リンバスアーカイブっ!!!!!   作:粉末蜜柑

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アビドス三章神過ぎたよね……………うん……………



閑話 1-8.5  Hello to Aoharu-(下)

「ーーさぁ‼︎これも受けてみよ‼︎」

 

ドゴォォォォォォンッ!!!!!!!!

 

「……クルセイダーの撃破確認。」

 

「周囲に残ってる敵は見当たりませんね。状況終了。お疲れ様です、先生‼︎」

 

『あぁ、皆もお疲れ様。』

 

ドンキホーテの保有E.G.Oである『水袋』によって、クルセイダーは赤い水を撒き散らしながら爆散した。戦車を乗り捨て逃げた生徒も大体ハスミが仕留めてくれたのでこれ以上に不安要素は無いだろう。シャーレ奪還作戦は終了した。

 

『このビルが...シャーレの部室か。近くで見ると結構大きいね。』

 

真っ白い幾何学的な形をしたビルが、空の青を反射し鮮やかに煌めく。ここがこれからしばらくの私の居場所になるらしいシャーレの部室...が入っているビルらしい。確か、K社もこんな形をしていた気がする。まぁ、大きさは流石に比べ物にすらならないけれど。

 

「先生、イシュメール先生とあの脱獄犯も、このビルに居るということですよね。大丈夫なんでしょうか...」

 

ふと、チナツが私を見ながら不安げにそう問いかけてきた。

 

質問に対し、私は考えあぐねる。ワカモのあの戦闘力に加えて、船長は最強の指揮官であるが単体性能は其れほど高くない。戦闘が行われているのだとすれば、もうとっくにくたばっていても可笑しくは無いだろう。死亡通知が来ていないためまだ間違いが起こってはいないものの、無事は保証できない。

 

それに、私が危惧している要素はもう一つある。むしろそっちの方が重大だろう。

 

『...わかんないけど、早く行くに越したことは無いと思う。最悪、部室が飲み込まれるかもしれないからね。』

 

「飲み込まれるって...何にですか?」

 

『濁流...かな。』

 

私の返答に困惑するチナツを横目に、ファウストが私に忠告する。

 

「ダンテ。連邦生徒会の持つ情報守秘義務により現段階でこの建物に入ることが許されているのはあなただけです。先に入っているであろうイシュメールさんには出会い次第出る様に通達をお願いします。」

 

『あの生徒が居るかもしれないっていうビルに私だけを放り込むってことか?』

 

「そうなりますね。」

 

「お言葉ですがファウスト先生。それは流石に危険では?せめて、生徒を誰か一人でも護衛に着けるべきだと思います。 」

 

「スズミさんの意見ももっともですが、連邦生徒会からの要請でもあります。キヴォトスの行政権に関わる手続きのため、極秘という事です。それに…えぇ、ファウストが悪い結果にはならないことを約束します。」

 

『そういう事ならまぁしょうがないか…でも、何かあった時は頼んだよ。』 

 

軽く後ろに手を振りながらそう言って、私はビルの中へと入っていった。

 

ビルの中は、外見で想像していたものよりも遥かに広かった。正面には六角形のベンチらしきオブジェがあり、その奥にはまだ無数の通路が広がっていた。まだ電気がついていないところがほとんどだが、サンクトゥムタワーとやらの問題を解決出来たらもっといろいろなエリアが広がるのだろうか。

 

『地下に行くエレベーターは...これかな?』

 

地下行きのエレベーターは、入口の案外すぐ横にあった。三つあるうちのB1のボタンをぽちっと押して少し待つと、チーンという音と共に扉が開く。

 

 

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

『!?!?!?!?!?!?』

 

エレベーターの扉が開くのと同時に、中から疾風の如き勢いで黒い何かが飛び出ていった。突然のことに驚き呆然と入口の方向をのぞき込むと、すぐさま外から銃声が聞こえてくる。

 

 

(今のって...いや、今はイシュメールの事が優先だ。)

 

 

一瞬過った疑問を振り払って、私は空っぽになったエレベーターに乗り込んだ。目上の電光掲示板がB1を指し示すとともに扉が開き、まっすぐ伸びた薄暗い廊下が広がる。奥に見える微かな光を頼りに歩いていったその先には、それなりの広さの地下室が広がっていた。申し訳程度に置いてある本棚には何かの資料がまとまったファイル等が置かれており、一部は誰かが持って行ったかのような乱雑な空白が空いている。

