バカと文月学園と学園都市   作:ほーき雲

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瑞希と宮津と恋する仲間

瑞希SIDE

 

私は学園都市に引っ越して来ました。明日から学校生活が再開するのですが、せっかく休みなので、明久君と学園都市を見て回っていました。

 

「うぅ〜ん・・・。」

 

「明久君。大丈夫ですか?すごい熱ですよ。」

 

そしたら明久君が熱を出してしまいました。

 

「もう帰ろう。」

 

「はい、そうですね。」

 

そう言って、私たちは今いる建物から出ようとしたのですが・・・。

 

「雨降ってるね。僕傘持ってきてないや。姫路さんは先帰っていいよ。僕は後で雨が止んだら帰るから。」

 

「だめですよ明久君。明久君はこれで帰ってください。」

 

私は明久君に私の傘を貸しました。

 

「無理だよ。女の子に濡れて帰れなんて・・・。」

 

「それなら、私は病人に濡れて帰れなんて言えません。」

 

明久君はしばらくだまりました。

 

「・・・わかった。姫路さんも気をつけてね。」

 

明久君は先に帰って行きました。

 

 

 

 

「さて、どうしましょう?」

 

「うわっ、けっこう降ってるなぁ。」

 

私は隣の人が気になりました。

 

「・・・−67ってところかな。」

 

いろいろ怪しいんです。−67ってなんのことでしょう?

 

「・・・+70。」

 

なんと、突然雨が止みました。

 

「あの、どうなってるんですか?」

 

 

 

 

 

宮津SIDE

 

雨が降った。僕は傘を持っていなかった。僕は天候変化能力を持つレベル3の能力者だ。だから雨を止ませた。それだけなのに・・・。

 

「あの、どうなってるんですか?」

 

突然質問された。

 

「君、文月学園の生徒?」

 

「はい。」

 

「なら教えてあげるよ。これが超能力だよ。」

 

文月学園に転校予定の生徒の一部は元々文月学園だった生徒も入っている。ならば、超能力で驚くという反応は正常だろう。

 

「僕も文月学園に転校するんだ。一緒に寮まで行かない?」

 

「あっ、そうなんですか。なら一緒に行きましょうか?」

 

「行こう!」

 

 

 

 

 

 

「僕の能力は天候変化。天候を操れるんだ。レベル3だから限度はあるけど。」

 

「じゃあさっきの+70って何ですか?」

 

「あれは天候を数値化してるんだ。0が雲が完全に空をおおっているけど雨は降らないという状態。雨に近いと−。晴れに近いと+の数値になる。」

 

「あっ、着きましたよ。」

 

「それじゃあね。あと最後に名前教えてあげるよ。僕は宮津健斗っていうんだ。」

 

「私は姫路瑞希です。」

 

「それじゃあ、学校が始まったら会えるといいね。」

 

僕は姫路さんに惚れていた。同時に加古川凛に振られた時を思い出した。

 

『宮津健斗なんて人、好きなわけ無いじゃん!』

 

加古川がそう言う姿を僕は影から見ていた。

 

あんな目には会いたくない。その感情と共に、宮津健斗の2回目の恋が始まった。

 

 

 

 

「おい。・・・って宮津かよ。」

 

「なんだ、高槻か。何の用?」

 

「お前あいつに惚れてたろ。」

 

「ッ!?」

 

「図星だな。まぁいいんだ。俺も道案内したやつに惚れちまったところなんだ。というわけでお互い頑張ろうぜ。」

 

「高槻が恋なんて意外だな。」

 

「そこはほっとけ。」

 

僕と高槻は笑い合った。

 

後に、僕の恋敵の味方をするとも知らずに。

 

続く

 

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