ヒーローガールは異物入り   作:数多 命

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例によって長くなってしまったので、一旦上げちゃいます。


そしてこちらもまた例によって、『彼』の技は思い付きです。
ネーミングはお肉の部位やブランド名から。


偽物、炎上

「――――ほう!あの女を退けたか!」

 

「プリキュア、特にキュアスカイであったか、中々の強者(つわもの)と見た」

 

「ふむ・・・・」

 

 

 

 

 

「――――あの女を真似るようで、癪だが」

 

「我もやってみるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――『味見』とやらを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

「それで、目的地は分かる?」

「ええ、ここに来た時、上空から確認しています」

 

ベリィベリーさんにお留守番をお願いした私は。

あげはさんと並んで、夜のスータロスに出る。

ちなみに今の私達は、どちらもシンプルな黒いローブを纏っている状態だ。

・・・・城を出る時、衛兵さんが貸してくれたのである。

やっぱり今回の課題の本命は、献花台に赴くことだったか。

元々そのつもりだったとはいえ、『刺青の目が閉じたから』とおしまいにしなくてよかった・・・・。

 

「献花台に向かう前に、少し寄り道をさせて下さい」

「どこにいくの?」

「・・・・花屋さん、です」

 

――――日の光に弱い吸血人が多いクシザスは、まさしく眠らない国といっても良いだろう。

世代を重ねて来た影響か、国民は文字通りの『昼型』『夜型』に分かれていて。

こちらで言うところの『24時間営業』だって普通にやっている。

もちろん昼と夜で人員はちゃんと入れ替えているよ!

経営者の皆さんは労基を守ろうネ!(白目)

『労基を守ったら潰れちゃうよ』とか、甘ったれたこと抜かすんじゃねーぞ!!

・・・・気を取り直して。

つまり何が言いたいのかと言えば。

時間帯に関わらず、欲しいものが手に入り易いのである。

 

「あ、あれそうじゃない?」

「ええ、間違いなさそうです」

 

一般市民でにぎわう大通りから、自然と足が離れてしまっていたけれど。

なんとか目的の店を見つけることが出来た。

 

「こっちだとお墓参りと言えば菊だけど、スカイランドはどうなの?」

「こちらでは、『青鳥草(あおとりそう)』が一般的ですね。折り紙のツルのような形をした花で、魂を大空に運んでくれるように、と祈りを込めるんです」

「なるほどー」

 

感心するあげはさんと一緒に、店内へ。

あちらの世界とそんなに変わらない内装の奥から、おばあさんが一人出て来た。

 

「いらっしゃい・・・・・・・献花台かい?」

「はい、青鳥草はありますか?」

 

流石にこれだけ分かり易い格好をしていると、目的も手に取る様に分かるらしい。

話が速くて助かると思いながら、問いかけると。

おばあさんは一瞬だけきゅっと眉を潜めてから。

 

「無いこともないが、クシザスじゃあ『月下麗人』が一般的だよ」

「そうなんですか?」

「ああ」

 

頷いたおばあさんは、件の花を一輪持ってきてくれる。

真珠みたいな花弁の、ユリ科の様にも見える花だ。

 

「花がラッパみたいな形をしているだろう?『墓場の女主人』がこれを吹くことで、『黄泉の案内人』を呼んでくれると伝わっているのさ・・・・太陽の天下である青空は、あたしら吸血人には眩しすぎる」

 

なるほど、そういうことか。

郷に入っては郷に従え、ともいうし。

うん。

 

「ご教授ありがとうございます。では、それをお願いします」

「あいよ」

 

慣れた手つきで、花束を作っていくおばあさんを見ていると。

あげはさんがそっと寄って来て。

 

「国によって結構違うんだね」

「はい、大切な祈りの形です」

「だね」

 

ちなみに、『墓場の女主人』とは、クシザスに伝わる墓守の精霊なんだそうだ。

墓荒らしには、それはそれは悍ましいお仕置きをするのだとか、何とか・・・・。

 

「はい、お待ちどうさん」

「ありがとうございます」

 

なんて想起していると、出来上がった花束が差し出される。

 

「あと・・・・これもね」

 

と、それとは別に渡されたのは、青鳥草・・・・?

