明久の視点
いろいろあったが、なんとか完成した。特に化学薬品を入れられることもなかったし、それなりの出来だろう。
姫路さんを止めるのは大変だったなぁ。
「これならいい点もらえそうですね。」
なんと、今回の調理実習の出来によって家庭科の点数に加算されるらしいんだ。この前の家庭科のテストは料理系の問題がほとんどだったから僕でもいい点がとれたよ。
ただ、料理系の問題が多い分某女子生徒の点数が低くなっていることが予想されるんだけどね。
「今回の家庭科の点数は悪かったので、加算点があるのは嬉しいです。」
姫路さんがそう言った時、家庭科の先生が僕達の前に来た。
「吉井明久、姫路瑞希。100点加算。」
「やったね姫路さん。」
「はいっ。これで家庭科が107点になりました。」
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つまり、姫路さんの元の点数はまさかの1桁!?
これを機に料理を改善してほしいと思う僕だった・・・。
そして今度は雄二が現れた。
「よぉ明久、姫路。お前達は100点追加か。」
「うん。おかげで僕は263点。姫路さんは107点になったよ。」
「おい明久、お前言う順番間違ってないか?」
「何言ってるんだ雄二。今回は料理の問題ばかりだったんだよ?」
「納得。」
納得してもらえて良かったよ。
「それよりムッツリーニからの情報なんだが、俺達の学年次席と第4位がとんでもないやつらしいぞ。」
「学年次席って久保君だよね?」
「いや違う。学園都市から新しい学年次席が入ってきたんだ。それで久保は第3位だ。それにその学年次席は学園都市で7人しかいないレベル5なんだぜ。」
「ええ!?」
「そして第4位。そいつは高槻(たかつき)野洲(やす)っていうらしい。こいつはどうやらときどきFクラスに入ってくるらしいんだ。」
「そう言えばたまに教室で知らない人を見かけるけどその人かなぁ。」
しかし、あんなことが起こるとは知らなかったんだ・・・。
高校2年Fクラス教室
僕はただ、教室でのんびりしているだけだったんだ。あいつらは何者なんだ?
「「打倒、吉井明久!」」
「???」
「しらばっくれるな!」
いきなり僕に殴りかかってくる2人。僕はあんな2人知らない。
しかし、雄二は知っていた。
「なんのようだ。嫉妬か?高槻野洲。」
「えっ!?」
「別にお前は普通にしていればいいものを。・・・もう一人の方はわかるがな。」
「だまれ!」
僕が殴られる直前の出来事だった。
「明久君!?」
「アキ!?」
姫路さんと美波が現れた瞬間、あの2人は手を引っ込めていた。
「あれ?宮津君じゃないですか。」
「姫路さん、あの人知ってるの?」
「はいっ。よく話すCクラスの宮津健斗君ですよ。」
「ど〜もど〜も。」
「いやいや、さっき僕をなg・・・。」
「(頼む、だまっててくれ。)」
「・・・で、そっちは?」
「俺は高槻野洲。一応学年第4位なんだが、Aクラスの雰囲気がなかなか俺に合わなくてな。それでFクラスに来てみた。こっちの方がいやすいな。」
「わかったよ。よろしくね。」
でも、なんで殴りかかってきたんだろう?疑問を残したまま、通常の学校生活に戻るのだった。
この先、何があるかも知らずに・・・。
続く