トレーナー試験難しすぎワロタwwwww   作:ごまだれ醤油

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待ち焦がれている方は少ないかもしれないけど確かにいることはわかったので
お待たせしました。ダイヤ回です。
3期によるモチベどん底に年明け正月の震災で心がつらくなったのでこっちを書く気が起きなかったけどやっとかけたよ。
ミラ子はミラ子でわけたらどうよ?という意見がありましたけどわける気はないです。
何故なら一緒にあることが私にとっての精神安定剤になるからです。
ダイヤ回は久しぶりなのでサトイモっとしてる感じでよろしく。
よーするに矛盾とかあったら優しく指摘してください


対話は大切

 ドーベルのどぼめじろう発覚疑惑については結果から言ってしまえば、そのままに話した。

 普通に再翻訳で検索したらそうでた、あなたとは知らなかったので驚いていると。

だってさすがに公式ともいえるこの世界で二次創作ネタであるどぼめじろうが実際に存在してなおかつ本人であるとは本気で思わないだろう。

 

 それならメジロ家にメジロにされるとかサトノ家にサトノにされるとかネットとかで言われてるだろうし、キタちゃんの家は極道だとかになっているはずだがそうではない。

 そんなことはともかく、結果的に見れば自分から創作しているのをバラしてしまったドーベルは大いに慌てたが、たまたま奇跡的に俺がフォローしている形で少女漫画は読まないけれど絵柄はすごい好きであることを伝えたところ、ありがとうの文字が返信されたのでこの件については丸く収まった。

 

 それよりも向き合わなければならない問題がある。

 

 

 

 俺はダイヤをいずれ裏切ってしまうのではないかと恐れていることがダイヤにばれてしまったことだ。

 

 

 

 いざという時自分は大切な人を見捨てて逃げるのではないか、という心配は時々する。とはいってもほとんどが一過性のもので以前サトノの叔父様がいっていた「頭に嫌なことがよぎる」というものだ。

 それがよく起きるようになって大きな心配となったのはアルバイトの件を受けてからだと思う。あの件から俺はなんというか、ダイヤの練習というかダイヤを見ることに過敏になっている気がする。……というかおそらく実際なっている。

 ダイヤが大きくなっていくことに成長以上の何かを思ったり、与えられる側から与える側へと変わっていくのだろうかと、少しずつ変化していく、ただそれだけの意味では済まないような何かしらの感情に襲われたりといろいろと過敏になっている。

 それが裏切ってしまうのかもしれないというものなのだが……以前ダイヤやキタサンを見ていたりダイヤの家でトレーナーさんにいろいろと確認しながらダイヤの走りを見ていたころはなかった。

 他人の不幸や過ちは自分の犯すかもしれないと見てはいるが……ここまでとは。どうしてなんだろうなぁ。

 

 

 

 

 とりあえずこのままではダイヤの心への影響がよくないだろう。おそらく。多分。

 となると俺がすべきことは早急な話し合いだが次の休みにするかな……明日じゃん。いや明日ってのは……せめて次の週に、と考えたがダイヤに心配をかけて怪我の確率が上がった状態でトレーニングをすることになるかもしれん。それはよくない。

 やるしかないか。LANEを開いてダイヤに今かまわないかの確認を取る。……帰ってきた。問題ないようだ。

 

「(さっき送ってきた件だけど明日話せないか?)」

 

 あー、緊張する。冷や汗のようなものが出てくる。どんな返事が返ってくるのか怖い。明日の予定聞いてるだけなのにな。

 

「(明日ですか?予定はありませんが紅葉さんはそれでいいんですか?)」

 

 普通の返事だ。少し安心するけど、やり取り自体が怖い。「正直なところ来週とかにしたい」と打ってしまってすぐに消す。駄目だ駄目だ。明日じゃなきゃ。

 

「(問題ない。ダイヤが嫌な思いを抱えたまま練習はだめだ。怪我なんて絶対だめだ)」

 

「(紅葉さん、落ち着いてください)」

 

 いや、俺は冷静……

 

「(落ち着いてる)」

 

 ……なの、

 

「(か?)」

 

「(慌ててるように見えます)」

 

 ……

 

「(そうか、ごめん。でも明日は絶対だ)」

 

 少しだけ時間が空いてわかりましたと帰ってきた返事に時間をすり合わせて会うことにした。

 

 

 

 

 

 

 次の日、トレセン学園近くで待ち合わせた朝ごろにダイヤと合流した。

 

「おはようダイヤ。」

 

「おはようございます紅葉さん」

 

