クソボケ邪悪厄介オタク転生者の末路 作:タキオンのモルモット
当方推しはカンナさん、タマモ、アリス、イチカ、ヒナ、イロハ、ウタハ、レイサ、キリノ、アルちゃんです。尚カンナとウタハ(体操服)だけ持ってませんぴえん。
一週間前のこと。
ユメ先輩を砂漠で発見し、病院に運んだ。幸いにして命に別状はなく、すぐに退院出来た。そして私はあの日、何があったのかを詳しく聞くことにしたのだが···············
「··········正直そこのベルトが無ければにわかには信じ難い話ですね··········」
「言わないでホシノちゃん私もそれ結構思ってるから!!」
砂漠の砂嵐が酷い原因を聞いた←なるほど
なのでいてもたってもいられず一人で戦いに←私に何も話さずに行ったのは腹立つがまぁわかる
ピンチになったら般若面つけた謎の男の子が「今日から君は仮面ライダーだ!!」という謎のセリフと共にベルトを渡され変身する←?????????
その後さらに謎の戦士が出てきて恐らく先輩が苦戦していた巨大機械を一撃で粉砕←????????
「ここまで考える事を放棄しそうになった事は初めてですよ」
「放棄しちゃってもいいんじゃない??」
「そういう訳にもいきません。所詮は機械です。これからも使うつもりならせめて修理とか出来そうな人を探さないと··········」
「それもそっかぁ」
「使わないなら使わないでミレニアム辺りで売れば物好きが高額で買ってくれるかもしれません。借金の返済に充てらればいいんですよ」
「わぁ、強かぁ··········」
(それにその謎の戦士が味方とも限りませんしね··········もしそうなったら··········)
ホシノはユメの入院中に見た戦闘の痕跡を思い出す。
果てしない砂漠にもかかわらず、そこだけクレーターがある。未だ砂で埋まってないそれを。
(··········とにかく調べなくては)
と、そんなこんなで今日はミレニアムに行くことになった。
─────── 一週間経ってもアビドス組が来ねぇ!!
どうもクジゴジ堂の地下からこんにちは。今作主人公解ヶ良リョウマです。
いや、これは俺から行くべきだったんだろうか·····。
でもしょうがなかったんだ。だって、今やっと─────!!
「··········黒服、これで満足か??」
「ええ!!勿論ですとも!!···············まさか一週間ぶっ通し詰め込み授業をする羽目になるとは思いもしませんでしたが」
「俺もこんな事になるとは思わなかったよ··········さすが研究者··········そんなに質問が出てくるとは思わなかった··········」
「申し訳ない。細かい所が気になるのが私の悪い癖でして··········」
「そんな杉下〇京みたいなこと言ってんじゃねえよ··········まあいい。とりあえずこれで質問は無しでいいんだな?」
「ええ、勿論。大満足です」
「あぁ··········良かった··········これでやっと休める··········」
ここ一週間。爺ちゃんから受け継いだ(事になってる)店に訪ねてくる爺ちゃん時代の客の対応と黒服の授業しかしてない。地上と地下を行ったりきたりである。
「てかメールしろって言ったじゃん、なんでこっち来たのさ··········お陰で大変だったんだぞ··········」
「いやぁ、あんな大言壮語並べる取引相手の武力を確認したかった迄ですよ」
一週間前 ─────
「何れカイザー乗っ取るから協力してくんね?」
「····················ファッ!?」
目の前の子供は何を言っているのだろうか。それが一瞬、脳で理解出来ず変な声が出てしまった。
「あ、やっぱ協力出来ない?乗っ取りたいのは本社の方なんだけど··········」
「いや、別に私としては暁のホルスが手に入る可能性が高いから協力しているだけであってカイザーに恩義もクソも無いので協力自体は問題ありません。ありませんが··········可能なんですか?そんな事が··········」
「まあ詳しくはその中にある資料を読めばわかるよ。乗っ取るだけならイージーって事くらいは!!」
そんな風に自信満々に言うものだから、失礼ながら子供の戯言、そう思っていたのですが
それは資料を読んでから考えを改めざるを得なかった。
この力があれば、少なくともキヴォトスを滅ぼすには充分だからだ。
ダイレクトに接続しなければならないとはいえそれさえ成功してしまえば秒でハッキングできる、その事実は明らかにキヴォトスの脅威だ。
