠す気あるん?多分バレてないと思うけど…

 

…まぁ、こんな可愛いエリアたんが見れてご満悦なんだが、一言だけ言わせてほしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ガガギゴ)にする行為ではないって!!!

 

 

これまで愛らしいエリアたんの行動集を語ってきたが、問題はその表情を向けてる相手だよ!

俺だよ?ガガギゴだよ?………色恋沙汰とは本来無関係な存在だって!?恋愛対象にしちゃダメだってぇ!?

あんな甘々な行為は是非とも他の霊使いちゃん達と百合百合するかダルクきゅんとすべきだって!それで俺は満足(サティスファクション)だからさぁ!

 

「…ギ……~ん…」

 

俺が頭を抱えていると、遠くで俺を呼ぶ声がした。

距離があるため良く聞こえなかったが、俺がこの声の主を間違うはずがない。

俺は声の主の方へ視線を移した。

 

 

「ギゴくぅ~ん!!」ブンブン!

 

声の主は、やはりエリアたんであった。

エリアたんはこちらに満面の笑みを向け、手を振りながら小走りで駆け寄って来る。

なんだ、ただの天使か(だから魔法使い族だって…)

 

「ギゴ君、待った?」

 

「…いや、オレも今来たとこ」

 

はい、嘘です。本当は2時間くらい前から待っていたが、エリアたんに負い目を感じさせてはいけないからな。

 

「おぉ~今の恋人の待ち合わせの時のセリフみたい!……えへへ♪なんだか恥ずかしいね///」

 

ふおぉぉぉぉぉぉぉ!?!?

赤面しながらはにかむエリアたん萌えるわあぁぁぁぁ!!

ただその笑顔はトカゲに向けて良い顔じゃないわぁぁぁぁぁ!!

 

「それにしても……んぅ~♪今日もいい天気でよかった~♪絶好のデート日和だね!」

 

エリアたんが今にも蕩けそうなニヤ気顔で言う。

そう、今日俺がここで座っていた理由は、何を隠そうエリアたんにデートに誘われたからだ。

へぇ~デートかよ?誰が?俺が…?

………えっ、何、俺死ぬの?死んでメメント化するの?

嬉しさよりこの後何があるかの恐怖の方が上回ってんだけど……

 

「今日はね~、お弁当作ってきたんだ~♪後で一緒に食べようね~」

 

エリアたんの手作り弁当………だとぉ!?

そ、そそそそそんなのくぁwせrftgyふじこぉlp;……やばい、今の気持ちが言語化できねぇ!

と、とにかくなんとか反応しなければ…!

 

「……あぁ、楽しみだ」

 

「!……うん♡それじゃ、行こっか♡」ぎゅっ♡

 

!?!?

え、えええエリアたんが俺の腕に抱き着いてててpぉきじゅhygtfrですぁq……

 

「ふんッ!」ブスぅ!

 

「……?どうかしたの、ギゴ君?」

 

「……あぁ、なんでもない」

 

エリアたんが小首をかしげてこちらを見るが、俺は何とか誤魔化す。

危なかった……『レッドポーション』や『ゴブリンの秘薬』をブレンドした精神安定剤をエリアたんの目を盗んで注射したから、少し落ち着いた…こんな時の為に、何本か隠し持っているのだ。

冷静になれ俺…浮かれるんじゃない……俺の目的はなんだ?エリアたんを守る事だろ?その為には、今のままでは駄目だ。エリアたんから離れ、強くならなければならんのだ…

今日のデートを了承したのだって、このデートではっきりとエリアたんに伝えるためだ。

あの告白は嘘だと、エリアたんから離れるために言ってしまったと…

……今度こそ、エリアたんに嫌われてしまうかもな…だが、これもエリアたんの為だ!

 

 

かっとビングだぁ!俺ぇ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、あーん♡」

 

「………ア―ン…」

 

 

終わったビングだ。俺ぇ…

 

 

俺は今、エリアたんと湖のほとりで座って昼食を取っている。

エリアたん特製のBLTサンドを、あろうことか“あーん♡”で食べさせてもらっているのだ。

エリアたんの愛情たっぷり+エリアたんの“あーん♡”付きとか、高級料理店“ヌーベルズ”のフルコースよりも価値がある(確信)

 

「美味しい?」

 

「……アァ、とてもウマいよ」

 

「………よかった♡」

 

エリアたんと本物の恋人同士のようなやり取りをする。

 

……言えるかッ!こんな状況でッ!!

