今回は順番が前後していますがなんとプロローグ編です。
ーーーー我々は望む。七つの嘆きを。
ーーーー我々は覚えている、ジェリコの古則を。
……知らない言葉が、赤い文字となって脳内に浮かび上がる。
この言葉の意味は知らないが、私の奥深くに存在する『何か』が、コレを忘れるなと囁いてくる。
『お前の星に、従え。』
無意識のうちに私はそう呟きーー
そして、私はあの星の下に立っていた。
あらゆる色彩が混じり怪しげに輝く夜空の中心に、この世の何よりも煌々と輝く星が見える。
いつもの如く、私はその星に畏敬の眼差しを向ける。何よりも明るく輝くその星は、私の進むべき道を指し示す羅針盤で在り、長い旅の中で私を明るく照らす光だった。
しかし私は見た。
青く渦巻く空の奥。その深淵から迫りくる
理解できない……いや、理解してはいけない『それ』は周囲の星空を歪め飲み込んでいき、私の星すら飲み込まんと広がっていく。
だめだ、それだけは。
やめろ、それに近づくな。
『っ…………やめろッ!!!』
ガバッ!!
『………はっ…はっ…ゆ、夢……?』
永く短い悪夢から解き放たれ、私は広いソファの上で目を覚ました。
普段汗なんてあまりかかないのにも関わらず、状況が状況だったのか体の所々が濡れていて少し気持ち悪い。良い目覚めとは言えないだろう。
「大丈夫ですか、ダンテ先生。」
『あぁ、大丈夫。ありがと……』
……………………ん?
『え、誰!?』
慌てて横を向くと、そこには見知らぬ少女が一人。不思議そうな顔でこちらを見つめていた。
紺色の髪に、深海の如く揺らめく青の瞳。きめ細やかな白い肌の上で、メガネの淵が差し込む光を反射し煌めく。一体、どこのどちら様だろうか。頭の上のヘイローを見るに、キヴォトスの『生徒』であることに間違いは無いと思うのだが………
待てよ、というかなんで私はここに居るんだっけ。
『………あ。』
そこで漸く、私はなぜ自分がこんなところで寝ていたのかを思い出した。
あれは数十分前。
ファウストによってサンクトゥムタワーへと呼び出されていた私は、彼女の案内を受けてこの無駄にだだっ広い部屋に放置されていた。
呼んだ本人はというと、他にも呼ぶ人間がいると言ってどこかへと消えた。そうして真っ白な知らない天井をボーっと眺めているしかなかった私はそのまま襲ってきた眠気にあらがうことが出来ず夢へと落ち………その結果として、あの燃え盛る灰色を見たのだ。
思い返せば結構単調な顛末で拍子抜けしたが、それはそうとこの目の前にいる子は誰なんだろうか。
「ーー相当お疲れだった様ですね。既にいると聞いていたので来ましたが、なかなか目を覚まさないものですから。もう少しで声をかけようかと思っていたところでした。」
メガネの少女はそう言って、机を挟んで反対側のソファに浅く腰を掛けた。随分落ち着いた子だな、と。何となくそう感じた。昨日のアビドスの子たちがそろいもそろって元気な子たちだったから、その部分がより深く感じられるのかもしれない。
「夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください。ファウスト先生から大体は説明されていることと思いますが、念のためもう一度、今の状況をお伝えします。」
何も聞かされていないことは一旦内緒にして、私は彼女の言葉に耳を傾ける。
「私は『七神リン』、学園都市キヴォトスの、連邦生徒会所属の幹部です。」
ーー『連邦生徒会』。
その単語の説明は、昨日されていた。
このキヴォトスに存在するあらゆる学園を統括し、法を布き、この学園都市の中枢を担う、我々の世界で言うところの『頭』の様な役割を果たしている組織…らしい。具体的に何をしているのかどうかみたいなのは聞かされなかった。というか、そんなところの幹部っていうぐらいなんだからもしかしてこの子、相当偉いのでは?
