異世界でも刀を振れるだけのデブオタなワイ、弟子が出来る   作:胡椒こしょこしょ

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デブオタ、弟子と暮らしてみる

夜。

光石を入れた行燈の明かりが家の中をうっすらと照らしている。

外からは名も知らない虫の鈴を小さく転がしたかのような鳴き声が微かに聞こえて来て、こういうのを詩人さんとかは風流と言うんだろうかとなんとなく思う。

 

現在、シンディーはお風呂に入っている。

我が家にあるのは桶風呂、一般的に言えば桶の底に平窯を付けて焚いて湯を沸かす五右衛門風呂らしい。

この世界に来る前は五右衛門風呂って聞いたらドラム缶風呂を想像していたわけだが、なんか本来はこっちみたいだな。

 

僕自身はせっかくニッポに来たんだから一番風呂を楽しんでもらおうとしたのだが、『師匠を差し置いテ、イチバンお風呂なんて無礼者デス!そんなコト、ワタシにはデキマセーン!』と譲らなかった。

故に、こうして僕が先に縁側で涼んでいるのである。

正直、僕が彼女の立場だったら僕が入った後の湯船とか入りたくないのだが...彼女曰くそこはまったく気にしないようである。

なんというか、強いというか豪快な子だ。

アメリアの人ってみんなこんな感じなのかな....カウボーイとか居るらしいし、イメージ的には合ってるな。

 

まぁ、なんにせよ弟子候補とはいえそこまで畏まられるのもなぁ...今後の生活でやりづらさ感じそうだし、シンディーもいずれ窮屈に感じるんじゃないかと心配になる。

 

「あがりマシター!」

 

「はーい。」

 

浴室の方から声が聞こえる。

....思えば、家に居て誰かと話すのは父上が居た時以来だ。

何とも懐かしい感じがする。

やっぱり、家に居て会話があるってのは良いなぁ。

 

「師匠ー!ドウデスカー!?うまく着れてイマスかー?キモノにフンドシ、ずっと憧れだったデス!本で読んだ着る方、ワタシなりに頑張ってやってみマシタ!ゴムでのシメツケがなくて、ソールーズで着ててキモチイデス!フンドシ、お気に入りナリマシタ!」

 

「ぶふぉっっ!!!!?」

 

浴室の方から着替えを済ませたであろうシンディーが姿を現わす。

それを見て、びっくりして思わず飲んでるお茶吹いちゃった。

それもむべなるかな、姿を見せたシンディーの恰好は着物の締めが緩く極度に気崩した形になっていたからだ。

胸元が大きく開き、足元の方もガッツリ開いて白く艶やかな足と普通見えてはいけない鼠径部が露わになっている。

そして当のシンディーはというと、嬉々とした様子で着ているふんどしを指差してこちらに見せつけていた。

 

もう何がなにやら....情報量が多すぎる!

けれどよくよく考えてみたら、そりゃ調べていたと言っても彼女の場合は本の情報からだろう。

となると実際にやるとなると上手くできるとは思えない。

僕だって生前中学に進学して制服になった時は、実際にネクタイを親に結んでもらわないと結び方が分からなかったものだ。

 

そしてニッポの服はロッパーナの物とは違う。

まぁ洋服と着物なのだから着方が違うのは当たり前なんだが。

それを偏にシンディーに何も教えずに渡しても分かるわけないよなぁ....。

寧ろふんどしはしっかりと着れていることこそ凄いことである。

 

いかんな、そういう配慮が足りなかった。

ずっと一人でニッポで暮らしていたから、着物を着れて当たり前と無意識に思ってしまっていた。

...これほど嬉々としたニッポ文化のことを見てくれる子なんだ、そこら辺しっかりと教えてあげないと可哀想だ。

 

「す、少し着崩れすぎかな.....。胸元とかこんなに見えるのはちょっとね、ふんどしとか本来は絶対見えちゃいけない所だし。ぼ、ぼぼ、僕が着せようか....?」

 

着物を着せる。

それは今の着崩れて色々見えてしまっているシンディーの服に触れることである。

当然至近距離で行うこと。

それを意識してしまって滅茶苦茶どもってしまった。

正直、すごく気持ち悪いことになってる気がする.....。

 

