ホロライブ×結婚生活 作:主義
結婚を自分でもするとは思わなかった。
一人で生きていくのが普通のことでこれからもそれが続くと思っていたし。
でも、ポルカは出会っちゃった。
運命の人に。
会った瞬間に目は釘付けで息を忘れてしまいそうだった。
よくアニメとか漫画で体中に電気が走るとか言うけど、言うてもそんなことないだろうと思っていた。
だけど、初めて自分がそういう状況になるとマジだと分かった。
その日からずっとその人のことばっかり考えちゃう。自分の頭の中が侵されているような感覚すら覚えるほど。正直最初は戸惑いの連続だったのを今でも覚えている。
「なんでポルカのことを選んでくれたの?」
「そりゃあ、ポルカさんのことが好きになったからです」
「なんで好きになってくれたの?」
「それは…説明するのが難しいですね。ポルカさんと話すようになって、もっと密接にかかわるようになって、この人とこれからの人生を一緒に歩んでいきたいと思ったからです」
「そっかぁ…。ポルカのこと好きになってくれてありがとう」
「え…どうしたんですか?」
「なんか急にさ…出会った頃のことを思い出してね。ポルカはキミに一目惚れしちゃってアタックし続けたじゃん」
「そうですね。初対面なのにポルカさんの熱量がすごかったのは今でも鮮明に覚えていますよ」
「そうだよね!ポルカもポルカじゃないと思うぐらいにキミに対してアタックしにいってたし」
「でも、あの時は素直に嬉しかったですよ。まだポルカさんのことを知らなかったですけど、あんな風に自分のことを好きになってくれて、これからの展望とか話している人なんて滅多に会えるもんじゃないですし」
「それって普通はおかしい人だよね」
「まあ、そうですね。僕はあんまり変だと思わなかったですけど、人によっては迷惑って思う人もいると思いますし。混乱し過ぎて逃げちゃう人もいますね」
あの時のポルカは本当に…勢いだけで押していった。
それも一目惚れして数分だよ。初めて知り合った相手に「ポルカがキミのことを幸せにして見せるから一緒にいこう」とか「ポルカはもっとキミのことを知りたいの」、「ポルカはキミのために生きるよ」などなど。こんなことを自分が初対面の相手に言っていたのだ…。
本当にあの時のポルカはどうにかしていた。でも、あれがあったからこそ、今のポルカがあるのも事実なんだよね。
「でも、よくあんな感じのポルカを好きになってくれたよね」
「そうですかね。ポルカさんとお話をしているのも楽しかったですし、趣味とかも合ってましたし、価値観もそれなりにあっていました。何よりも言葉にはしにくいですけど、僕がポルカさんのことを幸せにしたいと思ったので」
「…ありがとね」
「お礼を言われるようなことではないです」
ポルカのことをここまで愛してくれている人は本当にあなただけ。それにポルカがここまで愛するのはキミだけ。
「でも、幸せにするのはポルカだから!」
「いえ、僕がポルカさんのことを幸せにしてみせます!」
「ポルカもこれだけは譲れないよ」
「僕も譲れませんよ」
その後、お互いにこれだけは譲れないと言い合ったのだった。