明久の視点
こうなった今、クロロ酢酸入れられないようにしないと・・・。
「明久君、大丈夫ですか?かなり悩んでいましたが。」
「えっ、あ、うん。大丈夫だよ。それよりも姫路さんはこのニンニクを切ってて。僕は鍋の準備をしておくよ。」
切るだけなら大丈夫だろう。
でも、命がかかっているため、やっぱり心配である。
姫路さんの動きには気をつけないと・・・。
上条当麻の視点
ここは自炊派上条さんの出番だな。
「カミやん。野菜切るの終わったにゃー。」
「おう。」
「カミやんは料理上手いにゃー。俺は料理は舞夏任せだったから全然やってないにゃー。」
「文月学園に入って来て俺達一人暮らしになったよな。俺はインデックスがいなくなったから大分食費が安くなったよ。」
そう言えばインデックスは大丈夫なのか?
あの奨学金でインデックスの食費をまかなえる訳なさそうだしな。
「そういえば文月学園には塩と砂糖と水道水だけで生きている生徒がいるという都市伝説があったな。そんなやついないよな。」
「カミやんもその都市伝説知っているのかにゃー!?」
土御門も知ってたのかよ・・・。
佐天涙子の視点
私は佐天涙子。柵川中学校から文月学園に転校しました。
今は調理実習。同じく柵川中学校から転校した初春と一緒に料理しています。
「これをしばらく煮込むんだね?」
「はい、その状態でしばらく待っててください。」
「でも、このままじゃ暇だよね。都市伝説の話でもしようか。」
「また脱ぎ女の話ですか!?」
「違う違う。もっと身近な文月学園にまつわる都市伝説だよ。」
そう、最近文月学園内で広がった都市伝説。奨学金をもらっていながら驚きの食生活をする生徒の話。
「塩と砂糖と水道水だけで生きているってすごいよね。しかもね、これには続きがあるんだよ。」
「それだけでもすごいのに・・・。」
「なんと、その人は頭が良くてかわいい女子と一緒にいるんだとか。」
「すごい人ですね。そんな人いるんですか?」
「いそうだよね〜。」
明久の視点
「ハクション!!」(上条が都市伝説の話をした瞬間)
「明久君!大丈夫ですか!?無理しないでくださいよ。明久君が無理なら私があと全部やりますから!」
「大丈夫だよ姫路さん。くしゃみ1発しただけじゃないか。」
確かに僕は大丈夫なのだが、それよりも姫路さんがあと全部やるというのが一番ヤバいのでそっちはなんとしてでも阻止する必要があるんだ。
「ハクション!!」(佐天が都市伝説の話をした瞬間)
「やっぱり明久君は休んだ方がいいんじゃないですか!?」
「大丈夫大丈夫。これくらい大丈夫。」
姫路さんの料理よりずっと・・・。
「明久君、もっと体調に気をつけないといけませんよ。」
なんか姫路さんが急接近してきた。
「ほら、顔赤いですよ。やっぱり熱があるんじゃないですか?」
それは姫路さんが急接近してきたから・・・。
「きっと姫路さんから離れたら僕も治ると思うよ。」
「そうですか・・・。私は明久君から離れた方がいいんですか?」
「わっ!?そうじゃないんだよ。姫路さんがいた方が僕は嬉しいに決まってるじゃないか。」
「今の言葉、すごく嬉しかったです//。」
「それよりもそろそろできたんじゃないかな?姫路さんが僕のために作りたいって言ってくれたんでしょ。」
「はいっ。(いつか私が一人で明久君に作ってあげたいです。)」
続く