ガガギゴに転生した俺氏、何故かエリアたん含めた霊使い達に激重感情向けられてるんだが…   作:生牡蠣

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ランキング乗ってて草草の草…応援ありがとナス!
みんな霊使い好きなんすねぇ…



精霊たちと飲み会をしたんだが…

霊使い達が暮らす森の中に“シンッ…”とした夜が訪れた。

自然界の夜というものは以外と五月蠅く、夜行性のモンスターたちの声や環境音が気になって中々寝付けない時もある程だ。

しかし、今日は珍しくダークバット達の羽ばたきも、ガエル達の大合唱もない。静かで眠るには最適な環境が出来上がっていた。

 

 

“ワイワイ…!” “ギャハハハ!!”

 

 

…しかし、そんな静寂に水を差すような騒ぎ声が聞こえてきた。

その者達の姿は多種多様で、羽の生えたビーバー、蛇の様な竜、尾に炎を宿したキツネ、サン〇オに居そうな丸っこい天使、眼球に角と翼が生えた悪魔…そしてその中に、そいつらより大きな身体を持ったトカゲ人間の姿があった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんじゃあ今週もお楽しみといくべな!せーーーの…」

 

 

 

 

「「「「「「お疲れさまでしたーーー!」」」」」」

 

デーモン・ビーバーの音頭と共に、それぞれが木製のジョッキを天に掲げ、乾杯する。

んぐっ…んぐっ…っかあぁぁ~!やっぱこれよ!この一杯(とエリアたん)の為に生きてるって感じするわぁ~…

俺は今、霊使いちゃん達の屋敷から離れた森の中で、他の契約精霊達と焚火を囲んで飲み会をしている。

契約精霊達は皆、霊使いちゃんのことは好きだが、四六時中一緒に居ると流石に疲れてしまうらしく、週一ペースでこうして飲み会などの契約精霊間でのイベントを開いているというわけだ。

………えっ?俺もエリアたんとずっと一緒は辛いのかだって?

そんなわけねぇだろ!エリアたんどころか、霊使いちゃん達全員24時間365日一緒に居ても飽きない自信あるわ!むしろもっと好きになるわ!好きすぎて俺なんかが一緒に居るのが逆に申し訳なくなって死んでしまうわ!!(意☆味☆不☆明)

……だが、この飲み会に参加して、是非とも他の霊使いちゃん達の愛らしい日常の話を聞きたかった俺は、なんとかエリアたんを説得し、夜の外出の許可を貰うことが出来たのだ。

付き合い始めてから夜の束縛も激しかったから、めっちゃ大変だった……

 

 

 

 

 

~回想~

 

『そっか…飲み会なら仕方ないよね、ギゴ君も息抜きが必要だもん!行ってきなよ!!……………その代わり、今夜貰うはずのギゴ君の愛情♡今ちょーだい♡』

 

 

 

 

 

……うん、めっちゃ大変だった…

なんとかエリアたん寝かせて来たけど、マジで全部搾り取られるかと思った……

 

「カーーーッ!!やっぱ飲まないとやってらんねぇべ!」

 

「せやな~…研究熱心なのは関心なんやけど、協力するこっちの労力も考えて欲しいわぁ~」

 

ジョッキに入っていた飲み物を一気飲みした後、おっさんの様な愚痴を言うデーモン・ビーバー。彼は地霊使いアウスたんの契約精霊で、俺達の中では最古参の精霊だ。だが、先輩風を吹かせるでもなく『皆仲良うしようや!』と軽いノリで来てくれるから接しやすいビーバーだ。

デーモン・ビーバーの言葉に同意するように頷いたのは、火霊使いヒータたんの契約精霊であるきつね火姐さんだ。猪突猛進気味の熱い性格であるヒータたんとは正反対に冷静な性格で、ヒータたんを一歩引いた位置から見守ってくれている大人なキツネだ。何故か口調が京都弁っぽい。

 

「我、食事を欲する者也!つまみを要求する!!」

 

「………」コクコク…

 

翼を器用に使い、ジョッキを傾けながらつまみを要求しているのは、光霊使いライナたんの契約精霊であるハッピー・ラヴァ―。可愛い見た目とはかけ離れた威厳のある声で『我思う、故に我あり!』とか言ってる天使。キャラが濃すぎて俺も初見は2度見したわ…