「ホントデスカ!?正しい着る方、ぜひ教えてクダサイ!師匠、オネガイ致しマス!」

 

「あ、あぁ...うん、わかった。」

 

そんな挙動不審になっていかねない僕に対して、シンディーは笑顔を向けると着付けしやすいように腕を広げる。

僕はおずおずと彼女に歩み寄ると、恐る恐る着付けを始めた。

 

「ンンっ....ソータイト...なんだか、苦しいデス....。」

 

「ご、ごめん!....これで良いかな。」

 

「オゥ!苦しくないデス!アリガトウゴザイマース!自分でも出来るようにプラクティス....鍛錬シマース!」

 

「あぁ...うん、...そっ、かぁ....そうだね、頑張ってね。」

 

着せてあげると彼女から距離を離す。

するとシンディーはくるりと一回転すると、自分の着ている着物を見やって上目遣いでこちらに笑顔を見せた。

それに対して僕はどうしても釈然としない返事しか返せなかった。

 

だってふんどしとか見えちゃいけない所は見えてはいないが、僕が着せてもなんかエッチな着方になっちゃってるのは変わりなくね....?って思っちゃったからだ。

ウエストはスリムでスタイルが良いからこそ、ぶっちゃけ胸と下半身に目が行ってしまう有様だ。

臀部の大きさは着物越しから見ても分かる程で結局足元はスリットのように少し開かざるを得ず、そこから彼女の健康的な太さの足が見えている。

そして胸元も大きく帯に乗っかっており、これまた少し開かざるを得なかった胸元から長い谷間が覗いていた。

 

これで良いのかな....いや、でも胸とお尻の大きさから考えてこの着方にしたわけだし。

まだ胸元はサラシとかを巻いたらマシになるだろうが、彼女はこれを着て寝るわけだ。

着慣れた下着ならまだしも、サラシはキツイだろうし血流とか止まってあまり良くないって聞くし....。

 

そう思いながら胸元見る。

...にしても、谷間深いな....。

マリアナ海溝か?

 

視線が吸い寄せられる。

これ...谷間深くて影が見えてるもん。

あれだ...生前ネットで一回ネットで調べたダム穴の画像を見ている時と似た気分。

マリアナ海溝というより、チチアナ海溝。

そんなワードが頭を過る。

これが深淵....。

 

「...?師匠、急に外を見出してどうしマシタか?」

 

「いや....星が綺麗だなって。」

 

「ンー?...雲に隠レテ、見えないデスケド....?」

 

「....く、雲の裏で今もなお輝いている星の事を思っているんだよ。」

 

ハッとして咄嗟に視線を逸らす。

あっぶな...あまりのエッチさに思わず意識だけでなく知能まで持ってかれそうだった。

 

逸らした目線の先には雲が夜空にかかっている。

咄嗟に聞かれて答えるも、空模様は曇天そのもの。

なんとか動揺を抑えながら、苦しすぎる言い訳を口にした。

 

「ワォ!雲の裏の星を想うなんてとてもクールデース!これがニッポの“フーリュー”!ワビサビデスネ!さすが師匠、リスペクトデース!」

 

「そうかな...そうかも...いや、そうだね。」

 

僕の苦しすぎる言い訳を聞いて、眼を輝かせているシンディー。

ひしひしと感じる尊敬の視線が痛い。

ただ胸の谷間を凝視しそうになって眼を逸らしただけとは口が裂けても言えなかった。

 

「き、今日は長旅で疲れたでしょう?客間の方に布団を敷いてあるから、ゆ、ゆっくり休むと良いよ。」

 

「フートン!?ニッポのフートン、一度寝てみたかったデス!それならゼンはイソゲ、さっそく眠ってみるデス!オヤスミナサイ師匠!シーユートゥモロー!」

 

「う、うん...おやすみなさい。」

 

先ほどの話題から逃げるように布団のことを口に出すと、彼女はそちらに食いついた後に僕にビシッと敬礼を見せて僕が彼女がここに来てすぐに案内した彼女の部屋こと客間へと軽い足取りで向かって行く。

そちらに関心を向けるのではと思ったが、案の定だったか。

 

「ふっー....僕も寝るか。」

 

