ホロライブ×結婚生活   作:主義

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獅白ぼたん編

 

あたしは配信を終えて…リビングでテレビを付けながらのんびりと過ごす。別に特段やる事もなくて、提出物も何もない。

 

 

インターホンが鳴って…あたしはいつも通りにでる。

 

 

「はい」

 

ドアを開けて顔をみた瞬間に思考が止まってしまった。

 

 

「久しぶりだね」

 

いつもと変わらぬような感じのキミ。

 

 

「あれ…忘れちゃった?」

 

 

「…な、なぁんで…」

 

 

「いや、ちょっと仕事が早く終わってね」

 

 

「そ、それなら連絡ぐらいしてよ!!迎えに行ったし!」

 

 

 

 

 

 

あたしの旦那は…ほとんど家にいない。仕事柄…海外にばっかり行ってて一年に一回会えればいい方。それは知っていて結婚もしたし。今ではなれてきた。でも、旦那はまるで連絡を返してくれないし、無事かも分からない。だけど、そのことを考え出すと悪い方にばっかり思考がいっちゃうので考えないようにしている。

 

そしてそんな旦那が今、目の前に立っている。

 

「寂しかった」

 

 

「ごめんね、寂しい想いをさせて」

 

 

「…ち、ちょっとぐらい連絡返して」

 

 

「それに関しては本当にごめんね。夢中になっちゃってさ」

 

 

「…あ、あたしのことは大切じゃないの…?」

 

 

「もちろん…ぼたんさんのことも大切ですよ」

 

 

「…なら連絡してよ」

 

 

「はい、次からはしっかりと心掛けることにします」

 

あたしはキミを近くに感じるために抱きしめる。キミの匂いや…実態として感じられる。一年近く会わない日もあるとキミの匂いを忘れちゃいそうになることもある。

 

 

「ボクはいつでもぼたんさんのことを愛していますよ」

 

 

「あ、あたしだって…愛しているよ」

 

 

「それは良かったです。さすがにこんな感じだと見捨てられたとしても仕方ないと思っていましたし、ぼたんさんに大好きな人が出来たとしたら素直に応援してあげようと思っていたので」

 

 

「あたしはキミ以外、考えられない。キミはあたしがどれだけキミのことを好きなのか知らないんじゃないの」

 

 

「そうですかね…」

 

 

「あたしのキミへの熱は絶対に冷めることはない。初めてこの人と歩んでいきたいと思った人だから。あたしの方からは絶対にキミを手放さない」

 

 

「…あのなんでそこまでボクに固執してくれるんですか?」

 

 

「なんで…って…旦那のことが好きだから。それ以外に理由なんてなくない。まず、結婚した時点で『大好き』な訳だし、結婚生活をしてより一層、キミへの想いが強くなった。もちろん、寂しい日の方が多いけど、それと同じ位、キミのことを考えるんだ。キミがどんな風に生活しているのかとか、しっかりと食事をとっているのかとか。こんなに自分以外の誰かのことを考えるようになってもキミと出会ったから」

 

あたしの価値観も全てを変えてくれた。自分よりも大切な存在で失いたくない人。

 

 

 

 

そして抱きしめるのを止めて放れる。

 

「ありがとうございます。それぐらい僕のことを愛してくれる人がいるとは」

 

 

「愛してるよ。会える機会は少ないけど…それでもあたしはいつもでもキミのことを想ってるよ」

 

 

「僕に勿体ないぐらいの人ですよ、ぼたんさんは」

 

ううん。反対だよ。あたしのような奴にキミのような人は勿体ない。こんなに愛してくれて、愛を囁やいてくれて、あたしだけを想ってくれる人は旦那だけ。

 

だから、これは伝えないといけない。

 

 

「あたしを選んでくれてありがとう」

 

 




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