3話完結予定です。
前編:INFERNO
振るう。打つ。空を切る。また振るう。打つ。今度は流される。
向かい合う大小1対の人影は絶えず交差しては離れるを繰り返し、その都度乾いた音を鳴らし続ける。時に大きく、時に短く響く音は次第に間隔を狭めていき、やがてカァン、と一際大きな音を打ち鳴らした。
鍔ぜり合う木剣越しに見つめあう二人、互いに互いの戦意を感じて、眉一つの動きにも注意を払う。意識のせめぎ合い、肉体の拮抗、永遠に続くと思われたそれらは一瞬で崩れ、小さな影────茶髪の少年の木剣が弾き上げられた。
相手の力量を賛美する様に両手を上げる少年。そのままバランスを崩し仰向けに倒れていく体へ、男────大きな影の振り降ろしが迫る。当たれば真一文字の痣は必至、少年は大きく仰け反り両手を地面に着くと、しなる体を伸ばして男の腕を蹴り上げた。
宙を舞い上がり、激突する二つの剣。それを見届けながら逆立ちから反転した少年は、迫る男の正拳突きを躱す。頬をブルリと震わす拳圧に身を翻し、男の顔に肘を打ち込む。男も手の甲でそれを受けると、背後に回った少年へ上げた踵を振り回した。だが狙いは蹴撃ではない、互いに舞うように距離を取ると、天に手を伸ばして落ちてきたものを掴んだ。勝負はここから────
「そこまで!」
だったのだが、しゃがれた鼻声により中断された。ピタリと剣を振るったまま制止する二人、だが男への木剣は首筋に添えられていたのに対し、少年へのそれは左胸に少し食い込んでいた。
「頃合いだな、ちょっと休憩にしよう」
「また負けた~!邪魔するなよジャック~!」
「呼び捨てにするな小僧!何度も言っとるだろうが儂は────」
「あ~もう慣れろってジャック」
剣を降ろし、地団太を踏む少年。悔しさの矛先を向けられたジャック、頭頂部が輝かしい聖職者の老人が口酸っぱく咎めようとしたところ、男が力なく手を振って仲裁に入った。
「積もる話は飯でも食いながらにしよう」
「ご飯!今日は何、ししょー」
「昨日の肉が残ってたからな、パンにはさんできた…お前も食うか」
「いや良い…もう麓で食べたし最近腹が出て……って聞けお前らッ」
腹を摩るジャックの話を半分聞きながら、男と少年は修練場から降りた。そそり立つ断崖絶壁を蹴って衝撃を殺しつつ、するする滑るように降りていく。麓まで着地し、小屋に向けて歩く二人の後ろで、ドンと大きな音をたてつつもジャックがこちらに合流してきた。苦しげな呻きが漏れているところから何処か怪我でもしたのか、ジャックは修練場を睨みつけた。
「よくもまぁあんな場所で鍛錬を行うなお前ら…」
「上り下りだけでも持久力付くしな。若いうちに目一杯体は動かしておいた方がいいし、何よりこれくらいしなきゃ動いた気にならんだろ」
「お前のこれについてこれたのが、このクソガキだけとは遺憾だがな」
「ジャックもやったらどうだ、腹引っ込むぞ」
「うるさいわ小僧!儂は司祭の仕事が忙しいんだ」
「俺知ってるぞ、そーゆーの言い訳って言うんだぞ」
「その口閉じんか!誰が拾ってやったと思ってる!」
「ししょーだぞ!」
目を細め口元に笑みを浮かべる少年。余裕の笑みのつもりか、腹立たし顔に唸るネルソンだったが、一瞬ハッとした顔になると頬を限界まで釣り上げた。
「…それならあいつから一本位取れたんだろうなぁ?」
「む…」
「儂が司祭としてせっせと働いている間も師匠殿と切磋琢磨しとるのだから、同格の儂くらい容易く首を取れるのだろうなぁ~」
「むむ…」
「そういえばこの前も、お前の事なんかケチョンケチョンにしてやるとほざいたが…何ならここで試して──」
「はいはいそこまでにしろ。子供じゃないんから」
立場が逆転し、これから畳み込むという所で男がまた仲裁に入った。片や消化不良、片や安堵を浮かべながら、それでもにらみ合いを続ける両者をしり目に、男は小屋の中からバスケットとティーポットを持ち出した。
炭臭い小屋の近くの切り株を改造した椅子に全員着き、男は茶を入れてコップを回す。風に溶けていくようなすっきりとした香りに誘われて、一口含んだジャックは話を切り出した。
「稽古も良いが、研究は?進んでいるんだろうな」
「ああ、近々試そうと思っているんだ。」
「急げよ。もうちょっと扱いやすいものを我らは求めている」
「まぁ今まで大分はっちゃけ過ぎたような気もするが…お陰でいい参考になっただろう、反省と挑戦は研究の肝だと思っておけ」
