ギーツ&龍騎IF   作:巽★敬

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遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。


最終章2「抗う者達」

 

晴家ウィンは眼を瞑ったまま困惑した。

 

俺は生きてるのか?と。

 

先ほど自分は奇妙な天使モドキの攻撃を受け、爆発により屋上から転落した筈。

にも拘わらず地面に激突した痛みも衝撃もない。

恐る恐る開眼してみる。

すると....

 

「ジャー☆」

「うぅおあっ?!!?!」

「ジャ、ジャ~!?」

 

目の前に映ったのは間近で此方を見つめるポーンジャマトの顔面。

そのジャマトがウィンをお姫様だっこしているのだ。

思わず飛び上がり距離を取るウィン。しかし直ぐに違和感を覚えた。

ウィンが驚いた反応にポーンジャマと自身も仰天して尻餅をつく。

園児服に身を包み頭には1本のひまわりが生えていると言う何とも珍妙な姿。

他にも同じ見た目のポーンジャマトが複数居たが、何れも慌てふためくだけで此方を襲う気配は無い。

「何だこのジャマトは?」と困惑してると後ろから声が聞こえる。

 

「危ない所だったね」

「あ、お前!」

 

ウィンが振り返るとそこには眼鏡をかけたインテリ風な青年が歩み寄っていた。

 

五十鈴大智。

天才クイズ王と呼ばれる程の頭脳を持ち、かつては仮面ライダーナッジスパロウとしてデザグラに何度も参加していた人物である。

英寿とは決勝戦で何度も激闘を繰り広げた経験もある。

 

一時期は己の欲望を満たす為に自らジャマトとなり悪行を重ねたが現在は改心し英寿達とは協力関係になった。将来ジャマトが悪用されぬ為に人間に友好的なジャマトの製作に専念しており、このひまわりジャマト達は品種改良を重ねた彼の最初の研究成果なのだ。

 

「へへ。コイツはファンキーな助っ人だな?」

 

やる気満々なひまわりジャマト達を見て多少安堵の笑みを浮かべるウィン。

経歴はどうあれ今は仲間が増えるだけでも心強い。

しかし大地は顔を顰めている。

 

「でも、これは想定外な事態だ。浮世英寿の事も.......」

「...............」

 

直ぐにウィンも表情が険しくなる。空を見上げると、上空には複数の堕天使が翼を広げ此方を見下ろしている。

どう見ても20体近くは視認出来るがあんなのはごく一部。大智が各地にひまわりジャマト達を向かわせたとは言え、何処まで切り抜けられるか。

おまけに先ほどの黒ツムリの放送により英寿は死亡と知らされ、あと20分以内に日本が破滅すると来た。

状況はあまりに絶望的だ。

 

堕天使の一体から意識を宿したゲームマスターの声が発せられる。

 

『ゲームを妨げるノイズは全て排除する』

 

ウィンは大智に対し不敵な笑みを浮かべモンスターバックルと取り出した。

 

「お前でも知ってんだろ? 英寿がんな簡単にくたばる訳ねえ」

「ああ。それには僕も同意見だ」

 

大智もつられて笑みを返し堕天使達に向き直る。

 

『変身すれば参加者の標的になるぞ?』

「上等! どうせお前等、世界滅ぼす気なんだろうが!」

《SET》

「変身!」

《MONSTER!》

 

モンスターバックルを装填し仮面ライダーパンクジャック・モンスターフォームへと変身するウィン。

そして側に居た大智の姿にも変化が起きる。

 

「標的なら僕は問題無い。だってこのゲーム......ジャマトは対象外だからね?」

 

それだけ呟くと大智の姿は一瞬にして三葉虫を模した異形マーレラジャマトへと変貌を遂げた。

戦闘準備は整い、パンクジャック、マーレラジャマト、ひまわりジャマト達の一行は迫り来る堕天使達の大群に向け駆け出す。

 

《READY FIGHT!》

「さぁ.....パンクに、行くぜえええええ!!」

 

      ◆

 

リガドΩは目の前の光景が信じられなかった。

 

デザイア神殿に乗り込んで来たギーツⅨに対し、彼は先ほど道長達にやったのと同じ様に、リバースの力で浮世英寿の時間を創生の力を手にする前の時間まで逆行させ黒ツムリに始末させた。

英寿が死亡する様は自分も確認済み。

生存など絶対にあり得ない。

 

にも拘わらず、自分の前にはギーツが再び立ち塞がっている。

 

「ギーツ?……馬鹿な、お前は間違いなく死んだ筈!?」

 

困惑するリガドΩに対しギーツは余裕気に自分の状況を説明した。

 

〘確かに、人間としての俺は滅んだ……今の俺は………神様だ〙

「か…………………神様ぁ?!!」

 

景和、道長、祢音の声が裏返る。

3人からすれば非常に突拍子の無い発言だがギーツは至って真面目である。

 

