高槻の視点
俺が吉井明久と話を終わらせて校舎に入ればもう試召戦争は終わっていた。
・・・というか興味本位で2-Dの教室を覗いたら終わっていた。
んで、その時の状況が・・・。
一方通行(アクセラレータ):総合15289点
平賀源二:DEAD
もはや訳のわからない光景だった。
まず、1-A代表、一方通行(アクセラレータ)の点数。なんだよ、総合15000点オーバーって。
これが2つ目の疑問、『なぜ代表自身が攻めて来たのか』という理由を解決する。
能力を使うには演算能力が必要。つまり学園都市にいる7人のレベル5というのは学園都市の中でかなり頭がいい7人ということだ。
こういうレベル5がこの文月学園に3人もいるらしい。
ヤバい学校だなぁ。
『あ、あの・・・ありがとう。』
『この学園都市にはスキルアウトっていう不良達がいるから気をつけるんだぞ。』
『ねぇ、それじゃあウチを文月学園の寮まで連れてってくれない?』
なぜかあの時の記憶がよみがえって来やがる・・・。
俺が恋したあの日を・・・。
平賀の視点
なんだよあの一方通行ってやつ。
代表の癖に単独で攻めて来るし、点数が常識の域を越えてるし・・・。
こうなったら、復活試召戦争をするしかないな。
説明『復活試召戦争とは、下位クラスが上位クラスに負けた時に1回だけ使えるチャンスで、1回補充試験を受けた後、戦争中以外での補充試験なし(戦争中での回復試験はあり)という条件付きで自分達と同じランクのクラス3ヶ所(ここではDクラス3ヶ所)に勝てば、設備が戦争前の状態に戻るというシステムである。』
ちなみに、戦争をした相手のクラスは負けても何もない分宣戦布告を断れないというルール付きだ。
こんな早くからこのシステムを使うとはな。でも、学園都市に移動してから初導入したシステムだ。有効活用させてもらおう。
「お前ら、復活試召戦争やるよな!元のDクラスの設備に戻りたいよな?」
「当然だぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!」
「それじゃあ明日は補充試験だ。戦争中以外でテストを受けられるのは最後だからな。ちゃんと勉強しろよ!」
さて、俺はこのことを申請しに行くとするか。
宮津の視点
自習中、僕は『研究』のことを考えていた。
僕はとある理由で学園都市の試験召喚システム研究所で新システムの開発等をやっている。
そこで聞いた内容は、『幻想の腕輪』という腕輪を作る目的について。
この腕輪、どうやら1人の生徒のためだけに作っているらしい。どういうことなんだ?
2つ目、雑談をしていたら聞いたのだが、少し変わった超能力があるという話だ。
その能力の名前は『集合能力(ギャザースキル)』。
その内容は、『自分が受けた能力をバックアップのような形でため、何らかのきっかけによってバックアップされた能力を放出する』というもの。
正直、どんな能力だかわからないが、1番気になるのは『この能力はシステムスキャンでは発見できない』ということ。
しかも、特殊過ぎて発現者は今までいないそうだ。
まぁ、いるわけないか。
続く