まるで嵐が過ぎ去ったかのように訪れた静寂。

今日まで僕が慣れ切っていた静けさだ。

それを肌で感じながらも、息を吐いて僕は独り言ちる。

 

正直、身内ではない誰かと....それも異性と一つ屋根の下暮らすなんて初めての経験だ。

こんな調子で大丈夫なんだろうか....。

それに....僕が集めた自室の漫画やら小説、どうにかしないと。

人に見せれる物もあれば、見せられない物もあるわけだし。

 

そんなことを考えて少し先行き不安になりながらも、自室へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝。

外から小鳥のハミングが聞こえル中、ワタシは師匠の部屋に向かいマス。

ヒキドを開けルと、開け放たれていた窓からソヨカゼがこちらに吹いてきマシタ。

部屋のまんなかにダイタン...?に敷かれたフートンの上で師匠は寝ていマス。

 

「ふごっ....ぐがぁぁぁ...ごぁっ!...ズゥゥゥ~~~~~。」

 

「ひぁっ...❤び、ビックリしたデス....❤」

 

師匠はフートンの上で大の字になって、声タカラカにイビキを出してマス。

師匠の声はまるでアースクェイクみたいに身体を響いテ、ワタシの身体ゾクゾクして思わずプルプル震えてしまいマシタ...❤

ダレが居ようとカンケーないと言ってルようなゴーカイ寝る姿...凄く男らしいデス....❤

ワタシベンキョーしたから知ってマス!こーいうのを“テンジョーテンゲユイガドクソン”って言いマス!

テキのない肉食べル動物....プレデターのようなトップとして強さとヨユウを感じマスネ....❤

 

「し、師匠...起きて、起きてクダサイ....❤」

 

師匠に声を掛けながラ、身体を揺らしマス!

ホントは、オス様の眠る時間をジャマするのはオソレ...オオイ?デース...❤

でも、コレも弟子の役目なのデス!

 

にしても、手で触れルと師匠の身体..ソーホット...一緒に寝たらあったかそうデス...。

コキューと一緒に胸も上下して、それにアセの匂いもシマース...❤

なんだか、ニッポに来る前に読んだコミックで読んだ“ヨバイ”みたいデース。

オトコの人がする場合はいつもウィン!だったけど、オンナの人がやるトキはすぐにルーズ....負けてマシタ❤

 

も、もし...ワタシが負けたらどうなるデショウ...?

き、きっと、すぐに負けてしまいマス....❤

 

『おい、弟子が師匠の寝込み襲うったぁ良い度胸じゃねぇか....お前は刀習いに来たんじゃねぇのか?ド変態女が...身体にばかり栄養行ってんのか?親の顔が見てみたいもんだ。』

 

『の、ノー❤これは違いマース❤誤解デース....❤やぁぁ....変なトコロ触るのヤメテ...ストップ...ストップタッチミー❤』

 

きっとこんなカンジでハナシも聞いてもらえなくテ、怯えてるのをイイことに好きにされてしまいマース...❤

こんなコトされたラ、怖くて子供みたいに“オモラシ”するかもデス....❤

 

『寝込みを襲った挙句にフートンを汚すとはなんたる狼藉、このフートンの汚れが目に入らぬか。そもそも弟子になる時に何でもするって言ったよな?なのに触るなだと?おい小便女、テメェ今すぐ死ぬか?ん??死に際にハイクでも読むってか?...あ、アメリア生まれの田舎娘にゃ読めねぇか。じゃもう死ぬしかねぇよ。首絞め御免、ギュ~~~~』

 

『かっっ!うぇ、ウェイト❤待っぐぇ❤許じデ❤でじのぐぜにナマイキ言っテゴメンなざいデジダぁ❤❤アイドントウォンチュダイ❤アイムソーリぐぎゅぅぅぅぅぅぅ❤❤』

 

ごキゲン悪いにしちゃって、身体触ってた手をそのままネックに回されて...あ、あんな太い腕でロックされたら呼吸できマセン...❤

こ、コミックで見たみたいにザツにサイレントにされマス❤

それ以降、ワタシイタイことすれば何でも言うコト聞くオンナってナメられちゃっテ....❤❤

 

「....ディー?....ンディー?....シンディー??」

 

「ウップス!し、師匠....す、スミマセーン!ゾーンアウト....ボッーとしてマシタ...!」

 