ミツメと再会し別れた時に彼は決心したのだ。

運営に打ち勝ち世界を守る為に自分は神様になると。

 

世界の行く末を今生きる人間達に託す事を誓った。

それは2000年近く人間として転生し続けた故に考え付いた彼なりの決断である。

しかし創生の力を持っていたとしても人間である以上どうしても限界があった。

だからこそ万が一自分の命が尽きる時こそが神として転生出来る鍵だったのだ。

何よりもスエルを完全に倒し運営を止めるにはこれぐらいするしか方法が思いつかない。

外見も欲しい物も自由自在、己の寿命すら超越し時間移動も思いのまま。

現代人からしたら未来人達は神の領域まで等しい存在。

旗からみれば人間を捨てた全てを背負い込んだ悲しい人物かもしれない。

 

しかしそれが英寿が決めた選択なのだ。

結局この決心は景和達には打ち明けなかった。自分に一番側に居た者達であり、創生の力に翻弄された彼等に話せばきっと止めてくるだろうと思ったから。

この事を伝えたのは創生の神になりかけた時、自分の決意を察していた一人のジャーナリストだけである。

景和達が知らなかった事を見るに、彼は秘密を守ってくれたようだ。

 

己の成り立ちを簡潔に話し終え、ギーツは再びブーストライカーを疾走させリガドΩに向かって言った。

対するリガドΩは直ぐにジリオンドライバーにシリウスカードをスラッシュする。

 

《EXPUNGE !》

 

全身のタイタンアイから複数放たれる金色のビーム群。

ブーストライカーを巧みに操作しビームの雨を掻い潜りマグナムシューター40Xで牽制するギーツ。再びリガドΩに体当たりを仕掛けた。

大きく吹き飛んだ後に体制を立て直すリガドΩに対し、ギーツはマグナムシューター40Xを乱射しながら急接近。目の前の非常識を払拭するかの如く殴りかかるリガドΩだがギーツは素早い反応で回避しては拳やキックに銃撃を繰り出してリガドΩを圧倒していく。スペック的にはどう考えても自分より劣ってるマグナムブーストから押されている現実がリガドΩの神経を更に苛立たせた。

 

やがてギーツは一度戦闘の手を止めるとリガドΩに対し指を刺すと声高々に叫ぶ。

 

『スエル。そしてオーディエンス。お前達が幾ら世界のバットエンドを望もうがそれは不可能だ。

何故ならこの世にはハッピーエンドを望んで抗う人が大勢居るからだ。見てみろ!』

 

ギーツは頭上の立体モニターに対し手を翳し、リガドΩもそこに視線を移す。

するとどうだろう。突如モニターにノイズが走り勝手に映像が切り替わる。

そこには同時刻に他所で戦闘を続けるパンクジャックとマーレラジャマトが映されていたのだが....

 

 

ある程度の敵を討伐し終えたパンクジャックとマーレラジャマト。

デザグラ経験者の自分等からすれば飛び道具に飛行も可能な堕天使一は単体で挑めば少々厄介な程度で済むが、それでも数が多ければ脅威である。

たった今、恐らく30体程倒した所でようやく一息つける状態になった。

周囲では邪神の残骸の他にも戦い疲労でグロッキー状態のひまわりジャマト達が休んでいた。

 

「はぁ.........何とかしのぎきったぜ......」

「でも直ぐにまた増援が来る。あの邪神を何とかしない限りはね」

 

マーレラジャマトに指摘され、パンクジャックは息を切らしながら趣味の悪いデカブツを見上げた。

邪神は尚も上空を我が物顔で浮遊し堕天使達を輩出している。

この国を宙に浮かせてるアレを破壊しなければ、日本破滅は免れない。

 

「ああ。さっさとこんなクレイジーなゲーム終わらせようぜ」

「問題は僕たちでどうやってアレを破壊出来るかだ」

 

2人は知恵を絞るが、やはり自分達だけでは戦力不足に思えてならない。

ギーツは安否不明。タイクーン、ナーゴ、バッファもリガドΩ相手に手一杯。

ひまわりジャマトはあんな空飛ぶ大型の敵と戦う様には出来ていない。大勢いるとは言え生まれたてのジャマトでは限界があった。

 

2人が試行錯誤している時だった。

仰向けに倒れ、既に事切れたと思われた一体の堕天使の額が微かに光を帯びる。

やがてその堕天使は静かにパンクジャックの方へ顔を向けた。

パンクジャックもマーレラジャマトも背を向けてる為、気づいていない。

 

堕天使は最後の力を振り絞り、額から光弾を発射。

 

「っ!?」

 

何か気配を察知し振り向くパンクジャック。しかし気づいた頃には既に光弾は目と鼻の先まで迫っていた......