ハッピー・ラヴァ―の言葉に頷いている目玉のモンスターは、闇霊使いダルクきゅんの契約精霊、D(ダーク)・ナポレオン。無口で喋ったところを見たことないが、ダルクきゅんがオーバーワークにならないよう健康管理をしてあげる等、心の悪しき者が作った悪魔とは思えない程優しい悪魔さんだ。

 

「だよね~僕もお腹すいたよ~……ギゴっち~今日のおつまみ何~?」

 

俺の方を見ながら早く食い物を出せと目で訴えている小さい竜は、風霊使いウィンたんの契約精霊のプチリュウ。実はこいつとはエリアたんと出会う前からの付き合いで、森で一緒にチームを組み、他のモンスターに喧嘩を売っていた腐れ縁だ。俺がエリアたんと契約していた別の場所でウィンたんと出会い、契約をしたらしい。

くそぉ…ウィンたんが精霊と契約するシーン見たかったぁ……絶対ふつくしいじゃん…脳内HDに永久保存したかったぁ……

 

「ねぇ~ギゴっち~~!お~つ~ま~み~!」

 

感傷に浸っている俺の事など知らんとばかりにつまみを催促するプチリュウ。

……こっちの気も知らないでのんきな奴め…!

 

「………ホラ、今日は舌魚の刺身と、キラー・ポテトをフライにしてみた」

 

俺は後ろに隠していた料理をみんなの前に出す。

日ごろ精霊の研究・修行に一生懸命な霊使いちゃん達。しかし、熱中しすぎて料理やその他家事が中途半端になってしまうことも多い。霊使いちゃん達には出来るだけ栄養のある物を食べ、出来るだけ綺麗な環境で生活して欲しい。だから、俺は霊使いちゃん達の屋敷の家事全般を担当しているのだ。元々前世でも独り身だったから家事スキルは高かったが、まさか転生してからも家事をすることになるとはな………しかも爬虫類だし…

 

「やっふー!ギゴっちのつまみだー!!」

 

「おぉー!待ってたっぺ~!ギゴやんの料理美味いからよく酒に合うんだよな~!!…………贅沢言うならカルビが欲しかったず…」

 

「ビーバーはん、普段どんぐりと肉しか食うてへんから、ガガギゴはんが気ぃ利かせてくれたんやろ?たまにはええやん♪」

 

「美味し!芋美味し!!我、大満足也!!」

 

「…………♪」

 

皿を出した瞬間、料理に飛びつく精霊たち。

こうして誰かに料理を美味しく食べてもらえるのはいいもんだなぁ……

霊使いちゃん達が俺の料理を笑顔で食べてくれているの見て、幸せのあまり昇天しそうになったのはいい思い出だ。

 

「さっすがギゴっち!精霊界ナンバー1料理トカゲ!!褒めて遣わすー!もっと飲めぇ!」ゴポゴポ…

 

プチリュウが俺の肩に尻尾を乗せながらジョッキに酒を注ぐ。

こいつめぇ…そんなにおだてたって、俺が後で食べようと思ってたデュエル飯しか出ないぞ?ほら、食え食え~

 

「わーい!ありがとー」

 

「ぬっ?ギゴ殿!我もにぎり飯を所望する!献上するのだ!」

 

プチリュウがデュエル飯に齧り付くのを見て、自分にも寄越せとハッピー・ラヴァ―が騒ぎ出す。

…しゃーない、こうなったら全員に配るか。

 

「うむ!感謝するぞよ!さぁ、もっと飲むが良い!」

 

機嫌を良くしたハッピー・ラヴァ―が俺のジョッキに酒を注ぐ。

はっはっは!同期で飲む酒も美味いが、人を喜ばせて飲む酒はもっと美味い!!

 

「ギゴやんサンキューだっぺ!……はぁ、うちのアウス嬢に爪の垢煎じて飲ませたいっぺ~」

 

デーモン・ビーバーがため息をつく。

そ、そんな!?アウスたんに俺の汚い爪の垢なんて飲ませられるかぁ!?アウスたんが穢れてしまうだろうがぁ!!

 

「あー……なんとなくわかるわぁ…ギゴはんの女子力、下手な女子より高いもんなぁ……うちのご主人は色気も足りへんし……せめて家事スキルぐらいは見習って欲しいわぁ…」

 

「んだべ!?アウス嬢も研究とかに熱中しすぎて部屋とかすぐ散らかすんだべ!女として見られたいならもっと……あっ、いや……なんでもないです。はい…」

 

きつね火姐さんから同意を得られて、気を良くしたビーバーが何かを言いかけたようだが急に言葉を濁した。何かあったのだろうか?……まぁ、いいか

それにしても、こいつら霊使いちゃんの私生活を間近で見れる環境に居ながらそれに不満を漏らすって、何様のつもりだ!?

