さらっと書くつもりが、意外と長くなってしまった・・・・。
――――はい!
『ゆうべはおたのしみでしたね』とか抜かした人!!
そこに正座!ハリアップ!!
あのね。
やりませんし、やるわけないでしょ。
ましろさん未成年よ?手を出すわけないでしょ!大人として!!!
大人として!!!!
大事なことなので、もう一度!!!
大人と!!!!して!!!!
そもそも日本には『青少年保護法』があるでしょ!?
婚約者に代表される真摯なお付き合いは咎めないってあるけれど、ルールは守らなきゃいけないでしょ!?
理性を総動員して、死ぬ気でキスとハグで終わらせましたよ!!!!
褒めて!!!!
いや、褒めろ!!!!
・・・・ごほん。
「――――もー!特盛にありがとー!!うちの妖精達が大変お世話になりました!!」
ちなみに、コメコメさん達の故郷『クッキングダム』から。
『マリちゃん』こと『ローズマリーさん』がわざわざ来てくださっていた。
なんでも、コメコメさん達からお話を聞いたらしくて。
直接お礼を言いに来てくれたのだ。
「わわ・・・・あはは、こちらこそお世話になりました!」
ぶんばぶんばと腕を振り回されて、ましろさんは苦笑い。
ノリはあげはさんに似てるかな・・・・?
悪い人ではなさそうだけども。
「ところでましろさん、その限定品なのだけど」
「?、はい」
「交換しない?」
差し出された限定品の紙袋を前に、ましろさんが『え』と声を上げる。
「ましろさんのは、少し汚れてしまっているでしょう?幸い、お互いの中身は無事そうだし、どうかしら?」
ローズマリーさんの提案に、少しだけ考えたましろさんは。
「・・・・いいえ、せっかくですけど」
微笑みながら、紙袋を抱き寄せて。
「――――これが、いいです」
なんて、とってもいじらしいことを言ったのだった。
不覚にもキュンとしたのは内緒である。
「・・・・そう、野暮なことを言ったわね」
「ごめんなさい、せっかく提案してくれたのに」
「いいのよ!」
ローズマリーさんも、微笑ましそうにましろさんを見ていた。
「元気になってよかったわ、ソラさん」
「はい!拓海くんも、大変お世話になりました!」
「ああ、役に立ててよかったよ」
あんさんや拓海くんにお礼を告げて。
私達はおいしーなタウンを後にする。
「――――おっかえりー!」
ソラシド市、虹ヶ丘家。
色んな事があったけど、何とか戻ってこれた・・・・。
「ただいま!あげはちゃん!みんな!」
「ご心配おかけしました」
「無事でよかったー!」
意の一番にあげはさんが、続けてベリィベリーさん、ツバサくんとエルちゃん。
そしてヨヨさんが出迎えてくれた。
「ソラさん、お怪我はもう大丈夫?」
「はい、あちらに癒しの力を使える子がいて、治してもらったんです」
「拓海くんだっけ?頼れるねぇ」
「ええ、本当に助かりました」
拓海くん、今度会ったら改めてお礼を言わないとなぁ・・・・。
「ほらほら!中入って!やりそこなったパーティやるよー!」
促されて、家の中に入っていく。
◆ ◆ ◆
「――――で、結果のほどは?」
その日の夜。
一日遅れのましろのバースデーパーティーを終えたダイニングで、年長者二人は向かい合っていた。
にっこにこ顔のあげはに単刀直入に問いかけられて、ソラは少し口をもごつかせた後。
「・・・・この度、無事お付き合いすることになりました」
「ッシ!!!!」
俯き、顔を赤くしながら報告すれば。
あげはは鋭くガッツポーズをしたのだった。
「ものすごく喜びますね・・・・?」
「そりゃあもう!!」
勢いにやや圧倒されながら、ソラが問いかけると。
あげははキラキラした顔で拳を握る。
「どんだけましろんのこと見守って来たと思ってるの!?ソラちゃんってば鈍ちん過ぎてほんっとうにもどかしかったんだから!!」
「アッ、ハイ。スミマセンデシタ」
最初は、ましろを完全に妹分として見ていただけに。
あげはの苦労もなんとなく察することが出来て。
ソラは平謝りしか出来ない。
「で、どこまで行ったの?」
「キスや添い寝以上はしませんからね、ましろさんとも話し合っています」
しかし、次の質問には至極真面目に即答した。
「ましろさんが未成年ってことをお忘れなく」
「それもそうだね」
あげは自身、子どもと関わる分野を学んでいるだけあって。
ソラの言葉に深く頷いて、理解を示すのであった。
「それにしても、私達以外にプリキュアがいるなんて」
話題は切り替わり、おいしーなタウンで出会ったプリキュア達の話になる。
「ええ、もしかしたら他にも色んなチームがいるのかも」
「会えたらいいね!」
「はい!」
(もしかしたら『オールスターズ時空』というやつなのかも)
『
「それにしてもおいしーなタウンかぁ、私も行きたいなぁ。向こうの子達にも改めてお礼言いたいし!」
「あんさん達もぜひって言ってくれてましたし、機会があればみんなで行きましょう」
「やった!」
ましろが語ったおいしーなタウンでの思い出に、触発されてしまったらしいあげは。
ソラも実際、他のメンバーもいたら楽しかっただろうなと考えた。
もちろん、ましろと出かけたのが楽しくなかったわけでは決してないが。
それはそれ、これはこれである。
いつメンで出かけるというのもまた、別種の楽しみがあるのだ。
「これからが楽しみだね!」
「ええ」
くすくすと、就寝している他の人達の迷惑にならない程度に。
笑い合う二人なのだった。
◆ ◆ ◆
「――――あれ」
あげはさんとの談笑を終えて、自室に戻ると。
何故かベッドにましろさんがいた。
隣ではエルちゃんが、一緒に寝息を立てている。
確か寝かしつけを引き受けてくれたはずなので、そのまま眠ってしまったようだ。
エルちゃんをベビーベッドに移して、ましろさんはどうしようかと少し悩んだけれど。
結局お部屋に運んでしまうことに。
・・・・恋人だからと言って、勝手に隣に寝るのはね。
さすがにね・・・・。
「――――んん」
そう思って抱き上げると、腕の中で身じろぎ。
起こしてしまったかと思いながら、動きを止めて見守っていると。
やはり、ゆるゆるとまぶたが開くのが見えた。
微睡んだ目が、こちらを捉えて。
「そらさん」
嬉しそうに綻んだ。
それから、甘える様に身を寄せてくるましろさん。
・・・・甘え具合が『ギャンッ!』って勢いで上がっていませんか?
いや、そんだけ私が蔑ろにしてきてしまったのか・・・・。
「・・・・」
また少しだけ悩んでから、元のベッドに戻した。
ほ、ほだされたからじゃ・・・・いえ、すみません嘘つきました。
ほだされました、ハイ。
顔にかかった前髪を梳いてやりながら、寝顔を観察する。
――――自分が、彼女に相応しくないという意識は。
まだ、ある。
だけど、それでも『好きだ』と伝えてくれるこの子には報いたいと思う。
・・・・キルミラは、きっと。
嬉々として私の大切なものを壊しに来る。
どうせ逃げられぬのなら。
せめて、この子達だけでも守りたいと。
手の甲に唇を寄せながら、改めて決意するのだった。
――――ちなみに。
ましろさんは、別に私を待っていたとかはなく。
本当に寝落ちしていた。
「ご、ごめんなさい!エルちゃんと一緒に寝ちゃってました!」
「お気になさらず、『寝る子は育つ』です。ね?」
「えう!」
オールスターズを書くかどうかは迷っています。