 

 

『ここがシャーレの地下室...地下室ってよりかは、執務室みたいな感じがするけど...』

 

「ん……そこにいるのは...ダンテ?ダンテですか?」

 

『イシュメール!!』

 

 

小さな階段を下りた先。紋様が刻まれた石がぷかぷかと浮かぶ謎の装置の前で、イシュメールは血の流れる腕をかばうようにしながらこちらを見つめていた。私が慌てて駆け寄ると、イシュメールもゆっくりと体を起こす。

 

取り敢えず時計を回して、彼女から話を聞くことにした。

 

『逃げた?』

 

「はい。私があの………いけ好かない船長の人格を被っている時ですから。ちょっとあやふやな部分はあるんですけど、私があの子を地面に組み伏せてーーー」

 

 

『ーーお前は!!私の獲物だ!!!!!!!!!!!!!』

 

 

「って言った…っぽいんですけど。そこから急に様子がおかしくなって、そのまま逃げていきました。彼女がここから出ていった瞬間にちょうど人格も剥がれて...」

 

『そっか...まぁ、死ななくてよかった。私もそれなりの苦痛で済んだし。』

 

そういってはははと能天気に笑うと、イシュメールが呆れたように溜息をつく。腹の骨を蹴り砕かれた苦痛をそれなりの苦痛と受け入れることが出来るようになっている事実を私は成長と捉えるべきだろうか。それとも逸脱と捉えるべきだろうか。

 

「お待たせしました。」

 

声がして視線を上へと向けると、リンが相も変わらずすました表情で私たちを見下ろしていた。奪還が成功したことが確認できたという事だろう。そして同時に、彼女が入ってきたということは、例の『然るべき手続き』が始まることを意味する。

 

『イシュメール。これからリンとやらないといけないことがあるから、外でファウストたちと合流してくれ。手続き中に邪魔が入らないようにこの建物の警護を任せたいんだ。』

 

「わかりました。ただし、今日はもうあの人格被りませんからね。」

 

そう言って地面に落ちた武器を拾って外へ出ていくイシュメール。あとで何か労いの言葉でもかけてあげようと思いながら私はリンに向き直った。

 

『それで、私に何をやらせるつもりなんだ?』

 

「そう警戒なさらないでください…よかった。幸い、傷一つなく無事ですね。」

 

リンは机の上に置いてあった白い箱を手に取って、箱の中身を私に向かって差し出してきた。

 

「受け取ってください。」

  

『…これは?』

 

差し出されたのは、白いタブレット端末だった。見た所、特に特別なものだとも思えない。形も私が持っているPDAを少し薄くした感じだ。

 

「これが連邦生徒会長が先生に残したもの。『シッテムの箱』です。」

 

『シッテムの…箱…』

 

「普通のタブレットに見えますが、実は正体のわからないものです。製造会社も、OSも、システム構造も、動く仕組みの全てが不明。連邦生徒会長は、この「シッテムの箱」は()()()()()()()で、ダンテ先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずだと言っていました。」

 

「私たちでは起動すらできなかったものですが、先生ならこれを起動させられるのでしょうか、それとも………」

 

リンはそこで言葉を区切って、箱を机の上に置き直した。自分の役目はここまでとでも言うかの様に。

 

「では、私はここまでです。ここから先は、全て先生に掛かっています。邪魔にならないように離れておきますので、よろしくお願いします。」

 

少し離れた所でじっとこちらを見つめるリンを横目に、私は手渡されたタブレットを見つめる。一応ここではさっきまで戦闘があったはずだが、画面にはリンが言った通り傷一つついていなかった。

 

(起動するって言っても、方法もわからないんだよな…)

 

取り敢えずボタンを押してみた。すると、つかないと思っていた画面に明かりがともり、Sのロゴが中心に表示された水色の画面が眼前に広がる。

 

 

・・・

connecthing To Crate of shittim

 

システム接続パスワードをご入力ください。

 

 

(……パスワード?知らないぞそんなの。)

