とある科学の天気予報   作:山匠 うお

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あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「俺は一カ月足らずでプロットが書き終えて後2週間程で次話も投稿できるかなって思っていたらいつの間にか3カ月たっていた」

なににそんなに時間かかったんだよと思うが俺もなんでこんなに筆が進まないのかわからなかった...

小説がエタる理由を思い知ったぜ...











そこへ向かう理由

 

 

 

上座と花通が出会ってから3カ月程、二人は仲の良い友達になっていた。花通は上座の指導のもと、能力を抑える練習をし雨を降らせる時間を今までの三分の一ほど減らせるようになった。

 

冬が終わりだんだんと暖かい日が増える中、ふたりは今日も公園で能力の練習を行っていた。

 

「まだまだだね、どうしても気をゆるめると雨をふらせてしまうよ。」

 

「それは別におかしな事ではない、なれれば気を引き締めなくても抑えることができるはずだ。今はとにかくなれうように練習していれば問題はないと思う。」

 

上座がそう言って励ますと花通は気を取り戻した

 

「そうだね、まだまだこれから上達すればいい。」

 

その後一時間ほど能力の練習を続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ小学六年生、この時期になると家でも学校でも進路の話が少しばかり入ってくる。

小学生では進路の事についてよくわかっていない生徒もいたが上座からすればとても大事なイベントだった、上座の前世は生まれも育ちもアメリカだったため日本の学校についてはよくわからない事に変わりはないのだが。

上座にとって今大事なことは進路だが、ただ今一番困っているは将来の夢だった。

 

今日の授業が終わり上座は学校から同じ帰り道の友人達と家へ帰る。

学校の授業は思ったよりも難しかったがいつも学年で5位以内の成績を取っていた。

算数や理科の授業は前世の記憶があるため、楽にできるが国語に関しては同学年の生徒と同じレベルの知識であり、彼らは物事を覚えるのが早く上座は少し苦労していた。

 

 

「俺さぁ、中学校受験しようと思うんだよね。」

 

下校中にこの前一緒に遊んだ椚がそう言った。それに対して友人の反応はまばらだ。

 

健は「いーなー相馬はあたまいいからなー」と羨ましがり吉助は「そうかぁ」と少し寂しそうにしている。

晴担は「どんな所なの」と興味深そうに聞いていた、上座はというと自分の中学生の頃を思い出していた。

 

 

 

 

 

あの頃の自分はウェス・ブルーマリンとしての人生を歩んでいた。

あの事件が起きた後は余裕が無かったが一度転生し、こうしていろいろ考えられる時間ができた。

俺の前世には悔いが無いわけでは無いが自分の人生に納得することができたと思う。

いろんな事があったからかウェス・ブルーマリンとしての夢は覚めてしまった。

サッカー選手になりたかったか、バンドマンでも夢に見ていたか今となってはあやふやだ。

 

 

余裕ができてから上座は自分の将来について考えるようになった。

学校で勉強をして放課後に友達と遊んで家に帰れば家族が待っている。週末には家族全員でお出かけにも行く。

恵まれている人生だろう、特段お金を持っている家では無いがお金に困っているわけでもなく、家族全員病気にもかってなくて、家族の仲も悪くない。世間一般的には普通にあたるであろう日常であったが上座は現状の暮らしに満足していた。

 

これからの人生、普通に勉強して、普通に仕事に就いて、普通に働いて、そのまま世間一般的な人生をすごす。

なにも全部が普通ではないとしても何か問題に顔を突っ込んだり事件に巻き込まれたりせず平穏な日々を過ごし行きたいと思う。

 

しかし将来の夢を持つことはそれとは逆のようなもので何か大きな夢を目指すことは大きな困難に当たることになる。だけど社会にはそれが求められるものだ、自分自身の夢という物を。それは上座からすれば悩みとなっていた。けれど...「上座は成績いいけど受験とかはしないの?」

 

 

友人から話しかけられはっとした、随分集中していたようだ。

 

 

「俺は別に私立中学校に行きたいとは思っていないな。」

 

「えー入れば高校受験しなくてすむんだよ、いけたら嬉しいじゃん。」

 

「そんな楽な話じゃないよ。」

 

椚と健が言い争っている姿をみて考えすぎかと上座は思った。

 

「じゃあな」 「ばいばい」 

 

自室があるマンションで別の階に住んでいる椚と別れて上座は自室についた。

 

「ただいま」

 

