ヒーローガールは異物入り   作:数多 命

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一部ソラ(偽)さんの作画が吾峠●世晴先生になってました・・・・(笑)


偽物、起床

「――――ふむ」

 

浮島を見下ろして。

スキアヘッドは一人、上空に佇む。

強い酒気の結界に阻まれ、上陸することは出来ずにいた。

 

「――――やはり、逸物抱えていたか」

 

目を細めても、結界は無くならない。

 

「待つしかあるまい」

 

酒気が消えることを確信して、息を吐く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

「わ、わ、わ・・・・!」

 

全身で風を感じながら、大空を舞う。

小さな翼で羽ばたけば羽ばたく程、ぐんぐん加速。

 

「わあああああー!僕、空を飛んでるー!!」

 

縦横無尽に動く体に、ツバサは大歓声を上げる。

 

「とうさーん!!かあさーん!!みんなー!!」

 

眼下に望む故郷では、両親や友人達。

プリキュアの仲間達が、満面の笑みで手を振ってくれている。

 

「僕、やったよー!!ヤッホー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

「ベリィベリー隊長、全員配置に着きました」

「ああ、ご苦労」

 

副官のソラに答えながら、ベリィベリーは眼前を見据える。

 

「これほどのランボーグ・・・・一体どうやって揃えたのやら」

「何にせよ、我々のやることは変わらない・・・・だろう?」

「ええ」

 

マントを翻しながら振り向けば、スカイランド中から集められた精鋭達。

誰もかれもが、頼もしい顔つきで。

『隊長』の指示を、今か今かと待っている。

ベリィベリーはそんな彼らの前で、拳を打ち付けると。

天高くつき上げて、

 

「王国の為!!罪なき民の為!!青の護衛隊!!出陣だッ!!」

 

雄叫びを上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

「あげはせんせー!」

「はーい!」

 

ソラシド保育園。

園児の声に、全力で応える。

 

「せんせ、見て見て!」

「おおー、すごい!力作!」

「あげはせんせー!おいかけっこしよー!」

「お、負けないぞー!・・・・おっと」

 

次々やってくるちいちゃなおててと声に対応していると。

ぽつんと、一人ぼっちになっている子を見つける。

 

「君も一緒にやる?」

 

歩み寄り、手を差し出せば。

蹲っていた園児は、あげはの顔と手をしばし見比べて。

 

「・・・・ん」

 

きゅ、と。

握られた手に、あげはは笑顔を弾けさせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プリンセス」

「おいで、エル」

「ぱぱ!まま!」

 

大好きな手が、抱きしめてくれる。

大好きな声が、呼んでくれる。

 

「大好きだよ、プリンセス」

「私達の一番星、かわいいかわいい一人娘」

「あい!」

 

めいいっぱい手を広げて、めいいっぱい抱きしめ返せば。

大輪の笑顔が咲いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すらすらと絵筆を操れば、色とりどりの世界が描かれる。

ここには緑を乗せてみようか、ここはピンクだ。

お話も考えなければならない。

ああ、楽しいな。

楽しいな。

 

「――――ましろさん」

「ソラさん」

 

そうやって夢中になっているところへ、ひょっこりやって来たのはソラだ。

手にしたお盆には、お茶のセットが乗っている。

 

「少し休憩にしませんか?」

「ありがとうございます、是非!」

 

――――一時は。

寿命を削ってしまう程の無茶をしたソラだったが。

ヨヨが調合した薬のお陰で、快方に向かいつつある。

 

「――――あれ?」

 

そこで、なんとなく違和感を持った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――はぁー、よかった」

 

テレビの前で、拝む様に手を合わせる。

いや、本当に良かった・・・・。

外界を恐れる竜族を説得する役がツバサ君っていうのも最高過ぎるし、賢者の称号をもらうのまじで納得しかない・・・・。

来週は絶対可愛いに違いないハロウィン回。

お陰で今週も生きられる。

ありがとう東映、ありがとうプリキュア・・・・。

 

「おっと、チュイッタチュイッタ」

 

チュイッタ(某大手SNS)を開いて、みんなの感想にいいねとリチュイートする。

やっぱりみんなツバサ君について話してるな・・・・。

 

「あー、来週も楽しみだぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

「――――寝てる寝てる」

 