師匠の声が聞こえテ、ハッとして師匠に目を向けマシタ。

心配してるシセンを向けられてマス。

ワタシが慌ててベンカイすると、師匠は安心した顔になったデス。

 

「そ、そうか...起きたら無言のシンディーが居たから普通にビックリしたよ....。」

 

「ゴメンナサイ....師匠を驚かせるなんテ弟子にあるまじきデス...。どのようなセッカ..ン?も受けルつもりデス!」

 

「いや、別にそんな畏まることでも謝ることでもないから....。」

 

ワタシのフテギワも師匠は優しくそう言っテ許してくれマス。

ソービッグハート...カンヨーな人デース!

やっぱり立つ姿?...と一緒でお皿の大きい人デスネ!

これがサムライ....ニッポダンジデス...!

 

「まぁなんだ、取り敢えず...おはようシンディー。」

 

「ハァイ!オハヨウゴザイマース!ホンジツはオヒガラも良くデース!」

 

「それはお祝いの時とかに使う言葉であって朝の挨拶では使わないかな....。」

 

「ナルホド、祝いデスか!ベンキョーになりマス!アリガトウゴザイマース師匠!」

 

「どういたしまして....?」

 

『オヒガラも良く』は祝いの時、セレブレーションの時に使う言葉...覚えたデス!

こうして師匠の家に置いてもらってハヤクも2週間経ちマシタ!

サムライになりたくて、ニッポのことを知りたくてアメリアからここまで来マシタ。

だから毎日ベンキョーの連続で、ワタシ今が一番ハッピーデース!

 

 

 

 

「ふしゅうぅぅぅぅ....ふしゅうぅぅぅぅ.....。」

 

ドージョーの中、師匠の荒いブレスが鼓膜を揺らしマス。

師匠はボクトーを握って、スブリをしていマス。

その姿はイツ見てもビューティフルにしてアラアラシく、これがサムライ...ニッポの戦士というコトをツーカンシマス。

フロントを見つめる目はいつもと違っテ、あの目で見られたラと思うとカラダが震えるデス...❤

 

師匠のカラダからはたくさんアセが流れテ、周りにスイジョーキが見えマース!

ドージョーは心ナシかソーホットでウェット。

オゥ...❤オ”ア”ッ❤...アセのスメルがいつもよりストロングデース❤

 

....ハッ!イケマセン!

こんなドキドキしたキモチで師匠のケイコを見るのは失礼デス!

 

周りを見れバ、二日に一度のタテキウチの修行に使うという木が立ってマス。

朝にスリーサウザンド、夕焼けにエイトサウザンド打つらしくオドロキデス....。

木は今までの修行のハードさからすごい削れてマス。

師匠もスグに壊れるカラ新しく準備するのはメンドウだと言ってマシタ。

 

これをパパやグランパ、ソレより前からやってイタとか。

今のワタシや師匠のようにハカマにソデ通し、ここでボクトーを振るう日々。

戦うためのメソッドの積みカサネ、まるでこのドージョーはサムライの歴史そのものデース!

ダカラ、この場でハカマ着てるワタシもシリアスなキモチで居ないと!

ソウジャナイと無礼者デスネ!

この場所でソレはおこが...おこがむ...ズウズウしいデース!

 

「ふひゅぅぅ...ふひゅぅぅ....それじゃ僕の方は終わったから、今日も振ってみる?刀。」

 

「イエス!!!...じゃないデス、ハイ!カタナ握らせてイタダクなら、ぜひぜひ握らせてクダサイ!!」

 

最近、師匠がオソレ多いながらもワタシにスブリをさせてくれマス!

ボクトーであっても、授かるトキはワタシ手が震えたデス....。

こんなシロウト...アメリアから来た田舎娘にも指導してくれルなんてココロ広いデース!

 

ワタシ、ホントは...ちょっと不安だったデス....。

ホントに教えてもらえるか、やっぱりココロのどこかで思ってマシタ。

でも師匠にそのこと言ったラ、ワタシ頑張ってるカラって言ってクレテすごく嬉しかったデス!

