クソボケ邪悪厄介オタク転生者の末路   作:タキオンのモルモット

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それでは皆さんご唱和ください!!

ドラクエモンスターズ3楽しいいいいい!!

はい。申し訳ございませんでした。

序盤でAランクモンスター作るもんじゃねえわ時間溶ける溶ける。




第三話:全部見てるよ( ⌒ ͜ ⌒ )

 

白石ウタハ。

 

ゲームでは、ミレニアムサイエンススクールエンジニア部所属。ハードウェアの申し子。

 

頼まれたものに頼まれた以上の機能をつける(例:トイレに戦闘機能、銃にタバスコ噴射機能等)悪癖(尚この悪癖はエンジニア部共通)こそあるものの、作るものは自分の納得いくまでトライ&エラーを繰り返す、そんな女が。

 

「全く、いくら寝ぼけているからと言って急に苗字呼びとは·····。私の心はボドホドになってしまうよ··········シクシク」

 

俺の幼馴染··········????

 

おのれあの神め。なんて事をしてくれたんだ。

 

「はいはい、悪うござんした。で?何の用だ?」

 

「なに、別に大した話じゃないさ。ただ色々忙しいのも落ち着いただろうと思ってね。お祖父さんに線香をあげにきたのさ」

 

「あぁ··········そういう。仏壇は隣の部屋だ」

 

ありがとう。と礼を告げると隣の部屋の襖を開けるウタハ。

 

今となっては隣の部屋は爺ちゃんにお世話になった客から送られた花や備えられたお菓子の山と酒でいっぱいである。

 

それでもしっかりと仏壇までの動線は確保しているので特に問題もなく仏壇に辿り着き、ロウソクに火をつけ、線香をそなえ、手を合わせる。

 

「─────ふぅ。にしても流石はジュンイチロウさんだ。皆に慕われていたんだね」

 

ジュンイチロウは祖父の名前である。見た目はまんま、このクジゴジ堂の主にふさわしい人物だった、と言っておこう。

 

俺の記憶もそう言っている。··········なんかすごく気持ち悪いな、俺からしたら後から記憶が生えてきたもんだから特に違和感がすごい。

 

昔祖父に教わったであろう様々なモノの修理方法やらなんやらがずっと頭に浮かんでくる。この脳のスペックもあるだろうが。

 

無理矢理思い返すと本当にいいおじいちゃんだったのは事実だ。この菓子と酒の山がそれを物語っている。

 

因みに祖父の死因は老衰。92の大往生だった。

 

「さて、本題に入ろうか、リョウマ」

 

「なんだ線香あげに来ただけじゃなかったのか」

 

「まあね。さて、提案なんだが─────」

 

 

 

「君の野望を手伝わせてくれないかい?」

 

「···············は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、白石ウタハには幼馴染がいる。

 

名前は解ヶ良リョウマ。

 

キヴォトスでは珍しい、ヘイローの無い変わった男の子。

 

ミレニアムの郊外近くのクジゴジ堂という修理屋で祖父と二人暮らしをしながら、それはもうとんでもない速度でありとあらゆる知識を吸収していた。

 

だがしかし、彼と仲良くなった理由は間違いなく彼の姿勢。

 

と言うより私に近い趣向を持っている事だった。

 

『やっぱ必殺技撃つ時に音声がなるのは外せないよな!!』

 

『高火力であれば高火力であるほどロマンはある』

 

この言葉を聞いた瞬間、私は彼を親友とした。(一方的に)

 

唯一自爆機能だけは相いれなかったのが悔やまれることだが、彼曰く

 

『確かに自爆機能には自爆機能のロマンはある。だが自分で作ったモノを壊すような機能を入れるのはちょっと·····』

 

らしいのでこれは彼なりの拘りとして納得した。

 

そして気がつけば私は彼と彼の祖父がいるクジゴジ堂に居るのが日課になっていた。

 

─────彼の祖父、ジュンイチロウさんが亡くなるまでは。

 

それは彼の家族が一人もいなくなってしまったことを意味していた。

 

彼の両親は優秀すぎる息子を不気味がり、嫉妬し、祖父の元に棄てたのだ。

 

それを彼は幼い頃に既に解っていたし、『爺ちゃんがいるから大丈夫』と言っていたことも覚えている。

 

─────それ程までに大切だった祖父の死は、彼から生きる気力を奪うには充分だった。

 

葬式の日に彼から『しばらく一人にしていてほしい』と言われ、その次の日にはクジゴジ堂には『閉店中』の看板が外れることは無かった。

 

周りの大人たちは『整理する時間は必要だろう』とあえて干渉していなかったが、私は心配で何度がクジゴジ堂に来ていた。

 

扉も開かないし応対もしてくれなかったが、彼はずっと、ジュンイチロウさんが使っていたパイプ椅子に、一日中座っていた。

 

その時の彼は、目を離したらどこかへ消えてしまうような危うさを持っていた。

 

凄く心配になった私は、その日のうちに超小型ドローンカメラを作り、彼を見張ることにした。

 

ところが、監視を初めて一週間後。彼は突如自分の戸籍を調べ始めた後、冷蔵庫に入っていった。。

 

自分でも何を言っているかはわからない。一瞬私も固まった。だがドローンを操作する手は、淀みなく動いていた。

 

 

 

─────そして私は見てしまった。

 

一心不乱に何かを作る彼を。

 

その片方を何故かアビドスの生徒会長に託したのも。

 

黒い人間とのやり取りも全部─────!!