「先日赴任された12人の先生方は、昨日中にそれぞれの学園へ配属されたとお聞きしました。既に各学園の問題解決に一役買ってくださっているとの報告も多数上がっております。」
『活躍?何か問題を起こしたとかじゃなくて?』
私の突拍子もない質問に対し、リンは少し困ったような表情を浮かべる。困惑させてしまったことに対して私が慌てて謝罪すると、彼女はわざとらしく一度咳払いをしてから再び話し始めた。
「…続けますと、先生方のおかげである程度はこのキヴォトスに秩序が戻りつつあります…が、まだ根本的な問題が解決されておりません。ダンテ先生には、そのとある問題を解決していただきたいのです。」
「取り敢えず、今は私についてきてください。」
『ちょっと待ってくれ、具体的に何をするかは教えてくれないのか?』
私がそう聞くと、彼女は振り向き少し意地悪な笑みを浮かべ
「学園都市の命運をかけた大事な事………ということにしておきましょう。」
そう言って、エレベーターへと向かっていった。
ファウストと似た何かを感じるな、なんて思いながら、私もその背中を追いエレベーターに乗り込んだ。
「改めて、キヴォトスへようこそ。先生。」
青い景色と共に交わされた歓迎の挨拶。世界は来た時と同じように青く澄み渡り、灰色の世界で生きてきた私たちに色と熱を与えていく。
「きっと、先生の住んでいた所とは何もかもが違うので大変だと思いますが…先生方なら、それほど心配いらないでしょう。」
「あの連邦生徒会長が、お選びになった方ですからね。」
『連邦生徒会長?』
知らない人物が話題に上がり、私は反射的に聞き返した。
私たちをこの役職につかせたのは、ほかでもないあの『先生』と言う男のはずだ。
感じた違和感に対して、目の前の彼女からすぐに明確な答えが提示されることを期待した私だが…
「…まぁ、そこら辺の説明は後でするとして。」
…残念ながら、そこのところが説明される事はなかった。謎がすぐには解決しないってのは、やっぱりどこの世界でも同じみたいだ。
ピンポーン
「ちょっと待って!!代行!!見つけた、待ってたわよ!!連邦生徒会長を呼んできて!!………ってあれ?そちらの大人の方って…」
エレベーターの扉が開くや否や、そんな喧し...大きな声が私の鼓膜を揺らした。到着したフロントで私を待ち構えていたのは歓迎の挨拶ではなく。見知らぬ数名の生徒たちが、私たちの方向へ向ける怨嗟の視線だった。そしてその紺色の少女の一声を皮切りに、背後にいた生徒たち含め、数多の声が続けざまにこちらに飛んできた。
「主席行政官、お待ちしておりました。」
「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」
大きな翼を携えた、黒髪で長身の少女。ブロンドの髪を持った、生真面目そうな雰囲気を放つメガネの少女。その背後で何も言わず状況を静観している銀髪の少女。
キヴォトスの常識に倣い、やはりどの少女も銃を携えている。この一触即発の険悪な雰囲気の中、発砲騒動とかにならなきゃいいけど。
なんてことを私が考えているのにも関わらず、恐らくこの不満の矛先で在るリンはというと
「あぁ………面倒な人たちに捕まってしまいましたね。」
顔に影を落とし、心底面倒といった様子でそんな言葉を言い放った。
「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん。」
『!!』
穏やかで、一見冷静にも聞こえる声色。
だがその実、言っている内容は現在置かれている状況に対する嫌味と皮肉をじっくり煮詰めたような言い回しだった。柔和に見えて、なんとも刺々しい。よくこっちの案内人であるヴェルギリウスも似たような物言いをよくするせいで、そういうのはすぐ判別できてしまう。何も面白くないのに、あえてわざとらしい笑みを浮かべるのも同じだ。今の彼女は、こちらから見ても結構怖い。
「こんな暇そ………大事な方々がここに尋ねてきた理由は、よくわかっています。今学園都市に起きてる混乱の責任を問うために...でしょう?」
「そこまでわかってるなら何とかしなさいよ!!連邦生徒会なんでしょ!!」
そして、やはり彼女の言い方が気に食わなかったのか、紺の少女から鋭い言葉が間髪入れずに飛んでくる。結構気が強い子みたいだ。まるで初期のヴェルギリウスとイシュメールを見てるみたいだななんて思いながら、私は取り敢えず黙って成り行きを見守ることにした。
「数千もの学園自治区が、混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!!」
「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました。」
「スケバンの様な不良たちが、登校中の内の生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています。」
「戦車やヘリコプターなど、出所のわからない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に異常が生じてしまいます。」
「こんな状況で、連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ会わせて!」
一息の間にぶつけられた幾つもの問題を、リンは何も言わずに聞いていた。聞いたところ、私の知っている学園生活からかけ離れてはいるものの、結構重大な問題ばかりの様な気がする。そして、さっきから何度も耳にする『連邦生徒会長』という人物。話を聞く限り、私たちをここへ呼び先生へと指名した”ことになっている”その人物と、彼女たちの要求している人物は同一人物で間違いなさそうだ。このまま黙っているのが最善とは思えないし、どさくさに紛れて彼女の事を聞いてみよう。