 

だが着弾する事は無かった。

突如何処からか飛んできたニンジャデュアラーが光弾を相殺し、そのまま堕天使に刺突し、とめたからだ。

何事かと思うパンクジャックとマーレラジャマトの元に、活発な女性の声が響き渡る。

 

「やった~、当たった~!!」

 

声のする方角を見て、パンクジャックは仮面の奥で目を丸める。

そこにはニンジャフォームに身を包んだ一人のライダーがはしゃいでいた。

 

仮面ライダーハクビ

 

景和の姉、桜井沙羅が変身するハクビシンのライダーである。

 

思いも寄らぬ助太刀に呆気に取られるパンクジャックに対し、ハクビは社会人らしく丁寧に会釈を交わして来た。

 

「あ、もしかしてパンクジャックさんですか? 景和から聞いてます。何時も弟がお世話になってます~」

「お、おう、助けてくれてサンキュー。てか何でタイクーンの姉ちゃんがまたライダーに?」

「うーん、景和からは安全な所に居ろって言われたけど、今は全国危ない状況ですし.......それに弟や祢音ちゃん、英寿様やバッファローさん。皆が一生懸命頑張ってる中、姉の私だけ何もしないなんて出来ません!」

 

やる気満々のポーズでハクビに詰め寄られパンクジャックは反応に困った。どうやら意思は固いようだ。

沙羅は有名インフルエンサーでもある鞍馬祢音を非常に推しており、スターオブザスターオブザスターである英寿を慕っている。景和や道長も含め皆が必死で戦ってる事に触発されたのだ。

 

少し前にデザグラの存続をかけたデザイアロアイアルで沙羅が参加してたと言う事はパンクジャックも聞いてたが、景和の気持ちも考えて戦闘経験が乏しい彼女を再び戦わせるのは正直心苦しい部分はある。

だが彼女の言う通り今は全国に逃げ場が無い状況だ。変身して戦場に出て来た以上、もう後戻りは出来ない。

仲間は一人でも多い方が助かるが、彼女にはまだ気になる点が有る。

 

「助っ人なら俺は大歓迎だけどよ........」

 

パンクジャックが気まずそうに横を向き、ハクビもそれに合わせて視線を向ける。

その先にはマーレラジャマトが無言でハクビを凝視していた。

 

「あ……………………」

「……………………….」

 

ハクビと目が合った途端マーレラジャマトは微かに顔を反らした。

桜井沙羅をジャマト化させたのはこのマーレラジャマト、五十鈴大智本人である。

 

元から全人類の記憶を欲っしていた彼はジャマト化した人間たちの記憶を取り込める「知恵の樹」を発明。

より大勢の記憶を取り込む為に彼は人間に寄生できる寄生ジャマトを世に放ち、沙羅をジャマト化させたのだった。結果、何も知らなかった道長が沙羅を始末してしまい、復讐鬼と化した景和が暴走する原因を作ってしまう。

最終的に世界は戻り、改心した大智の協力もあって沙羅を含めジャマト化した人間全員が元に戻れたが、常人の倫理観からすれば大智の行動は到底許せる物ではない。

 

それを抜きにしても、大智は過去にゲームのルールとは言え景和を騙して脱落させようとしたり、デザロアで容赦なくハクビを攻撃した事も有り元から印象は良くなかった。

ギャングライダーズが消えた後ケケラが最後のゲームを景和に仕掛けた時、ケケラの攻撃から沙羅を守った事があったがそれだけで全てチャラにしろと言うのも無理な話だ。

 

ハクビは無言のままマーレラジャマトにある程度近付き歩みを止め睨んだ。

暫し重苦しい空気が流れるが、先に沈黙を破ったのはハクビだった。

 

「…………正直……貴方の事.........まだ許せない……」

「だろうね.........それが普通だ……」

 

先ほどの潑剌さとはうって変わって低く威圧的な口調のハクビ。

マーレラジャマトも反論は一切しなかった。

欲望に溺れ、多くの知恵を欲した彼は知恵の樹を介して犠牲となった人間達の記憶を頭に入れ込んだ。

結果、彼らの絶望や無念まで取り入れてしまい今となって深く後悔する結果となった。

桜井景和とは制裁された後に紆余曲折あって和解したが、沙羅と面と向かって話し合った事はまだ一度も無かった。

お互い会い辛い感情がまだ残っていたからだ。

 

「でも.........」

「?..............」

 

ハクビの声に反応しようやくマーレラジャマトは顔を上げ、彼女と目を合わせた。

 

「景和も英寿様も、貴方の事許してる.....だから信じさせて……貴方がホントに心を入れ替えたのか……誰かの幸せを願える人になれたのか………ちゃんと証明して。それが出来ないなら、二度と景和とも会わないで」

「ああ………善処するよ........」

「お取り込み中悪いけどよ、 次来たぜ?」

 

