サンラクの口調が分からず原作を読んでいたら面白過ぎて読み続けてたとかでは断じてないよ。
旅狼vs黒狼のとこおもろすぎ
サンラクを捕獲した僕は、ヴァイスアッシュの師匠に挨拶をし兎御殿を離れてお馴染みの喫茶店に連行した。鉛筆にも連絡を入れ一息つく。
「さて、久しぶりだねサンラクくん」
「どうしたんだよ急に、理性のある蛮族だったのに会話も出来なくなっちゃった?」
「お前...いや何でもない」
「なんだぁ‼その憐れむような眼は!」
サンラクくん、君普段から俺はまともだからみたいな顔をしてるけど挨拶もなく人を煽るとか普通では無いよ...まぁ僕も鯖癌やってたし人の事を言えるほど普通な訳ではないけど。
「それで、なんで俺を捕まえたわけ?まさか鉛筆に言われたからとか言わないよな...」
「いや、そのまさかだよ。ペンシルゴンの命令は絶対だし」
「俺はお前という人間を理解できない...」
まるで異物を見るかのような眼で見られる。解せぬ...
「大体なんであんなイカレた女に付き従ってんだよ、あれは恋する淑女とかそういうのじゃなくて悪魔の皮をかぶった人類悪とかそういう類のものだろ?てかげdっ‼」
ペンシルゴンへの止まらぬ罵詈雑言を吐くサンラクの眼前を園長を殺ったナイフと同じものが通過する。
「それ以上喋ったらどうなるかワカッテルヨネ」
無言でウンウンと凄い勢いで頷くサンラク。
「サンラクサン、サンラクサン。私の知ってるランスロットさんと全く違うのですわ」
「おい‼黙ってろエムル。あいつはサイコパス度でいったら鉛筆よりヤバいんだから」
なにやらコソコソ二人で話しているが聞こえない。どうせ鉛筆の悪口だろうから気にしない。
早くペンシルゴン来ないかな~サンラクが静かになってしまい暇になる。
しばらくすると店のドアが開きペンシルゴンがやってくる。何やらこちらを見て驚いてる。
「何をしたらこんなにサンラク君を静かに出来るの?ランスロット」
「なんか気づいたら勝手に静かになってた」
「ふーん」
何やら面白そうなものを見つけたという感じの顔をしているペンシルゴン。それに気づき滅茶苦茶嫌そうな顔をしているサンラク。面白いぐらい真逆の表情をしている。
「まぁこの事は後でしっかり問い詰めるとして本題に移ろうか」
「俺をこんな風に誘拐しておいて何を話そうってんだ、この呪いについては俺も分かんないぞ」
「リュカオーンについては今はいいや、本題って言うのはね私たち阿修羅会の秘匿してるユニークの事なんだけど...」
そう切り出し、ペンシルゴンはウェザエモンについての情報を話していく。
こういう説明でもペンシルゴンの話術のうまさが際立ってる。なんていうか大事な情報を隠しながら相手に興味を向けさせる人心誘導とかそこらへん。
「いやいや待て待て、リュカオーンと並ぶユニークモンスターで世間では名前も知られていないヤツ!?」
「そう、それが私たちの狙う墓守のウェザエモン」
驚いてるねぇサンラク君。実際、誰にこの話をしても皆驚くんだろうな。けれどもこのゲーム始まってから結構経ってるのに誰にも倒されて無いどころか発見すらされてないってエグイよなぁ。やっぱりシャンフロクソゲーでは?
そんな事を考えながらゼッタとエムルが何やら遊んでいる姿を眺めているとペンシルゴンに話しかけられる。どうやら伝えたい情報は伝えたようだ。
「だからさ、ランスロットと私とサンラク君ついでに今度始めるらしいカッツォ君で挑戦したいわけ」
「なるほどねぇ、勝算は?」
「あるよ、大事なのはレベルじゃ無くPSだからね」
「ふーむ」
「それで、参加してくれる?」
「いいよ協力する」
「即決かよ」
やはりというか何というか楽しそうなことにすぐさま飛びつくこの精神。
普通なら何か裏があるかと考えて返答に渋るものだと思うがこれが主人公の風格か...