そして全ての資料を読み、質問をして、今日に至る。黒服はますます分からなくなった。
「··········貴方の目的は何なんです?」
その言葉を聞き、彼は少しの躊躇いもなく、こう答えた。
「英雄に倒されて死ぬこと、だな!!」
その表情から、嘘では無いことは分かる。分かるのだが。
「···············どういう事です???」
理解までは出来なかった。当たり前である。
「うーん··········黒服はさぁ、キヴォトスと外の世界を比べて、決定的な違いってわかる?」
「··········色々ありますが、一番は『学生が政治をしている』事でしょうか?」
突然の問いにそう返すと、彼は「エサクタ!!」と手を叩いて続ける。
「一発目で答えを出してくれるとはありがたいね。そう、本来幾ら学園都市と言っても、政治とか学園の運営とか、そういうのって大人の仕事だろ?それも卒業生ならまだしも在学中の生徒がやっている。大人達が何をしてるかと言われたら大半はこの学園都市のインフラとかを担当してくれてるみたいだが─────力とか知恵を持つものはカイザーの様に生徒を利用して禄でもないことをしてる連中ばかりだ」
「クックック··········そんな人と手を組んでいる私の目の前でそれを言いますか」
「事実じゃん。お前だって研究の為ならなんでもするくせに」
「ふむ、まぁ事実故何も言い返せませんが。それで、それがどうしたんです?」
「本来さぁ、学生の青春ってのはさ、··········部活動で友達やライバルと切磋琢磨したり、恋バナで盛り上がったり、放課後に買い食いしたり、バイトしたり、たまに馬鹿なことやったり··········そういうものだと思うんだよ」
果たして来年から高等部の人間がそれを言うのか、と思わない事も無いが、ここでツッコミを入れるのも違うと思い、黙って話を聞くことにする。
「でもこの世界見てどうよ?生徒会や風紀委員会が社畜よろしく深夜まで書類仕事してたり、警察組織を運営してたり、明らかに学生のやる事じゃない。そこに政治まで絡んでくる··········それを見てどうにかしたいと思ったわけよ」
「それは··········不可能では?」
「そうだね、半分くらいは諦めてるよ。だからせめて、そうなれるかもしれない、負担を減らすための土台を作ろうと思ったんだ」
「土台··········ですか?」
「何、シンプルに各学校の生徒達が手を取り合うしかない環境にすればいい!!」
「それこそ無謀では!?特にトリニティとゲヘナ!! 」
「それが無理でもないんだよな。コレが役に立つ」
そして見せつけるは二つのベルト。
一つは、先程の資料に書いてあったゼツメライザーとゼツメライズキーのセット。
そしてもう一つはこの間、アビドスの生徒会長に渡したドライバー。
「簡単な話だ。集団を手っ取り早く団結させるために必要な『敵』をゼツメライズキーとゼツメライザーで作って、『敵』を各学校且つ俺基準で選んだ人に英雄『仮面ライダー』になって倒して貰う」
「成程··········そう上手くいくとは思えませんが仮に成功したらまあ··········今よりは良くなりそうですね」
「かなりの誘導とかは必要だが、それなりにまだ実現可能だと思わないかい?」
「カイザーを乗っ取るのはゼツメライザーとゼツメライズキーの量産の為、と」
「それと一部のバケモノじみた神秘持ってる生徒達にも勝てるようにする為に、金と生産ラインが欲しい。今の材料じゃ生身で壊しかねない奴が何人かいるんでね。あとシンプルに邪魔なんだよね、如何せんビナーだっけ?あの蛇。あいつ俺がぶち壊しちゃったから··········本格的に探される前にどうにかしたいのもある」
「それで、英雄に蹴り殺されるというのは─────」
「まあそういう事だよ。俺がラスボスとして君臨して、仮面ライダー達に死闘の末─────それこそキヴォトス滅亡ギリッギリの限界バトルの末に皆からやられるってのがベストかな」
「ふむ··········まあ、わかりました」
「まぁ、お前が何しようが俺も何もしないし、適度に手も貸すからさ。」
「それはありがたい··········では時が来たら言ってください」
そう言って黒服は帰って行った。
「─────解ヶ良リョウマ、ですか」
なんともまぁ、実現不可能な理想を語る男だ。
だが技術自体は本物だ。そんな、危険人物。
確かに彼の持つ技術は私にとっても有用だが。それはそれこれはこれ。
ならば自分のやることは、一つ。
程よく利用し、極力関わらない。ただの取引相手として扱う。
それだけだ。
─────よし、何とか誤魔化せたな!!
