擬態能力を持つ怪物に転生したわ   作:LEIKUN0227

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第九話 大ピンチ

 

 

 

零壱「はぁっ…はぁっ…」

 

零壱と隼人はあの場からひとまず離れる事にした。

周りにはあちらこちらで火が燃え上がっていて、

建物も一部が倒壊している、

人は二人が囮となって逃げ続けた事により、

殆ど逃げ切れたようだ。

 

…だが、逃げ切れずに息絶えてしまった人達も居た。

崩れ落ちた建物から見える腕の様な物、

そこら中に散らばる肉の欠片、

信号機にぶら下がる人の形をした人だった物…

彼等の精神を疲弊させるのに充分だった。

 

隼人「うっ…」

 

今まで目を背けていたモノを目の当たりにした隼人は吐き気を催し、

胃液が込み上げてきたのか、

胃液を地面に《ボトボト》と吐き出した。

 

吐き出してしまった隼人の背中にそっと手で擦る零壱、

零壱は周りを見たりはしなかった、見てしまえば、

隼人の二の舞いであろう。

 

──数分後──

 

そして約数分経ち、

二人の元に複数の怪人が忍び寄る。

休んでいた為、

二人はさっきのように逃げる事が可能だったのだが、

逃げようとした際、零壱と隼人は瓦礫で身動きがとれていない幼い少女を発見した。

 

二人の視線の先を見た怪人達も少女を発見する。

怪人は少女を使って二人を脅して、

先程は奪えなかったメダルを奪おうと画策し、

少女に怪人が近付いて行く。

 

零壱「!」

 

二人は怪人が少女に向かうのを見て、

それに勘付いたようで、

怪人を止めようと少女の元まで走った。

 

???「…」

 

零壱「はぁっはぁっ!!」

 

隼人「逃げるでござるよっ…!」

 

少女「助けてよぅ…お母しゃ…が…下に…」

 

隼人「…!き、君のお母さんは…」

 

隼人と零壱は怪人達よりも一足先に少女に接触するが、

少女が握っていた手を見て思わず絶句してしまう。

少女は瓦礫の下から唯一出ていた手を

力いっぱいに握っていた、

少女…いや瓦礫の下からは赤い液体が滲み出ていて、

少女の言った「お母しゃ…」きっとこの瓦礫の下に居るのが少女のお母さん…だった物があるのだと

一瞬の内に理解してしまう。

 

隼人「と…とりあえず逃げるでござるよ!!」

 

隼人は少女にそう言い、

少女を安全な場所に連れて行こうとするが、それを少女は断り、

母親だった物の腕を引っ張りながら力無く叫ぶ。

 

少女「やだよぉ…!お母さんもぉ!!」

 

泣きじゃくりなから叫ぶ少女の手は母親だった物の血で赤く染まり、隼人にもその血は付着していた、

隼人と零壱は少女を安全な場所まで

避難させたかったが、

それを怪人達は見逃さなかった。

 

怪人達は少女に気を向けている今ならメダルを所持しているであろう二人を殺す事が出来るだろう。そう考えた怪人達は少女と二人を取り囲むようにして道を塞ぐ。

 

零壱「…!囲まれたっ!!」

 

隼人「!は、早くっ!!」

 

果たして…二人と少女は助かるのだろうか…

 

仮面ライダー以外にも擬態するとすれば?

  • ジョジョ
  • ボカロ
  • カゲプロ
  • その他(コメントにて教えて)
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