未完の16inch   作:ミヤフジ

1 / 4



何故かもう一つ艦これを投稿。
反省はするが、後悔はあまり無い!!





1話

 

守れない。

大切な妹(姉)が沈むのを見ていることしかできないなんて。

…………もし…………

…………もう一度戻れるのなら…………

 

 

なら力を貸そう。

君達の願いを叶えよう。

大切な存在を守るため、君達の本来の役目を叶えてあげる。

 

 

 

誰(誰なの)?

 

 

僕?僕は

神様と呼ばれる存在

天使と呼ばれる存在

悪魔と呼ばれる存在

堕天使と呼ばれる存在

仏と呼ばれる存在

閻魔と呼ばれる存在

 

僕は何にでも慣れるし

私は何にも慣れない

 

俺は何でも叶えれるし

自分は何も叶えれない

 

 

優柔不断なんだね

 

 

ほら○○、失礼じゃない

 

 

だけど○○○○、こいつはかなり失礼じゃない?

 

 

君達って案外図太いんだね…………

 

 

そうじゃ無いとあの世界じゃ生きられないから。

 

 

そうだね。

あの世界は正しく狂ってた。

血と火薬と人の焼ける臭い、正に地獄に相応しい世界。

誰も彼もが戦争を行い、勝利に酔い、敗者を見下した。

一体、あの世界で何人が正気だったんだろうね。

 

 

少なくとも、私達では無いでしょうね

 

 

ほう…………どうして?

 

 

私達は兵器だもの。

戦争をするための道具、轟音をまき散らしながら鋼鉄を食い破り、敵兵を海に沈ませる戦術兵器。

もっとも、私も○○も戦争をすることなく終わったけど。

 

 

そうだね、あの戦争を終わらせる為に、君達には悪いことをしたと思ってるよ。

いくら戦争を終わらせる為とはいえ、大切な存在から引き離し、挙句には沈めてしまったんだから。

 

 

私達は兵器だもの。

沈む覚悟なんて当たり前。

それでも、私があの子の傍に入れさえすれば、あの子の負担も怪我も肩代わりしてあげれたのかも知れない。

 

 

済まないとは思ってる。

君達が揃って完成すれば、並の国じゃ太刀打ち出来なくなるからね。

戦争がより悪化しないためにも、君達を使えなくする必要が合った。

ミッドウェーで君達の大切な存在に沈んで貰った。

 

 

 

そう…………

 

 

 

だからこそ、君達に償いをさせてくれ。

戦争を終わらせる為に本来の役目をさせなかった償いを。

君達が君達らしく、攻めるためではなく守るために本来の姿で行ける世界に。

 

 

それって転生ってやつ?

 

 

そうともゆうね。

今度こそ、君達の想いを叶えるために。

君達の全てを奪った僕からの償い。

 

 

そこなら○○を守れるの?

 

 

守るも見捨てるも殺すも自由だよ。

だけど、もう決めてるんでしょ?

だったら僕からいうことは何一つ無いよ。

 

 

もちろん(よ)、次こそは姉(妹)を守ってみせる(わ)

 

 

なら行かなきゃね?

もうここには二度と来れないから、改めて言わせてもらうよ。

『すまなかった。許してくれとは言わない。ただ、どうか次の世界では幸せに。』

行ってらっしゃい…………天城、土佐。

 

 

君達の名前、あの大戦を終わらせる為に僕自ら干渉し使えなくした戦艦。

許してくれとは絶対に言わない。

彼女達の人生を無茶苦茶にしたのは紛れもない僕なんだから。

だからこそ次の世界では、君達の夢を、想いを叶えてくれ。

そして出来る事ならお幸せに。

それが僕が君達に出来る最後の事。

そして僕が君達に願う最後の事。

 

 

 

 

さよなら、そして行ってらっしゃい。

天城、土佐。

 

 

 

 

 







天城型巡洋戦艦と加賀型巡洋戦艦のチートスペックを見て投稿。
あの主砲配置、扶桑型にも負けてませんよ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。