「お前はやり過ぎなんだ」
そうジャックは独り言ちた。この男とは長い付き合いだが、先の修練と言い、破天荒さに付き合わされ度々僻僻することがある。だが所属する組織の立場、同格であると証明できるほどの実力と実績がある。彼が失敗とした“
「ししょー、またグニャグニャ来るのか?」
ジャックが物思いに耽っている間に少年が男を見上げた。どこかおびえた様子の少年へ、男はあやすように頭を撫でた。
「そんなことはないよ、アレはもう去ったからな」
「うん…アレは何か嫌だ。怖くて、痛くて、悲しいモノだ」
男の言葉に会釈する少年、だがその顔に先ほどの元気はなく何処かしおれた花のようだ。男はふっと笑うと、努めて明るい口調で提案した。
「コウ…今度地下室に連れて行ってやる」
「ホント!?」
「ああ、ただし!頑張って俺から一本取ってくれよ」
「うん!ししょーも手加減しないでね!」
ぱぁっと明るくなった少年は残ったサンドイッチを口に頬張る。元気を取り戻した様子を見て、男は微笑んだ。
この子はまだ幼い、彼が行っている研究も、以前偶々見かけた“グニャグニャ”の事も、何より二人が住む小屋と、修練に使われている山の外の世界も。
だからこそ、と男はコップに残った茶を呷る。ご飯を食べ終え、またジャックと目線をバチバチし始めた少年を思い木剣を取った。
「ああ────望むところだ」
夜空輝く星星が大地を照らす中、男は月明りでさえ照らせぬ暗闇の中にいた。
天井には黒々とした闇夜の代わりにレンガが敷き詰められ、転々と壁面にひっかけられた蝋燭が細々と燃えている。地面に零れ落ちた燃えカスは風に舞い上がり、最奥で輝き続ける“炉”のようなものの中へ消えていく。男が炉の側で腕を捲し上げ手袋を付けた時、誰かが駆け込んできた。
「遅かったな、ジャック」
「何を呑気にしている!?この音が聞こえんのか!」
息をあくせく切らしてジャックがこちらへ怒鳴り込んでくる。耳を澄ますとチリチリと何かが弾ける音と、硬いモノが崩れる音が断続的に聞こえてくる。
「奴らが来た!最近我らの周りを嗅ぎまわる忌々しい黒烏が────」
「陰に潜み、陰を狩る者…シャドウガーデンだろう?思ったより早かったな」
焦るジャックと比べて、後この反応はあっさりとしたものだった。いやそれよりも気になったのは、今この男は何と言ったのか?
「────早かっ、た?」
「ああ、偶々元に戻った悪魔憑きを放したは良いが音沙汰なく1ヶ月経ったから二人目を送ろうかとも思っていたが…ちゃんと辿り着いたらしい」
何でもないように言う男の言葉が信じられなかった。あの黒烏たちに今までどれほどの不利益を受けたのか、自分と同格の男である彼が知らぬはずがない。なのに此奴は、わざわざ悍ましい肉塊を人に戻し、不利益を呼び寄せるように誘導したというのだ。思わず出た声が震えた。
「貴様…裏切るのか?」
「いやぁ今更だろう。ただ…いい機会だから、禊をしようと思ってな」
「正気か!?」
「ジャック、これから起こることは、何時かは全員に来るものだ。俺は少し早く、自分の手で手繰り寄せただけだよ、驚くことじゃない」
「研究はどうなる!?我々がどれほどお前の研究に目を掛けていたと思っているんだ?」
「それなら、ほら…そこに資料があるから。大変だったんだぞ1冊に纏めるの」
「夢とやらはどうするんだ!叶えたい夢があるのだろう────」
「ああ、それな…もういいんだ」
そう言った男の顔を見た時、ジャックは言葉を詰まらせた。
この数十年間、何度も何度も突き合わせ続けた顔のハズだった。出会った時から目障りなほど眩い目をして、訳の分からないことを熱心に言っていた。だが彼の“作品”への熱意はひしひしと感じ取り、やがて利害を超え彼の言う“トライ&エラー”に付き合ってきた。
なのに、今この男の眼には黒々と光を映さず、何時ものより数段覇気がない。いつも仕事柄見慣れて来た死体のように、致命的な何かが抜け落ちたものだった。
「まだお前の髪のある頃に話したソレは…もうとっくの昔に壊れてたんだ。残ったのは剣の腕と、死体の山…俺が望んでいたモノとは、かけ離れ過ぎた」
「…」
「お前位浅ましくいられたらちょっとは楽だったかもな…でもそれは、俺の夢が許さないんだ。」
皮肉なもんだよなぁ、とぼやく男。いつものヘラヘラとした笑いなのに、どこか歪だ。この男は今までこのどろどろとした感情を、自分にさえ隠して来たのか?