エリアたんからめっちゃラブラブオーラ出てんだぞ!エリアたんの目の中にハートマーク浮き出てんだぞ!言える空気じゃないだろ!?

こんな状況で実は嘘でしたなんて言ってみろ!エリアたんめっちゃ曇るぞ!そうなったら俺、自分から次元の裂け目に飛び込んで除外されるぞ!!

クソッ!こんなはずじゃなかったんだが…!

 

「………♡」ちょこん…♡

 

ガガッ!?え、エリアたんが俺の肩に頭を乗せて来たぁ!?

あぁぁぁぁぁぁぁ!ラベンダーのようないい香りががががが…

ちゅ、注射!安定剤ををもう一本…!

 

“サワッ♡”

 

「やん♡……ギゴ君のすけべ♡」

 

みぎゃぁぁぁぁぁ!?間違えてエリアたんのふとももを触ってしまったあぁぁぁぁぁ!?!?

あっ…触ってるだけで気持ちいぃ…♡じゃねーよ!?べ、弁解しなくては!?

 

「エ「ギゴ君♡」…!?」

 

あ、アレぇ?なんで自然な形でエリアたんと見つめ合ってんの?

なんでエリアたん、そんなに目をうるうるさせて、顔を赤くさせてんの?

 

「…ん♡」

 

なんでキス顔になってんのぉ!?

えちえちな空気になる場面じゃないだろ!?

でも、エリアたんのキス顔ふつくしい…まるで芸術品だ……

 

あぁ、吸い込まれ――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“ぎりぃ…!!!”

 

 

 

 

「ッ!?」ゾクッ!

 

「?……どうしたの、ギゴ君?」

 

「……イヤ、なんでもない…」

 

小首をかしげるエリアたんの言葉に、俺は平然を装って茶を濁す。

しかし、内心では不安と緊張感が俺を支配していた。

また、か……気のせいか……でも、一瞬だけだが確かに感じたのだ、殺気を

 

どのくらい前だったか……エリアたんや他の霊使いちゃんと一緒に居ると、時折どこからか殺気を感じる時があるのだ。

それも日によって数や質も違う、実に奇妙な殺気だ。

今回のそれも、俺に向けられたものではなく、エリアたんに向けられたものであると感じる。

日に日に強くなっているな…エリアたん達に何かある前に何とかしなくては…!

俺は殺気を辿ろうと辺りを見渡すも、既に殺気は収まっており、周りはいつもののどかな空気に戻っている。

やっぱり気のせいか……俺、疲れてんのかな?サイコ・ショッカー先生の診療所とか行った方がいいのかなぁ……あそこの看護師のお注射、痛いから嫌なんだよなぁ…流石攻撃力3400って感じで…

 

「ギゴ君、なんかおかしいよ?本当に大丈b……ッ!」

 

急に一点を見つめて言葉を詰まらせるエリアたん。

どうかしたのかとその視線を辿ると、俺の胸にある傷跡にたどり着いた。

これは……この間のトライホーン・ドラゴンの時の傷か…

 

「……ごめんね、ギゴ君…私が…弱いから、いつも守ってもらうばかりで…………ギゴ君ばかり傷ついて…この間も、あのドラゴンの時も………私達を守るためにいっぱい怪我して………あの時、ギゴ君が目を覚まさなかったら、死んじゃったらって考えて……私、わたしぃ……!」

 

今にも泣き出してしまいそうなエリアたんが、言葉を絞り出すように紡ぐ。

……エリアたんはやっぱり優しい子だ。こんな俺の為に、涙を流してくれるなんて…

でも、気にしなくていいんだよ。俺が好きでやっていることなんだから。

 

 

俺は思わず、エリアたんの目から流れる涙を、指で優しく掬う。

 

「ふぇ…?………ギゴ君?」

 

「エリア、オレはエリアの笑っている顔が好きだ。キミが笑っていてくれるのなら、オレは何度でも立ち上がれるし、何でもできる。だから、オレの為に泣かないで、笑っていてくれ」

 