「おかえりー今日の夜ご飯は唐揚げだよー」

 

家に帰って来た上座は勉強して、本を読み、晩御飯を食べた後、風呂で少し考え事をしていた。

 

 

上座は風呂がすきである。日本人として生まれた今世、魚の生食文化だったり日本の住宅文化などアメリカで暮らしていた頃には驚くような文化の中、過ごしてきた。その中でも風呂はリラックスできて寝付きやすくなるため特に気に入っていた。それはそうと上座がしていた考えごとは別に風呂のことでは無い。今日の帰りにも考えていた将来と、能力のことだ。

 

 

 

俺は前世の時から自身の能力と向き合い続けていた。転生してから今の能力について色々ためしてみてわかった事だが、まず俺が今使っている「天気を操る能力」は前のウェザーリポートとは能力が少し異なっている。

 

俺は両手で水鉄砲の形を作って見せる。そして能力を使えば、ビュッと音がして手から水を放射させた。

 

今年から思い出した俺の前世の記憶と能力、前世の記憶は()()のせいで少しあやふやな所があるがさほど問題はない。ただ能力に関しては明らかに前世より弱くなっているだろう。

これまでは見聞きした気候などをなんとなくで再現できそこから好きなように調整ができたが、今世では気候を再現するのにも練習が必要になった。それに調節も難しくなっている。今までは0から100まで想像した出力を出せたが今世は小・中・大のアバウトな調整となった。

 

こうなった理由はおそらく俺のスタンド能力が引っこ抜かれたからだろう。

プッチ神父との戦いで負けると悟った時、俺はあえてホワイトスネイクの拳が頭にあたるように動き、ウェザーリポートをDISCにさせ徐倫達に託すことにした。

本来ならばスタンドのDISCが抜かれた時点で俺がウェザーリポートの能力を使うことはできないはずだが...何か俺が知らないルールがホワイトスネイクにあったのか、それともホワイトスネイクが進化したせいか、進化したことで起こったであろう()()()、か理由はともあれ今の俺が「天気を操る能力」を持っていることに変わりはない。

 

そしてこの世界には俺以外にも能力者がいる。あいつは雨を降らせる能力を使えるが、それとは別の学園都市の人工の能力者のことだ。

俺と花通の能力が学園都市と同じようなものならばいいのだが、もし違った場合は利用してこようとする奴が現れるかもしれない。

俺は普段、能力を人前で使わないようにしているが花通の場合は能力の制御ができずに能力が暴走していることがある、それが見つかってなにか巻き込まれなければ良いんだが。

 

 

 

 

 

 

◇◯

 

さらにそこから時間が経ち次の学年まであと少しとなった時、上座は一緒に遊んでいた花通から誘いを受けた、

 

「今度一緒に家族でキャンプにいかないかな」

 

「キャンプか...いったことはないからよくわからないが面白そうだな、いつ頃に行く予定なんだ?」

 

2000年代前半のこの頃ではまだアウトドアだと山登りやバーベキューが主力だった。2020年辺りに日本でブームが起こった後と比べるとキャンプをした事がある人は少ないと言えた。

 

花通と遊ぶ時は彼の能力の問題でいつもの公園か花道の家で遊んでいる。前に花通の家におじゃまさせてもらった時に花通のお母さんと会った。リビングの中で使っているのであろうトレーニング器具があった事から運動するタイプの人なのだろう。あとお父さんには会わなかったが部屋に飾られていた写真にらしき人物が山の頂上で看板とともに写っていた。アウトドア好きな人なんだと思う。

 

花通は「僕が生まれてから父さん、母さんはあまり外に出て遊ぶ事ができなくなってしまったんだ…。」と言っていたが花通の能力の制御ができるようになって今回キャンプに行くことになったのだろう。

 

 

「来月の3,4日に一泊2日で〇〇県のキャンプ場に行く予定だよ、キャンプ場までは父さんが車でつれてってくれるんだ。」

 

「わかった。親にいっていいか確認してみることにする。」

 

 

その日俺は花通と別れ、家につくと親に相談することにした

 

 

 

 

 

 

「花通から、来月の3、4日に一泊二日でキャンプにさそわれたんだけどいってもいいかな?。」

 

「えっと来月の3、4日ね。うん、その日には用事がないから花通くんと一緒にキャンプに行ってもいいわよ。まずその前に荷物の準備をしておくのよ。あとお礼に渡すお菓子も買っていかないとね。」

 

 