 昨日のLANEを朝起きてみてみたが明らかに俺はおかしかった。ダイヤに余計な心配をさせてしまっただろうという俺の考えは当たっていた。いつもダイヤは笑顔で挨拶してくれるがそれがない。

 能力なんて使わなくてもわかる。

 不調だ。

 俺と彼女の間がどうも遠く、いつもより静寂に包まれているように感じる。

 

「……どこで話すか決めてなかったな」

 

 しまった。とりあえず会って話をしなければという思いが先行しすぎて肝心の話をする場所を指定してなかった。はぁ、とため息をついて左手で首を多く擦る。

 

「はい。ですからもうすぐサトノ家の車が来ます。おうちのお部屋でお話ししましょう」

 

「ごめん。……あぁ、いや」

 

 違う。こんなことが言いたいんじゃない。ダイヤを不安にさせるばかりだ。

 あたまを傾けて目をそらして何かこう、話そうと思った。

 

「ダイヤ、何か話さないか。俺は正直冷静じゃない。なんでもいいから話をして少しでも落ち着いてダイヤとすれ違うことなく話がしたい」

 

「……そうですね。ダイヤもそうしたいです。喧嘩、とは違いますけどそんな風になるのは嫌ですから」

 

 車が来るまでとりとめのない話をすることにした。

 ……最近話したことと言えばなんだったかな。なんでもいいから話題作りになりそうなものを求めてダイヤを見る。いつものダイヤの私服だ。……そうだ。

 

「ダイヤ、今日もその服なんだな。安心するよ。ありがとう」

 

 この前彼女に言った緑色のカラーが俺を落ち着かせてくれる。似合っているし。

 

「……はいっ。紅葉さんもダイヤが選んだお洋服でうれしいです」

 

 いつもの人がいつもの格好をしていると安心する。でも安心させなきゃいけないのは目の前の子供で、だから言葉にして伝えなくては。これからも一緒にいることを。

 

「正直、迷ったんだ。ダイヤを心配させてるのに着て行っていいのかって。今考えるとよくわからない理屈だけどさ。やっぱりダイヤとは俺、なんていうか離れたくないなぁっていうか終わりには絶対したくないなぁって。これからも仲良くいたいなぁって。そう思ってこれ、着てきた」

 

「……ダイヤも同じです!紅葉さんと離れたくありません!」

 

「よかった。気持ちは一緒だ。ごめんな不安にさせて。どうしてあんな風に思ってるのかはこれからたくさん話すよ。うまく話せるかわからないけれど」

 

「……はいっ!いっぱいお話ししましょうねっ」

 

 そういったダイヤの目はどこかうるんでいて、すこし涙がこぼれた。それをみて急いで近づいて、ハンカチを取り出してダイヤの目に当たらないように優しくぽんぽんと涙を拭いて、改めて謝罪したところで車が来た。 

 運転手さんはちょっと懐疑的に俺たちを見ていたけれど黙っていてくれた。

 

「心配かけちゃって泣かせちゃってごめんよダイヤ。何度も言うけれどダイヤとはこれからもちゃんと一緒にいたいから。話をさせてくれ」

 

「そうです!いろいろと……とにかくすごい心配だったんですからっ。キタちゃんも私のことずっと気にした様子で……心配かけちゃって」

 

「キタサンにもかけちゃったか。埋め合わせしないとな。ダイヤはなにかしてほしいことあるかい?」

 

「でしたら、ダイヤのお洋服選びにお付き合いしてください。お母さまが言ってました。女の子の服選びは男の人にとっては必ず受ける修行みたいなものだって。付き合っていただきますからね!」

 

「そうだなぁ。女の子の服選びは男とは違ってだいぶ時間がかかるっていうし、俺が全面的に悪いからちゃんと付き合うよ」

 

 一応沈み切った雰囲気からは脱することができた。サトノの家に着くまでに俺はダイヤがどんな服に今興味があるかとかを聞いてスマホでそれを見せてもらった。

 ダイヤが見せてくれた洋服はお嬢様というだけあって高価なもので、あまり一般市民が通う服屋にはないデザインのものが多かった。

 逆に俺がメジロマックイーンが取材で言っていたように季節に左右されないクラシカルな洋服とかはどうだろうか、と提案して一生懸命検索とかしてみたがどうも服は決まらず……やっぱり一緒に洋服店へいって試着してみてほしいという形に落ち着いた。

 きっと当日まだかなぁなんて思いながら待つことになるんだろうなと思ったけれど、きっとそれが良い形なんだろうと思いたい。

 

