ガガギゴに転生した俺氏、何故かエリアたん含めた霊使い達に激重感情向けられてるんだが…   作:生牡蠣

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今回から独自解釈・独自設定が強くなるからタグを追加しますわ…
なんかランキング上位にこの作品の名前あるんだけどバグかなんかかミ?

(この話は以降の話の布石がメインだからヤンデレは)ないです。


エリアたんが実家に帰るんだが…

それは、とある朝の出来事であった。

 

早朝、いつものように朝のトレーニングをしていると、遠くから人影が見えたんだ。

誰だろうとしばらく見ていると、段々と姿がはっきりと見えてきた。

その者はブラウンを基調としたオシャレな服を着て、手紙がたくさん入っているであろう大きなカバンを肩かけて走って来る美形の男であった。

 

彼は…メッセンジェラートだっけ?

 

マドルチェ・メッセンジェラート

マドルチェというお菓子をテーマにしたカテゴリーのカード達で、偶に環境にも入ってくる強々テーマだ。

メッセンジェラートはその名の通り、マドルチェ界の郵便屋さんなのだ。

メッセンジェラートは、俺の姿を見つけると“ニコッ!”と眩しい笑顔を向け『郵便です!』と俺に一通の手紙を渡してきた。

『俺に手紙?』と疑問符を浮かべながら宛先を見ると、達筆な字でエリアたんの名前が書いてあった。

エリアたんに手紙?誰からだ…?

封筒に差出人の名前は書いていない。かといって勝手に中を開けて確認するのはマナー違反だ。

少しモヤモヤとしながら屋敷に戻り、いつも通りの時間にエリアたんを起こす。

まだ眠いのか、エリアたんは寝ぼけ眼を擦っている。あぁ、尊い…

 

「おはよう、ギゴ君……………っん」

 

エリアたんが俺に挨拶をした後、目を閉じて唇を突き出す。

……なんだろう…ッ!?ま、まさか、どこか具合でも悪いのだろうか!?それなら大変だ!?早く医者を呼べ!ディアンケトさんでもセベク様でもマッスラーでもいい!エリアたんを助けなければ!!

 

「……む~~~っ!ギゴ君!おはようのチュー!!」

 

俺が焦っていると、エリアたんが痺れを切らしたように強めの口調で言った。

なんだ、具合が悪いわけではなかったのか…良かった……って良くない!?

お、おおおおおはようのちゅちゅちゅチューだとぉ!?そんな恋人同士みたいなこと出来るわけがない!?いや、俺達恋人だけども!嘘告白だから!今後なんとか関係解消するから!それまでは、エリアたんにはなるべく清い身体でいて欲しい!!(手遅れ)

 

こ、こうなったら、適当に理由をつけて断r「ちゅ♡」……ッ!?

しどろもどろになっている俺の首に手を回し、エリアたんは俺の唇と自分の唇を重ねた。

シンプルなバードキス。しかし、愛する者同士が行うそれはきっと夜の営みにも引けを取らない程の充足感である。

 

「っん♡…ギゴ君が遅いから、私がギゴ君の唇奪っちゃった///……………今度起こすときは、ギゴ君からしてよね♡

 

エリアたんが耳元で俺を誘惑するように囁く。

――――俺、バーニングソウル会得したかも…めっっっっっちゃ魂荒ぶってるわぁ……

“悪魔の口づけ”って700ポイント攻撃力アップだっけ?悪魔ごときで700も上がるなら“エリアたんの口づけ”は攻撃力100000位アップするよなぁ……俺、今ならヌメロニアスぶっ倒せるわ(確信)

もう、修行の旅よりエリアたんのチュー装備してた方が手っ取り早い気がしてきた…いやいや駄目だろ!?エリアたんの唇をこれ以上穢すことはできない!これ以上は罪悪感で俺が死ぬぅ!

 

「うーん?何この手紙?……私宛?」

 

俺がトリップしていると、エリアたんは俺が手に持っていた手紙に気付き、俺の手から手紙を取る。

自分の名前を確認し、封筒を破って中身を確認するエリアたん。すると、エリアたんは段々口角が上がって来て、満面の笑みになった。

おぉ!何が書いてあるかわからないが、笑顔になるということはきっといいことが書かれているのだろう。内容が気になるな…教えてもらえるだろうか……

自分のこと以上にドキドキしながら、エリアたんが口を開くのを待つ。

やがて、エリアたんが眩しい笑顔のまま顔を上げて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「実家に帰ります」

 

 

 

………………ゑ?????