深緑の牙に囚われた、プリキュア達を。

芸術品を鑑賞するようなステップで、眺めていく。

 

「まあ、別にそういう趣味じゃないんだけど」

 

そうして、スカイの目の前で立ち止まると。

 

「いつ金柑頭が来るか分かんないからね」

 

狙いを定めるように、常夜丸の切っ先を向けて。

 

「ちゃっちゃと済ませマショ」

 

突きの構えを取る。

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――いやぁ、大量大量♪」

 

プリティストアからの帰り道。

スキップを踏みながら家路を歩く。

ストア限定のショップバッグの中には、様々なプリキュアグッズ。

いやぁ、云年ぶりにハマったけど。

やっぱりええなぁ・・・・。

プリキュアは義務教育、はっきり分かんだね。

 

「思い切ってプリティホリックのアイテムも買っちゃったし、今度使ってみようかな」

 

取り出したリップをまじまじ眺めながら、ふと。

壁にプリントされたイラストに気が付いた。

色合いから、一番ハマっている今年の子だと判断して。

目をやる。

 

「――――あれ?」

 

はて。

最推しシリーズの主人公は。

こんな格好だったか。

なんか、だいぶデザイン違くない?

年齢からまず変わってそうなんだけども?

剣なんて持ってたっけ?

髪はこんなに短かったっけ?

っていうか、

 

(こっち、見てる?)

 

そう、認識した刹那。

壁の中から、ぐわりと手が伸びて。

 

「――――起きろッ!!!!!」

「ぅわっ!?」

 

がしり、と。

胸倉ごと引き込まれる。

 

「起きろこのバカタレ!!起きろ!!」

「うご、なんで、えっ」

「これは夢だ!!幻だ!!」

 

暗やみの中、混乱する私の目の前。

胸倉を掴み上げたまま、見覚えのないプリキュア(キュアスカイ)が絶叫する。

 

「起きて戦え!!戦え!!」

 

濁流の様に、記憶を取り戻しながら。

 

「みんなを守れ!!ましろさんを守れ!!!!」

 

手にした剣を、首に当てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――あああああああああああッ!!!!!」

「ウェッ!?ウッソォ!?」

 

目覚めてすぐに、全力の斬撃を放つ。

わたしを捕えていたハエトリソウ(仮)の目の前に、メイテイがいた。

あっぶな・・・・あのまま寝こけてたらやられてた・・・・。

 

「バーストオンッ!!」

 

とにもかくにも、応戦しない理由がない。

油断なく遠慮なく、バーストモードを発動させて。

 

「水の呼吸!!壱ノ型 水面斬り!!」

 

一閃を、叩き込んだ。

 

「どわっ、た・・・・!」

「でいッ!!」

 

飛び出すついでに蹴りを叩き込んで、周囲を見渡す。

まず鼻についたのは酒の臭い。

次に、ハエトリソウ(仮)に囚われた仲間達と竜族の皆さんが見えた。

辺りにツタが縦横無尽に張り巡らされていて。

仮に今全員が目覚めたとしても、易々と逃げられなさそうだ。

そんで目の前には、説明不要のメイテイ、と・・・・。

 

「起きるの早くない!?」

「今起きなかったら何してた!?」

「それもそうダネー!チクショー!」

 

コミカルに表情を変えながらも、しっかり剣を構えて突撃してくるメイテイを迎え撃つ。

剣戟が猛獣の雄叫びの様に轟き、森を物理的に揺らしていた。

 

「ああ、もうッ!時間がないのにサァ・・・・!」

 

何か言っているけど、気にする余裕はない。

常夜丸を解放したこいつに、油断も躊躇いもしない!

 

「ヒュウウウウゥゥゥゥ―――ッ!」

「ゲゲッ、またその痣!!」

 

呼吸を深める、心拍数を上げる。

メイテイのリアクションからして、『痣』はちゃんと出ているらしい。

ヨシ!!

