鉛筆騎士の腹心   作:姉小路

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投稿しないと霊圧が消えそうだったので


黒狼〜
同族嫌悪


仕事の休憩時間中、僕は習慣であるシャンフロ内の時事を確認しているとどこもかしこもある話題を大きく取り扱っている。

サイガ-0がクラン「黒狼」から脱退しユニークモンスターを討伐したメンバーが多く所属する「旅狼」に移籍するという内容だ。

一体どこから漏れたのかは分からないが現在のシャンフロで一番大きく世間を騒がしている。

大変な事になったもんだなぁ...そう他人事のように考えながらため息をつく。

これから先また忙しくなるんだろうなぁ。

僕は鉛筆の部下であるため彼女の命令を聞くことになる。

これから確か「黒狼」を孤立させるための工作をしなくてはならないのでその仕事の大半を僕がすることになる。

考えただけでもめんどくさい。連絡を取って、日程調節して、交渉する。なんかシャンフロでもマネージャーの仕事をすることになりそう...

 

 

その日の夜、仕事を終え永遠と共に僕の家で夕食を取りながら今後の方針について話し合っていた。

因みに献立は棒棒鶏。

 

「それで?これからどうすんの」

 

「うーん、取り合えずお爺ちゃんたちを巻き込むのは確定で...」

 

「ふむ」

 

永遠が自分の頭に浮かんでいる構想を話していく。

しかしながら僕はそんなに頭が良くないので一気に言われても何が何だか状態なわけであり、半分ぐらい理解できてない。

多分その事に関してはこれまでの付き合いで永遠も理解しているため今は口から言葉を発して自分の考えをまとめてるんだと思う。多分...

 

「...て感じかな」

 

「うん、半分ぐらい理解できなかった。」

 

「はー、アホ面してたからもしかしたらと思ったけどやっぱりか」

 

やれやれと言った感じで僕の言葉に反応する永遠。

マジか、一体どんな顔してたんだろ僕。アホ面ってあんまイメージできない。

 

「まぁ僕は永遠に命令された事をこなすだけだしいっか」

 

「良くはないけど...今は取り合えずいいや」

 

そう僕は永遠に命令されたことを行うのが仕事なので計画は永遠だけが知ってればいい。

そっちの方が情報も守れるからリスク管理も出来る。

それに計画を察することが出来たら褒められるから褒められチャンスまで自分で作り出すことが出来る。

以上の事から僕は計画を理解しなくても良いと思ってる。

まぁ褒められたいって願望は永遠に見透かされている気もするけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後やはり仕事を任された僕は早速シャンフロにログインをして与えられた役目を果たさんと奮闘している。

与えられた役目というのは大手クランへの根回しと「黒狼」の監視。

一番面倒なクランである「ライブラリ」に関しては鳥頭が行くことになっているので僕はその他諸々のクランへの根回しが役割である。

まぁ一番面倒なのは押し付けれたが正直残りの「聖盾輝士団」と「午後十字軍」の方も面倒ではある。

「聖盾輝士団」の方はイカレた狂信者たちの集まりで言語が通じない。

もう一方の「午後十字軍」に関してはそもそも伝手が無いので連絡すら取れない。

そのため普通に面倒。もう一度言おう面倒なのだ。

しかし、与えられた命令であるためやる他あるまい。という事で「聖盾輝士団」の方から連絡を取る。

しばらくして連絡が帰って来たので指定された場所に向かう。

到着すると既に相手は到着しておりこちらに気づくと手を振ってくる。

 

「久しぶり、元PKさんの犬が今日は何の用かな?」

 

「久しぶり変態、少しはゆっくり話そうか」

 

待っていたのは「聖盾輝士団」の団長、「最大防御」の称号を持つプレイヤーのジョゼットである。

彼女とは以前からの知り合いでありウェザエモン戦で使った聖女ちゃんの聖水などを秘密裏に手に入れた時に知り合った仲である。

 

「大体、人の事を犬って言ってるけどお前も聖女ちゃんの犬だろ」

 

「はぁ?私は聖女様の犬では無く騎士なんだから犬ではありません」

 

「黙れ、変わらんだろ変態」

 

「あ?」

 

まぁこのように僕たちの仲はただの取引相手の関係ではなく、お互いに同族嫌悪しあう仲なのである。

お互いに一人の相手に心酔しその人のことを守る。ここだけ聞いたら仲良くなれそうな雰囲気があるが過去のコイツの発言でその未来は閉ざされた。

 

「何言ってるんですか、天音永遠より聖女様の方が可愛いですよ」

 

この一言で同士となる未来は潰えた。

その後はもう殴り合い。まぁ彼女の硬さの前に僕は為す術なかったのだが...

それも昔の話、今では対策もしているので倒すことは出来るだろう。

 

「それで、本題は?」

 

「あぁ、忘れるところだった。」

 

話しをジョゼットに勧められて今回の本題である、事の経緯からペンシルゴンの提案の内容の事を話していく。

一通り話し終わった後、ジョゼットは話の内容を整理し今後の動きを考えている。

 

「なるほど、ペンシルゴンはそう動こうとしている訳か」

 

「うちの女王様の考え、分かってくれた?」

 

「あぁ、その案に私たち「聖盾輝士団」も乗らせてもらおう」

 

「了解、ペンシルゴンにも伝えとく。あとさ、「午後十字軍」のメンバーに知り合いとかいない?なんだかんだ言って「聖盾輝士団」って顔が広いじゃん」

 

 

「彼らのリーダーであるカローシスとは知り合いだけれど?」

 

「じゃぁさ連絡してくれない?「午後十字軍」の知り合いが誰も居なくてさ」

 

「それぐらい良いよ、私から連絡しておく」

 

こうして「聖盾輝士団」と話し合いをして役目を果たした。

続く「午後十字軍」のカローシスさんは見てて何かこっちが悲しくなって来たのは別の話。

 

 




蛮族の頭脳レベル

決定的に戦略面の頭が足りないだけで戦術面では良い計画を立案可能。戦略が大局的なものの見方のことで戦術が戦闘で勝つための動きのこと。本人もその事を理解しているので戦略を全て鉛筆に任せている。
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