いやー、俺ってこんなに誤魔化すの上手かったっけ?
いやでも流石に「目標は英雄たちの手で、ライダーキックで死ぬこと!!つまりオ〇ニーだね!!」なんて口が裂けても言えないし··········
だからってさっき語った理想が全部嘘ってわけじゃないし··········九割九分九厘オ〇ニーだとしても残り一厘でも入ってりゃ嘘じゃないもんね。
「にしてもあいつ一週間も居座りやがって··········後で食費請求しよ··········」
そんな事を考えていると、チャイムの音が。これは上のクジゴジ堂の来客である。
くそう。本当ならこのまま寝たかったのに··········。仕方ない。
客を待たせる訳にはいかないので急いで店に戻る。
「はーい··········どちら様です·····か··········」
「やぁ、リョウマ。久しぶりだな!!」
映える紫色の髪。明朗快活に挨拶をするその女は、まるで長い付き合いであるかのような距離感で挨拶をしてきた。
─────瞬間。
解ヶ良リョウマの脳内に突如溢れ出すは、
─────
『大きくなったらリョウマとミレニアムのつーとっぷ?になる!!』
『ほら起きろリョウマ。そろそろ学校へ行く時間だぞ』
『なんだその面白いやつ─────一緒に作ろう!!』
─────疑問には思っていた。
解ヶ良リョウマというぽっと出の存在にしては、世界に馴染みすぎていたと。
勝手に存在しない、と思っていた。設定上だと思っていた祖父、そのころからの顧客の多さ。
何より、黒服にレクチャーをしていた一週間。嫌という程聞いた言葉。
『リョウマがこれからもこの店にいるなら安泰だな!!』
─────もし、転生自体はとっくに済んでいて、記憶を取り戻すトリガーが、祖父の死後に設定されていたとしたら。
確かにあるであろう。昔の記憶─────!
「?どうした?顔色が悪いが··········まぁ無理もないか、あれだけ慕っていたお爺様が死んでしまったんだ。すまない··········」
「─────安心しろ、それとは別件だからな··········なんの用なのさ白石さん」
「おいおい、そんな他人行儀な呼び方をしないでくれよ!?幼馴染じゃないか!!今まで通りウタハと呼んでくれ!!」
─────おい、俺の何処にも所属しないって計画を神様は聞いてなかったのか?????
尚、こんな設定が生えてきて尚、メインヒロインとは限らないものとする。
次回は本当に近いうちに投稿すると思われ。
黒服:後に「『関わったことが間違い』だった─────!!」って必ず言うタイプのギャグキャラ。彼は犠牲になったのだ。
解ヶ良リョウマ:死ぬ前からの夢を追い続ける夢追い人。
白石ウタハ:幼馴染のお姉ちゃん。やっと出せた。