愕然となるジャックの胸にボンと重いモノが置かれた。俯くと辞書ほどの分厚い本が二冊、グイと胸に押し付けられたそれを危うい手つきでそれを受け取ると、もう男の眼には光が戻っていた。
「…早く行けよ
促されたジャックは我に返った。破壊と焼却の音はもうすぐそこまで迫っている。元々ここには男の研究成果を回収するように命じられていた。感傷で目的を完遂出来ないなどもってのほか、ただ一つの目的のために、ジャック達は忌むべき血の者たちを大勢供物に捧げて来た。ここでこの男が日和るというのなら、組織の指示を待たず切り捨てても問題はないだろう。
「今まで迷惑をかけてごめんな?ジャック」
「……後悔するなよ、
歯噛みしたジャックはそう吐き捨てて脱出口へ駆け出す。闇に消えていく後姿を見送った男は身を翻した。
「しないさ」
男はポツリとつぶやくと手の中の宝玉を握りしめると、武骨で大きい鎧を着せられ、台に眠る少年へ歩み寄った。
────我々は陰に潜み、陰を狩る者。
かつて遥か彼方の時、この地で3人の英雄が魔人を倒し、世界を救った。
だがその歴史は魔人を崇める者たちにより歪められ、魔人が残した呪いが後世において英雄の子孫たちを貶めていく。
しかし子孫たちは諦めない。とある少年との出会いをきっかけに彼らは呪いから解き放たれ、齎された英知を武器に闇の中を駆ける。
これは今、尚も
「────見事だよ」
胸をX字に切り裂かれ伏せる男が称賛する。こちらを見下ろすのは一人のエルフ。体のラインが強調されるような黒と金の服を纏い、燃え広がる炎に晒された金髪が尖った耳を際立たせている。彼女の周りは男を含め、切り裂かれた男たちの死屍累々、それが無残にも乗っかる小屋だったものの残骸。この惨状を引き起こしたのは、とても端正な顔立ちのエルフだ。
「ディアボロス教団、ナイツ・オブ・ラウンズ6番席次『鉄血騎士』の名を冠する男…これまで尻尾を見せることなかった彼らの中で、唯一名前だけが独り歩きしていた男…こんな山小屋にいたなんてね」
エルフは手にした黒剣を男に突きつける。男の胸からは血がとめどなく溢れ、それを塞ごうとする両腕も無い。もうすぐ男は死ぬ、だからエルフは問いかけた。
「答えて…どうしてあの子を逃がしたの?」
彼女が疑問に思っていたこと。ディアボロス教団の中枢を成す者たちは世界の陰に隠れ暗躍を続けている。故にシャドウガーデンは頭目の元を離れ世界各地でその動向を探るため潜伏してきた。そんな中彼女の耳に入ったのは、同志の一人が一人の少女が保護したという話だった。
同志によれば少女は酷く衰弱した状態だったが、体に流れる摩訶不思議な力・魔力の量が異常に多く、『悪魔憑き』だったのではないかと推測したのが保護の切っ掛けらしい。だがそうなると、自分たち以外知らない『
「終わらせたかったのさ…呪いを」
「贖罪のつもり?」
「そこまで殊勝な物じゃない…どの面を下げて詫びようというんだ?」
力なく笑う男がゴボリと血塊を吐く。
「本当に身勝手だが…後悔のない人生だった。終わり方も悪くない、君も我々の被害者なのだろう?」
「だとしたら、何だというの?あなたの奪った命は戻らない、犯した罪の数々は消えない」
「余程腕のいい人に助けられたのだろうな。悪魔憑きの魔力暴走は俺も最近できるようになったけど、あの子レベルになるまで、大分殺してしまったからな…君たちの規模からしてきっと大勢が救われるんだろう…」
「質問に答えなさい…貴方はここで何をしていたの?」
エルフは柳眉を釣り上げる。この男はこれまで早退してきた教団陰とはどこか違う、同じ絶望の目を持っていながら、どこか救われたような目をしている。その矛盾がエルフを苛立たせていた。
そんな彼女の内心を知らず、男は不意に語り出した。
「子供の頃、俺はヒーローになりたかったんだ」
「ひーろー?」
「テレビの前でカッコいいスーツを着て、愛と平和のために戦う。ずっと憧れて、そんなにいないってわかっても、ずっと頭から離れなくてな…でも自分でソレになるのは違う気がしてたんだ」
「……何を言っているの?」
突然意味の分からない言葉の羅列に困惑するエルフ。問い詰めようとした時、不意に耳がそばたった。聞こえたのは破砕音、鉄を無理やり引きちぎるような音が男の下から聞こえてくる。確かここは昔鉄鉱を掘っていたはず、エルフは思わず目を見開いた。
「だからあとは…夢は託すさ」