重苦しい空気を払拭するかの如くパンクジャックが声をかける。

見上げると遠くから再び堕天使の大群が此方目掛けて接近している。

込み合った話は後回しにするしかない。

ハクビが身構えると、マーレラジャマトが背を向けて彼女の目の前に立つ。

 

「すまないけど、どう思われようと守らせてもらうよ。じゃなきゃ、君を助けた意味が無くなる」

「...............うん...........」

 

徐々に迫り来る敵を前に、ハクビは手の平で軽く両頬を叩き気合を入れた。

 

「っしゃあ! お姉ちゃんの力、見せちゃる-----!!」

「!?」

「おりゃああああああ!!」

 

呆気に取られるマーレラジャマトを飛び越して、ハクビは怒涛の叫びと共にニンジャデュアラーで堕天使を切り伏せる。

彼女の切り替えの早さにも驚くが、デザグラ経験が浅いにも拘わらずハクビは初めて使用したニンジャフォームをそれなりに使いこなせていた。

そんなハクビの姿を見て「おう、やるねえ?」と感心するパンクジャック。

 

マーレラジャマトは思い出す。

そう言えば寄生ジャマトを規制させる直前、彼女は人々を守る為に生身でもジャマトに立ち向かう勇敢さを見せていた事を。

 

(狸は世間で弱小な動物に見られがちだが、如何なる国に渡っても高い適応能力を発揮し絶滅を免れて来た。僕はもっとこの兄妹に敬意を表するべきな様だ.....)

 

桜井姉弟の底力を肌で感じつつ、マーレラジャマトも彼女に続いたのだった。

 

      ◆

 

「沙羅さん!?」

「姉ちゃん!?なんでまたライダーに?」

〘彼女が望んだ事だ〙

 

ウィンの生存確認が出来たは良いが、画面越しで戦闘を繰り広げる仮面ライダーハクビを見て驚きを隠せない祢音、景和、道長の三人。

ギーツは尚も落ち着いた口調で諭す。

 

〘彼女だけじゃない〙

 

今度はパチリと軽く指を鳴らす。

 

すると頭上のモニターに一瞬ノイズが走ると、今度はモニター自身が複数に分裂。

そこには少しでもハッピーエンドを求めバットエンドに抗う者達が映し出されていた。

 

      ◆

 

同時刻、街中に位置する空港内。

こちらでもジエンドライダー達の争いに巻き込まれた市民が逃げ纏っていた。

四方八方に攻撃が飛び交い、空港内は大混乱。

そして一部参加者が戦いを放棄した事で堕天使が舞い降り、逃亡者を排除しようとしていた。

空中から降り注ぐ、堕天使達の光弾の嵐。

 

その流れ弾の一部がエスカレーターに直撃。運悪く居合わせた一人の男性客が崩壊するエスカレーターの残骸と共に落下する。

 

「うわああああああ!」

 

このままでは男性は3階から床に叩きつけられてしまう。死を覚悟する男性。

だが。

 

「うおおおお、変しー--ん!!」

《ARMED PROPELLER》

《READY FIGHT!》

 

一人の仮面ライダーが右腕に装備された拡張武装、レイズプロペラを展開し飛翔。

ライダーは空中で男性を片腕で受け止め、着地する。

しかし。

 

 グキっ!

 

「ぐお?!! あたたた......」

 

着地と同時に襲い来る腰の痛み。

フクロウを模したそのライダー、仮面ライダーケイロウは男性をそっと地面に降ろすと腰を抑えた。

助けて貰った男性は感謝するが、腰痛に苦しむケイロウが逆に心配になった。

 

「ありがとうございます。あ、あの.....大丈夫、ですか?」

「あはは.....心配いらんよ。さあ早く逃げなさい」

「は、はい......」

 

本当に大丈夫なのだろうか?と男性は何度も後ろを振り返りながらも立ち去った。

男性が逃げ切れた事を確認すると、ケイロウは一旦腰を下ろした。

 

「あいたたた....やっぱり腰にくる......だが......」

 

ケイロウに変身している男性・丹波一徹は現在70近いご年配であり、元は「若返りたい」と言う願いでデザイアグランプリに参加したが、ご覧の通り変身しても周りから心配される程の出で立ちである。

扱うバックルもニンジャやブーストなど派手な立回りを必要とするバックルは返って老体に鞭打つ事になる。結果、極力体に負担が掛かりにくいアームドプロペラが彼には一番相性が良いと言う有り様である。

一見すると戦力には乏しい人物に見えるが....