 

 

 

 

 

 

 

 

「これとこれと……お土産はこれでいいかなぁ~♪」

 

 

鼻歌を歌いながら、大きなカバンに荷物をまとめるエリアたん。良い音色だ。オリコン1位間違いなしだな。

手紙は、エリアたんのお母様からの手紙であった様だ。

なんでも、エリアたんとお母様は前々から手紙でとある事についてやり取りをしており、今回そのとある事の準備が出来たとのことで実家に一度帰る必要があるというのだ。

手紙を読んでから、エリアたんはずっとニヤニヤして旅路の準備を急いでいる。そんなにとある事が楽しみなのか……気になってエリアたんに何なのか聞いてみたら『ギゴ君には内緒!帰って来てからのお楽しみ♪』と指で顔を“ツン♪”とされ、お預けを食らってしまった。エリアたんのお預けとか…一生待てるわぁ……でも、ちょっと残念だ…楽しみを共有したかったのだがなぁ……まぁ、楽しみに待ってるか。

にしても……エリアたんのお母様かぁ…あの人、娘に手紙を送れるまでに回復したんだ…良かった……最後に会ったのはそんなに前ではないはずなのに、なんだかもう懐かしい気がするなぁ…

 

 

元気にしてるかなぁ…エリアたんのお母様――――――リチュア・ノエリアさん

 

 

DT(デュエルターミナル)というストーリーがある。

コンマイが遊戯王をアーケードゲームとして売り出そうとしたときに、アニメとは違うカード独自の展開にしようと考えて生み出されたストーリーだ。

種族間での争い事や脅威へ立ち向かうための敵同士での共闘など、暗めのハードな面や王道ファンタジーの様な要素が盛り沢山で、今でも根強いファンがいるシリーズだ。

 

その中に登場する種族の一つに、『リチュア』という一族が登場する。

 

リチュアは水属性の儀式召喚をメインとしたカード達で、扱いにくい儀式魔法を自己回収できるなど、今までの儀式召喚の常識を覆した人気の高いテーマだ。

そのバックストーリーも中々凝っており、元々氷結界という一族だった女性が色々あって離反し、作り出した一族がリチュアである。

その離反した女性というのが、何を隠そうリチュア・ノエリアなのだ。

ノエリアはリチュアを結成する際、とある戦火に巻き込まれた子ども達を迎え入れたのだが、なんとその中にまだ赤ん坊であったエリアたんも居たというのだ。

これを初めて聞いた時は驚いたなぁ……公式ガイドブックにはエリアたんとリチュアの関係について匂わす程度の表記はあれど直接関係があるとは最後まで明言しなかったからなぁ…

 

さて、DTのストーリーを知っている人なら、エリアたんとノエリアが出会うことに不安を覚える者もいるだろう。

当然だ。ノエリアはストーリー上で数々の悪行をなしており嫌悪感を覚える決闘者も少なくないだろう。

具体的な悪行を説明すると…そうだなぁ……実の娘を儀式の実験台にして殺害したり、ウィンたんの故郷に毒の霧を散布したりしてたな!……言ってる俺自身もドン引きするわ…

この話を聞いて『戦渦に巻き込まれた孤児を保護するような聖人君子がそんなことするはずがないだろ!いい加減にしろ!』や『これ本当に同一人物?エリアたんのマッマ毒親すぎひん?』と不安になる者もいるだろう。

その感性は正しい。実はこれらノエリアの狂行には理由があるのだ。

 

ノエリアは昔、親友と共にとある儀式を行い失敗。その結果、親友は帰らぬ人となり、ノエリア自身も儀式によってその力を利用しようとしていた悪魔――――インヴェルズの思念に取りつかれてしまったのだ。

インヴェルズ。大昔に存在していた虫の様な見た目をした悪魔族の集団だ。強大な力を持っており、この世のすべてを食い尽くそうと活動していたが、星の騎士団・セイクリッド達との戦いに敗れ、長きに渡り封印された。

しかし、インヴェルズ達はノエリアに憑依し、自分たちの完全復活を目論んでいたのだ。

インヴェルズに取り憑かれたノエリアは、段々と人格を乗っ取られていき、悪行を重ねるようになったというわけだ。

話が進んでいくと、デュエルモンスターズ界の存亡が掛かって来る重要なストーリーなんだけど……俺、その事を忘れてたんだよなぁ……

 

思い出したきっかけも偶然だった。

ある時エリアたんとウィンたんが一瞬即発の空気を醸し出していたのだ。

何事!?と思いつつ、間に割って入ったら、2人とも泣き出して大変だった。

なんとか落ち着かせて話を聞いたら、ウィンたんの故郷である霧の谷に、エリアたんの家族であるリチュアが毒を撒いたとの噂を聞き、ウィンたんが詰め寄ったという事らしいのだ。

