俺と知名度と恋愛相談
突然だが、俺は有名になった。
何でも、1日で3組のカップルを作り出す実力を持つとかなんだとか・・・。
・・・身に覚えがないな。その3組のカップルに心当たりはあるが・・・。
まず、米原と網干と星川姉妹に関してはすでにほぼカップル成立状態だったし、それを米原と網干が認めただけだし。
そして、宮津と加古川の方も、助言はしたがそれしかしてないし。
なんでも、宮津は『誰かに応援してもらったりしたの?』という質問に対して俺の名前をあげたらしい。
そこは、あの代々木じゃないのか?中学時代からの相談相手じゃなかったのか?
おかげで俺は『氷結の恋愛天使』なんて呼ばれるんだけど。読み方は『アイス・キューピッド』らしい。誰がキューピッドだ。ふざけるな。
そして、現在俺は普通に歩いているだけなのに歩いている文月学園の連中に話題にされる。有名になるつもりなんてないし。
「あ・・・。」
そして、1人の女子生徒と目があった。
茶髪のショートカットだった。そして、俺はこいつを宮津経由の情報で知っている。俺以上に有名人だ。
「あ、アンタが・・・例の・・・。」
「違う。」
少なくとも認めたくはない。
「え、そうなんでしょ?そうなんじゃないの?」
「違うっつーの。」
もういい、俺はスルーすることにした。
「ねぇ、ちょっと!」
スルー。
「待ちなさいよ!」
スルー。
「待てって言ってるでしょうがぁぁーー!!!」
やっぱり来たか。
向こうは予想通り電撃を飛ばしてきた。そして俺はそれがいつか来ることを予想していたため、すぐに氷の壁を張り、電撃を防ぐ。電撃は壁に当たって消え、氷の壁は破壊される。
「・・・で、話を聞けばいいのか?元常盤台のお嬢様。」
やっぱりこいつは御坂美琴、第3位のレベル5だった。
☆
「で、なんだ。」
「あ・・・その・・・。」
だから嫌なんだよ有名になるの!こうやって絶対俺のところに来るやつがいるから!
「あれ?御坂さんじゃないですか。」
そして、もう1人出てきたし。
「さ、佐天さん!?」
どうやら佐天というらしい。
「・・・ってあー!!アイス・キューピッド!!」
・・・あれ?どうやら佐天の方は俺に相談することが目的ではないようだ。だとすると・・・。
「御坂さん、どうやったら上条さんと仲良くできるか相談ってところですか?」
「なっ!?なんでアイツとなのよ!?」
やっぱりたまたま見かけたから御坂をいじる。そんなところか。
「つまり、お前は上条当麻と仲良くしたいからでは俺に用がある訳ではないと?」
「そうよ!そんなわけないじゃない!」
まぁ。そうじゃないことはすでにわかっている。そんな程度じゃすまないということだろ?
「要するに、仲良くなるだけではなく恋人としていちゃいちゃしたいと、そういうわけか。」
「いっ!?いちゃいちゃって・・・なんでそうなるのよ!!」
「俺のところに来たから。」
「ですよね御坂さん。アイス・キューピッドのところに来た以上、恋愛相談に決まってます!」
もしかしてこの佐天っていうのは情報通だったりするのか?宮津並みだったりして。
ま、それはさておき、一応ひとつ提案はしておこうか。
「わかったよ、俺が上条当麻と話しながらチャンスをうかがうから、あとは自分でやれよ。告白とか。」
「こっ告白っ!?別にアイツなんて興味ないって・・・。」
「じゃあ、がんばれよ~。」
「話聞けーーーーっ!!!」
大丈夫だ。上条当麻といちゃいちゃしたいという心の声はちゃんと聞いたから。
☆
「ふー。今日も特売間に合った~。」
目的、上条当麻発見。
「おい、お前が上条当麻だな。」
「うわぁ、どちらさんでせうか?」
「俺?俺はお前と同じ文月学園の高槻野洲だ。」
はぁ、でもすぐこういうことするから、有名になっちゃうんだよなぁ。