 

ケイロウは顔を上げ周囲を見回す。

 

『敵前逃亡により貴様たちは退場だ。処分する』

「嫌だ、もう戦いなんてしたくない!」

「死にたくないよー!」

 

彼の目に映るのは多数の堕天使から逃げ纏うジエンドライダーと民間人の数々。

何れも若い者達ばかり。

一度は若返りたいと願った物の、戦いを通して「今を精一杯生きれば生涯現役だ」と言う考えにいたりデザグラを辞退した。

だが自分より年下、特に未来有る若者が先立たれる光景はケイロウにとって何より耐え難く痛ましい事だ。

世の中には順番と言う物がある。

 

故に彼は抗う事を決意している。若者達が理不尽に命を奪われようとしている、この状況に。

 

「........若者の未来は………誰にも奪わせんぞ! とりゃあ----!」

 

再びプロペラで飛翔し、渾身の体当たりを一体の堕天使に浴びせ着地。

堕天使は軽く吹き飛び、標的を攻撃し損ねた。しかし、直ぐに別個体が現れケイロウに向けて光弾を放とうとした。ケイロウの反応速度では回避も防御も間に合わない。

 

だがケイロウに攻撃が届く事は無かった。

突如、ブーストフォームに身を包んだ一人のライダーが目にも止まらぬ速さで通り過ぎ、堕天使を勢いよく蹴り飛ばしたからだ。

堕天使は複数の別個体と接触した後に壁へ激突。

呆気に取られるケイロウに、そのライダーは優しく声をかける。

 

「大丈夫おじいさん?無理しないで」

「ありゃあ?アンタは....」

 

仮面ライダーロポ。

霊長類最速と謳われているトップアスリートの女性、我那覇冴が変身したライダーだ。

過去にはデザグラ決勝戦まで勝ち残った事もあり、浮世英寿や五十鈴大智とも接戦を繰り広げた実力者だ。

少し前にデザグラを退場した彼女は陸上競技に専念していたが、先日の終幕のデザイアグランプリ1回戦で彼女が参加する陸上大会参加者の一部がジエンドライダーとなって散っていく姿を目撃してしまった。

故に運営に対しての憤りは強く、こうして再び戦場に舞い戻ったのだった。

 

「アンタ達、随分好き勝手してくれたな? ただじゃ済まないから!」

 

仮面ライダーロポ・ブーストフォームは炎を吹かせながら再び駆け出し、堕天使達を蹴散らし始めた。

 

 

      ◆

 

 

同じ頃、鞍馬家の屋敷では複数の堕天使が窓ガラスを破り、屋敷内に乗り込んでいた。祢音の母・鞍馬伊瑠美は突然の事に驚愕し顔を強張らせる。

 

「貴方達は!?」

『これより、鞍馬財閥を排除する』

『我々に楯突いた報いを受けよ』

 

先にも言った様に、祢音と光聖はスエルに協力する他のオーディエンスを脅し離反させ、少しでも運営の弱体化を図ろうと画策した。

当然そんな行為をスエルが許す訳も無く、こうして鞍馬家に報復しに向かわせたのだ。

 

堕天使の一体が伊瑠美に殴りかかろうとする。顔を伏せる伊瑠美。

しかしそこへ鞍馬家のSPであるベンとジョン、そして祢音の父親である光聖が立ちはだかり堕天使を殴り返した。

 

「出ていきナサイ!」

「この屋敷は、私達がお守りしマス!」

「大丈夫か伊瑠美? 下がっていろ」

「ええ。ありがとう、貴方も気を付けて」

 

光聖は腰を抜かした伊瑠美を介抱し終えると、堕天使達を睨みつける。 

 

「ここは祢音が安心して帰りつける場所だ……貴様等みたいなのが、土足で踏み込んで良い場所ではない!」

 

そう言って光聖、ベン、ジョンの三人は腰に巻いていたデザイアドライバーにそれぞれのバックルを装填。独自のポーズを決め戦闘態勢に入る。

 

『変身!』

《 FANTASY!》

()B()E()A()T()() ()

《READY FIGHT!》

 

光聖は仮面ライダーギャーゴへ、

ベンとジョンも仮面ライダーランサー、仮面ライダーガルンへと姿を変え、堕天使達に戦いを挑んだ。

家族を、愛する娘の居場所を守る為に。

 

      ◆

 

更に別の場所では元格闘技チャンピオンである轟戒真が変身する仮面ライダーシーカー・パワードビルダーフォームがギガントハンマーを振り回し、堕天使達を蹴散らしていた。

 

「ようやく親父から解放されたんだ。誰かに翻弄されるのはもう御免だ」

 

襲いくる堕天使をギガントハンマーでホームランの如く叩き飛ばすシーカー。

 

轟戒真は父である政治家・轟栄一に従い繰り返しデザ神に君臨していた。

栄一は自分の思い通りの生き方をしない息子を邪険にしていたが障害事件を起こした戒真の罪を揉み消す条件として、以降彼を自分のコマとして利用する様になった。

運営のスポンサーになった栄一は幾度となく戒真をデザグラに出場させ自分に有利な世界になる様に戒真に願わせ続け、遂には自分が独裁者になる世界を叶えさせようとすらした。

