クソボケ邪悪厄介オタク転生者の末路   作:タキオンのモルモット

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あけおめ!!

なんか1月1日から3日連続で何が起きてるんだレベルで色んなこと起きてるけどとりあえず私は元気です。

今年もこの作品とワタクシをよろしくお願いします。


第五話:ヴァルキューレ警察学校公安部『特殊状況下事件調査課』

『SP SP SPEED!!』

 

そんな音声を響かせながら、仮面ライダードライブとなった尾刃カンナは更に加速し、戦場を駆け回る。駆け回りながらドードーマギアを叩く─────否、削っている。

 

そんな表現がふさわしい、それ程の圧倒的高速戦闘!!

 

「フハハハハ!!見たかぁ!!これが仮面ライダードライブだァ!!」

 

「胸にタイヤが···············え、本当になんですかアレ」

 

あっけに取られている黒服を他所に盛り上がる我らが主人公。そういうとこやぞ。

 

「いやー、しかし流石だな尾刃カンナ。正直初見でそこまで戦えるとは思ってなかった」

 

「そういえば超人がどうのこうの言ってましたが··········あれはどういうことで?」

 

「あー···············」

 

仮面ライダードライブにおける『超人』とは、ドライブに変身できる適正のようなものだった。

 

だがあの仮面ライダードライブは俺が『キヴォトスの技術』で『再現』したものなのでぶっちゃけ誰でも変身できる。

 

···············ひとつの欠点を除けば。だが。

 

「シンプルにあの超速戦闘に適応できるかどうか··········かなぁ」

 

ドライブのスピードを再現するように設計した結果、普通のキヴォトス人では速度に耐えられずリバースするような事になってしまった。

 

実験体はウタハである。メインヒロインはゲロインとなった。

 

「それだけだったら割と誰でも変身できるのでは?」

 

「ぶっちゃけた話をするとだね、前に言ったように俺の野望には俺という黒幕の正体を探る者が必要だったんだよ。んでついでに元々の変身者が警察官だったからちょうどいいやと思って··········ヴァルキューレの中であれに耐える人を探したんだ。そしたら彼女だった」

 

「そんな理由が··········あれどれくらいのスピードが出るんです?」

 

「100m走5.7秒、さっきの加速だと1.8秒」

 

「なるほど、貴方が思った以上に馬鹿だということはわかりました。そりゃほとんどの人が変身できないわけです」

 

「まあ俺は普通に使えたんだけどな。だから油断したわ··········納期も足りなかったから結果ヤベー奴にしか使えない武装になっちまった」

 

「貴方ヘイロー無いですよね??マジでなんなんですか??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この状況を仕込んだ犯人が高みの見物をしているとは露知らず、尾刃カンナは戦闘を続ける。

 

「ふぅ、普段銃ばかり使っているせいか·····っ!!中々慣れないものですねっ!!」

 

『その割には中々いい動きをするじゃないか』

 

「こちらとら警察官ですから、ね!!」

 

会話をしながらドードーマギアを殴り、蹴る。それがどれだけ難しいことか。

 

しかし、尾刃カンナは短時間で攻撃が当たるようになった。彼女の戦闘センスの賜物である。

 

『ならば次はタイヤコウカンだ!!シフトブレスに別のシフトカーをセットすることで武装の切り替えができる!!』

 

「では··········よく分かりませんが、このオレンジ色のやつで」

 

そう言って尾刃カンナはさっき変身したのと同じ要領でシフトカーを入れ替える。

 

『タイヤコウカーン!!』

 

そんな軽快な声とリズムと共に、トライドロンからまたタイヤが飛んできて今の胸元のタイヤと入れ替わる。

 

『マックス・フレア!!』

 

炎のような意匠を付けたタイヤに入れ替わる直前、フォームチェンジを隙とみたドードーマギアが接近しているのを見ていた尾刃カンナはその顔面に拳を叩き込む。すると────

