ホロライブ×結婚生活 作:主義
僕は結婚をした。その相手は湊あくあさんと言って、とてもいい人で僕のような人を好きになってくれた。あくあさんと付き合い初めて…一年ぐらいで結婚した。本当はもっと慎重にした方がいいと思ったんですが、あくあさんから『プロポーズ』をされたので承諾した。
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僕は今、問い詰められている。
「お、おそくない…?」
「ごめんなさい。ちょっと飲み会が長引いちゃって」
「…ほ、ほんと?」
「はい、本当ですよ」
「…めをみて…」
あくあさんの綺麗な瞳を見つめていると…あくあさんが急に視線を逸らしてしまった。こういうのが苦手な人なのにやろうとするからこうなってしまう。
「ほんとだよね…?」
「本当ですよ」
「…しんじる」
正直、この感じだと本当に浮気をしたとしてもあくあさんを騙すのはそれほど難しくないと思う。まあ、だからと言って浮気をするわけじゃないですけどね。
「ご、ごはんたべる?」
「はい。あるならもらいましょう」
飲み会でお腹一杯になることはほとんどない。だってほとんどお酒だから。食べ物と言ってもつまみ程度でそこまで口にすることはないですし。
そして僕はあくあさんが用意してくれたご飯を食べ始める。
「美味しいです」
「ほ、ほんと?」
「はい、本当ですよ。でも、ちょっと…塩気が強いかな」
明らかに砂糖と塩を間違っているかな。それでもなるべく顔に出さずにあくあさんに指摘する。さすがにこれに何も言わないとあくあさんは次も間違えかねないですし。
「ご、ごめん…」
「ううん。あくあさんが作ってくれる料理であればどんなものでも美味しいですよ」
「…ごめんなさい…」
「もう謝らないでくださいよ。僕はあくあさんのことが好きですし、このご飯も美味しいです。あくあさんと一緒に居れるだけで幸せなので」
やっぱり好きな人には悲しい顔じゃなくて…笑顔でいて欲しい。そんな気持ちもあくあさんと出会うまでは知らないかった。だってあくあさんと出会うまで誰かを好きになるということがなかったから。あくあさんは僕の価値観の全てを変えてくれた人なんですよね。
「あ、ありがとう……」
それからはお風呂に入ったりしているとあっという間に時間は経ってしまう。明日の仕事ことも考えるとそろそろ寝ることも考えないといけないような時間に入って来る。
「あくあさん、そろそろ寝ますね」
「え…」
「明日も仕事があるので」
寝室に向かおうとした時に後ろから誰かが抱きしめてきた。そしてその相手は確認するまでもなく、あくあさんしかいない。
「も、もうちょっとだけ…」
「…そうですね。あくあさんがそういうのなら」
別にここで寝室に行ったとしてもあくあさんは「そっかぁ…」とだけ言って放してくれたと思う。だけどそれをしてしまうのは夫としてどうなんだろうか。
あくあさんだって色々と疲れていると思う。それを労ってあげるのも僕の役目ですよね。
「じゃあ…リビングでテレビでも見ますか?」
「う、うん!」
そして別に特段変わったことはなく、二人でソファに座りながらテレビを見る。だけど、こんな普通の日常が何よりも重要だと最近はよく思う。
「あくあさんのことが好きです」
「え……///」
隣を見るとそこにはリンゴのように顔が赤く染まっていた。
「言える時に言っておこうと思って。やっぱり言葉に出しておかないと伝わらないですから」
「…あ、あてぃしも、すき」
「ありがとうございます」
「………///」
なぜか、言われた側の僕だけじゃなくてあくあさんの方が恥ずかしがっている。
「これからもよろしくお願いしますね。少しずつでもあくあさんに見合うような男になるので」
「い、いまでも…じゅうぶん…だよ。かっこいいし」
「そういう訳にはいきませんよ。とっても魅力的な女性に見合うにはもっと魅力的な男にならないといけないので…」
僕とあくあさんの結婚生活はこれから始まる。