格闘技チャンピオンと言う経歴も有り、デザグラで連勝してくれる戒真は栄一にとって非常に好都合な存在であり、戒真も何時しか己の強さに溺れ「この世は力こそ全て。支配する者とされる者が居る。勝つ事だけが自分の存在意義」と自分を偽る様になってしまった。

 

後に栄一は収賄罪で逮捕され、汚職政治家の息子と揶揄する者も居たがそれでも自分を縛りつける物が無くなった戒真の心は何処か晴れやかだった。

 

コラス主催のデザロワでギーツ達に敗北した時、彼等に力の使い道、そして自分の本当に願う理想の世界を見つける様にと、戒真は問われた。

 

だから考えたのだ。

自分が本当に願う物は何なのか。

答えはまだ見つかっていないが必ず自分で見つけてみせる。

それは仮にも元格闘技チャンピオンである彼の意地でもあった。

 

「見つけてやるぞ。この力の意味を。俺の真の理想の世界とやらを。それまでは絶対に死なん! 」

 

再度ギガントハンマーを堕天使に叩きつけるシーカー。

自分を偽ってきた男は新たな目標を胸に、滅びの運命に立ち向かう。

 

      ◆

 

首都中心部の交差点。

ここでも道路の中心で戦闘が繰り広げられている。

自らの命が掛かってる事もあり、ジエンドライダーの中には形振り構ってられない者も多数存在する。

この内の一人が他のライダー達に対して自暴自棄にレイズアローを乱射した。

射撃の腕など素人も同然、発射された矢は相手を通り越して四方八方に飛び火する。

途中、流れ弾のひとつが通りかかった大型トラックの前輪に命中しパンク。

制御できなくなったトラックはブレーキをかけるも止まらず横断歩道にさしかかる。

 

その横断歩道には、親とはぐれた小学4年程の男児が自分のバスケットボールを抱き抱えながら逃げまとっていた。男児の元に迫り来るトラック。

このままでは最悪な結末は避けられない。

 

そこへ高校生程の少年が一人走って来た。

彼は前方を遮るジエンドライダーを強引に突飛ばし、辿り着くや否や男児を抱き抱えてトラックを回避した。

 

息を切らしてると男児の両親が血相を変えながら翔けより、息子との再開に涙し歓喜した。

「お兄ちゃん、ありがとう!」

「ありがとうございます!!」

「……………」

笑顔でお礼を言い去っていく親子。

しかし、少年は暫くその場で放心状態だった。

 

「……………何やってんだ?……僕は……」

 

仮面ライダーダパーンこと少年・墨田奏斗は自分の行動が信じられなかった。

 

何故今さら人助けなんか……?自分でも理解出来ない。

ただあの子供が大事そうにバスケットボールを抱えるのが見えた瞬間、考えるより先に体が動いた。

 

あの子供が自分と同じ目にあってほしくないと無意識に考えたとでも言うのか?

 

散々他人を攻撃して来た自分が……。

罪滅ぼしのつもりか?

今更許されたいなんて微塵も思ってない筈なのに。

ヒーローの資格など自分には一切無い。

 

善人ぶろうとした自分に対し酷く嫌悪感を募らせる。

しかし、感傷にふけてる時間は無かった。奏斗の前に複数の堕天使が降り立つ。

 

『ゲームを阻害する者は退場だ』

「っ!」

 

光弾を放たれ逃走する奏斗。

どうやら先ほどジエンドライダーを突き飛ばした事が妨害行為と見なされたらしい。

一目散に退散し、物陰に隠れる。

 

世紀末ゲームでギーツⅨに負けて以降、奏斗はずっと実家に引き籠っていた。

英寿から「また誰かが憎くなったら何時でも殴りに来い」と言われたが、結局一度も会おうとは考えなかった。

いくら他人を傷つけた所で、味わうのは虚しさだけ。それを身をもって教え込まれたから。

 

生きる目的も無い。

家から出てしまえば、また他人の幸せを見て増悪してしまうかもしれない。

だからずっと憔悴しきっていた。このまま消えてしまいたい。

そんな事すら考えて過ごしていた。

 

しかし今までの行いの報いとでも言うのか、

終幕のデザイアグランプリは彼に安息の余地すら与えなかった。

なりふり構わないジエンドライダー達の攻撃が実家の壁を粉砕。

容赦なく戦いに巻き込まれた奏斗は一目散に逃げだした。

 

ここへ来るまでの間、奏斗はずっと自己矛盾に悩まされていた。

 

逃げてる最中、街中を見渡す。

至る所で発生する爆発と黒煙、倒壊する建物、泣き喚く人々。

全ての人間が不幸となり見慣れた光景が崩壊していく様を見せつけられた時、

奏斗の中で芽生えた感情は愉悦ではなく"恐怖"だった。

 

何故恐れる? 