 

『アッッッづ!!』

 

「燃えたぁ!?」

 

『そのシフトカーの能力だ!!』

 

「先に言ってくださいよ!?」

 

炎を纏い攻撃力が上がるフォームなのか、それは知らないが、さっきまで交戦していた警察学校の者が使っていた銃火器が落ちている状況で確かにこれは不味い。

 

そう感じたのか、すぐさま尾刃カンナは元のタイプスピードにフォームチェンジしていた。

 

『別に特に心配はいらないのだけどね、火炎放射ではないから』

 

「もうなんでもいいです!!ちゃっちゃと決めますよ!!」

 

『では必殺技だ!!赤いボタンを押してくれ!!』

 

適当に向かってきたドードーマギアを蹴り飛ばし、距離を取った瞬間、尾刃カンナは言われた通りにボタンを押す

 

『ヒッサーツ!!フルスロットル!!』

 

そんな軽快な音と共に────なんということでしょう。ドードーマギアの周りを超速で回り始めたではありませんか。

 

もはや説明はいらない。尾刃カンナはヤケクソ気味に円の中心に飛び蹴りの体制で飛び込む。そして────

 

「おおおおおおおおおお!!」

 

敵とトライドロンを交互に蹴り飛ばし反転、加速を繰り返す!!

 

『がっァ"ァ"ァ"ァ"!!』

 

 

 

────最後の方は見えなかった。だが彼女は敵を倒したのだろう。爆発をバック残心をとる、その光景を私は────不知火カヤはただ這いつくばって、見ていることしか出来なかった。

 

部下が特別に選ばれた、その瞬間を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────何故私が選ばれなかった????何で────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────後日、ヴァルキューレ警察学校

 

「えっと··········俺何も悪いことしてませんよ?」

 

「安心してください。容疑者ではなく重要参考人ですので」

 

解ヶ良リョウマはまた取調室────ではなく、公安部の会議室のひとつに呼び出されていた。

 

「まぁぶっちゃけですね。私共は銃火器や戦車以外は全く機械類に詳しくないんですよ」

 

「はぁ。まぁそれだけ知ってりゃいいんじゃないすか?」

 

「ところがですね、あの後とんでもない事が発覚いたしまして」

 

「とんでもないこと??」

 

はて、何だろうか。と全く心当たりが無いのでそう言うことしか出来ないリョウマはそう返すしか無かった。演技ではなく本気で。

 

「はい。先日の事件と、貴方の持ってきたキーと謎だったデバイスの正体はその資料の通りです」

 

「なんか男の子の好きな単語がいっぱい並んでるね。俺も好きだよ人工知能を搭載した変身ベルト」

 

「そこは重要じゃありません。問題はこの後です」

 

「その後?」

 

 

 

 

 

 

────昨日戦闘後。

 

「────つまりその戦士『ドライブ』には限られた人間にしか扱えず、少なくとも連邦生徒会含め使えるのが今のところカンナさんだけと?」

 

『その通りだ不知火女史。生憎とこのスピードでまともに戦える人間がキヴォトスの中でも約10人。その中で一番相性が良いと計算結果が出たのがカンナだ』

 

「はぁ··········まぁそこはいいでしょう。貴方の正体とか製作者とか色々と聞きたいことはありますが··········とりあえずこのような事が今後起きると?」

 

『断言してもいい必ずだ。その為の特殊拠点も··········おそらく製作者の手によって用意されている。この警察学校の目の前だ』

 

「···············もうツッコミません。わかりました。それでは取り敢えず持ち帰っておきますね···············」

 

 

 

 

 

 

「────ということで私と同級生諸々を含めてヴァルキューレ警察学校公安部『特殊状況下事件調査課』を立ち上げる事になったのですが」

 

「··········ですが?」

 

「トライドロンやベルトのメンテナンス等の人員をこちらで揃えろとの事です」

 