 

 

 

 サトノの家に着いてメイドさんが用意してくれた適当な部屋に案内されてダイヤと向かい合う形でソファに座る。ソファの心地よさが話がしやすいような空気を作ってくれるかのような感じがした。

 

「さて……改めて話をするわけだが、今回話の中心を確認するぞ。まぁ俺が原因なんだけど」

 

 原因が俺なのでどうも顔をそらして答えてしまう。

 

「いいえ、ダイヤにもきっと責任があります」

 

 半面ダイヤは俺のほうをきちんと見て答える。もうこの時点で差が出てる。つらい。

 

「なんでだよ。ないから」

 

「あります」

 

「頑固者」

 

「紅葉さんに似ました」

 

 このやり取り前にやったな。ちょっと、ぎこちなかった感じから元に戻った。改めてそう感じる。

 

「まぁいいや。とにかく問題は「何故俺がダイヤをいつか裏切るのではないかという恐怖に見舞われているか」みたいな感じか」

 

 俺はとにかく自分の推測としてサトノの叔父様からアルバイトの件を受けてからダイヤについていろいろと機敏になっていたということ、成長した際にただ大きくなっただけではなく変わっていくことで何かしらの感情に襲われていたことを話す。そしてその感情の終着点が自分がダイヤを裏切ってしまうのではないかということを。

 

「うぅんん……紅葉さんはダイヤが大きくなって変わっていくことは嫌ですか?」

 

「まさか。ダイヤが大きくなって立派になっていくことを祝えないわけがない。大きくなった姿を見て体が成長しただけだっていうのに泣きそうになったくらいさ。むしろ祝えなくなったら俺は人間じゃないよ」

 

 ダイヤが眉をひそめた。……いまの言葉に何かあったか?

 

「あ、ごめんなさい。こちらで考えることがありまして……。紅葉さんが失礼を働いたというわけではないので。大丈夫です」

 

「そ、そうか。信じるぞ。……ダイヤと一緒にいることは間違いなく楽しかったし楽しい。勉強したことだって面倒なことは正直あったが後悔はしていない。勝ち馬当てるのだって結構楽しかったしわかることが増えるのはうれしかったからな。俺はダイヤが大きくなってトレセン学園に入っ……て……」

 

 ……

 

 …………

 

「紅葉さん?」

 

「ちょっとわかったかもしれない。ダイヤはさ、家にGⅠのトロフィーをささげようとずっと幼少のころから努力して、支えてもらってきたよな?」

 

 ダイヤはその言葉に頷く。

 

「そして同時にGⅠに挑もうとして挑めずにターフを去ってしまった、GⅠに挑んだが勝つこと以前に……うまく戦うことすら敵わなかったサトノのウマ娘も見てきたよな」

 

 ダイヤにとってはつらい記憶だろうけれど……申し訳ない気持を抱きながらも確認を取る。すまない。

 

「そしてダイヤはそれに挑もうとしている。ダイヤの肩にはそんな多くの想いがのせられている。小さな12年しか生きていないその肩に。……そんな重荷をダイヤは背負っていてすごいな、と思うと同時に子供がそんな重荷を背負っていいのだろうかと思ってしまっている」

 

「もちろん、ダイヤの家の事情だ。文句を言うのはちょっと違うしダイヤもそれを望んでいる。俺はそんなダイヤの友達でいたいと、味方でいるといった。あの言葉に嘘はない。今だってそうだ。泣き出して逃げ出したとしてもダイヤは頑張ったって絶対言ってやる。たとえ声が震えて顔が涙にまみれてもだ」

 

 全く、何でこんなことだけははっきり言えるのに裏切るのが怖いなんて思っているんだろうか。ちぐはぐな自分に呆れる。

 

「そしてアルバイトの件を受けて、大きくなったダイヤを見てその時が近づいたと理解した。卒業祝いのプライズをダイヤからもらった時、やがてダイヤは与えられる側から与える側に立つと理解した。卒業式のダイヤに何度も言った「大きくなった」は挑む側に立つのだと理解した故の発言だった」

 

 そう理解したらもう止まらなかった。このままでいいのか。今のままで本当にいいのか。ダイヤは一族の想いを背負っている。

 

「そんな大きなものを背負って挑むダイヤに俺は何かができるのか?サトノの叔父様にさえ視野が狭いと言われたのに?できなくてもダイヤを大切な人として大切にできるのか?」

 

 何もできなかった、しなかった結果、耐え切れず……

 

「もしかしたら……ダイヤを置いて逃げてしまうんじゃないか?」

 

