ある男の幻想郷転生記 作:咲鋼
(...間にあった~)
一か八かで助けに行ったため、青年、慎希は安堵していた。
(あぁ、自分が無事なことよりもその前に...)「大丈夫ですか」
俺は助けた少女な安否を確認した。
返事がないのでさらに聞くと、
ル○ンダイブのように突っ込んできた少女に反射的にグーパンを当てた。
「な、なんなんだこいつは!?」
「はふぅ〜ご褒美〜」
女性相手なので力を抜いていたが、それでも痛いはずだ。それなのに...
少女は恍惚の笑みを浮かべた。慎希の顔は引きつっている。慎希のSAN値がガクッと下がった。
「とりあえず、助けてくれてありがとう。私はパチュリー・ノーレッジよ。よろしくね。」
「俺は慎希だ、よろしくな。って、今更知的な雰囲気出しても無駄だから。」
先ほどの醜態を晒しても大丈夫なわけがない。
「そういえば、霊夢さんは?」
「あいつなら、奥に進んで行ったぜ。」
魔理沙が近くにあったソファーで伸びをしながら答えた。
「じゃあ、行かn「待って!」
パチュリーに呼び止められた。
「奥にいる二人、特にメイド時を止めれるから、気をつけてね。」
「…そうか、教えてくれてありがとう。あと、魔理沙もついてきてくれ。」
「お、おう、分かったぜ」
俺たちは館の奥を目指しに行った。
(なんだか心の奥がもやっとした)
(仲良く話している様子を見ただけなのに、なんでだろう)
破天荒な少女の心に少しばかりの黒い炎がくすぶっていた。
奥の扉から戦闘音が聞こえ、俺は勢いよく扉を開けた。
「霊夢、大丈夫...」
霊夢はナイフを持っているメイドと対峙しており、奥の階段の上の少女が戦いを傍観していた。ちょうどメイドと霊夢はにらみ合っていたが
「っ!あぶねぇ!」
突然何もない空間からナイフが現れていた。すかさず割り込み、防御の指輪を発動させる。
カキン、カキン
金属同士がぶつかり合う音がしながら数本のナイフがはじかれた。しかし、
グサッ、グサッ
すべては防ぎきれず、数本霊夢に当たってしまった。
「霊夢!」
「くそっ、急所…は外れてるな。」
俺は怪我を確認し、魔理沙に指示を出した。
「霊夢を扉の裏に運んでおいて、手当てしてくれ!」
「わ、わかったぜ!」
そういい、目の前にいるメイドに目を向ける。
「お初にお目にかかります。ここのメイド長をやっている
無表情のまま、淡々と目の前の少女は告げた。
「俺は慎希だ...とりあえず、俺の恩人を傷つけたんだ。覚悟はしとけよ」
奥の玉座に座っている少女は心底楽しそうな笑みを浮かべていた。
霊夢を傷つけられ怒りに燃える慎希、十六夜咲夜に勝てるのか。そして奥の少女の正体は!?
次回、時を駆ける少女と青年