 

 

常々彼の言っていたことを思い出す。

 

 

『俺ってさ、ヒーローに倒される悪役に憧れてるんだよね』

 

『それはまた意外だな。てっきり君は正義側の方だと思ったよ』

 

『そう?だってロマンあるじゃん』

 

 

彼は、どういう訳か、キヴォトスの為にキヴォトスを破壊寸前まで陥れる悪として、歩もうとしている。

 

本来ならば私はそれを知った時点で、どんな手を使っても止めるべきだったんだろう。

 

─────だが!!だがしかし!!

 

立ち直った彼を見て、それでもいいと思ってしまった!!

 

死にそうになった過去より犯罪者に向かう現在を応援したくなった!!

 

なにより─────!!

 

 

 

 

 

「─────そんなの最高にロマンがあるじゃないか」

 

子供の頃夢想するだけで、決して叶うことの無い夢を、誰もが見た事がある。

 

だがそれを実現できるのはひと握りで、他は歳を重ねる毎に諦めていくものだ。

 

才能があったとしても、諦める奴もいるのに。

 

だがそれを、彼は自分の才能と努力で!!しかも誰もが諦めるような夢で!!

 

叶えようとしているんだ!!

 

ならば私がやるべき事は─────

 

「この件を見なかったことにする。そして、彼を影からサポートする」

 

私の最初の友の為に。

 

 

 

否、好きな人の為に。

 

 

 

 

まず最初にやるべき事は─────

 

「リョウマを迎えに行かなきゃね」

 

このままだと彼はたった一人で事に及ぶだろう。

 

いくら優秀な彼でもそこまで出来るとは思えなかったし、彼の性格上、クジゴジ堂もそのまま残す為に運営するだろう。明らかなオーバーワークだ。

 

ならば全て正直に話して、取り入ろう。彼は優しいし押しに弱いから多分上手くいくだろう。

 

「ふふふ··········楽しみだなぁ··········」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「─────と、言うわけなんだが」

 

 

「ウゾダドンドコドーン!!」

 

なんでもうバレてるんだよおおおおおお!!

 

 

─────こんちくしょうめ!!甘くみてたッ!!

 

流石『同人誌の導入係』『ブルアカスレの黒幕』と前世で言われていた事はあるッ!!(ド偏見)

 

「じゃああれか!?俺が何となくそれっぽい悪役ムーヴしてたのも!!ドヤ顔で『今日から君は仮面ライダーだ』って言ってたのも全部見られたの俺!?」

 

「ふふっ、可愛かったよ」

 

「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」

 

はっっっっず!!公園でゴッドハンドの練習してたのを親に見られた時くらい恥ずい!!

 

「ちょっと横になりますね···············」

 

「ははっ··········何となく安心したよ、正直あまりにも変化が大きすぎて誰かが君の身体を乗っ取ったんじゃないかと、非科学的な事を考えてたんだが··········どうやらそんなことは無いらしい。そのリアクションは紛れもなくリョウマだ」

 

「そりゃそうだろうよ」

 

なんてったって幼少期の白石ウタハと関わってたのは記憶が戻る前の俺で─────正直な話前世の幼少期の俺(ホームビデオや前世の親の話を聞いた時の情報)と何も変わってなかったし··········。

 

多分どの世界線でもどれだけ真っ当に育っても俺はこうなんだろうな。

 

あれだよ、型月で言うところの起源だよ。多分。

 

「─────で?どうだい?私からの提案は飲んでくれるかな?」

 

「え、選択肢あるの??」

 

「安心してくれ、君にバレないように手伝うか表立って手伝うかの二択しかない」

 

「それって変わらないのでは???」

 

─────まぁでも、冷静に考えたら白石ウタハとかいう最大の敵はいなくなるから··········それを考えたらもういっそ引き込んだ方がいいか。

 

「で、どうだい?君の理想を誰よりもわかってて、君の事を誰よりもわかってる自信があって、君と同じくらい天才で、君の事が大好きな天才幼馴染みだぞ??」

 

最早、答えは一つだった。

 

「································コレカラヨロシクオネガイシマス」

 

折れた俺を見て、彼女は満面の笑みを浮かべた。

 

 

 




最初っからヤンデレにするつもりは無かったんすよ。

─────ダークギャザリングが、ダークギャザリングが悪いんです··········!!

是非原作読むかアニメ見てください。ヒロインの女の子がヤンヤンしてて最高なんですよあれ。

ホラー作品としても最高に面白いんで!!


次回予告

「最近銃では倒せない謎の機械が暴れている·····だと?」

「へぇ、ここがミレニアムですか」

「ホシノちゃん!!何なのこいつら!!」

「知りませんよそんなこと!!」

『さぁ尾刃カンナ!!君が変身するんだ!!仮面ライダードライブに!!』


「は??仮面·····らいだー??」


次回:何故尾刃カンナは選ばれたのか

「さて、ひとっ走り付き合ってもらいましょうか」

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