 

「あの・・・・?」

「――――あたしの旦那は、スカイランド人でね」

 

問いかけようとすると、手をわしづかみにされた。

 

「この間、死んだんだ」

 

びっくりしておばあさんの目を見ると、鋭い視線に射貫かれていて。

 

「――――頼んだよ?」

「・・・・はい、心して」

 

・・・・ここで、『ごめんなさい』の一言でも言うのが正解なのかもしれないけれど。

どうにも、軽率に口にしてしまうといけないような気持が勝って。

せめてもの意思表示に、深々と頭を下げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

 

 

 

花屋を出たっきり、二人は言葉もなく歩いていた。

あげはは何を言えばいいのか分からなくなっていたし、ソラは何かを言う権利がないと考えていた。

一歩ごとに揺れる花束だけが、場を何とかにぎやかしてくれている。

とはいえ、このままだんまりを続けられるかどうかと言えば、否だった。

心配だったり、気遣いだったり。

あげははソラを気にかけていたし、ソラもまたあげはを気にかけていた。

口火を切ろうか切るまいか、悩んでいたあげはは。

ふと、なんとなく上を見上げて。

 

――――こちらを目掛けて飛び降りてくる巨体を見つけた。

 

「ッソラちゃ!もぶっ!?」

 

返事よりも早く、ソラはあげはの腰を掻き抱いて飛びのく。

 

「うあッ!!」

「っく・・・・!!」

 

花をいくつか散らしてしまいながら、地面を転がって回避。

揃って立ち直って、前を見れば。

 

「――――キルミラに弄ばれたプリキュアか」

 

もうもうと上がる土煙の中から、悠然と出てくる巨体。

 

「よくぞ、あの女の呪縛から逃れ切ったものだ」

 

まず目につくのは、頭の上の二本角。

次に、鍛え上げられた筋肉がみしりと動くのが分かった。

 

「何者ですか!?」

「ミノトン、アンダーグ帝国最強の武人なり」

 

ヨヨに『バーストカリバー』と名付けられた、新しい武器を抜き放ちながら。

ソラが鋭く問いかけると。

巨漢は拳を打ち付けて名乗りを上げる。

 

「その強さ、如何なるものか・・・・我に示して見せよ!!!!」

 

どう、と迸った戦意に、大気が揺れた。

 

「「――――ひろがるチェンジッ!!」」

「スカイッ!!」

「バタフライッ!!」

 

ほぼ同時に、スカイミラージュを握りしめて変身。

向かって来たミノトンを、スカイが迎え撃つ。

 

「こいつは私が押さえます!!まずは避難誘導を!!」

「ッ分かった!!なるはやで戻るから!!」

「ええ、待っています!!」

 

バタフライが去っていくのを見届けてから、ミノトンの拳を切り払うと。

一度距離を取るスカイ。

 

(住宅地、逃げきれていない一般人もいる。ランボーグが出ていない以上、キラキラエナジーで修復できない。下手に大技を使う訳にはいかない・・・・!!)

 

素早く思考して、今度は自分から仕掛ける。

 

「――――水の呼吸!!」

 

ミノトンの一撃を避けて、頭上に飛び上がると。

 

「壱ノ型 水面斬り!!」

「舐めるなッ!!」

 

果敢に技を繰り出すが、案の定容易く受け止められてしまった。

 

「――――武威(ぶい)ッ!!」

 

ミノトンの拳にオーラが宿り。

 

「――――狩毘(カルビ)!!」

 

その場で盛大に爆発する。

 

「ッ・・・・!」

 

反撃の重さに苦い顔をしながら、何とか防御。

そのまま相手の力を利用して、再び距離を取る。

 

闘猛覇羅(トモバラ)!!」

「破魔・竜王刃!!」

 

追撃もひらりと交わして、一撃を放つものの。

やはり被害が気になり、思い切り攻撃出来ない。

 

「なんだその情けない斬撃はッ!?侮辱するのも大概にしろ!!」

「ッこんなところで仕掛けておいて何を!!」

 

ミノトンからすれば、つまらないことこの上ない様だ。

しかしそれは住宅地で仕掛けられたスカイも同じことだった。

猛攻を往なし続けながら、周囲の被害を気に懸けながら。

激昂するミノトンへ言い返す。

 

