擬態能力を持つ怪物に転生したわ   作:LEIKUN0227

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第十一話 スライム状の肉塊(ヴィラン)から仮面ライダー(ヒーロー)に 中編

 

 

 

──第三者視点──

 

少女「助け…に…?」

 

隼人「君が……?」

 

少女と隼人は目の前に現れた響歌と名乗った高校生に対して、そう問いかける。

少女は涙で見ていなかった。

隼人は来るであろうと目を瞑って痛みに耐えようとしていた為、響歌が何をしたのか見ていなかった為に、

二人にとっては響歌はただの高校生であり、

ただ反射的に飛び出して来た人にしか見えない。(蹴りに入ったと同時に足の擬態を戻したから人だと思ってる)

 

だが、その中で唯一響歌がヤミーに対して行った行為を見ていた者が居た。

そう、零壱だ、零壱はせめてこの二人を最後まで守ろうと二人よりやや前に出ており、

目を少しだが開けていたのだ。

その時にほんの一瞬だったのだが、

身体の一部がスライムの様に変形して

ヤミーを蹴り飛ばしたのを零壱は確かに見たのだ。

 

零壱は冷や汗を流す、ここで言って、

今ある唯一の希望にみずをさしてしまっても良いのか、

それとも目の前に居るこの高校生の皮を被った

何かを囮にして逃げるか…等と思考を巡らせる。

 

零壱「貴方も…アイツらの…」

 

零壱はボソッと口に出してしまい、

慌てて口を抑えるが、

その小さい声を響歌はしっかりと聞き取り、

零壱にのみ聴こえる位の声量で

 

響歌「もしかしテ…見テタ?」

 

そう言ったのを聞き取った零壱はそれに驚き、

零壱の表情が険しくなった事に不思議に感じる二人。

 

零壱「…!ぁっ…」

 

零壱はしまったと言わんばかりに口を抑えるが、

響歌は自身の口元に人差し指を置き、

再び零壱にのみ聴こえる位の声量でこう言った。

 

響歌「…この事は秘密ダヨ…君達が助かりたいのなら、言わないデネ?」

 

そう言い軽くウインクをする響歌が、

恐ろしくも可愛らしいと思った零壱であった。

 

響歌「ソレデ…何故人ヲ襲う?」

 

響歌はカザリ達を睨みつけてそう言う、

理由は知っているが、知っていると、

悟られるかも知れないと考えた響歌はそう言う。

 

カザリ「んー…強いていうなら…メダルを強奪しに来た…かな?」

 

カザリは響歌の後ろに居る零壱と隼人に視線を向ける。

 

少女と響歌は「メダル」という言葉に反応する。

もっとも、響歌はそれが何なのかも

知ってる訳なのだが。

 

響歌「…なら…私がソレを止める。」

 

カザリと黒い影はそれを嘲笑うかのように言った。

 

黒い影「君が?無理でしょ!」

 

カザリ「無理だと思うけどねぇ」

 

そう嘲笑うかのように黒い影が前に出てくる。

カザリも同じ意見なようだ。

 

響歌「それは…()()を見てもそう言える?」

 

そう言い響歌が取り出したのは3つの窪み、もとい、装填スロットがあるベルトのバックル─名を()()()()()()()()─だった。

だがこの世界ではネット等で買える為、

それが玩具だとその場に居る殆どの人と怪人はそう思った…

 

が、それはすぐに覆される事になる。

 

響歌が腰にオーズドライバーをあてがうと、

ベルトが何もない空間から現れた。

 

 

仮面ライダー以外にも擬態するとすれば?

  • ジョジョ
  • ボカロ
  • カゲプロ
  • その他(コメントにて教えて)
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