僕?ペンシルゴンからのお願いなら何でも聞いてしまうだろう。実際そうだし
「それで、俺は何をすればいい訳?」
「うーん、まぁサンラク君は雑魚だしレベル上げしてなよ。大まかな準備は私というかランスロットがしてくれるからさ、弱い君は私たちに追いつけるように精々頑張っててよ」
ペンシルゴンの言葉を受けてムカついてる顔をして凄い悪口を言いそうになってるがグッと抑え込んでいる。表情がコロコロ変わる人は見てて面白いなぁ
「ランスロットはいつも通り私の補助。あと阿修羅会のアイテム少しづつでいいから抜いといて、前々からのアレこの作戦と合わせてやるから」
「了解」
鉛筆に指示を受けたので早速行動を開始する。
このウェザエモンとの戦いを本気で勝ちに行くならどうしても蘇生アイテムである再誕の涙珠を大量に買いあさる必要がある。これが死ぬほど大変で一個なんと400万マーニ、これ一個で上位プレイヤー一人の貯金額位になる。価格設定アホだろ。なのでペンシルゴンは補助とか言ってたが今から始まるのは二人で金策無限列車編である。
「さて、始めますか...」
蠍を一人で狩ることの出来ない僕が行える金策...それはエレメンタルゴーレム狩りである。
この結晶石の洞窟に出てくるエレメンタルゴーレムは倒すと大量の宝石をドロップする。
その宝石は他の宝石より質が高く高値で売れるらしい。ちなみにこの洞窟は阿修羅会が封鎖してる。やっぱり治安悪いよねこのクラン。
という事でペンシルゴンと一緒にエレメンタルゴーレムを狩る。
コイツは無駄に耐久値が高く斬撃属性は通らない能力なので粉砕しなくてはならない。
「しっね‼」
なので拳をエレメンタルゴーレムに叩き込む。
ペンシルゴンは一応ハンマー系のスキルも取ってるらしいが僕は拳を使うしかない。
拳闘スキルを一応取っているが初期スキルなのであんま使えない。
「やっぱあんまダメージ通んないなぁ」
その結果、僕では大してダメージを与えることが出来ない。
なのに何故この金策方法をしているのか、理由は単純。
「えいっ‼」
ゼッタがいるからである。ゼッタはハンマーを使うヴォーパルバニーの近接戦闘の専門家。
可愛らしいゼッタの声と合わせて加えられた攻撃はエレメンタルゴーレムの体を粉砕する。
これを最初に見た時はペンシルゴンと一緒に驚いたものだ。だってこんなロリがエレメンタルゴーレムを粉砕出来るとは思わないじゃん。
兎に角、僕とペンシルゴンはゼッタの力を借りレベリングと金策を同時に行っている。
ゼッタは楽しそうだしWinWinだよね、知らんけど
「お兄ちゃん、この土人形じゃ物足りないからもっと強いの探しに行こう」
「マジでか」
僕とペンシルゴンは大人しくゼッタに付いて行きエレメンタルゴーレムの上位種を探す。
数十分あと上位種をペンシルゴンが見つけたがゼッタは簡単に粉砕。
ペンシルゴンは引き攣った笑みを浮かべていた。
金策がはかどる事は嬉しい。でも、でもさぁ...
ゼッタさんこえぇ
ランスロットはサンラクに鯖癌出身だとバレていないと思っていますが実際にはバレバレです。理由としては言葉遣いなど様々な要素が挙げる事が出来ますが最大の理由はランスロットのプレイスタイルにあります。彼自身はただ普通にプレイしていると思ってますが他者から見た場合は全く異なっています。戦いのときランスロットの顔には笑みが浮かんでおり傷ついても気にせず突っ込んで行くことから周りからドン引きされています。
こうなったのは大体鯖癌のせい