散々世界の破滅を望んだのに。

これが望んだ光景じゃないのか?

何故今更逃げる?

何故今更、生に固執する?

 

答えが出ないままあの少年に出くわし、気づいたら彼を助けていた。

 

「......わかんねえ............わかんねえよ......何がしたいんだよ僕は.......」

 

膨大な矛盾に襲われ乱暴に頭を搔きむしる。

そして奏斗は震える手で懐にしまっていたデザイアドライバーを取り出した。

 

「アイツ.....今更こんな物よこしやがって......」

 

逃げる途中で突如出くわし、唐突にこれを渡してきたあの男を思い出す。

何が「今のお前がしたい事を叶えてやる」だ。

自分の事を見え透いた様な顔しやがって......

本当に何処までもムカつく野郎だ。

 

そうぶつくさボヤいてる間に、堕天使達の足音が近づいてくる。

自分の命を奪う為に。更なる不幸に陥れる為に。

 

「.....あああああああ! クソ!」

《SET》

《MAGNUM》

《READY FIGHT!》

 

奏斗はヤケクソ気味にダパーンに変身、物陰から飛び出しマグナムシューター40Xの銃弾を堕天使達に浴びせる。

 

「何がしたいのか全然分らねえ!けど!」

 

地上の堕天使達を一通り銃撃すると、今度は上空から攻めて来た敵をライフルモードで応戦する。

 

「分からないまま死ぬのもさあ、ムカつくんだよ畜生ぉ!!」

 

自己矛盾に苛まれながら、ダパーンは足掻き続ける。

 

今彼が望んだのは「生き残る」事。

 

嘗て世界も己も破滅を望んだ少年は、

今だけでも不幸に抗う決意を下したのだった。

 

      ◆

 

映像を見たリガドΩは困惑した。

何故奴らがドライバーを所持している?

運営がデザイアドライバーを譲渡しない限り古代人はライダーにはなれない。当然彼らにドライバーの配布を指示した覚えは無い。

だがこんな芸当が出来るのは1人しか考えられない。

 

「浮世英寿……」

 

リガドΩに睨まれるも臆する事無く得意気に構えるギーツ。

 

〘皆が望んでいるんだ。少しでもハッピーエンドに近付く為に、今を必死で生きている〙

 

創生の力で光望や祢音にドライバーを与えた様に、画面内の者達もまた英寿から作り出されたデザイアドライバーを使用しているのだ。

ドライバーを手に出来たのは今を必死で行きたいと言う彼らの強い願いの現れである。

 

〘そして....彼等もな〙

 

ギーツは更に一部のモニターに指を刺す。

そこには高層ビルの屋上に佇む二人の男性が映し出されていた。

 

2人の姿を見て祢音、道長、景和の表情に光が戻る。

 

「あの人達は!」

「っへ。心配させやがって...」

 

「真司さん!」

 

           ◆

 

 

都心部に位置する高層ビルの屋上。

 

仮面ライダー龍騎こと城戸真司、そして仮面ライダーナイトこと秋山蓮は前方数キロ先に浮遊する邪神を険しい表情で睨みつけている。

周りには夥しい数の堕天使の群れが生みの親を守護するかの如く邪神の周りを旋回していた。

 

暫し沈黙した後、ようやく蓮の方から口を開く。

 

「本当にあの神様モドキを壊せば事態は治まるのか?」

「ああ。英寿君の言う通りなら間違いない」

「たく....今年はとんだ厄年だ。神崎のライダーバトルが終わって一息ついたってのに、また訳の分からん奴等の騒ぎに巻き込まれる。どっかの誰かさんも変わらず世話が焼ける。一体これで何度目の借しだ?」

「.....解ってるって言ってるだろ?ホント嫌味だなお前.....」

 

わざと恩着せがましい台詞を吐く蓮に対し口を尖らせる真司。

D王蛇との戦闘で川に転落した後、暫く漂流していた彼を助けたのは蓮だった。

昨日の終幕のデザイアグランプリ1回戦目が開始した直後から連絡が取れなくなった事で彼も真司を捜索していたのだ。夕方頃に発見した蓮は川に飛び込んで真司を救出。病院は何処もパンク状態だったので仕方なく自宅に匿っていた。

景和達と連絡が付かなかったのも真司がスマホを紛失しており蓮も鞍馬祢音と面識はあるも連絡先までは交換してなかった故に仕方が無かったのだ。

彼女が使用しているSNSアカウントに報告する手も有ったがバットエンドを望むオーディエンス達を脅し回ってる最中ではコメントやメッセージを確認する暇も無い。

 

真司が目を覚ましたのはつい先程である。

外の騒ぎを聞き終幕のデザイアグランプリの再開を知った彼は傷が完治してないにも関わらず家を飛び出した。彼を放っておける訳も無く、蓮も彼の後を追跡したのだった。

傷が癒えてない事を考慮して戦闘は一旦様子見。市民の避難誘導に勤しんでいる内に邪神が現れ日本を浮上させた。

 

