ホロライブ×結婚生活 作:主義
「ねぇ~奏のどうだったぁ~?」
「とても上手いですよ。音乃瀬さんの演奏はいつも心が和みますね」
「そ、そう~?」
「はい」
「まあ、奏の演奏はすっごいからね。どんなにキミが落ち込んでいても奏の演奏を聞けば絶対に治るもんね」
「そうですね。音乃瀬さんの演奏にはなにか特殊な力があるのかもしれないですね」
奏はキミのこと好き。いっつも笑顔で奏の演奏を聞いてくれるんだもん。それにやっぱり奏のことをたくさん甘やかしてくれるし。奏が辛い時とかいつも側に居てくれるし、どんな時でも奏のテンションを上げるようなことを言ってくれるんだもん。これだけ奏のことを理解してくれるのはキミだけ。
「音乃瀬さんは頑張っていますよ」
「かなではがんばってる!」
「はい。それにどんなことがあっても僕が側に居るので大丈夫ですよ」
こんなに近くに居るだけで心強い人はやっぱり初めて。なんかこの人が近くに居るだけで何でも出来ちゃう気になる。
「ほんとですかぁ~?」
「本当ですよ」
「ぜったいにぜったいに奏の側からはなれない?」
「離れませんよ」
「離れたらキミに怒ってもいい?」
「怒っていいですよ。なんなら殴ってもいいですよ」
そう笑顔で言い放つキミはやっぱり奏のことを愛してくれているんだと思う。奏の方がキミのことを愛しているように思うこともあるけどやっぱり奏からキミの方が大きいかな。
「ほんとにキミは奏のことすきだよね?」
「はい。好きです。いや好きって言葉じゃ言い表せないぐらいに音乃瀬さんのことを愛していますよ」
「…そ…う……///」
奏は恥ずかしくて言えないのにキミはなんでそんな笑顔で言えるの。どう考えてもおかしいでしょ。こんなに簡単に『愛していますよ』なんか言えるものなの。奏なんか絶対に言えないのに。
「恥ずかしがっている音乃瀬さんも可愛いですよ」
「…も、も~~…」
「愛しているよ!」
「…か、かなで…をからかわないで!」
「ごめんなさい。恥ずかしがっている音乃瀬さんがあまりに可愛いので」
「…も、もうやめてよ!!!」
さすがにこれ以上は耐えられなくなってしまいそうで大声を上げた。
「かなでをかわからないで!」
「はい、すみません。音乃瀬さんって反応が面白いですよね」
「そうですか?」
「はい。音乃瀬さんはたぶん純粋なので表情に感情が出てしまうんだと思いますよ」
「そ、そうかな?」
「そうだと思いますよ。だから言葉に出さなくても音乃瀬さんの場合は表情を見れば全て分かるんですよね」
そんなに奏って分かりやすいのかな。奏はあんまり分かっていないんだよね。
「…わかっちゃうの?」
「分かりますよ。そういう音乃瀬さんも可愛いですし、好きですよ」
「も~やめてよ…」
「でも本当のことですし」
それからもキミは奏のことをずっといじめてくる。褒めたり、『愛している』とか言ってくるので奏はずっと顔をクッションにうずめていた。