「··········意外だな、連邦生徒会の人員でも割くのかと思ったよ」

 

主にドライブのデータ収集の為に。

 

「正直信用ならないのが2割、連邦生徒会もお手上げなのが8割ですね。ある程度わかる人はいるらしいのですがよりによって多忙地獄の連邦生徒会長で「そんな暇無いよー!!!」とメールが来ました」

 

「えぇ····················」

 

まさかそんなことになっていると思ってなかったリョウマは思わず困惑の声を漏らした。

 

いや連邦生徒会長でも分からないようにプロテクトしたつもりではあったが。

 

「というわけで貴方をスカウトします。何でも貴方ミレニアムで凄かった人のお孫さんで貴方自身の技術も素晴らしいとか。お爺様が死ぬまでにも何回か精密機械の修理を担当していたと聞いていますが」

 

「··········いやまあいいけど。いくつか条件つけていい?」

 

「こちらはお願いしている立場ですので。余程不可能じゃない限りは」

 

「流石にタダでやる訳には行かんし報酬は貰うとして··········基本店優先。緊急の場合追加料金ってことで」

 

「··········逆にそれだけでよろしいので?」

 

「正直何要求しろって話だし··········」

 

ぶっちゃけここまですいすい物事が進むとは思ってなかった。

 

連邦生徒会がどういう対応をするかと思えばこんなもんか··········それともわざとか。

 

まあ目的自体は果たしてるからいい。これでハンドル剣とかドア銃とか作って渡す口実くらいはできるだろう。トレーラー砲とかも作りたいしね。

 

「では早速仕事の方をお願いします」

 

「えっ???」

 

あれ?昨日黒服と最後まで戦闘を見てた時には特に何も無かったはずだが··········

 

 

 

 

 

 

 

その足で、(俺の作った)秘密基地へ向かう。嫌な予感がする。そう、とてつもなく嫌な予感。

 

ずっと魚の子骨が喉に刺さっているような感覚が。纏わりついて離れない。

 

「実は────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはあらゆるところがベッコベコに凹んだトライドロンが鎮座してい────??????????

 

「このザマでして··········装甲の強化とかできますか?」

 

 

────解ヶ良リョウマは忘れていた。

 

尾刃カンナはキヴォトスの中でも上澄みの上澄みという事を。

 

故に身体能力、そして────()()()()()()()()も高いこと。

 

つまり

 

元のドライブのスペック×尾刃カンナの身体能力(神秘の不思議パワー含む)に『ドライブなら余裕で耐えられる耐久力』では到底耐えられなかったということ。

 

「すいません、いきなりこんな事を··········」

 

『申し訳ないがよろしく頼む!!如何せん材料と人手が足りないのだ!!』

 

「····················とりあえず···············友だちも呼んでいいですか?」

 

懇願される二人の声を片隅に、とりあえずウタハにも助けを求めることしか出来なかった。

 

所詮貰い物の力で天才となった天才(笑)の、当たり前のような失敗だった。

 

 




次回:仮面ライダードラ〇ブ!!

「黒服お前何やってんだぁ!!」

『ま、まさかこんな事になるとは────!!』

正月早々大事件────!?

「一体何事···············は????」

『待ってくれ不知火女史。今なんて??』

「何度も言わせないでください。マギアが数々のお節料理を売っているお店を襲ってシャケとお節料理を取り替えています」

本来クリスマスに襲来する予定だった敵の出現────!!

『いいか貴様ら!!正月には鮭を食え!!』

「ええい、思想がどうであれ器物損壊に営業妨害を働いている以上お前は倒すべき犯罪者だ!!」

『OKカンナ!!START YOUR ENGINE!!』

今、シャケマギアとの死闘が始まる────!!

次回:『なぜこんなことが起きたのか』

「私はおでんがいいんだよおおおおおぉ!!」

『そっちなのかい!?』

若しくは『ウタハがゲロインになった日』のどちらかになります。

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