部屋が汚い?汚部屋アウスたんとか萌えるだろ!?一緒に汚部屋に埋もれたいわ!

ヒータたんに色気がない?そんなわけないやろ!?丸出しのお腹をへそがセクシー……エロいだろ!!「おやおやヒータたん、お腹寒そうだね~♡おじさんが摩ってあげようね~♡」とか言ってセクハラしたいわ!その後罪悪感で自害するけどな!!

 

「そんなことない、アウスは好きなことに一直線なだけだ。オレはそんな彼女を尊敬している。ヒータも、可愛い物好きだったり、可愛い一面もある魅力的な女性だと思う」

 

流石に直球に言ったら引かれるので少し濁して2人のフォローを入れる。

本当は霊使いちゃん1人につき3日ぐらいかけて語り尽くしたいが我慢だ。

 

「…………あー、その…うん、ギゴやんにそう言ってもらったら、アウス嬢も喜ぶと思うべ……というかめっちゃ喜んどるわ…

 

「うーん……うちの姫ちゃん褒めてくれるのは嬉しいんやけど、そういうの軽々しく言ったらあかんで……ご主人、悶えすぎて言語化できてへんって…

 

俺の言葉に、微妙な顔をする2匹。

ん?何か小声で言ってないか?

 

「すまん、今何か言ったか?」

 

「何でもあらへんよー。ほら、それよりジョッキからやんか。ビーバーはん、注いであげなぁ」

 

「おうよ!どんどん飲むべギゴやん!!」

 

2匹が誤魔化すように俺のジョッキに酒を注ぐ。

……気のせいか、今日はみんないつも以上に酒を勧めてくるような……?

………まぁ、いいか!よぉ~し、今日はいっぱい飲むぞぉ~!

他精霊に促されるままに調子に乗って酒を飲み続ける俺。その結果――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だぁ~かぁ~らぁ~!ウィンはお姉さんぶってるけど、本当は甘えたがりの一面がギャップがあって惹かれるんだ!!」

 

すっかり出来あがりましたとさ☆

 

「ギゴっち…相変わらず酔っぱらうと急に語りだすよね……ウィン、頭に響くから騒がないで…

 

俺の話を呆れた様子で聞く他の精霊たち。

なんだよ!自分のパートナーの話だろ!!俺以上に熱く語れなくてどーする!?俺は一晩…いや、一年はこの話続けられるぞ!!

…しかし、このまま俺のワンマンステージではこいつらのストレス発散もできないしこの辺でやめておくかな……

 

「……ところでさ、ギゴっち………エリアさんとなんかあった?」

 

俺が語りをやめようとすると、唐突にプチリュウが問いかけてきた。

 

「あん?何かって……何が?」

 

「いやさ……最近、エリアさんとギゴっちの距離がすっごい近いって言うか…付き合いたての彼氏彼女みたいって言うか……」

 

プチリュウがしどろもどろになって答える。気のせいか、他の精霊たちも固唾を飲んで俺の答えを待っている気がする。

……はっは~ん。こいつら、自分たちに春が来ないから焦ってんな?特にプチリュウは俺と同期だから、先越されたと思って気を揉んでんなぁ?

よぉし!本当は嘘告白だけど、こいつらをからかって遊ぶか!!

ほろ酔い気分だからか、俺の口はめっちゃ軽くなっていた。

 

「おう!オレ、エリアに告白して、恋人になったぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「………はっ?」」」」」

 

ゾクッ!?

 

一瞬、どこからか今まで感じたことのない様な嫌な気配を感じた。

絶望、嫉妬、殺意……この世のあらゆる感情を混ぜ合わせたような嫌な気配だったが、それはすぐに感じられなくなった。

な、なんだったんだ…?

 

「えっ…マジで!?ギゴっちエリアさんと付き合ってんの!?」

 

プチリュウを含めた他の精霊たちが驚いて目をひん剥いている。

なんだその面白い顔wもっとからかったろww

 

「あぁ!エリアがオレの告白を受け入れてくれたんだ」

 

「マジかぁ…えっ、ちょ…マジでかぁ~……」

 

「お、おうぅ……」

 

「えっと…どないしよ?」

 

「祝賀!……と言いたいが…うむぅ…」

 

「………………………………」

 

プチリュウと他の精霊たちが微妙そうな空気になる。気のせいか、ナポレオンまで困惑している雰囲気になっている。

なんだこいつら、予想外の反応だな…?

