ある男の幻想郷転生記 作:咲鋼
長くても2ヵ月以内には出します。
「この扉の奥には何があるんだ…?」
もしばれたら咲夜さんの殺人げんこつが飛んでくることと、奥に何があるか気になる気持ちで固唾を吞みながら俺は重い鉄の扉を開けると、
ゴゴゴゴ
「…階段?」
サバイバルナイフを構え、俺はゆっくりと階段を降り始めた。
コツ…コツ…
明かりは一つもなく、革靴(使用人だから支給された)で歩く音だけが暗闇の中で鳴っている。
通路を手探りで進みながら、装備を確認する。
(ナイフ、
コツ…コツ…
進んでいると、前に伸ばした手に何かが当たった。どうやら扉にたどり着いたようだ。手探りでノブを見つけ、扉を開けると、
「お姉さま…?」
そこはお嬢様の部屋とほとんど変わらない広い部屋であった。特筆するなら、地下だから窓がないことぐらいだろうか。部屋の隅には金髪の全体的に赤い色の服を着た少女がいた。積み木や人形の足が少女の後ろに見えていることからそれらで遊んでたんだろう。しかし、背中から生えている宝石がついている枝のようなものが、人間ではないことを思わせる。
(お姉さま……誰のことだ?)
疑問に思いながらも、とりあえず話を聞こうと口を開く。
「えっと、俺は慎希だ。君の名前は?」
「…フランだよ!フランドール・スカーレット!」
(……スカーレット?確か………)
「ねぇ、一緒に遊ばない?」
(誰だっけ……)
「ねぇ」
(う~ん……)
「ねぇ!!」
「あっ、ごめんごめん。で、なんだって?」
「だから、私と一緒に遊ばない?」
「ああ、いいよ。何やるの?」
「えーっとね~、鬼ごっこ!」
「鬼ごっこね、分かった。どっちが鬼?」
「私!」
「そっか、じゃあルールは?」
「えっとね~」
「あなたが捕まったらバラバラにされて負け。私を倒したら、勝ち!」
それまで無邪気な笑顔だったフランの目が紅く光り、笑顔もどちらかといえば狂猛なものになっていた。
「アッハハハハハハ!」
ドゴォ
「グッ」
フランに殴り飛ばされ、もともと彼女がいた場所の壁に思いっきり叩きつけられた。
(…後ろに飛んでもこの威力なのかよ!)
倒れこみそうになり、片膝ついてどうにか耐える。そこには、
腕や足、そして頭まで引きちぎられた人形があった。
「………捕まったらこうなるのか?…」
その想像をひとまずやめ、どう対処するか考える。
「……落ち着け、相手は一人だ。なら、閃光弾とかで死角から「禁忌、フォーオブアカインド!」
「グッ………」
避けるのに手一杯で、体を勢い良く打ってしまった。体の痛みを無視しながら後ろを見たが攻撃は来ていなかったが…
「……なんで4人に増えてんの!?」
「「「「あなたはもうコンティニューできないのさ!」」」」
やめて!フランドールの
お願い、死なないで慎希!
あんたが今ここで倒れたら、これからの展開はどうなっちゃうの?
希望はまだ残ってる。ここを耐えれば、いつかきっと勝てるんだから!
次回「慎希 死す」デュ○ル○タンバイ!