その時に、俺はDTのストーリーを思い出し、これから世界に訪れるであろう悲劇の数々に恐怖した。

DT世界はこの世の全てを終わらせてしまえる存在がゴロゴロいる様な世界観だ。怖くて当然だし、この世界に絶望して自死を選んでもおかしくない程冷たい世界だ。

 

 

 

 

 

『霊使いちゃん達を悲しませるとは許せんっ!!俺が全部ぶっ潰してやるっ!!』

 

だが、それ以上に俺の心は怒れる類人猿(バーサークゴリラ)の様な激しい怒りに包まれた!

当たり前だろ!霊使いちゃん達の笑顔を曇らせるとかエラッタ前のマキュラを無制限にするくらい重罪だぞ!!たとえ公式(コンマイ)が許してもこの俺が許さんわ!

俺は2人に何とかするから安心するように宥め、当時の最強装備と魔導雑貨商人から買い集めた数々の魔法カードや罠カード、アイテム等をカバンに詰め込み、霧の谷へと走った。

スピード・ウォリアー(過労死)も吃驚のスピードで走り、その日のうちに霧の谷についた俺は、それから休みなく行動した。

毒で苦しむガスタの人々にブルー・ポーションやダメージ・ワクチンΩMAXを調合した毒消しを配り、迫りくるリチュアの軍団を魔法カード『永遠の渇水』を使って弱体化させつつ撃退していった。

次々とリチュアの軍団を退け、ついに大将・ノエリアの元へと辿り着いた。

しかし、この争いの現況とはいえ、バックストーリーを知っている俺はノエリアさんとは戦いたくなかった。

というかエリアたんのお母様を傷つけたことが知られて『ギゴ君なんて嫌い!』とエリアたんに言われたら精神崩壊してそのままゴギガ・ガガギゴにワープ進化するわっ!

なんとかノエリアさんを傷つけずに解決する方法がないか考えた俺は、とある方法を思いついた。

 

これ、インヴェルズだけ倒せばよくね?

 

そう考えた俺はノエリアさんに近づき、至近距離で『悪魔祓い』の魔法カードを発動した。

悪魔祓いとは悪魔族モンスターのみを破壊する魔法カードである。

悪魔族――――つまり、インヴェルズ達だ。

悪魔祓いによってノエリアさんにダメージはないが、憑依しているインヴェルズの集合体――――インヴェルズ・オリジンは苦しみだし、ノエリアさんから出て行った。

 

エリアたんのお母様が相手じゃなければこっちのもんよぉ!

 

それから俺は『暗闇を吸い込むマジック・ミラー』などで闇属性メタをガン積みし、弱ったインヴェルズ・オリジンをフルボッコにした。

流石は世界を滅ぼしかけた悪魔とだけあってしぶとかった。

ちくしょう!こうなったら奥の手だ!

「スター・チェンジャー」発動!俺のレベルを一時的に5に!

そしてくらえ!ブラック・パラディン師匠直伝の「切り裂かれし闇」ぃ!

インヴェルズ・オリジン、爆☆殺!

 

こうしてインヴェルズ・オリジンを倒した後、俺は動き疲れてそのまま気絶。

次に目を覚ましたら、霊使いちゃん達の屋敷の前に居て、エリアたんとウィンたんが泣きながら俺に抱き着いてたっけなぁ…その光景が幸せ過ぎてまた気絶したが……

次に目を覚ました時に俺が気絶した後のことを聞いたら、正気に戻ったノエリアさんがガスタの人達に事情を説明し謝罪したそうだ。

事情が事情である事と、俺の薬で死者が出なかったこともあってガスタの長であるウィンダールさんはあまり大事にはしないと約束してくれたらしい。

そんなこんなで和解した両者に気絶した俺は回収され、ウィンダールさんがわざわざここまで背負ってきてくれたらしい。

今思うとウィンダールさんって、ウィンちゃんのお父様なんだよなぁ…なんて恐れ多いことを……

……まぁ、何はともあれリチュアとガスタ間の問題も大事にならずに解決!エリアたんとウィンたんの仲も拗れずに2人は友達のままで良かった良かった!

