ホロライブ×結婚生活   作:主義

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沙花叉クロヱ編

 

沙花叉には旦那さんがいる。とっても頼りになって…沙花叉のことを愛してくれる人。そしてそんな旦那さんのことを沙花叉も愛している。

 

 

そして旦那さんと出会って、沙花叉には新たな趣味が一つできた。

 

 

「ねぇ~おねがい~」

 

 

「なんで言わなくちゃいけないんですか?」

 

 

「沙花叉が喜ぶんだよ!言わない手はないよ!」

 

 

「…はぁ…一度だけですよ」

 

 

「うんうん!」

 

すると旦那さんは深く息を吸ってから言い始める。

 

 

「なんだよ、このクズ、離れろよ!」

 

 

「………」

 

沙花叉が何も動かなくなったことに心配をして旦那さんは話し掛けてくれた。

 

 

「だ、だいじょうぶですか?」

 

 

「え、えへへ…///」

 

 

「…き、きもちわるいですよ」

 

 

「…それもいい…。その沙花叉を見る目も…」

 

沙花叉は旦那さんに見下れていることが…好き。というか……『ドМ』に目覚めちゃった。でも、友達とかにやってもらっても興奮することはまるでなくて旦那さん以外の罵倒には何も響かないし、普通に腹が立つ。だけど、旦那さんの罵倒だけは沙花叉を満たしてくれる。

 

 

「本当にこれは止めませんか?」

 

 

「い、いやだよ!旦那さんじゃないと沙花叉は満足できない体になっちゃったの!」

 

 

「罵倒されても全然、良い気持ちにならないですよ」

 

 

「沙花叉はなるの!!」

 

まじで旦那さん無しには生きていける気がしない。

 

 

「…はぁ…なんで…」

 

 

「また罵倒して!!したら沙花叉が喜ぶから」

 

 

「…そろそろ本当に勘弁してくれませんか?」

 

 

「やぁだぁ~~~沙花叉は旦那さんに罵倒して貰えないと…生きていけないんだよ」

 

 

「…なんでそうなってしまったんですか?」

 

 

「こんな体にしたのはキミだよ!!」

 

 

「…僕は別にそんな風にした覚えはないですよ」

 

 

「…っ…そうやって沙花叉は捨てるんだぁ~」

 

 

「別に捨てませんよ。僕は沙花叉さんを愛していますから。今の沙花叉さんのことも愛そうと思うので」

 

ここまで自分が大切にされていると思ったのは生まれて初めての経験で…最初はちょっと戸惑っちゃった。本当に旦那さんは沙花叉を大切に扱ってくれる。そしていつも愛を口にしてくれる。それがとても嬉しくて、自分が愛されていると実感できるから。

 

沙花叉がこんな幸せでいいのかなぁと思って罵倒して貰ったら目覚めちゃった。

 

 

「沙花叉はキミのことを愛してるよ。でも…罵倒している時のキミのことも愛しているの」

 

 

「いや、罵倒している時の僕は愛さなくていいですよ。むしろ嫌われるようなことを言っているつもりなんですけど」

 

 

「ううん、沙花叉は罵倒している時のキミの顔もすき。人が良すぎるから罵倒をしている時の旦那さんはとっても苦渋の決断をした時みたいな感じなんだよね。そういうところも興奮する」

 

もう沙花叉は旦那さん在りきで生きていける体。たぶん、旦那さんはもっと普通の結婚生活をしたいんだと思う。それでも沙花叉に付き合ってくれている。

 

 

「沙花叉さんはもうヤバいですね…」

 

 

「その目もいいかも…。沙花叉の心に響いたよ!」

 

 

「あぁ…喜んでくれたのらよかったです」

 

旦那さんはもう半場諦めな感じになってきちゃった。もう沙花叉は救えないと。でも、そんな時でも沙花叉は旦那さんの見下している時の目を忘れられない。

 

 

「そろそろお仕事に行く時間じゃないんですか?」

 

そう言われて時間を確認すると確かにもう時間。そろそろ出ないと集合時間に間に合わない。

 

 

「え~~旦那さんの見下しボイスがまだ足りないよ~」

 

 

「もう十分言ったと思いますよ」

 

 

「ううん!!まだまだ!!」

 

 

「なんでそんなに言われたいんですか?」

 

 

「だってきもちいいもん!」

 

今も旦那さんは『なに、この人』って感じの顔で見て来る。そしてそれに背筋がゾクッとして顔が緩んでしまう。

 

 

「じゃあ、これが最後ですよ」

 

 

「うん!!おかわりちょうだい!」

 

 

「早く仕事行けよ、クズ」

 

やっぱりゾクゾクする…。もっとこの余韻に浸っていたいけど、仕事の時間も近づいている。それに会社に迷惑を掛けたら旦那さんが負い目を感じて、これから罵倒を言ってくれなくなるかもしれない。それだけはどうしても回避しないといけない。

 

 

沙花叉は用意を整えて玄関で深呼吸をして振り返るとそこには…笑顔の旦那さんがいる。

 

 

「いってきます」

 

 

「はい、いってらっしゃい」

 

そして沙花叉は罵倒を言われた分だけ今日も頑張るのだった。

 

 

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