コンナに優しくしてもらっテ、家にも住ませテもらってルのにウタガウなんてあさむ...あさみ...アサマシイ..?オンナだとおもいしらされたデス....❤

やっぱりアメリアオンナのままじゃイケマセン....本で読んだ“ヤマトナデコ”ベンキョーするべきカモデスネ....❤

 

わたされるボクトー、ちょっとウデに重みを感じマス....。

カタナはアイアンデス...だからコレよりもヘビーなハズ。

ソレを自由に振れルのはすごいデス....。

しっかり振れルか分からないケド、前に教えてもらったように振りマス!

 

「フッ...ヤァ!フッ~~...ヤァ!!」

 

振るトキはブレスを出しマス。

最初は声も付けるとイイらしいデス!

振るダケでもブレスみだれテ、大変デスネ....。

 

「......」

 

アゥ....❤師匠にジッと見られてマス....❤

きっと、ワタシのスブリなんて師匠から見たらコドモのあそびに見えるハズデス....❤

あまりにヒドさに呆れてるカモ...ガッカリさせたカモデス...❤

その内、叱られちゃったりシテ....❤

 

『せっかく振らせてやってんのになんだそれ、おままごとでもやってんのか?棒が降りたいなら表で狗のクソでも木の枝で突いてるんだなアメリア女。見守るだけじゃダメか?あぁ??体に教え込まないとわかんねぇか?痛くしないと覚えない?泣かされたいの??なぁっ!!?』

 

『ヒゥ...❤い、イエス...ッ❤た、叩かれないと分からないカモ...デス❤あ、アイムストゥーピッド❤ば、バカデス....わ、ワタシアタマ悪いデス....❤ノーミソかるいオンナなのでウシやウマ...カチクみたいに叩かれないと覚えられマセン...❤ぷ、プリーズビンタミー❤❤バカオンナにイタイことしてしつけしてクダサイ...❤』

 

急にドナられて....❤

ペチペチほっぺた叩かれながら追い詰められテ....❤

わ、ワタシからオネガイさせられマス...❤

そ、ソレからケイコ以外も少しでもダメなトコロあると思いっきりビンタされて...いつもノーズブリード、ハナヂ出します...❤

ケド、ワタシバカオンナだからビンタされてもハナヂプラプラ垂らしながらニコニコスマイル浮かべてヘラヘラしマス...❤

その内、ニコニコバカオンナってヒドイ名前でバカにされテ....❤

 

「...ンディー?シンディー?」

 

「アウッ!?...ア、アー...な、ナンデスカ師匠...?きゅ、急に声掛けられたからビックリしたデス....❤」

 

「わ、悪い....いや急に形とか崩れ出したから、疲れたんだったら今日はこの辺にしとくか聞こうと思って。」

 

「ノ、ノープロブレム!まだまだ全然ダイジョーブデス!ちょっとボッーとしてテ、心配かけてゴメンナサイデスっ!」

 

師匠が心配そうにワタシのフェイスを見てきマス。

イケマセン...またゾーンアウトしてました....。

イマジネーションしてそれで師匠を心配さすなんて弟子としてあってはならぬコトデース!

とてもゴメンナサイのキモチでいっぱいデス...ソーリー....。

 

「そうか、ダメそうならいつでも言ってね。それじゃ、ちょっと素振りをまたやる前にちょっとへっぴり腰になって構えが崩れてるから直させてもらうよ。...こ、腰触るからね。」

 

そう言うと、師匠は横からワタシの腰を触りマシタ!

オ”ゥゥッ❤こ、コレ...も、もしかして....❤❤

 

『オラッッ!!ここが...崩れてんだろうがぁ...!ケツが....オラッッ!ガキみたいにケツ叩かれねぇと直んねぇのかバカ女!!あったま来た...これから小一時間オシオキだ。ケツにタトゥーみたいにモミジ付けまくってやるよ。良かったなぁ?ニッポのケツってカンジがして。お洒落でアバンギャルドじゃないか。お前に似て頭空っぽなアメリア雌の母親にも里帰りの時自慢してやれよ?親子丼。』

 

『プ、プリーズ...❤ママはカンニンしてクダサーイ...❤ワタシ、ママによく似た子なのでママにそんなの見せたら絶対うらやましくなりマース...❤絶対...絶対ニッポ行きたくなるカラぁ....❤それでヒップにニッポのオトコの人からモミジマーキングされたら絶対戻れなくなりマス...❤ハハとムスメでニッポダンジラブアメリアバカオヤコなんてサイテーすぎデース...❤』