 

「シュランボーグ!!」

 

四方八方から、ツタが伸びて来る。

その内の一本に、メイテイが乗って駆けているのも見える。

 

「全集中・水の呼吸!」

 

迫るツタとメイテイを前に、努めて冷静に剣を構えて。

 

「陸ノ型 ねじれ渦ッ!!」

 

まずは、ツタを一掃。

 

「玖ノ型 水流飛沫!!」

「オオーッ!キタキタキターッ!」

 

次に、切り刻んだツタや大木の破片を足場にして。

メイテイに肉薄。

 

「ハアッ!!」

「おっと、セイッ!」

 

何回か斬り合って、鍔迫り合い。

あまり間を置かず弾き合って、踏みとどまった後。

再び飛び出す。

 

「雷の呼吸、伍ノ型 熱海雷!!」

狂華酔月(きょうかすいげつ)!!」

 

ぶつかった技と技。

衝撃波が、周囲に漂う酒気を跳ねのけた。

踏み込んで薙ぎ払う様に一閃すると、しゃがんで避けたメイテイは更に踏み込んで来る。

私は身を翻して斬撃を避けて、反撃を繰り出す。

そのまま体を上下反転、放たれた縦一閃を蹴っ飛ばした。

 

「ッハァー!粘る粘る!いつまでやるー!?」

「お前が負けるまで!!」

「抜かすゥー!!」

 

強気に宣言したとはいえ、未だ決定打がないのは事実。

常夜丸(解放状態)の厄介さが身に染みているだけに、チキって今一歩が踏み出せない・・・・!

いや、いや、いや!!

弱気になるな!!挫けるな!!

仲間が目覚めるまででいい、最悪ここで尽きたっていい!!

今戦えるのは私だけだ!!

逃げるな!!戦え!!

戦え!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

「つ、ツバサちゃん!?」

「どこへいくんだ!?それ以上は――――!」

 

焦る両親の声に、苦笑いしながら。

キュアウィングは上昇を止めない。

――――切欠は、些細な違和感だった。

天気、雲、風。

知識にあるものと、目の前のそれらを比べて。

ここが現実ではないことに気が付いてしまった。

 

「いい夢だった」

 

それはそれとして。

まさしく『夢の様な』経験が出来たのも事実。

名残惜しくないといえば、嘘になる。

 

「自分の力で飛べるなんて、本当に嬉しかった」

 

しかし、これは夢だ。

幻でしかないのだ。

 

「ありがとう、さよなら」

 

もう、戻らなければ。

もう、目覚めなければ。

 

「――――ひろがるッ!!」

 

ぐんぐん、天上を目指す。

ぐんぐん、引き止める声を引き離す。

 

「ウィングアターック!!」

 

そうして彼は、現実へ舞い戻る。

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

「隊長!先行しないでください!」

「無茶です!お一人で!!」

 

次から次へ飛び掛かってくるランボーグを、千切っては投げながら。

背中に投げられる部下たちの声を無視して、ずんずん進んでいく。

――――悪くはなかった。

実力を認めてもらって、信頼できる仲間と肩を並べられて。

偉大な祖父の名に塗ってしまった泥を、拭えた感覚は。

まさしく肩の荷が下りた様だった。

 

「だが、ダメなんだ」

 

しかし、ここが夢だと気が付いてしまった。

あまりにも都合が良すぎる状況に、違和感を覚えてしまったのだ。

 

「叶えたいことは、望んだものは。己の手でつかんでこそ」

 

ベリィベリーは、キュアエクリプスは。

夢の端に、辿り着いて。

 

「夢まぼろしなんぞで満足しただなんて、じい様に怒られてしまうよ」

 

苦笑いを零しながら、引き絞った拳を。

 

「ヒィーロォーガァールゥー!!」

 

叩きつける。

 

「エクリプスジャッジメントッ!!」

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

「あげはせんせ、もう行っちゃうの?」

「まだここにいようよ!」

「あはは・・・・先生も、もっといたいよ」

 

モミジの様なおてて達が、一生懸命引き止めて来る。

その一つ一つを握り返しながら、あげはは名残惜し気に首を振る。

 

「でも、行かなきゃ。お友達が困っているから」

「せんせー!」

「わぁーん!行かないでー!」

 

子ども達の泣き声に、後ろ髪を引かれながら。

バタフライは駆け出していく。

 

「そりゃあ、私の夢は保育士だけどさ」

 

園舎を飛び出し、園庭を飛び出し。

 

「夢は夢でも、まやかしで満足出来ないの」

 