「・・・・『その気』にならない理由が」

 

アームハンマ―が叩き込まれて、地面が揺れる。

 

「場所であるというのなら!!」

 

足元が不安定になり、姿勢を崩してしまったスカイへ。

 

掃討(そうとう)剛忌(もうご)ッッ!!!!」

 

重厚な一撃を、お見舞いした。

 

「が、は・・・・!!」

 

肺の空気を吐き出してしまいながら、木の葉の様に吹き飛ばされてしまうスカイ。

腹を押さえながらなんとか着地すれば、ひらけた場所に移動したことを察した。

 

「――――武乱怒(ブランド)

 

間髪入れずに、ミノトンが追いかけて来て。

 

「――――散牙(さんが)ッ!!」

 

連撃を放ってきた。

 

「ッ(けだもの)の呼吸!!」

 

猛攻を前に。

スカイはエネルギー体の剣を出現させると、両手の剣を握りしめて。

 

「伍ノ牙 狂い裂き!!」

 

広範囲に渡って迫る攻撃を、全てはじき返した。

 

「――――ようやくまともな太刀筋になったな」

 

傷ついた拳を満足げに見下ろして、ミノトンは獰猛に笑う。

 

「さあ、仕切り直しだ!!」

「・・・・ッ」

 

確かめる様に、痛む腹に触れたスカイは。

なおも向かってくるミノトンへ駆けだした。

 

 

 

 

◆   ◆   ◆

 

 

 

 

アアアアアアーッ!!!!!

なぁんでこうなるのかなアアァーッ!?

献花に行くだけでこんなトラブルに見舞われるとか、誰が想像出来るよ!?ええっ!?

 

末裂禍(まつざか)ッ!!」

「壱ノ牙 穿ち抜き!!」

 

ミノトンを名乗った肉達磨の貫手を、真っ向から迎え撃つ。

 

監獄士魔(かごしま)ッ!!」

「肆ノ牙 切細裂き!!」

 

受け止めた正拳突きが、火山の様に目の前で爆ぜる。

なんとか飛びのいて直撃は避けたけど、少し焦げてしまった。

クソ、こいつの拳なんだよ!?

生身からしていい音じゃねーんだよ!!

 

「わはははは!!いいぞ!!実に良い!!貴様の様な武人と相対することを望んでおったのだ!!」

「ッ参ノ牙 喰い裂き!!」

 

楽しそうにしやがってコンチクショウ!!

殴打を弾き飛ばして、余裕を作って。

 

「水の呼吸、弐ノ型・改ッ!!」

 

呼吸を、切り替える。

 

「水車・双輪ッ!!」

 

二刀流のまま、ぐるんと一回転すれば。

奴の腕を掠めることが出来た。

いや、やっぱり丈夫すぎるな?

 

「ふう・・・・!」

 

再び距離を置いて、呼吸を整える。

――――この広場に戦場が映ってからは、随分戦いやすくなった。

ミノトンに吹っ飛ばされたお陰なのは癪だけども・・・・。

だけど、あんまり暴れられないのは変わらない。

・・・・すでに破壊されてしまったこの街に。

再び爪痕を残すわけにはいかない・・・・!!

 

「また考え事か!!」

「ッしま・・・・!」

 

思ったよりもぼんやりしてしまっていたらしい。

ミノトンの拳が唸りを上げて迫って来た。

その威圧に、思わず『覇真・龍王陣』を放つ。

衝撃波が周囲に広がって、あちこちで爆発が起きてしまう。

しまった、やらかした!!

被害は!?

 

「ふっ!」

「ぬおッ!?」

 

ミノトンを踏み台にして飛び上がると、周囲の状況がよく見えた。

さっきまでいた場所と違って、避難が思う様に進んでいない。

逃げられてない人が、あちこちにいて・・・・ッ!!

 

「きゃああああああ!!!」

 

建物が崩れた瓦礫が、女の人に降り注ぐのが見えた!

 

「――――ッ」

「ぐうッ!おのれ!」

 

咄嗟に、エネルギー体の方の剣をミノトンに投げつける。

怯んだ隙に、居合の姿勢を取って。

 

「雷の呼吸、漆ノ型 炎雷神ッッ!!!」

 

――――飛び出す!!