 

コレ、ヤッべェェ....ヤバすぎデスっ❤

ママまでエイムされて、ママをメスって言われてるのに...ヒップ叩かれるのキキすぎて逆らえマセン...っ❤

それで師匠に言われたようにママをニッポに誘って、ママもワタシが言うカラついて来ちゃっテ....❤

ニッポにキョーミ持ったトコロでおシリをマーキングされたら...ニッポダイスキってスリコミされてしまいマス....❤

トリのヒナがファーストインプレッションした物をマイペアレンツって思うみたいデスネ...❤

 

ママもワタシも師匠の弟子になって、スキに指導されテ...外から来たアメリアオヤコなんて珍しくて目立ちマス...❤

その内、ママもワタシもしっかりしつけされてハハとムスメ揃ってニッポかぶれのハズカシい女にされるデス...❤

ハズカシくもなくオヤコ二人でモミジマーキングされたヒップフリまくり、アタマわるくダブルピースして『イエーイ❤メイドインアメリア❤金髪バカチチアホオンナズ参上デ~~ス❤❤ピースピース❤❤❤』『ニッポカルチャーラブでカムヒア❤アイラブビンタ❤アイラブドゲザ❤オヤコでハシタメ生活マジサイコー❤ニッポ来てヨカッタぁ~~~❤❤❤』って自己紹介させられマス....❤

パパ、ゴメンナサイ...でも師匠には逆らえないデス....❤

 

「シンディー?シンディー!?だ、大丈夫!?膝凄いガクガクしてるし、顔も凄い赤いんだけど...!?息も荒いし....やめだ、やめ!今日はこの辺にしよう!ね?ほら木刀をこちらに渡して...すっごい握りしめてる....!」

 

 

 

 

ケイコが終わって、今はイレブ...ジュウイチジ。

ホントはもっと出来たデスが、ワタシを心配した師匠が切り上げたのでこの時間デス。

ついモーソーしちゃってカラダがソーホット、師匠を心配させたデース...。

ワタシ、スタミナを考えるとまだまだ出来るのに...ワタシ未熟者デスネ....。

 

さっきのコトをハンセーしながラ、ワタシは今師匠の部屋に居マス。

手には“ザシキホウキ”というリトルブルームを右手にタタミの汚れを取っていくデス。

今は師匠はケイコの後のバスタイム。

その間に、心配させた分も弟子としてソウジ頑張るデスヨっ!

 

師匠の部屋のソウジはココに来てすぐにやってるコトなのでナレタデース!

最初師匠はやらなくてもイイって言ってクレタデスが、そうはトンヤ?がオロシマセーン!

コキョウで読んだニッポの本に“デッチボウコウ”なる言葉がありマシタ。

弟子がティーチングしてもらう人に相応しいレイギを示すことがニッポではダイジとあるデス!

 

ワタシ、弟子としてティーチングしてくれる師匠にオンガエシしたい...。

そのキモチ師匠に伝えたら、ソウジさせてクレルようになりマシタ!

ココでのソウジはとてもタノシイデス!

とくにゾーキンガケはろうかをスライドするカンジがたまりマセン!

こーいうの、“ジュウオウムジン”って言うデスネ!

 

「フー...!こんなカンジデスネ~!キレイにしたらキモチがイイデース!」

 

タタミの汚れ取って、ショージを開けて空気のいれかえデス!

ソヨカゼがほっぺたに当たってキモチがイイデスネ~。

こういうのをニッポで“ミがヒキシマルオモミ”?言うみたいデス。

フーリューデスネっ!

 

そんなカンジでキモチよくなってると、不意にマイヴィジョンの隅っこでブラックな何かがボトッと開いたショージのワクの上から落ちたのが見えたデス。

ン...ナンデショウ...?

 

「ワッツ.....?...オゥ、シット......。」

 

落ちたモノを見るとフカイなキモチでカラダが固まって、思わずダメなコトバ出ちゃいマシタ。

ソレはインセクト....虫デス。

ワタシがコキョウで見てたのとちがってブラックだけど、そのフラットなカタチと長いショッカクは見間違えるワケないデス!