自分自身、母から反対されることは無いと思っていたがここまですぐに許可してくれる事には驚いた。俺が驚いていることに気づいた母は許可して理由について教えてくれた。

 

 

「実はこの前、花通くんと花鮮さんに会ってね病院であったのだけそこで待ち時間に少しお話ししたの。花鮮さんから花通くんは真凛に会ってから明るくなったって聞かせてもらったの。花通くんの不思議な体質を真凛が抑えてくれたんだってね。」

「花鮮さんからの話を聞いて安心できたわ真凛、友人は多いけどあまり他人に深くかかわるのは苦手だと思っていたから。」

 

「そうだったのか。」

 

 

 

どうやら母は花通と花通のお母さんに会っていたらしい。それにしても俺が人と深く関わるのが苦手な事に気づかれていたとは...。俺はどうも同学年の子供と遊ぶ時、相手の考える事がわからないことがある。温度差ってやつだろうか、前世ウェザーだった時の人生とまったく違う環境なこともあるが相手の楽しみや悩み、それが自分の事と全く違って共感がしずらい。まさかこのことに気づいていたとは...親にはかなわない。

 

 

花通に俺が深く関わろうと思ったのは、あいつに自分を重ねている部分があるからだろう。初めはこの世界の能力を持つ人物に興味があったから話しかけた。そこから能力の練習に付き合ったり話をしたりして花通がどんな人物なのか少しわかって来た。性格は俺と似ても似つかないが自身の能力で他人に危害を加えたくないという思いが今の俺にとって共感できる部分だった。それと、練習を一緒にして感じた自分を変えようとする思いに単純に応援したくなったからだろう。

 

さて、キャンプ当日は能力の練習をするわけではないから本気で楽しませてもらおう。

 

 

 


 〇月3日

 

 

キャンプに行く日の当日、上座は住んでいるマンションの駐車場に来てくれた花通一家の車に乗せてもらう。

マンションの玄関では真凛と母親、父親、家族全員がそろって挨拶をしていた。

 

「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」

「誘っていただきありがとうございます。」

 

「こちらこそよろしくお願いします。」

「いつもお世話になっています。」

 

 

 

 

「じゃあ、いってきます。」

 

「いってらっしゃーい。」

「けが、しないように気を付けろよー。」

 

 

 

途中パーキングエリアなどで数回休憩し、スーパーで買い物などをして車で3時間程でキャンプ場に到着した。

キャンプ所は林の中にあり、近くには河原がある。都会と比べてなにか不思議な雰囲気でなにかおこるかもしれないと上座は思った。

 

 

「ついたぞー」

「まずはお昼ごはんにしましょうか。」

「わかった。」

「わかりました。」

 

一緒に昼ご飯を食べて。

 

「「「「いただきます。」」」」

 

 

「カップうどんを食べるのは初めてだ...。」

「そうなんだ、何か意外。」

 

 

近くの観光各所を見て回ったり。

 

 

「おおきい橋だね、レンガでできていて古そう。」

「この橋は明治に作られたみたいだよ。当時ここの辺りにあった鉱山から取れた石炭を運ぶ鉄道が通るため作られたそうだね。」

「ずいぶん長くあるのによく壊れないものねー。」

「それはすごいな。」

 

 

夜はBBQやキャンプファイヤーを楽しんだ。

 

 

「うむ、我ながらいい焼けぐあいだな。」

「しっかり野菜も食べるのよ。」

 

「おかわりお願いします。」

「結構食べるんだね…」

 

 

「星がよく見えるな。」

「空気がすんでいるんだね」

 

 

「もう10時だよ、明日は早いからもう寝ときなさい。」

「おやすみ。」

 

 

 

次の日の朝、朝食を食べて歯磨きをし、少し落ち着いたころ上座は花通から「大事な話があるんだ。」と言われた。自分たちのいるサイトから少し離れたキャンプ場の中の空き地で花通から話が切り出される

 

「実は自分、引っ越しすることになったんだ。引っ越ししたらなかなか会うことができなくなると思うから引っ越しをする前になにか一緒に楽しめることをしようと思って、キャンプに行こうと思ったんだ。」

 

 

 そうか...引っ越しするのか、なかなか会えないと言うことだからきっとかなり遠くへ引っ越すのだろう。突然で驚いたが。

 

 

「成程な、引っ越し先はどこなんだ?」

 

「学園都市だよ。」

 

 学園都市...。学園都市への引っ越しそれはつまり能力開発を受けるという事だ。すでに能力がある花通がわざわざ学園都市に行くということはおそらく...