……そういえば、あの時ウィンたんが妙に熱っぽい顔をしてたけど、具合悪かったのかな?今更感あるけど、もっと気遣ってあげればよかったなぁ…

 

 

 

「よーし!これで準備完了♪」

 

俺が昔を懐かしんでいるうちにエリアたんのお出かけの準備が終わった様だ。

エリアたんはカバンを背負って、鏡の前でポーズを決めている。かわいい。写真撮って神棚に飾って毎日拝みたい。

 

リチュア騒動の後、ノエリアさんはインヴェルズに取り憑かれていた後遺症が残っており、リハビリをしていると聞いていたが、手紙の内容を見るに元気そうで本当に良かった。

 

「それじゃあギゴ君!私行ってくるから、お留守番頼んだよ!!」

 

エリアたんが俺の目を見ながら言ってくる。

そう、今回の用事はどうやら精霊なしで行わなければならないようで、俺は付いていけないのだ。

その用事は時間が掛かるらしく、少なくとも数週間はかかるという事であった。

……正直、エリアたんにしばらく会えなくなるのは辛い。初手でおジャマ・キング、地盤沈下、ナチュル・バンブーシュート、エンジェルO7、生贄封じの仮面、ネクロバレーを揃えられるより辛い。

だが、それ以上にエリアたんには親子水入らずで過ごしてもらい、小さい頃に甘えられなかった時間を取り戻して欲しい。きっと、小さい頃に寂しい思いをしていただろうしな…

 

「…………ギゴ君」ギュッ…

 

エリアたんが突然、俺の顔に腕を伸ばし、そのまま抱き着いてきた。

ふおぉぉぉぉぉぉ!?!?え、ええええエリアたんのおっぱいの感触がががががががくぁwせdrftg…

 

「…私本当はね、ギゴ君とずっっっっっと離れたくない……永遠にギゴ君と一緒に居たいよ……でも、これは2人がずっと一緒に居るためには必要なことなの……だから、待っていて」

 

エリアたんは俺に抱き着いているので、表情は見えない。

しかし、声も身体も震えており、不安がっているのが丸わかりだ。

…………これは、キョドってる場合ではないな。

 

ギュッ…!

 

俺はエリアたんより強い力で抱きしめ返す。

 

「ひゃん!………ぎ、ギゴ君…?」

 

「大丈夫だエリア、オレはずっと待っているし、いつでもキミを想っている。だから、心配しなくていい」

 

俺はエリアたんを安心させるように語り掛ける。

エリアたんが何に対して不安がっているかはわからない。しかしだが、エリアたんが不安を和らげるくらいならできる。

何の根拠もない『安心してくれ』という言葉だが、彼女の為には俺は何でもしてあげられる。だから、安心して欲しい。

 

「ぎ、ギゴ君……!!」

 

エリアたんの声色がいつもの……いや、いつもよりも元気のあるものに変わったのが分かった。元気すぎて、これは高揚していると表現しても差し支えないだろう。

…ふぅ、エリアたんが安心してくれたようで良かった。これでエリアたんもお母様の元へ行けr

 

 

 

 

 

 

 

“ドンッ!!”

 

 

 

 

 

 

 

 

お母様の元へ行ける。そう思った瞬間、俺はエリアたんにベッドへと押し倒された。

………なんでぇ!?

 

「はぁ…♡はぁ…♡ずるいよギゴ君♡せっかく、出発前だから自重しようと思ったのに…♡そんなこと言われたら、我慢できなくなっちゃうよぉ…♡」

 

エリアたんは息を荒げながら俺を見下ろしている。

餌を前にした犬の様にだらしなく涎を垂らし、濁った目の中には♡マークが浮かんでいる。

今のエリアたんは、まさに発情期の獣という表現が一番しっくりくると感じた。

 

…あっ、これ、地雷(グレイモヤ)踏んだわ………

 

「ギゴくぅ~ん♡数週間会えない分、いっぱい愛して♡誰が見てもギゴ君の(おんな)だってわかっちゃう様な証♡私に刻みつけてぇ♡」

 

そう言うとエリアたんは身の纏っている服を脱ぎ始めて―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、無茶苦茶儀式召喚(意味深)した

 




【悲報】ガガギゴニキ、4話連続でヤる(直球)
こいつらいつもヤってんなぁ…

リチュアとエリアたんの関係は完全に独自解釈です。公式から設定のアナウンスないのが悪いんや…
というわけで、次回からエリアたんはしばし不在となります。ギゴ君、長期休みが貰えて良かったね!……あれ?他の霊使いちゃん達がハイライトのない目でギゴ君を見てるよ。どうしたのかな?
感想欄にダルクきゅんの性別を心配してる層が一定数いて草。これはダルクきゅん出すの楽しみやでぇ……

ここまでご拝読ありがとうございました
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