うまく表現で来たか不安だが、俺は自分の本心をエリアたんに言った。

このデュエルモンスターズ界は、弱者に厳しい、暗い世界だ。

戦争、侵略、厄災……その存在だけで、この世界を全て破壊してしまえる存在がうじゃうじゃいるのだ。

そんな暗い世界で、せめて霊使いちゃん達だけは自由に思うがままに羽ばたいて、幸せになって欲しい。

その為なら、俺はなんだってする。エリアたんに出会った時から、そう誓ったのだ。

 

 

たとえ、最後には自我を失っても、己を失っても―――

 

 

「ギゴ君…うん!私、もう泣かない!ギゴ君の為に笑ってるよ!……その、ギゴ君が好きだって言ってくれた笑顔で///」

 

エリアたんの涙が収まり、眩しい笑顔が戻ってきた。

俺の為に笑うって…そうじゃないんだけどなぁ……

でもまぁ、エリアたんに笑顔が戻って来てよかった。やはり彼女はウィンちゃんと一緒に描かれているトークンのイラストの様な笑顔が似合う。

 

「えへへ///ギゴ君♡ギゴくぅ~ん♡」すりすり♡

 

エリアたんが甘えるように俺の胸に頭をすりすりする。なんですか、この可愛い生物は!?

……今思うと、エリアたんが俺の嘘告白を受け入れたのって、トライホーンの一件で、何かを失う事が怖くなってしまっていて、不安定な精神状態だった為受け入れたものなのかもしれない。

ずっと不安だったんだな……ごめん!エリアたん!

しばらく、エリアたんをデッロデロに甘えさせて心のケアをしよう。そして、エリアたんが大丈夫になったら、正直に話すんだ。

嘘の告白してごめん、エリアたんの負担にならないように強くなる旅に出るって。

 

「ギゴきゅんすき~♡えりあ、ギゴ君のお嫁さんになる~♡」

 

エリアたんが幼児退行したかの様に俺に甘える。

はははっ!もっと甘えて良いんだよエリアたん!思う存分心の傷を癒してくれ!!

 

「そういえばエリア、ギゴ君に聞きたいことがあるんだ~♡」

 

「うん!なぁに?何でも聞いてくれ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「昨日、アウスちゃんのおっぱいに見惚れてたの、どういうこと?」

 

 

…………あ、あるぅえ?おっかしぃぞぉ~?

さっきまでエリアたんに抱き着かれてぽかぽかと暖かい気持ちだったのに、一瞬で背筋が凍ってしまう程寒くなってきたぞ~?あっ、冷や汗も出てきたぞぉ~?

 

「おかしくないかな?ギゴ君は私の旦那様なんだよ?それなのに、アウスちゃんのおっぱいに夢中なんて、浮気かな?」

 

エリアたんの透き通った水の様な綺麗な瞳は、底の見えない程深い深海の様に暗くなっていた。

先程までの笑顔もどこかに消え、恐ろしいほどまでの無表情だ。

………ちゃうねん。誤解やねん。

昨日、ヒータたんが『アウス~あんたまたおっぱい大きくなったんじゃないの~♪』とか言ってアウスたんのおっぱい揉み始めて『やんっ!やめ…ひゃん///』とか喘ぎ始めて、百合百合し始めたら、そら見るやん…

俺、今は爬虫類だけど、中身はまだ哺乳類なんやぞ……乳を求める種族なんや………

エリアたんにバレないように指の間から見てたんだけどなぁ……

 

「…しょーがないなぁ、ギゴ君は♡」

 

エリアたんから放たれる強大なプレッシャーに動けず、俺はエリアたんに押し倒せれ、そのまま馬乗りされる。

 

 

 

 

「ギゴ君に教えてあげるね♡…君が誰の男なのか♡君の愛する女の子は、私しかいないってことを♡」

 

エリアたんが覆いかぶさり、俺の視界にはエリアたんしか映らなくなっていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、無茶苦茶リンク召喚(意味深)した

 




ネタバレ:今回、殺気は5方向から来てた模様。一体誰なんだろうか…

ガガギゴ君がエリアたんをめちゃんこ甘やかした場合、依存度が増すから逆に離れられなくなるよ。離れようとしたら監禁か心中ENDに突入するよ()

この作品書くにあたってカードストーリー読み直してるんだけど、ボリュームすごすぎひん?アニメ何本作れんのこれ?
皆も遊戯王のカードストーリ―で二次創作書こう(提案)

ここまでご拝読ありがとうございました
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