街中が堕天使で溢れだした所で真司と蓮の頭の中で突如、浮世英寿の声が響いた。

 

邪神を倒せば日本列島を救えると。

 

 

こうして2人は今に至る。

 

「........にしても、前にもこんな事あったよな?」

「........思い出したくないがな」

 

神崎優衣の誕生日。あの日もこれだけ夥しい数のモンスターが街を覆いつくしていた。

大勢の犠牲を払い挑んだ最後の戦い。それと似たような光景をこうして20年後に目の当たりにするとは残念でならない。

 

「..........なあ蓮」

「何だ?」

「もし俺が、嫌なら帰れって言ったら、お前今すぐ帰るか?」

 

その質問に対し、蓮は呆れた様に軽く溜息をついた。

 

「相変わらず、俺の前だけはそんな馬鹿を言うんだな」

「ああ? 何だとぉ?」

「日本全体がこんな状態で帰ってどうなる? このまま黙って恵理を死なせる気は無い」

「.........まあ、そうだよな」

 

人が心配してやってるのにと顔を顰める真司だったが直ぐに言いくるめられた。

仮にも愛人を救うためにライダーバトルに参加した男だ。

コイツならそうする。今更覚悟を問うまでも無かった。

今度は蓮が質問する。

 

「そう言うお前こそどうなんだ?」

「大丈夫だって。これでも仕事柄、護身用に鍛えてるんだ。受け身ぐらい出来てて....」

「傷の話じゃない。待ってる人が居るんだろ。こんな時ぐらい一緒に居てやらなくて良いのか?」

「................お前と同じだよ。俺だって美穂の側に居た方が良かったかも、って思ってる。でもあんな奴等放っておいても皆が危険になるだけだ」

「自分が死ぬかもしれないのにか?」

「....................」

 

真司は一旦沈黙した。

そして仕事を熟していく内に出会った女性の事を考える。

理由は不明だが、最初はお互い初めて出会った気がしなかった。

色々高飛車な所も有り、お好み焼きの青のりが歯に付くだのと下らない事で口論になる事は多いが不思議と意気投合し今では立派なパートナーだ。

彼女も含め皆の為に戦いたいと言う自分の意思を尊重し、彼女は今も帰りを待ってる筈なのだ。

 

まして20年前の戦いの結末を考えると流石に蓮も真司の行く末を気にせざる得ない。

 

暫し無言を貫くも、真司は顔を上げ再び遠くの邪神を睨みつけた。

 

「確かにあの時は俺とお前しか居なかった.......でも、今は違う」

 

英寿、景和、祢音、道長、そして再びデザイアドライバーを手にした何人ものライダーがこの脅威に立ち向かっている。それだけでも十分勇気が湧いてくる。

 

本当にコイツは何年経っても変わらない。

だからこそコイツなんだと。

その迷いの無い視線に、蓮も聞くまでもなかったかと肩を空かせた。

 

「よし、なら最後にこれだけは言っとくぞ。無鉄砲なお前にまたドジを踏まれちゃたまらんからな?」

「一々一言多いっての....なんだよ?」

 

再度顔を顰める真司に対し、今まで以上に真剣な表情で蓮は一言放つ。

 

 

「" もう "死ぬなよ......城戸」

 

 

彼からの気遣いの言葉に、真司も決意の籠った瞳で返す。

 

 

「................お前もな。蓮」

 

二人はお互いカードデッキを手に取る。

すると彼等のデッキが一瞬だけ輝き、真司のカードデッキの色が黒から赤へ、蓮の物は青へと変色する。

 

この現象を気にも止めず、2人はデッキを前方に構え同時にポーズを決めた。

 

『 変身!! 』

 

腰に巻かれたVバックルにデッキを装填すると、目の前に光の鏡が現れそこから2体の契約モンスターが飛翔し彼等の上空を飛び交う。

その間に真司と蓮の体に多数の虚像が纏わり尽き、彼らを戦士の姿へと変化させる。

 

仮面ライダー龍騎サバイブ

 

仮面ライダーナイトサバイブ

 

変身を終え、2人の戦士の元にドラグランザー、ダークレイダーが降り立つ。

 

「ふうぅぅ...................っしゃあ!」

 

軽く深呼吸を終え気合を入れた龍騎サバイブはドラグランザーの背中に飛び乗り、

 

ダークレイダーに乗るナイトサバイブと共に邪神を目指し空高く舞い上がった。

 

 

 

 

 

 




登場人物が増えるとどうしても執筆時間が増える。

因みに真司と蓮が話してるのはTV本編最終回の話です。

劇場版に関しては数ある時間軸の一つとして繋がっており、その辺は微かな記憶の痕跡が残っていると言う事にしてます。
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