 その結論にたどり着いたんだ。

 

「4年間の努力が無駄になったことがあった。向いていないことが原因だった。俺は受け入れて諦めた。自分がクソ雑魚の弱い人間であると確信した。そんな人間がダイヤを本当に大切にできるか?裏切るんじゃないか?こうやって話している今だって逃げるために話しているんじゃないか?俺はダイヤを……本当に大切にできるのか?だからずっと裏切って逃げるんじゃないかと考えていたんだ……」

 

 こんなことを言っているが結局は自分の決めたルールに従えるのかどうかに固着している。

 出来なかったら駄目なんだと自分で自分を縛って、そのルールを破るのを恐れている。他人のためじゃない。

 

 それを他人のためのように語っている。

 

 卑怯だ。

 

「俺は、俺は卑怯だ。ダイヤが大きなものを頑張って背負っているのに俺がこんな、こんなに弱くて自分のことばかりで悩んで挙句の果てにダイヤを泣かせやがった。俺は何よりも卑怯で醜くて弱い人間だったんだ……すまない……」

 

 ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――違います」

 

 

 綺麗で透き通っていて、芯が通った凛々しくも美しい声が聞こえた。

 

 

「絶対に違います。紅葉さんは卑怯者でも、醜くて弱い人間でもありません」

 

 俺の言葉を否定する。断言する答えだった。

 

「今の話の中で何回ダイヤの名前を呼びましたか?」

 

 言い訳の回数なんてわかるわけもない。

 

「……わからない」

 

「そうです。わからないくらい、ダイヤの名前を呼んでくれました。裏切って逃げるのではないかと常日頃から恐怖におびえるまでにダイヤのことを考えてくれました」

 

 それはちがうよ。

 

「俺は自分のことばかりでしか考えていない。ダイヤの苦しみや背負っているものの重さを置いて自分のことばかりなんだ」

 

「自分のことしか考えられないならそこにダイヤは存在しないはずです。それならば、紅葉さんはダイヤのことを……自惚れかもしれませんが、自分のように考えてくださっているんです」

 

 ……

 

「そんな……都合のいいこと……」

 

「都合がいい、悪いなんかじゃありません。ダイヤから言わせてしまえば紅葉さんはダイヤを大切に思ってくださってます。絶対に。それとも、ダイヤが信じられませんか?あなたがそこまでこだわってずっと考え続けてくれた、サトノダイヤモンドの言葉が」

 

 ――――

 

 反論、できるわけがない。

 

 

 

 サトノダイヤモンドの。

 

 心からの言葉だと。

 

 金剛石の輝きを持った言葉だとわかったから。

 

 

 

「……ずるい言い方をする」

 

「紅葉さんに似ました」

 

 似てるもんか。そんな輝きを持てるものを、俺は持ってない。

 

「そうかな……ほんとにダイヤを大切に思えてるかな」

 

「はい。間違いなく。だってダイヤを見てくれていた眼はとても優しかったんですから」

 

 そうかなぁ……

 

「自信が、ないよ……」

 

「ダイヤが保証します」

 

 だから自信ないって。

 

「……そう、いわれても、な」

 

「あなたが想い続けてくれたサトノダイヤモンドの言葉が信じられませんか」

 

 ずるい言葉だ。

 

「……そういわれたら何も言えないんだって。……12歳の言葉じゃない。大きくなりすぎだ」

 

「まだ大きくないです。でも確実なことはあります。――紅葉さんがダイヤを大切にしてくれたからこう言えるんですよ」

 

 だからずるいんだって。

 

「……大人みたいなこと言っちゃって」

 

 でも。

 

 その言葉がどうしようもなくうれしかった。

 

「ありがとう。ダイヤ」

 

「難しく、考えすぎてたのかなぁ……」

 

「そうですよ。以前言ってくださったように、ダイヤの味方でいてくれるだけで本当はそれでいいんですから」

 

「そう、だよな。友達ってそういうのでいいんだよな……。まぁ俺の場合はいろいろとやることあるけど」

 

「お辛くなったら言ってくださいね。ダイヤが紅葉さんと一緒にいられるようにお父様やお母様に相談しますから」

 

 それはちょっと自分が子供すぎる気がして、眉間にしわが寄って顔が引きつった表情を浮かべた。

 それを見たダイヤが顔を膨らませた。

 

「むっ。なんですかー?そのお顔は?」

 

 キタサンにするようないたずらっぽい声色。問題が解決したことを表すかのように出たその声色はいつもなら苦手に感じるのだがこの時はちょっと心地よかった。というか中学生なりたてにこんな風に言われるとは思わなんだ。