 

 

そこで、私はふと夢の中で聞いたあの声を思い出す。

忘れるなと囁いていたあの声と共に脳裏に浮かんだ文章を、気が付いたら私はシッテムの箱へと入力していた。

 

 

ーーーー我々は望む。七つの嘆きを。

ーー我々は覚えている、ジェリコの古則を。

 

 

打ち込んでから一瞬だけ間が開いて、再びシステムメッセージが表示される。

 

・・・・・

接続パスワード承認。

現在の接続者情報は『tyliyq@yw』確認できました。

 

 

シッテムの箱へようこそ、ダンテ先生。

生体認証及び認証書生成のため、メインオペレートシステム A.R.O.N.Aに変換します。

 

 

そんな文字が表示されると同時に、鏡が割れる音と共に私の意識は気が付くと知らない教室へと遷移していた。

水に浸された教室の上に、何処までも続く青い空が広がっている。

 

そしてそんな教室の中心で、一人の女の子が机の上にうつぶせで居眠りをしている。

 

「むにゃあ…うへへ…カステラには...イチゴミルクより…バナナミルクの方が…。」

 

(...寝てる...?というかここは何処だ?音がしたから鏡の世界とも思ったけど、それとはまた違う感覚だ。)

 

「えへっ、まだまだたくさんありますよぉ......。」

 

『………取り敢えず、この子を起こすところから始めないとな。』

 

子供と関わったことなんてそんなに経験の無い私はどうしたらいいのかもよくわからず、取り敢えず無難に頬をつついてみることにした。

 

ツンツン

 

「うにゃ...まだですよぉ………しっかり噛まないと………。」

 

ツンツンツンツン

 

「うぅぅぅん?」

 

ツンツンツンツンツンツンツンツンツン

 

「………むにゃ…んぇ………ありゃ?」

 

寝ぼけ眼のまま、少女がゆっくりと顔を上げた。まだ寝ぼけているのか、私の顔を虚ろな目でジーっと見つめたまま動かない。だが、だんだんと意識がはっきりしてくると、様子は一転した。

 

「せ、先生⁉この空間に入ってきたってことは...ま、まさか、先生⁉」

 

『そうだけど...君は?』

 

私がそう聞き返すも、少女はかなり緊張しているようでどぎまぎしている。いつかのシンクレアみたいだななんて思いながら見ていると、少女は胸に手を当て自分を落ち着かせようと必死に頑張っている。

 

「お、落ち着いて...落ち着いて...」

 

『……………』

 

『えっと…自己紹介からした方がいいかな。私はダンテ。君は?』

 

「え、あ、はい!!私は『アロナ』!!」

 

「この『シッテムの箱』に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!私は、ここでずーーっと()()()()()()()()()()!()!()

 

そう言って名前の通り、太陽の様な笑顔を見せるアロナ。

私が軽く『よろしくね』とあいさつをすると、彼女も元気に返事をする。何とも、素直な子だ。

 

「ではまず、形式的ではありますが、生体認証を行います!!」

 

『生体認証…まぁ、大事な物だって言ってたしそれぐらいはあるか。どうすればいいの?』

 

「あーえっと…まぁ、少し恥ずかしいですが、こちらの方に来てください。」

 

アロナからひょいひょいと手招きされて、私は彼女の方へと近づいていく。

 

「もう少しです。」

 

元立っていた場所から、更に一歩。

あと二歩ほどまで行けばお互いが密着するであろう距離まで至ると、アロナは私に向かって人差し指を出してきた。

 

「さぁ、この私の指に、先生の指を当ててください。」

 

言われるがまま、私はゆっくりと彼女の人差し指へ自分の人差し指を運んだ。そして二つの指が合わさる瞬間。

 

キィンッ!!

