鉛筆騎士の腹心   作:姉小路

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次ができるのは一体いつになるのか


レベルキャップ解放

なんとかを倒した僕たちは無事エルフの里に入る事ができた。建物は荒廃し住めたものでは無いように見えるがきっとこれから多くの生産職プレイヤー達によって開拓されるのだろう。荒廃している町の中に明らかに異質な建築物がある。他の建物が色あせ罅が入っているのに関わらずそこだけは恐らく昔のまま形を保っている。きっとアレが覚醒の祭壇だ。

覚醒の祭壇に辿り着いてその形を見るとその異質さを感じることができる。明らかに街と釣り合っていない文明力、奇妙なデザイン、どれをとっても異質である。

 

「なんかひっくり返したクラゲみたいな形をしてんね」

 

「どういう考えでこのデザインにしたのか担当者に聞きたくなるよ。ま、そんな事よりランスロットここの上に乗ってみてよ」

 

ペンシルゴンに促されるままに円盤の上に立つ。

すると少し間を開けてからクラゲの触手の先端から光が放たれて僕をスキャン?する。

 

『二号計画素体を確認....肉体検査開始』

 

「うわっ喋った!?」

 

「二号計画ねぇ」

 

いきなり音声が発せられたことでビビる僕と意味深に考察しているペンシルゴン、一体何の差だコレ?まぁ彼女と僕を比較するのもおかしな話ではあるけども...

 

『生体マナ制御器官「封臓」確認...蓄積マナ粒子規定数値超過を確認、プログラム「Extend」を承認実行します』

 

僕の周りをクルクル回るクラゲに触手、もう終わりかな〜と2回思うぐらいの間回り続ける。

 

「ランスロット、キミ燃えてる」

 

「?」

 

「だからキミの体、燃えてるんだって!!」

 

「マジじゃん!?なんで!?」

 

のほほんとしていたがペンシルゴンに教えてもらい自分の体が全身燃えていることに気づく。だが気づいたからといって何か出来るというわけでもなくただ燃え続けている。

どうしようかとあたふたしているとシステム音声が流れる。

 

『蓄積粒子解放...それに伴い肉体改変開始...肉体改変成功、マナ粒子適応リミッター解除』

 

『あなたの開拓に幸あらん事を』

 

すべてが停止し覚醒の祭壇が元々あった状態と変わらない様子になった事を確認した上で外に出る。歩く分には特に変化を感じられない。ペンシルゴンが次に覚醒の祭壇に入ったのでその間に近くに落ちている石に座りステータスの確認を行う。

 

————————————

 

PNランスロット

LV:112

JOB:蛮王

SUB:死将軍

HP(体力):250

MP(魔力):100

STM (スタミナ):150

STR(筋力):500

DEX(器用):200

AGI(敏捷):140

TEC(技量):100

VIT(耐久力):300

LUC(幸運):50

スキル

蛮王野心

野蛮なる誇り

野生界目

蛮神の叫び

蛮勇神怒

雷神の怒り

海民の朋友

嵐路律運

狩猟一擲

怪物の暴拳

怪物の嵐災

天空神の跳躍

勇猛な一太刀

居合横跳び

致命刀術【鎧袖一触】

ヘイトトランプル

盟神探湯

ランランラン

騎士の誓い

 

 

装備

右:ラブリュス

左:なし(ラブリュス)

頭:ウェザエモンの祝福

胴:覇王の鱗鎧

腰:覇王の鱗腰鎧

足:覇王の鱗足纏

アクセサリー:格納鍵インベントリア

アクセサリー:蛮王の秘宝Ⅲ

アクセサリー:勇骸の指輪

アクセサリー:骨体人形

アクセサリー:小鬼人形

 

————————————

 

 

新たに得たスキルポイントを振って一息つく。スキルがいくつか減って新しく増えてるのはきっと統合されたからなのだろう、明らかに強そうな神とかが名前に入っている。

 

「どうだった?結構変わってる?」

 

「スキルは結構変わってるけどステータス自体はあんまり、僕は多分レベルリセットしてるから蓄積も少ないんだと思う」

 

「なるほどね、私の方は結構レベルも上がったけどスキルはそんなだったかな」

 

ステータスを確認しながら覚醒の祭壇から出てきたペンシルゴンと共に互いのステータスの共有を行う。結構レベル差で来ちゃってんな〜、レベルダウンしたの最近のことだったし結構蓄積経験値を無駄にしてしまった気もする。

その後はペンシルゴンと共に気になるスキルをいくつか検証していい時間になったのでその日はログアウトした。

 

 

 

 

 

 

朝起きると永遠から連絡が来ていることに気づいた。内容は指定された住所に行くこと、何事かと思いながらも時間があまりなかったので身だしなみを整えて家を出る。

電車に20分ほど揺られ目的の駅で降り更にそこから歩く。

数分の所で指定された住所に着いた。嫌な予感がするもビルの中に入って指定されたフロアに向かう。

 

「やぁ望くん、撮影の準備は出来てるかい?」

 

「やっぱりそうだよな〜」

 

辿り着いたのは撮影スタジオ、事務所が借りている動画配信アプリに投稿するための撮影を専門とした場所である。

僕も永遠の付き添いで何度も来たことがあるので心当たりしか無かったが逃げることはできないので来た。

 

「で、今日はどんな動画を撮るの?」

 

「お、乗り気だねぇ。動画の内容自体はシンプルなものだよ、題して「噂のマネージャーに質問100」!!」

 

「それ需要あんの?」

 

「自分の知名度が分かってないなー望くん」

 

ヤレヤレといった様子を見せる永遠だが自分はモデルでも無いしましてや魚臣慧のようなプロゲーマーでもない、そんな自分に知名度があるわけ無いんだよな〜

 

「納得してなさそうだけど取り敢えず動画は撮ってもらうから」

 

「まぁ元から拒否権は無いから良いんだけどさ」

 

ホント変に低評価付かないといいな、と思いながら動画の撮影に参加し永遠から質問に答えた。いくつか真意が掴めない質問があったがまぁ視聴者はそういうモノを求めているのだろう。無事いい動画になる事を願って撮影を終えた。




覇王シリーズ

古に存在していた蛮王はさらなる侵略を続けた結果広大な土地をしはいすることとなった。そのとき諸外国から呼ばれた名が「覇王」。覇王シリーズはその覇王身に付けていた装備一式の総称。
覇王の鱗鎧シリーズは覇王が海に出た際に討伐した海獣の鱗を使って作成された至高の一品。
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