 

 

 

「それは、学園都市ならばお前は能力のせいで避けられることはないからか?」

 

「うーん、結構直球に言うよね。」

 

花通はどう言おうか少し悩んだ後に答えた

「たしかにそれもあるよ。だけどそれだけじゃないんだ。たとえ学園都市なで避けられなくても大人になって別の場所で働くことになったら、また避けられてしまうかもしれない。だから学園都市に行って自分の能力を完全に制御したいんだ。」

 

花通が喋る様子は上座への説明だけではなく自分の意思表明にも見えた。

 

 

「今まではそんな事考えてなかったけど上座に会って、能力を一緒に練習するようになってからそう思うようになったんだよ。僕は自分の能力に振り回されながら道の端っこで過ごしていくんじゃなくて能力に立ち向かって堂々と過ごして行きたい。」

 

 

 最初に会ってから花通はだいぶ変わったと思っていたがそのように考えていたとはな。正直、学園都市に行くことについてはあまり賛成できない。

 

パソコンで学園都市について調べてみたがあまり内部の情報を得ることができなかった。というよりかはパソコンかパンフレットぐらいでしか調べようがなかった。その結果わかったのが学園都市内におけるルールや歴史、企業や学校の概要ぐらいで実際にどのような違いがあるかあるか住人の声が聞けるわけでは無い。だから実際に行った時にどのような問題が起こるかもしれないかがわからない。大手の企業も数多く進出していることから嘘があるわけではないと思う。が、能力者を作るとなるとどうも怪しいように思えてしまう。

 

だけどただのカンで花通にやめさせようとするのは良くない。少しばかり心配だが応援するべきなのだろう。

 

「そうか。それほどの覚悟があるのならば俺はお前のチャレンジを応援する。」

 

今後、話すタイミングもないからしれないからな

 

「...花通、俺からも話したい事がある。」

「なんだい?。」

 

言っても信じられないと思うが、誰かに話したいと思っていた。

 

「これは俺が別人だったころの話だ。」


 

 

 

「という事があって、今俺はこうして生きている。」

「びっくりだね。」

 

びっくり、そうかびっくりか...何か憐れられるよりかはそういう反応の方がいい。まあ、いきなり話されても理解できない部分も多いとおもうが。

 

「それで僕が持つ雨を降らす能力は《スタンド》*1と言われる物なんだね?」

 

「それは.....「それはおそらく原石と言われるものだろう」

 

「っ!」

 

突然、上座と花通の後ろから声がかけられた。

彼らがいる場所は空き地に置かれた石材の上でテントが張られるサイトから少しばかり離れていた。

話しかけてきたのは赤いローブを羽織った男。男は肌が褐色で砂漠の国のような恰好をしている。流ちょうな日本語で話しかけられたが間違いなく外国人だろう。

 

 

「どなたでしょうか?」

 

突然現れた男に対し花通は困惑しながら質問する。

上座は普通ではない雰囲気を感じさせる男に警戒していた。

 

すると男はこちらが警戒しているのに気が付いたのか物柔らかに返事をした。

 

 

「ああ、急に話しかけてすまない。私はモハメド・アバドゥという者だ。エジプトの占い師兼魔術師をしている。」

 

 

「魔術師?」「魔術師ってあの魔法使いとかの」

 

 

「ええ、魔術師。といっても術師が廃れた国である日本の人からすれば知らないのも当然かもしれないか。あなた方原石が使っている力、どれを神話という記録から再現することで力を起こすそれが魔術であり、魔術師は魔術を使う人間の事を指す。」

 

 

「つまりアバドゥさんは俺たちと同じような力を持っていると?」

 

「はい。なのであなた方の能力についてもしっていますし、同じような力を持つ人物にも何回かあった事がある」

 

 

「成程」

 

 

...さあ、どうしたものかと上座は考える。彼、アバドゥは偶然このキャンプ場にやって来た客なのか、それともなにか俺たちを利用しようと考えている人物なのか後者はないと思いたいが能力に関わる者には危険人物も多い故油断はできない。まずは本当に魔法が使えるかを見てみるかと上座は思った。

 

「だったら実際にその魔術という言うものを見せてくれないか」

 

「ほう、この場でみてみたいと」

 

「ええ。」

 

「いいでしょう。では少し失礼」

 