見るだけでグロース...キモイーだけじゃなく、ダーティーなガイチュー。

その虫の名前は.....。

 

「コックローチ.....。」

 

コキョウでも食べモノについてヒトをビョーキにするコトもありマス。

そしてカラダがフラットなのでエブリウェア出てくるコマリモノデス!

ルァンチ....ボクジョーのヘルプをしてるトキも、ウシやブタのエサを集団で食べてパパやワタシをなやませマシタ。

ヤック!...思い出すだけでゾワゾワするデス....。

 

ファッキンコックローチはこちらがすこしフリーズしてるあいだに、タタミの方にカサカサ進んでいきマス。

そうタタミ....ワタシが師匠の為にしっかりソウジしたトコデス。

それをあつま...あつかま....あつかましく?踏んでイマス。

虫のくせに“ワガモノフェイス”デース!

 

しっかりソウジできると師匠、ホメてくれマース!

それもあってガンバってソウジしたのに、あの虫の一歩でそれもムダデス!

とにかくタイジしないと、そのまま師匠の部屋にリブインしたらサイアクなのでバスターあるのみデース!!

 

もってるザシキホウキをかまえて、逃げないようにスローリーに...それでいてちゃんと叩きマス!!

 

「....っヤァッッッ!!!ハズレタ....!?ウェイト!ストップ!!!動くなデース!!!!シンミョーにぶっつぶれろデース!!!」

 

キアイこめてホウキで叩くも、コックローチは動いてよけマス!

無駄にスピーディーでウラましいデス!

それどころかカサカサうごきまわったと思ったラ、少し飛びマシタ!

グロースッッッッ.....キモスギデスっ!!

コイツのハネの音は聞いた人をアンハッピーにシマス!サイテーデスっ!!

 

ワタシもチェイスして叩くけど、まったく当たらないデス!

そして、オシイレの所まで行くとフラットなカラダをつかって中へと入ろうとシマス!

やらせないデス!!!

 

オシイレを開けマス。

ケド....開けてもどこにも居マセン....。

見失ってしまいマシタ.....。

 

「オーマイガ....シット...ッ!!」

 

そう言うしかないデス....。

まったく、なんなんデスかアレは!?

オシイレに入ったのはさっきデス!

テレポーテーションでも出来るデスか!!?

コキョウのトキも思いマスケド、オールウェイズでおっかしいデスあの虫!!

 

そう思いながらモ、ワタシはオシイレの中をよく見マス。

ハヤク見つけ出さないとアレが住みついちゃうデス.....!

コックローチがハイドしてる部屋で師匠を寝させるなんてありえないデスから!!

 

「どこデスか....!?ハイドしてもムダデースっ!....アッ。」

 

そうやってオシイレの中をよく見ていると、奥の方にあるモノを見つけたデス。

それはワタシにとってコキョウでよく見た...読んだカンジのコミック。

ソレがたくさんつみかさなってたデス!

表紙はどれもオンナが半分ハダカだったり、リードにつながれてたりしてマス....。

コレ...ニッポのことをベンキョーするトキ使った......。

 

「コ、コレ....そう、デスよね...?間違ってないデスよね....?な、中身も...ソウです!ワタシが読んだニッポコミックデース!本場のニッポコミック.....!」

 

「なに....してるんだ?」

 

本場のニッポコミックにカンゲキしてると、バックから師匠の声が聞こえマシタ。

ふりかえるとニューヨクしたばかりでホカホカミストを纏った師匠。

その目はまっすぐワタシをゲイズ...見つめてマシタ。

 

「ア、師匠!ソウジしてたらコックローチがオシイレの中に....イヤ、ソレよりも師匠もニッポコミック読んでタデスネ!!」

 

ワタシはうれしくなって師匠にスマイルしてコミックを見せマス!

だって師匠もワタシと同じシュミだって分かったカラ....!

師匠のハウスはベンキョーなる本がたくさんありマス!