 

「……そっか~…ギゴっちの愛はエリアさんだけに向けられるってことかぁ~…」

 

プチリュウが落胆するように呟いた。

あぁん?今の一言、聞き捨てならんなぁ……!

 

「そんなこと、ない!オレは霊使いみんな(推し的な意味で)大好きだ!!(推しを)愛してると言っても過言じゃない!!」

 

「「「「「…………はぁ!?」」」」」

 

5匹の驚愕の声が響く。

うおぉ!?無口のナポレオンまで叫んでるやん!地味にレアな光景だ…

 

「……オッケーギゴっち、酔ってるね。水飲もうか」

 

「酔ってない!オレはシラフだ!シラフで愛してると言っているのだ!!」

 

俺の霊使いちゃん達への愛を酔っているで済ませるとは失礼な!

確かに酔いでいつも以上に舌も回るし取り繕えていないが、この感情は本物だ!!

 

「いいか!?オレはあの子たちのためなら、たとえ大嵐が来ようが、うららやGが降ろうが、アーゼウスやドラグーン、全盛期のイシズティアラメンツが相手だろうがあの子たちの為に戦う!そして守ってみせる!!」

 

「うん、わかったから…お願いだからもうやめて………!!」

 

「ぐあぁ…あ、頭がぁ……!」

 

うん?なんか急にこいつら苦しみだす演技なんか始めたぞ?

あれか、甘い話を聞いて砂糖を吐き出しそうになるとか、そういう系の演技か?

俺は流行りに疎いから反応に困るな…

 

「いーや!まだまだ語るぞ!オレの霊使い達への愛はこんなもんじゃない!!いいかよく聞k…………………う゛っ

 

俺が霊使いちゃん達への愛を語ろうとしたところ、急に気分が悪くなってえづいてしまう。

ゔぅ…は、吐きそう………!!

 

「あっ、助かったぁ………ふぅ、ギゴっち飲み過ぎたんだよぉ~」

 

「ここで戻さんでよ、あちきの毛並みが汚れますさかい……」

 

「うむ!この近くに川があったはずだからそこで整えるがよい!!…うぬ?ナポレオン殿、付き添いをするというのか?」

 

「…………」コクコク…

 

他の精霊たちが苦しむ演技をやめ、吐くなら向こうへ行けと冷たく突き放す。

うぅ…優しいのはナポレオンだけか……泣くぞ

 

「す、すまない、ナポレオン」

 

「…………」グッ!

 

ナポレオンが器用に足で“グッド!”と表現する。イケメンかよ……目しかないけど

俺はナポレオンに連れられて、近くの川に向かったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

その時、ナポレオンが後ろに何かを投げたような気がしたが、多分気のせいだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ダーク)・ナポレオンが投げた札が地面に刺さる。

その瞬間、その札からいくつもの光が放たれ、精霊たちの頭上にある何かにぶつかった。

そのぶつかった何かは、目のような模様であり、光と共にそれは消えていった。

 

「“トラップ・スタン”……やっぱり、みんなもご主人様に“真実の眼”使われた系?」

 

プチリュウが予想通りというような顔で呟く。

真実の眼。OCGでは相手の手札をずっと公開させるという永続罠カード。ここデュエルモンスターズ界では、誰かに植え付けて、その者の見たもの、感じたものを共有し、指示も送れるという諜報的な使われ方をするものだ。

対して、D・ナポレオンが投げたカードはトラップ・スタン。罠の効果を無効にするものであった。

 

「考える事はみんな同じだべか……アウス嬢もそうなんだが、なんであの子たちってこんなに重いんだべな……」

 

「……まぁ、あの子たちは色々あって居場所がなくなってた子が多いから何かに執着しやすいんやろ」

 

デーモン・ビーバーときつね火が“やれやれ”とジェスチャーをしながら言う。

 

「ぬぅ…ライナ殿の感情がダイレクトに頭に流れ込んできたから、ものすごく頭が痛い也……!」

 

ハッピー・ラヴァ―が頭を抑えながら言った、

そう、真実の眼はその者と感覚を共有するため、共有者が感じた感情などが相手にダイレクトに流れるのだ。

 