アバドゥは上座、花通から少し離れると着ていた上着のポケットから78枚一組のタロットを取り出す。

 

 

「我が運命の導きのアルカナよ。進路回帰し至る途は魔術師、其の器は太陽より使われし赤、其の力は日より集まりし炎、進むべき道を照らし汝の姿を写しだせ」

 

22枚のカードが空を舞い六芒星を作り上げる すると六芒星から炎の渦が浮かびその中から鳥頭の男が現れた。

 

「私の魔術名は赤の魔術師(stand002)そしてこれが私の魔術、魂使い炎の男(マジシャンズレッド)だ」

 

「これが魔術、か」 「す、すごい」

 

 

 

魔術、俺たちが使っているという原石の力との違いを感じることはできないがアバドゥの強さは相当な物だと見て分かった。俺が前世で戦ってきた相手の中でもこう、なんというかかなりのスゴミとやらを感じられる。

 

「先ほどは疑ってすまなかった」

 

「いえ、お気になさらず。こんなところで《雨を降らす能力》なんて言葉を耳にしたものですから、つい突然に話しかけてしまった私に非があるだろう」

 

 

おそらく俺の前世の話は聞かなかったのだろう、とりあえずは安心した。聞かれるとややこしくなるからな。

話をするに、俺たちを利用しようとする人物ではないと思う。少しばかり怪しさが残るがここは原石や魔術について聞くいい機会だ、いろいろ聞かせてもらおう。

 

「先ほどいった魔術などに関していくつか聞きたいことがある、いいか?」

 

「ええ、なんなりと」

 

 

「原石や魔術と学園都市の学園都市の能力は違うのか?」

 

「それは明らかに違うと言える。魔術師にとって科学と魔術が合わさることがないのは常識のようなもの。学園都市の能力の原理がどうなっているのかはわからないが魔術と能力を同時に使えば死に至るという噂を聞いた事がある。なにがともあれ魔術師が学園都市と関わりを持つのは基本的にタブーとされているんだ」

 

 

「俺たち原石の力をねらって来るようなヤツはいるのか。原石の中では相当な魔法と同じ力を使えるヤツもいるのだろう」

 

 

「まあ、魔術師の中にはそのような悪い魔術師もいる事にはいる、だが魔術師の多くは関連する宗教の教えを得ているから教義に反するような悪事を行う者はほんの一握りだ。日本における重強盗の犯罪者よりも少ない。ほぼほぼない事態だが、原石が持つ力が世界に大きな被害を与えかねい場合は保護させてもらうことはあるだろう」

 

「それでも不安というなら魔術結社や魔術を扱う宗教団体に入るといい、その場合は私が紹介しよう。後、学園都市に入れば悪い魔術師に会うことはないだろう。ただあの中の内情がどうなっているのかはわからないがね」

 

 

「ありがとう。助かる」

 

「お役に立ててなによりだ」

 

学園都市に行っても行かなくても、危険度という意味ではかわらなそうだな。ただ俺からすれば他人の能力を作っている学園都市のほうが...

 

 

「僕からもしつもんいいですか?」

 

「どうぞ」

 

ここでいままで聞いていた花通が質問した

 

 

「アバドゥさんはどうしてここに?エジプトに住んでいるのだったらわざわざ日本でキャンプに行かなくてもいいのでないですか」

 

そういうとアバドゥはどこか困った表情をして答えた

 

「ああ、えーとそれがだね、私は友人に日本に住む娘と孫に会いに行くのだがせっかくだから一緒に来んかと誘われてやってきたのだが、友人が家族とバーベキューをしたいと考えていたものの娘さんの家の庭だと広さが足らず「なんと、日本では庭でバーベキューすらできないのか、七輪?こんなちっこいのじゃダメだ本場のバーベキューを見せてやる」と言った事でキャンプ場に来ているんだ。あの人は別にアメリカ人ではないはずなんだが...]