一瞬で駆けつけて、要救助者を確保。

思い切り飛んで、比較的安全な所で降ろす。

 

「巻き込んでごめんなさい!お怪我は!?」

「な、無いわ!」

 

幸い、女の人は無傷な様だ。

 

「早く逃げて!!」

「は、はい!」

 

構えなおしながら、改めてミノトンを睨むと。

奴はさぞ『不機嫌です』とばかりに肩を怒らせていた。

 

「貴様、先ほどからなんだ!?その体たらくは!?」

 

予想通り、ブチ切れて怒鳴り声を上げるミノトン。

すげえ声量・・・・距離があるこっちにまでビリビリする・・・・!

 

「戦いに雑念を持ち込むなど笑止千万!!その程度でこのミノトンを倒せると思うなよ!!」

 

怒りのままに構えたミノトンの全身から、闘志が迸って大気を揺らした。

こわ、ドラゴ〇ボールかよ・・・・。

 

「貴様も武人であるならッッ!!!死力を尽くしてこそであろうッッ!!!?」

「・・・・ッ」

 

――――武人。

武人、ねぇ。

 

「・・・・ふふ・・・・あははっ!」

 

思わず、笑い声を上げてしまった。

 

「何がおかしい!?」

「おかしいもおかしいですよ、勘違いも甚だしい」

「なんだと?」

 

肩眉を吊り上げた奴に接近して、一閃。

受け止められるが、予想通りだ。

 

「私は武人であったことなど・・・・!」

 

炎の呼吸を、思い切り吸い込んで。

 

「一度もない!!」

――――弐ノ型 昇り炎天!!

「ぬうう!!」

 

相手の巨躯を、吹っ飛ばしてやる。

 

「私にとって武術とは、手段の一つに過ぎない!!畢竟すれば迷子の手を引くことと変わり無し!!」

「ならば、何故(なにゆえ)剣を取る!?何故刃を交える!!」

「無論!!守るために他無しッッ!!はああッ!!!」

 

なお向かってくる拳を斬り結びながら、叫ぶ。

 

「流れなくていい涙を止めるために!!」

 

――――そうだ。

最初は義務感からだった。

 

「傷つかなくていい心を傷つけさせないために!!」

 

そうする他ないと、それが自分の使命なのだと。

機械的にレールをなぞっていた。

だけど、今は!!

 

「立ち止まらなくていい夢を続けさせるために!!」

 

夢を、信念を、折り砕かれてから。

仲間達に助けてもらって、ましろさんに救われて。

願いと向き合って、分かった。

 

「平気な顔して人を傷つける、お前みたいなヤツらから・・・・!」

 

ヒーローになりたいという願いは、誰かを助けたいという思いは。

『あの子』を、多くの人々を手に掛けてしまった罪悪感じゃない!!

 

「奪われなくていい笑顔を!!」

 

シャララ隊長から『あの子』へ、『あの子』から私へ!!

手渡して、受け取って。

ずっとずっと先へ、繋げていく!!

 

「守るために!!」

 

――――気持ちなんだッッ!!!!!

 

「――――武乱怒!!」

「雷の呼吸!!陸ノ型!!」

 

拳が振り上げられる。

剣を構える。

 

戦堕威(せんだい)ッ!!」

電轟雷轟(でんごうらいごう)ッ!!」

 

気功同士がぶつかって、爆発する。

私もミノトンも、お互いを吹っ飛ばし合って。

足元を削りながら、着地した。

 

「うぬう、武人らしからぬものの、その信念実に天晴・・・・こちらも戦い甲斐があるというものよ・・・・!!」

 

なんて、ミノトンはノリノリで構えなおすけれど。

 

「――――そう、私は武人ではありません」

 

こちらにやってくるのを見つけて、にやりと笑ってやる。

 

「だから、一対一(タイマン)に付き合う義理もありません」

「ッ上か!?」

「――――ひろがる!」

 

今更気付いたところで、もう遅い!!

 

「――――バタフライプレス!!」

「うおおおお!!」

 

ミノトンの直上から、バタフライが攻撃。

遠慮なしに、必殺技を叩き込む!!