『お生憎』と、どこかで見ているかもしれないメイテイに向け。

あかんべぇをしながら、空間の果てへ。

 

「お昼寝タイムは、もうおしまい!」

 

壊すべき場所を、見据えて。

 

「ひろがるッ!バタフライプレス!!」

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

「プリンセス?」

「エル、どこに行くの?」

 

大好きだけど、絶対に違う声から離れるべく。

ちいちゃな足で、一生懸命走る。

 

「ましぉ・・・・!」

 

ここは楽しかった。

 

「ちゅばしゃ・・・・!」

 

ここは優しかった。

 

「べぃべぃ・・・・!」

 

いつまでもいたかった。

 

「あげは・・・・!」

 

けれど、ここにはいちゃいけないから。

 

「しょら・・・・!」

 

速く駆けつけないといけないから。

だから、

 

「「エルッ!!」」

「――――ごめんなさい、パパ、ママ」

 

一層強く踏み込んで、マジェスティは跳躍。

こちらへ手を伸ばす両親へ、心からの謝罪を口にして。

 

「もう、起っきしないと!」

 

その次の瞬間には、精悍な顔つきで剣を構える。

 

「――――破魔・竜王刃ッ!!」

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

「――――ましろさん、どうして」

 

目の前の『ソラ』は、困惑している。

無理もないだろう。

今の自分は、彼女に対して敵意を放っているのだから。

ナイフ代わりに向けているのは、咄嗟に手にした鉛筆。

もちろん殺傷力なんてたかが知れているが。

自分の立ち位置を明確に伝えるには、十分すぎた。

 

「・・・・ここなら、苦しい思いをしなくて済むんですよ」

 

観念したのだろう。

そっくりな困った顔をして、宥めにかかってきた。

 

「アンダーグ帝国の脅威はもちろんありません、絵本だって好きなだけ描けます・・・・私の寿命だって、気にすることはないんです」

 

ああ、そうだ。

ここはそういう理想郷だ。

痛いほどに理解している。

手放すのが惜しいとさえ思える、甘美な箱庭。

だけど、

 

「でも、ここは現実じゃない。わたしが寄り添いたいのは、『貴女』じゃない」

 

はっきり宣言すれば。

悲しそうな、寂しそうな。

そんな顔になった。

・・・・嗚呼、やる。

ましろの幸せを、真剣に考えてくれている彼女なら。

きっと、その表情をする。

 

「・・・・ソラさんはね、いつも優しいの」

 

普段のソラの様子を思い出す。

 

「誰かが困っていたら駆けつけて、人助けに真剣で、辛い努力だっていっぱい、いっぱいしてて・・・・でも」

 

強くて、カッコよくて、優しくて。

だけどその根底にあるのは、計り知れない罪悪感で。

 

「自分のことは・・・・自分のことだけは・・・・いっつも後回しで」

 

だから、いつも怪我をする。

だから、いつも倒れてしまう。

だから、命を削ってしまった。

 

「頑張って、頑張って、頑張って・・・・その結果が、短い人生だなんて・・・・やっぱり納得出来ないよ・・・・!」

 

故にこそ。

ましろは、プリズムは。

留まるわけには、いかなかった。

 

「わたしがやらなくていいかもしれない、わたしじゃなくてもいいかもしれない・・・・それでも」

 

それでも、と。

ピストル型にした指先に、光弾を灯して。

 

「それでも、やっぱり・・・・優しい人を、独りにしたくない」

 

自らのこめかみに突き付けた。

 

「ッまし――――!」

 

――――やはり、止められる。

もっと距離を取ればよかった。

なんて後悔しかけた刹那。

 

「な・・・・!」

「――――ぁ」

 

見知った背中が、割り込む。

そいつは『ソラ』の手を掴み上げると、もう片方の手も掴んで封じてしまう。

 

「そっ・・・・!」

 

『ソラさん』。

呼びかけると同時に、振り向かれて。

気付く。

――――これも、違う。

 

(――――だけど)

「――――」

 

『だけど、味方だ』と。

漠然と、確信して。

 

「――――ありがとうございます」

 

今度こそ、こめかみを撃ち抜いた。




おまけ
ましろんの夢で助けに入ったのは『あの子』。
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