 

 

「ずいぶんと破天荒な人だな」 「なんというか、すごいですね」

 

「ははは、面白い人ですよ」

 

そこから少しの間、アバドゥと上座たちは雑談を楽しんだ

 

「おや、もうこんな時間か 私はそろそろサイトに戻るとしよう。楽しい話だった」

 

「僕も楽しかったです。」 

 

「あと一つだけ聞いておきたい事がある」

 

「なにかね?」

 

「あなたは学園都市の能力開発をどう考えている」

 

「先ほどい喋ったが、私自身学園都市についてよくわかってはいない。あまり大きく言えた話ではないのだがあそこには多くの国家の魔術師がスパイとして潜入していると聞く。ならばそこにはただ能力を開発する以上のなにかがあるのかもしれぬ」

 

 

 

 


 

 

「おお、さっきから居なかったがどこへ行ってたのだアバドゥ」

 

「キャンプ場の利用者と少し話してまして、ジョースターさん」

 


 

 

 

 

「花通、上座くん、そろそろ帰りの準備をするからね」

 

「「はい」」

 

 

1泊2日の花通とのキャンプ、上座は楽しみながらこれからを考える事になった。

 

 

 

 


 

 

 

 

家に帰ってきてから学園都市についての調べの続きをしていて分かった事が一つある。学園都市内では科目の成績だけではなく能力のレベルを重視した学校が多いことだ。学園都市内には多くの私立学校が存在する、そんな私立学校のなかでは能力レベルが高い受験生を優遇したり能力に関する授業の質が売りな所も少なくはなさそうだ。 そんなこともあってか学生は能力に関して一種のステータスだと思っているようだ...別に実際に戦いあうわけでは無さそうなんだがな。 

 

あまり良い話じゃなさそうだ、能力という才能の差によってスキルアウトと言われる不良集団もあると聞く。不良といえど能力者、日本の治安がずば抜けて良いのもあるがあまり治安がいいとは言えない。まだ学園都市は知らないことが多いが、いや多いからこそ行く意味がある。

 

 

「お母さん、俺学園都市に行きたい」

 

 

夜、寝る前に上座はそう話を切り出した。

 

 

「うーん、そうねぇそしたら真凛は花通君とまた一緒に学校にいけるかもしれないけどお父さんお母さん、他のお友達とも会えなくなってしまうわ」

 

「だからもう少し考えてみたらどうかしら」

 

 

さすがにこれには二つ返事で許可してくれなかった。それもそうだろう母の言っている通り、学園都市に入ったら俺は家族と会う機会が大幅に減ってしまう。学園都市の生徒が学園都市の外に行くのには許可証が必要になる。

これは外出する度に申請する必要があり、発信機付きナノデバイスの注射などの条件がある。まあ能力を作るときに脳に電極をさしたりするためナノデバイスの注射はそこまで気にならないと思うが。ともかく俺が学園都市に入学するとなったら家族と会えるのは多くて年に5~6回程今の友達とは1年に一回会えるかどうかだ。だけどそうなろうとも俺は花通と共に学園都市に行こうと思う。

 

 

「なかなか会えなくなるのは知っている、そうだとしても学園都市に行きたい。他の友達と会えなくなるのは花通もなんだ、誰か一緒に来てくれる人がいた方がいい」

 

 

「たしかにそうね。でも真凛は本当にどれがやりたい事なの?。花通君は学園都市に行って自分の不思議な力を制御したいのよね、なら真凛は学園都市に行ってなにがしたいの」

 

 

俺がしたい事...今までの悩みだった。前世においてしたい事、何になりたいというのは思い出せないが幸福な人生を送りたいという意気込みみたいな物はあった。それは今世も同じだ。ただこれだけだと足りない目的に向かうための行動が見えていない。

 

「俺は学園都市に行って学びをしたい。今学園都市でしか学べない事を学びたい。知識を持って多くの選択肢をとれるようになりたい。それと俺がここで花通と一緒に学園都市に行かなければ後悔する気がする、自分が選ぶ道は納得できるモノが良い」

 

 

それが俺の幸福につながる道だと思う。

母は話を聞いて頷いた後少しうれしそう、さびしそうな表情を出して話し返した。

 

「わかったわ。真凛が行きたいって言うなら応援するわ。だけどこの話はお父さんとも話してよーく考えてから決めるからね。後、真凛が花通君の不思議な力を抑えたって話、何があったかしっかり話してもらうからね」

 

 

どうやら母は俺の能力について気づいていたらしい。本当に親にはかなわなない

 

 

そんなやりとりから2年後、学園都市で物語は動き出す

 

 

 

 

 

 

 

*1
幽紋波





アバドゥとジョースターさんはジョジョ7部以降に登場する並行世界における人物と同じかんじです。他にも何人かジョジョキャラをゲスト出演させたい所。

ところで空条家って敷地内に立派な蔵が立つぐらいには広くね?って思うかもしれません。そこは世界線が違うんで家の広さも違うんじゃないでしょうか(苦しい言い訳)
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