 そう考えているとダイヤが立ち上がってこちらのソファの、俺の側に座って俺の顔を覗き込むような体勢になった。

 近づいてくる顔に反射的に下がるがダイヤはそれなりにこちらに迫ってくる。

 

「ダイヤはたくさん悩みましたのにそんな顔をされるんですかー?ちょっと怒りましたよっ」

 

「だってなぁ……。さすがにそれは子供すぎるというか。わがまますぎるというか」

 

「ダイヤのせいでもありますけど紅葉さんだって悪いんですから!それにダイヤと一緒にいたいといったのは違ったんですか……?」

 

 少し不安そうな顔をするダイヤ。すぐに否定する。

 

「いや、違わないよ。ダイヤとこれからも仲良くしたいって!」

 

「……えへへ。ならよかったです。じゃあ、いいですよね?」

 

「……我が儘が上手くなったなぁ。っていつものことか」

 

「素直なところがいいって昔言ってくれましたから!」

 

「そうだね。素直なダイヤは元気でいいね」

 

 棒読みで言ったのにむふーっとした顔を浮かべるダイヤ。ほんと綺麗な顔してるからかわいいったらありゃしない。

 でもそろそろ距離感を覚えてほしい気もする。中学生だし。寂しいけれど。

 

 なんて思っているとダイヤが俺の顔を両手で包んできた。さすがに驚いて飛びのく。

 

「あれ?お母さまがダイヤにたまにしてくれるんですけど……。こうすると安心するというかもっとちゃんとお話しできるんだなぁというか」

 

「それはうれしいけれど歳を考えろ歳を」

 

「ダイヤはまだおばさんじゃありません!」

 

「中学生になったことを自覚しろってことだ」

 

 何を言っているのかわからなくて、こてんと首をかじげるダイヤ。ほんとこの子は何やっても綺麗だな。

 大切な友人とはいえ純粋に綺麗なものに心が動かないほど心は死んではいないんだぞ。

 ダイヤのことを異性として見てるのかと考えると気持ち悪くなって嫌になるけど。いくら魅力的とは言え中学生をさすがにそうは見たくはない。

 

「そろそろお前も男子との距離とか気になってくるから。そういうところを考えろってこと。男子だって逆に考えてくるぞ」

 

「えっとトレセン学園は女子しかいませんよ?大人の男性の方にはいろんな場面でかかわってきましたし……。ダイヤが接する年の近い男性は紅葉さんくらいです。紅葉さんなら大丈夫ですからね!」

 

「その自信みたいなのはどこから来るんだ?」

 

「紅葉さんがダイヤを大切にしてくれないはずがありません!」

 

「根拠は?」

 

「今さっきの出来事です!紅葉さんは……ダイヤを、大切にしてくれますから」

 

 嬉しそうに優しそうにに顔を緩ませて言うダイヤ。……ダイヤからの確かな信頼を感じる。

 ……応えないとな。

 

「そうか」

 

 なんて思いとは反してそっけない返しになる。

 仕方ないだろう。

 なんて返せばいいかわからないんだから。

 




Q.今回のことを一言でまとめると?

A.クソ真面目による考えすぎ。ダイヤパパの言ってた通り少しのズレすら許さないゆえの嘆き。人間そんなに完璧でいられるわけねーだろ。

こっちも最後の締め方雑でごめんよ。思いつかなかった。
これにてなぞのしっとり感は除湿!謎のストレス展開終わり!ふつーに日常書きつつゆるりと進めていくぞー。

それにしても絶対賛否両論あるよなこれ。でも我弱い人間による必死に頑張ろうとする姿書きたいマンだからこうなってしまった。プロットがない結果がこれだよ。
こう考えるとほんとアルダンの時は無理やり通したな。キャラ設定ブレとるわ。みんなはこんなことしちゃだめだよ!
いや、二次創作ならいいか……?緩く書けるくらいが二次創作のいいところだからいいのか……?いやよくないわ。極論二次創作として面白ければ許されそうだけどないわ。
どうでもいいけどサブタイトル普通にサトノダイヤモンドルートその1とかにしようかな……
考えるのだるくなっちゃって……
次のダイヤ回からミラッともとい、ちょっとサトイモっとしてくるかもしれない。
というわけで次回は書き方としては実験回です。その際はよろしくお願いします。

カップ麺待ち時間くらいの暇つぶしにはなった?

  • なったよ
  • ならなかった
  • うおおお!おれも書くぜぇ!
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