『ちょっといいかな、リン。』
「…?はい、なんでしょうか、先生。」
『さっき、その連邦生徒会長の事は後で説明してくれるって言ってたよね。皆こんな不安そうにしているみたいだし、今教えてもらう事ってできるかな。できれば、皆にも聞こえるように。』
私がそう言うと、リンは少し驚いたように目を広げていたが、そのうち観念したかのように小さくため息を吐いた。
そして目の前の少女たちの居る方向へと向き直し、ゆっくりと口を開く。
「………連邦生徒会は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」
「え!?」
『………え?』
行方不明。
其の言葉を聞いて私も、紺色の髪の少女も、二人同じように間抜けな声を上げてしまった。
他の生徒たちの間でも、その返事は衝撃だったようで、ざわついていたフロントには次第に以前の物とは異なるざわめきが波紋の様に広がっていく。
『どうして何週間も姿を見せないの?』
先程、誰かが言った言葉を脳内で反芻する。
よく考えれば変な事だ。私たちがこの世界に迷い込んだのは昨日のはず。そしてその後あの『先生』という男に出会い、彼と契約を交わしたうえで私たちは先生になった。だがリンは私たちを選んだのは連邦生徒会長と言い、当の本人は何週間も前から姿をくらませているという。
矛盾だらけだ。何もかもが噛み合っていない。どういうことだ?
「結論から言うと、『サンクトゥムタワー』の最終管理者が居なくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。認証を迂回できる方法を探していましたが……先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした。」
「それでは、今は方法があるという事ですか、主席行政官?」
黒髪の少女がそう問いかけると、リンは思考に耽っていた私の方に体を向け、ゆっくりと手を伸ばした。まるで、その”方法”とやらが、私にあるとでも言うかのように。
「このダンテ先生こそが、フィクサーになってくれるはずです。」
「!?」
「!」
「この方が?」
『………え、私?』
フィクサー...っというと、便利屋の事だろうか。
「ちょっと待って。そう言えば、この先生はいったいどなた?どこの学園の先生で、どうしてここに居るの?」
「ドン・キホーテ先生と同じく、キヴォトスの外からきた方の様ですが。もしかしてあなたが…」
一人は心当たりがなく、もう一人は私の存在に心当たりがあるようだ。ドンキホーテ先生と言っていたし、恐らく彼女が自信満々に今までの冒険譚を語りでもしたのだろうか。無駄な脚色がなされていなければいいけれど。
「はい。こちらのダンテ先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、各学園の先生方と同じく連邦生徒会長が特別に指名した人物です。」
「行方不明になった連邦生徒会長が特別に指名………?ますますこんがらがってたわね...変な被り物もしてるし…うーん…?」
目の前の少女達から、疑惑の視線を察知し私はどうしたものかと考える。まぁ考えてみれば当然だ。失踪している人間の指名で、この都市の命運を委ねられた大人。そんな怪しい経歴に合わせて、この頭だ。どう考えても怪しさ満点だろう。だが囚人たちを統率する立場の私がこんな疑惑の目を向けられていたら、各学園で活動している他の囚人たちの信頼にも関わってくる。
(まぁ取り敢えず、最低限名乗りは上げておこう。呼称がはっきりすれば、少なくとも円滑なコミュニケーションは取れるだろうから。)
『私の名前はダンテ。一応昨日赴任した囚じ...先生たちの上司って扱いになってる。まだ何を信じればいいのかよくわかってないだろうけど、とりあえずはよろしくね。』
取り敢えず今思いついたそれっぽい挨拶をすると、一応まともな人間だとは思ってくれたのか、少女の疑念の目が段々と解きほぐれていくのがわかった。挨拶は互いを知る一歩とは言うけど、ここまで効果覿面とは思わなかった。ひとまずはよかった...のかな?
「こ、こんにちは、先生。私はミレニアムサイエンススクールの……い、いや挨拶なんて今はどうでもよくて……!」
「そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと……」
「誰がうるさいって!? わ、私は早瀬ユウカ。覚えておいてください、先生!」
『ユウカね。よろしく。』
リンに煽られては憤慨するのを見るに、ユウカは随分と感情表現が豊かな子と見える。沸点が少し低いけれど、根はいい子なんだろうなと言うのが今までの様子で何となくわかった。他の子の事も知っておきたいけれど、それよりもリンが話し始める方が速そうだった。
「…先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問として配属されることになりました。」
「ーー連邦捜査部、『シャーレ』」
聞き覚えのある言葉だった。確か、今この学園都市での私の立場は『連邦捜査部シャーレ』の総括顧問だったはずだ。具体的にどんな部活なのかは、そういえば聞いていなかった。
「単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての学園の生徒たちを制限なく加入させることも可能で、各学園の自治区で、制約なしに戦闘活動を行うことも可能です。」
………なんか、改めて言われるととんでもない権力を手に入れている気がする。これを私たちの世界に置き換えれば、各巣から際限なくフィクサーたちをリンバスカンパニーの囚人として登録し、全ての巣で無条件にいくらでも戦闘できるという話だ。この部活…何か変…?
「なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが……シャーレの部室はここから約30㎞離れた外郭地区にあります。今はほとんど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に「とある物」を持ち込んでいます。」
彼女はそこで言葉を切って、タブレットを操作し件の目的地までの地図を私に見せてくれた。結構遠い。歩いていくとなるとかなり時間がかかりそうだ。
30㎞というと、昨日のアビドスのアジト襲撃と同じ距離ということになるし、流石に二日連続であれはきつい。特に太腿の筋肉痛が。
「先生を、そこにお連れしなければなりません。」
リンがそう言って、再びタブレットを操作すると、数回のノイズ音と共にタブレットからホログラムの様なものが現れ、一人の少女の姿が映し出された。
「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど......。」
「シャーレの部室?………あぁ、外殻地区の?そこ、今大騒ぎだけど?」
リンに「モモカ」と呼ばれたその生徒は、手に持った明太ポテチをぱりぱりとつまみながら平然とした様子でそう言い放った。大騒ぎ...って何だろうか。どう考えても嫌な予感がする。
「大騒ぎ………というと?」
「矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ。」
「…うん?」
「連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを戦闘に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。巡航戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ?」
モグモグ
「それで…、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしてるらしいの。まるでそこに何か大事な物でもあるみたいな動きだけど?」
『………………カチコチ』
「まぁでもとっくにめちゃくちゃな場所なんだから、別に大したことな...あっ、先輩、お昼ご飯のデリバリーが来たから、また連絡するね。」
ブツッ
そんな音がして、そのまま通話は途切れた。報連相という概念を湖の中にぶちこんできた様なそんな見事なまでのぶつぎり。しかも理由が理由だったからだろうか。リンの表情が今日見たことないぐらい怖い表情になっている。いや、正確に言うと表情は変わっていないが、放つオーラが変わった。彼女の背後から、地鳴りのような音まで聞こえてきそうだ。
『だ、大丈夫?一回深呼吸でもしてみたらどう!?』
慌ててそうフォローに入ると、リンは一回深呼吸をした後
「…だ、大丈夫です。………少々問題が発生しましたが、大したことではありません。」
と、どう考えても大丈夫ではないような笑みを浮かべそう言った。よく見れば、メガネをタブレットを持っている手が震えているような気もする。しかし彼女はそのまま私から視線を外し、そのまま横でお預けを喰らっていたユウカたちの方へと移した。
「………?」
「な、なに?どうして私たちを見つめてるの?」
ユウカの質問に答える代わりに、リンは今日一番の笑みを浮かべ、一歩的に言葉を紡いだ。
「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです。」
「え、えぇ?」
急にそんなことを言われ、困惑するのも無理はない。私もさっきから鳥肌が止まらない。
「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。行きましょう。」
有無を言わさず。という言葉は、きっと今の様な状況のために在るのだろう。
一切の質問も、疑念も受け付けず、ただ付いてこいと言わんばかりの様子で、リンは外へと出ていった。
「ちょ、ちょっと待って!?ど、どこに行くのよ!?」
あわただしく外へと走っていく他の生徒たちの背中を見ながら、私もゆっくりと外へ向かう。拒否権など最初っから無いことを理解していたけれど、それでも胃というのはどうしても痛む。
あれが『ヘリ』というものなのだろうか。私は頭上から風を巻き起こし降りてくる黒い鉄の塊と迫る戦場から目を背けるようにして空を見て
『いい…天気だなぁ…』
ただ一言。小さくそう呟いた。
Next identity
『見たか!!彼の敵の倒れる様を!!我々の揺ぎ無い勝利がすぐ目の前にあるぞ!!』
朝の四時でクッソ眠いので今回はあとがきのくそ長自語りは無いです。
セルフネタバレしとくと次回は囚人が三人出てきます。お楽しみに。
誤字脱字、ガバとかあったらこっそり教えてください!!感想とかくれると喜んだり喜んだり喜んだりします。それでは、じゃあの。