 

「ぐぬぬぬ、不意打ちとは卑怯な!!」

「作戦勝ちって言いなよね!!」

 

不敵に笑う一方で、ミノトンに近づく二つの人影。

あれは・・・・。

 

「いくぞマリちゃん!」

「オーケィ、シナモン!」

 

シナモンさんに、ローズマリーさん!!

 

「「おおおおおおおおおおおッ!!」」

 

それぞれ片手にエネルギーを溜めて、二人同時に叩き込む!!

 

「ぬおおおおおおおお!?」

 

溜まらず吹っ飛んで行ったミノトンが、派手に地面を転がっていった。

ちなみに、建物の手前で上手い具合に止まる絶妙な力加減である。

ワザマエ!!

 

「遅くなってごめん!」

「いえ、助かりました」

 

バタフライが隣に着地して、『ご勘弁!』とばかりに両手を合わせる。

 

「シナモンさんとローズマリーさんも来てくれたのは、嬉しい誤算です」

「それは何よりだ」

「ちょうど夜警だったのよー!」

 

シナモンさん達とも並んで、今まさに立ち上がるミノトンを見据える。

 

「このままじゃ上手く戦えないわよね、ちょっと待ってて!」

「おのれ、まだ小細工を弄する気か!?」

 

させるかとばかりに突撃してくるミノトンを。

それこそさせるかと、バタフライと一緒に食い止める。

 

「マリちゃん!」

「ありがと!デリシャスフィールド!!」

 

その隙を無駄にせず、ローズマリーさんが本家門元のデリシャスフィールドを展開。

拓海くんのそれと違い、風景そのものが塗り替えられた。

 

「むう、なんと面妖な・・・・!!」

 

これなら、もう遠慮はいらないな!!

 

「私が決めます!下がって!」

「オッケイ!ついでにパワーアップもかけちゃう!」

 

ミックスパレットのバフをもらいながら、バーストカリバーのアクセル部分を握りしめる。

 

「――――バースト、オンッッ!!!」

 

――――体の内外に巡る気が、燃え上がる。

漲る力が、炎として具現化して。

私の全身を包み込む・・・・!!

 

「キュアスカイ、バーストモード!!」

 

・・・・これ、気力をごっそり持ってかれるんだよな。

こないだ二日も寝込んだのは、それが原因である。

多分、この後もぶっ倒れるんだろうけど・・・・。

あの筋肉入道を撤退させるには、分かり易くぶっ飛ばしてやる他ないだろう。

 

「その姿は・・・・!?」

「――――月牙」

 

遠慮はしない。

初手より奥義にて仕るってやつだ!!!!

 

「ッ焔業乱舞(えんごうらんぶ)!!!」

 

対するミノトンも、奥義らしき技を放ってくるけれど。

こちらが一手速かったな!!

 

「――――天ッッ衝オォッッッ!!!!!!」

 

フィールド諸共ぶっ飛ばしてやるつもりで、全力を放つ。

 

「ぬうううぅぅぅおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

一瞬だけ拮抗したミノトンは、あっという間に濁流に呑まれて。

盛大な爆発に呑まれたのだった。




バーストカリバー
スカイの新たな装備。
キルミラの被害に遭ったヒーローやその遺族達の怨念が、ソラの『ヒーローになりたい』という願いに呼応して生まれ変わった姿。
パッとみたシルエットは日本刀の様だが、刀身らしき部分に刃はなく。
全体的に真っ白な警棒と言ってもいいかもしれない。
柄や鍔周りは、バイクアクセルの様な構造。(気になった方は『デビルメイクライ4 イクシード』で検索検索ゥ!)
バーストモードになると、オーラの刃がついて刀身が一回り伸びる。
通常時で太刀、バーストモードで大太刀くらいの長さ。

(『スカイカリバー』と迷ったけど、それだと『スイ〇バー』に見えてしまうなと思ったのでボツにした)




キュアスカイ・バーストモード
バーストカリバーの力で強化したキュアスカイ。
気力を文字通り燃やして力を底上げさせている。
炎の様になった青いオーラを全身に纏い、めっちゃ強そう。
特にポニーテールが、オーラのお陰で伸びてるように見える。
相応に消耗が激しく、戦闘が終わったらぶっ倒れる。
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