 

機械音と共に指先が光った。

 

「ふふ、まるで指切りして約束するみたいでしょう?実は、これで生体情報の指紋を確認するんです!」

 

そう言って、アロナは指を合わせた空間をしばらくじっと見つめ始めた。

………表情が険しいと思いきや、今度は諦めた様な表情へと変わっている。これ、ほんとに正しく認証できてるんだろうか。

 

『あの、アロナ。これ本当に出来てるの?』

 

「え、で、出来てますよ!!当然じゃないですか!!」

 

うん、やはり正しく認証できているかは怪しい。が、連邦生徒会長の言葉によればこの箱は私の物らしいので、結局間違っていようがあってようが最終的に私の物になればそれでいいという事だろう。特に追及するべきことでもないような気がする。

 

「うう...先生から疑いの気配を感じます…ちゃんとアロナは優秀ですから!!目でも十分確認できます!!」

 

「……………くすん。」

 

…………泣いてしまった。

 

 

「ーーなるほど。先生の事情は大体わかりました。連邦生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワー制御する手段がなくなった………。うーん、結構大変なことになってますね~。」

 

『アロナは、連邦生徒会長について何か知ってる?』

 

「うーん、私はキヴォトスの多くについて知っていますが、連邦生徒会長についてはほとんど知りません。彼女が何者なのか、どうしていなくなったのかも。お役に立てず、すみません。」

 

アロナは申し訳なさそうな表情でそう呟くが、正直そう簡単に真相にたどりつけるとは思っていなかった。半ばお祈りみたいなものだったが……まぁ、そこらへんも追々調べていかないと。

 

「ですが...!!」

 

『ん?』

 

「サンクトゥムタワーの問題は、私が何とか解決できそうです!!」

 

自信満々にそう言って、アロナは目を輝かせた。まさか、目の前の問題がこんな早くに解決するとは思わなかった。

 

『もしかしてアロナって...超優秀?お願いするよ。』

 

「はい!!天才AIアロナちゃん行きます!!」

 

 

アロナが数秒目をつぶると、私の耳に大きな駆動音が入ってくる。これは...外の音だろうか。意識がここにあっても、どうやら五感は正常に作動するらしい。

 

「サンクトゥムタワーのadmin権限を取得完了………。先生、サンクトゥムタワーの制御権を無事にかいしゅうできました。今サンクトゥムタワーは、私アロナの支配下にあります。今のキヴォトスは、先生の支配下にあるも当然です!!」

 

『ありがとうアロナ。それじゃあ、その制御権、連邦生徒会に渡すことってできる?』

 

「可能ですが...大丈夫ですか?連邦生徒会に制御権を渡しても。」

 

『うん、もうこれ以上。急に大きな責任と権力が渡されるのは私もごめんだからね。在るべき人たちに返すとするよ。』

 

「わかりました。これよりサンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管します!!」

 

アロナのその声と共に、もう一度視界を再起動すると、私の意識は明るくなった地下室へと戻っていた。

部屋の隅っこでどこかと連絡をしているリンの姿が見える。リンはしばらく誰かと話した後、電話を切って私の方へと向き直った。

 

「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。これからは、連邦生徒会長が居た頃と同じように行政管理を進められますね。お疲れさまでした先生。キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします。道中の不良たちと生徒たちについては、追跡の後、然るべき処分が下されるでしょうから、ご心配なく。」

 

『そういえば、さっきの仮面の生徒...ワカモはどうなったの?戦いになったみたいだけど。』

 

「ワカモは未だ逃走中です。ですが、目撃情報も多数あるので、再び捕まるのも時間の問題でしょう。」

 

『……そっか。まぁ、取り敢えず今日の私の仕事はここまd「あ、もう一つありました。」

 

『……………まだあるの?』

 

私の鬱蒼とした雰囲気が伝わったのかはわからないが、リンははぁ、とため息をつく。どうやら仕事とは違うらしい。呆れたような表情のままリンはメガネをクイッと直して、再び私と目を合わせた。

 

「シャーレの部室を、案内します。」

 

 

エレベーターから降りて、そのまま通路をまっすぐ行った先にある小さな一室。

大層なロゴと看板の横に、気の抜ける様な柔らかなフォントで『空室 近々始業予定』と書かれた紙が貼られてある。

 

『ここが...部室。』

 

「はい。長い間空っぽでしたけど、漸く主人を迎えることになりましたね。ここが、シャーレの部室です。」

 

扉の先には、モニターが何台か備えられたデスクと様々な備品がそれなりに綺麗に配置されていた。もともと倉庫だった場所を部室に変えた様な雰囲気だが、悪くはない。むしろ私の部屋と近い雰囲気で少し落ち着きすら感じる。