....ケド、ワタシがコキョウで読んでたニッポコミックがアリマセンデシタ...。

ワタシがライクなニッポコミックはニッポからロッパーナを通ってアメリアへとキャラバンのヒトが本をソールドしていく内にのこったアマリモノ、ソレは知ってたデス。

 

そんな“アマリモノ”の中でワタシがライクなニッポコミック。

シュミが合うヒトがすくなくともナニもおかしくないデス...。

師匠がワタシがライクなカンジのニッポコミック読んでるの見たことないデスから、ちょっぴりフィールブルー..ションボリしちゃったデス....。

 

だから!こうして師匠もワタシがライクなニッポコミック読んでたってわかって、すごくハッピーデース!

シュミが合うならもっと師匠となかよくなれるカモ...これはそのチャンスデスから!

それにワタシのまわり、ニッポコミックのコト話す相手居マセンデシタカラ!

 

「あ...あっあっ....あぁ.....。」

 

「師匠...?ドーシタデスか....??」

 

なんだか師匠が見たことないフェイスしてマス。

立ちツクス...?っていうか....。

アッ!ピジョンがビーンズガンでショットされたカンジデース!

 

「い、いやなんでもない....掃除してくれたんだ、ありがとう。...そ、そそそ、その...悪いね。そういうの見せちゃって。そりゃ押し入れじゃ場所としては良くないよね...汚れとか恐れずに土蔵に入れておけばよかったか...。」

 

「ドゾウ!?ドゾウってストレージ...ソウコのことデスよね!?だ、ダメです!そんなのもったいないデスヨ!!!」

 

「え....も、もったいない....?」

 

師匠がフシギそうに聞いてきマス。

そんな師匠にワタシはゲンキよくネックを縦に振りマス!

だってこんなすごいコレクション....ストレージに入れるなんてもったいないって言うしかないデス!

いくらニッポに来たばかりのワタシでも、それは分かりマース!

 

「イエス!もったいない以外の言葉アリマセン!ワタシもコキョウではニッポコミックでニッポカルチャーベンキョーして、コレクションもしてたニッポコミックファンデス!そのワタシから見てもコンナたくさんのニッポコミック見たことないデース!しかもどれもワタシ...ラブなカンジのコミックばかりデース!読んでいてカラダがホットになるような...とにかくすごいコレクションデス!そんなすごいコレクションをヒトから見えないトコロに置くなんてもったいないというカ...そのっ、もしヨロシければワタシも本場のニッポコミックコレクション、読みたいなナ~というカ.....。」

 

「ニッポカルチャーベンキョー...ニッポ文化の勉強...え?ちょ、ちょっと待って...。べ、勉強って...薄い本で勉強していたの..?ニッポ文化を...?え、えぇ?えー.....。」

 

「ちゃ、ちゃんとコミック以外でもベンキョーしてたデスヨ!ア、アカデミックな本とか....ホントデス!」

 

ナ、ナンデショウ....?

師匠がワタシにアンビリバボー...シンジラレナーイってカンジの目で見てきマス....。

ハジメテ見るフェイスデス....。

ンっ...なんだかその目で見られるとカラダ、ホットになりマス....。

そ、そのフェイス好きカモデスネ....❤

 

見つめあう師匠とワタシ。

師匠の目ツキにカラダホットにしてると、イキナリ外からオトコの人の声が聞こえて来たデス。

 

『てぇへんだオオヤマ様ー!!!魔物の群れが村に来てるっ!!!!』

 

魔物...モンスターが村に...!

 

その声を聞いて、師匠のアトモスフィア...フンイキが変わったデス。

今まで見たことなかったカンジのカオツキ。

どことなくコールドでそれでいてシリアスなカンジ。

ハジメテ見たデス....❤

 

「...悪い、シンディー。この話はまた後で。」

 

「ハ、ハイ....❤分かりマシタ.....❤」

 

そんな目がワタシにむけられマス....❤

こ、こわい...❤

で、でも....カッコいいカモ...デス❤

コレが“マスラオブリ”デショウか....❤

 

ワタシがカラダゾクゾクさせてると、師匠は立ち上がって部屋を出マス。

そんな師匠にレフトビハインド...おいてけぼりにされないようにワタシもあわてて立ち上がると、師匠の後につづきマシタ。




シンディーの妄想とかちょっと濃すぎかな....って一瞬思った。
けど、僕が書きてぇからよぉ....!
一緒に生活してみて、段々シンディーもマゾメス本性割れてきましたね...。
正体見たりってかんじだな!
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