「うん……ギゴっちがエリアさんと付き合ったって話になった時はやばかったよね。負の感情が流れ込んできて『あぁ、これ死ぬわ』って思ったもん」

 

「それな~…てか、やっぱりあのコンビ出来てんか……そらぁ先日野外でセッ……致してたし、そりゃそうだべな…」

 

プチリュウとデーモン・ビーバーが疲れた様子で言った。

デーモン・ビーバーの発言からもわかるように、どうやらガガギゴとエリアの蜜月の時は見られていたようだ。

 

「あの時もやばかったぞ!ライナ殿が身体中掻き毟ってエリア殿への恨み言を呪の様に繰り返していたわ……」

 

「うちのとこの姫もそんな感じやで……今日の飲み会で探り入れろって言うくらいやから、相当精神的にはキとったな、あれ」

 

ハッピー・ラヴァ―ときつね火が思い出すように語る。

2匹とも、その時の光景を思い出して震えているのは気のせいではないはずだ。

 

「……ギゴやんもギゴやんだぁ!なんであそこで『みんな愛してる』の一言が出るんよぉ!?頭湧いてんか!?」

 

「それは僕もそう思うよ~…だけど、あの一言でご主人様たちの機嫌が持ち直したのも事実だしね~。悪手だったとは言えないよね~」

 

「あちきもプチリュウはんの意見に同意やわ。あのままなら、みんなでエリアはんに何するかわからんからなぁ……血の雨が降ったと思うわ」

 

それぞれが思い出すのは、ガガギゴが霊使い達への愛を語りだした時に、自分たちに流れた感情の動き。

 

希望、愛情、幸せ、狭愛、独占、愛欲、依存、結婚……………………ニガサナイ♡

 

今思い出しても、背筋が凍りそうになる。

ここだけの話だが、ガガギゴの愛してる構文にご主人がベッドを濡らし、自らを慰めていたことをご主人の名誉のために黙っていた4匹だが、安心して欲しい。全員同じ行動をとっていたのだから……

 

「……して、どうするのだ?血の雨は回避できたとは言え、明日から昼ドラも真っ青なドロドロ略奪愛憎劇が始まりそうなのだが…」

 

ハッピー・ラヴァ―は心配そうに言った。

 

「知らん。元々ギゴはんが撒いた種やん。あとは自分らでやって欲しいわぁ」

 

「…おらも同じ意見だべ。ギゴやんがバラバラになるか、ハーレム作るか遠目で見守るべ」

 

「まぁ、ギゴっちなら大丈夫っしょ!それより自分たちの心配しよ!」

 

しかし、他の3匹は冷たく言い放った。

ガガギゴの事は好きだ。ぶっちゃけご主人達よりも好感度高いかもしれない。

しかし、それとこれとは話は別だ。自分たちの命の方が惜しい。

それに、今まで近くでガガギゴと霊使い達を見てきて、なんとなく惚れる理由はわかるのだ。後は勝手にやってくれ。

 

「そうであるな……まぁ、ガガギゴ殿なら死なんであろうな!仮に死んだとしても、ライナ殿たちがアンデットワールドに死体を運んで、ゾンビ化させるであろうしな……なぁんてな!」

 

「……」

「……」

「……」

 

「…………あの、冗談だから否定して欲しいのだが……」

 

ハッピー・ラヴァ―のジョークは、容易にその光景が想像できるため誰も冗談に聞こえなかった。

その後トラップ・スタンの効果も消え、4匹はガガギゴとナポレオンが帰ってくるまで静かに飲んでいたのであった……

 

明日から、他の霊使い達がガガギゴの愛を手に入れようとあらゆる手段を使ってくるだろう。

はたして、ガガギゴは無事エリアと別れて修行の旅に行けるのだろうか?

覚醒の勇士になる事はできるのであろうか?

 

それは、誰にもわからない…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オエェェ……うっぷ…」ゲロゲロ…

 

「…………」背中すりすり…

 

 

……………………多分無理だわ…

 




その日の夜、霊使いちゃん達のお屋敷はエリアたんの部屋以外は騒がしかったらしいよ。夜中まで精霊のお勉強してたのかな?()

結構読んでくれてる人がいて嬉しい…嬉しい…
もっとカードストーリーでの二次創作増えて欲しい…書いて…書いて…
コ〇ミはガガギゴのストーリー進めて…霊使いの新規もくれ(真顔)

ここまでご拝読ありがとうございました
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