 

「今日はお疲れさまでした。先生。これから、先生には本格的にシャーレとしての活動をしていただきます。」

 

「とはいっても...特に何かをしなければならないという強制力はありません。ですが、代わりにあなたはこの学園都市で誰よりも自由な人物...。私たち連邦生徒会は、連邦生徒会長の捜索に全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起きる問題に対応できるほどの余力がありません。今こうしている間にも、幾千もの学園からうちに苦情や要望の数々が送られてきているでしょう。」

 

「………もしかしたら、時間が有り余っているシャーレなら、この面倒な苦情の数々を解決できるかもしれませんね。そのあたりに関連する書類は、先生の机の上にたくさん置いておきました。気が向いたらお読みください。それではごゆっくり。必要な時には、またご連絡いたします。」

 

意地悪な笑みと共にそう言って、リンは踵を返した。色々とストレスが溜まっていそうな雰囲気だったので、それなりの毒抜きにはなったのだろうか。

机の上に置かれた山の様な書類から目を逸らしつつ、私は囚人たちの様子が気になって部室の外へと出る。明るくなったシャーレのオフィスは思ったよりも広く、これを一人で使うとなるとあまり想像がつかなかった。

 

「あ、お疲れさまでした!!先生!!」

 

ビルを出ると、私に気づいたユウカが真っ先にそう言ってきた。ユウカだけでなく、その場にいた全員の生徒が何処か肩の荷が下りたといった感じだ。

 

「サンクトゥムタワーの行政権を連邦生徒会が取り戻したのを確認しました。先生の活躍は、すぐにSNSなどで話題になってしまうかもしれませんね?」

 

「認証も完了したようですし、私たちもそろそろミレニアムへ戻ります。何かあればPDAへ連絡を飛ばすので、逐一確認してください。」

 

「さようなら、先生!!」

 

ユウカとファウストが去っていくのを見送ると、続いてハスミが口を開いた。

 

「これでお別れですが、近いうちにぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってください。先生。」

 

「よし!!今日も正義を為したな!!それでは私はトリニティに戻る故これで失礼する!!管理人殿さらば!!」

 

ドンキホーテに連れられて、ハスミとスズミは自分たちの学園へと帰っていく。去り際のスズミのお辞儀に対して軽く手を振りながら、私はイシュメールの方へ声をかけた。

 

『イシュメールは大丈夫だった?』

 

「えぇ、まぁおかげさまで。私たちもこの後報告しないといけないことが色々あるのでゲヘナに戻ります。明日からまたお互い頑張りましょうね、ダンテ。」

 

「私も、風紀委員長に今日の事を報告しに戻ります。ゲヘナ学園にいらっしゃったときは、ぜひ訪ねてください。」

 

そうして全員を見送って、私はシャーレの部室へと戻った。

 

「いやぁ~なんかあわただしい感じでしたねー。」

 

『そうだね、でもこれからが大変になりそうな予感がする。』

 

「そうですね。ですが、私は少しワクワクしています。これから先生と一緒に、キヴォトスの生徒たちが直面している問題を解決していくのですから...!!単純に見えても決して簡単ではない、とっても重要な事です。」

 

『………それじゃあ、これから一緒に頑張ろうか、アロナ。 

 

「………!!はい、これから頑張っていきましょうね!!先生!!」

 

 


 

 

Nextーー【ダンテの日記が更新されました】




どうも一カ月と一週間ぶりです。
もう全然書けませんでしたね、大会忙しすぎて。これいいわけです。

いやー、アビドス三章まじでいいですね。おじさんが五条悟過ぎてどうなってんだこりゃって感じですけど。まじでこれからどうなるんでしょうかあの書記さんは。


さて、それでは次回から漸くアビドス編再開です。アニメにも追い越されてどうなっちゃうんだって感じですがこのあとテストあるんで週一投稿みたいなのは普通にきつそうなんですよね、あぁ無常。

それでは今回も読んでくれてありがとうございました。
誤字とか気になったところあったら感想とか誤字報告でぶん投げてきてください。

それではおつかれさまでした~。



あ、ダンテの日記は今日のバイト終わってから上げます。
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