瞬間、男のいた大地が爆ぜた。エルフが衝撃に弾かれながらもすぐに受け身を取れたのはわずかに早く反応できたからだった。土深くに隠された気配、その正体を知ろうと彼女は立つ。
煙幕が晴れ、そこにいたのは一つの影。自分と同じほどの背丈だろうか、全身に赤い装甲を身に纏った鎧姿の人物が剣を逆手に持ちそこにいた。鎧の人物は上下していた方の振れ幅を小さくすると、辺りを見回して倒れていた一人の人物へ駆け寄った。
「上手くいったな…」
騎士の腕に抱かれた男がほほ笑む。騎士は男の有様に困惑しているのか、空いた手をおろおろと胸に当てた。だが血は最早流れることはない。
「済まな…あぁ、謝ってばかりだな。誰かに…押し付けてばかりの、っ、生き方しか出来なかったが…これでいい、これだけは地獄でも誇れる────」
その言葉を最後に、男に残っていた全ての力が霧散する。鎧がいくら揺さぶっても、もう返事も、笑いかけることもない。それが分かった鎧は身を震わせながら叫んだ。
『オオオオオォォォォォ────────────!!!!!!』
穏やかにこの世を去った師との思い出を吐露する様に。
「獣の────騎士」
ビリビリと体を撃つ叫びにエルフは怯んだ。まるで泣いているかのような叫びが、心の中を締め付けるようで。だが騎士がこちらへ振り返ると、エルフは剣を構えなおした。
『オ前ハ、誰ダ…』
「我らは……私はアルファ…陰に潜み、陰を狩る者。」
世界の果てまで照らさんばかりの炎が彼らを照らす。
人の領域を超えて、剣を振るい、目の前の敵へ挑み続けた。
総ては怒りの為。世界を蝕む悪を滅すべく、愛する者を奪った者を狩るべく。
美しき黒い剣乙女と猛り狂う赤き鎧騎士、永く果てなき燃える魂の因縁はここに始まった。
明け方、山間の村で一人の子供が発見された。
駆け付けた騎士によると、全身に火傷と切り傷を負い、血を多く失い衰弱した状態であったが、しかし手にした剣を決して離さなかったという。
そしてその胸には奇怪な紋様が刻まれていた。
彼を見つけた騎士が属する国でも、他国の言語でもない。未知の言語を、もし読める者がいたとしたら────。
かくして、“影の制裁者”ではなく“天から舞い降りた超人”に憧れた男の物語は終わり。
ここより始まるのは、一人の少年と一人の少女の話。
「お見事です、王女様」
一人は国を背負う宿命に生まれ、それに見合う力を得ようと日々剣を振るう少女。剣に魔力を込め、振るい放つ。古来より伝わる王道的な剣術を稽古の者が手放しで称賛した。
「何だあれ、下手か?」
だがそれを咎める無邪気な声が。
声の主はこの物語のもう一人の主役、罪だらけの世界で育ち、罪と呪いと祈りの結晶を受け継いだ少年。無垢な毒吐きに少女は困惑し、教官がわなわなと血管を浮き立たせた。
「お、お前!」
「なんかキラキラ光って綺麗だけど、ぶんぶん振ってるだけじゃダメなんだぞ」
「無礼者!この方を誰と心得るのか!」
教官の怒号にも少年はどこ吹く風と首をかしげる。どうも気にしてないというより、何故怒られているのかが解ってないようだ。
少女は少年の事を知ろうと、隣で教官に宥められる大柄で獅子のように髭をたくわえた男を手招きした。
「グレン、もしかしてその子…」
「ええ、件の事件の子です。引き取り手がいなかったので私が、と」
ならば中に入れる前にしっかり躾しろ!と教官の怒りにグレンはポリポリと頭を掻く。一見すると子供が怖がりそうな容姿の彼だが、それに反し騎士道精神あふれた好漢であることは、少女も教官も知っている。そんな彼がてこずる人物、少女は胸を擽る好奇心に駆られた。
グレンに宥められる教官を横切り、少年へ近づく。背が自分の胸位の彼に、膝に手を付いた。
「貴方、剣術は初めて?」
「ううん、死んじゃったししょーに教えてもらった」
二人の出会いは偶然。たまたま少女の鍛錬の場に少年が居合わせただけ。
だが世界最強の陰にさえ、この出会いが齎す輝きは呑み込めず。
後に『煉獄騎士と紅姫』と呼ばれる二人の物語の序章にすぎなかった。
「私はアイリス・ミドガル。あなたは?」
「コウ、俺の名前はコウ!」
世界の片隅の国、ミドガル王国。
今この世界に、世界を破滅させんとする者たちの魔の手が迫っている。
これは陰に潜み、陰を狩る者たちの物語。
そして陰から生まれた若き騎士の物語である。
…………とさ?
感想、お待ちしています。