トレーナー試験難しすぎワロタwwwww   作:ごまだれ醤油

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今年年明けから嫌なこと起きすぎて初詣の時になんとかしてってお参りしたんだけどその次の日にまた事件とか起きてたよ。
というわけでこんな嫌なことばっかり起きてるのでギャグを突っ走ってるミラ子をまた投稿。
心の癒しになるといいな。
正月を素直にエンジョイできてない上に俺はいつになったらダイヤを投稿できるんだ……。
もうダイヤもこんな感じで書いちゃおうかな。エタるよりいいかもしれん。
※今回株価が下がるか下がらないかの説明もどきの部分がありますが調べたけどよくわからなかったのでご都合主義でお願いします。
※フランス語の訳し方とか聞き取り部分をカタカナで表記しているのがありますがgoogle先生を参考にさせていただいています。若干おかしな点というかご都合な点はあると思いますがどうかご了承ください。
※作中でフランスはイギリス、ドイツと仲が悪いと表記していますが裏付けるほどのものを見つけられなかったのでフィクションとしてお楽しみください。



というわけでお約束
・矛盾があってもきにしない
・ミラっとした感じで見ること
・やっぱりご都合主義
・おかしいところは優しく指摘して


※おまけの幼馴染ミラ子ルート ミラ子短編集5

・これまでの炎上ミラ子

 

 

 

 ヒシミラクル本人はあまり自覚はないが本人の意思に関係なく炎上し続けてきた。

 例えば日本ダービー。

 18番人気からの奇跡の逆転劇。事前インタビューをほっぽりだし18番人気となった彼女だがいったいどんな手を使って、どんな想いをもってタニノギムレットやシンボリクリスエスを差し置いて日本ダービー優勝という栄誉を勝ち取ったのか。知りたいと思うのは当然のことだった。だが。

 

「えっえっぇつ???いや間違えて出走登録だしちゃったから……普通に練習して勝ちました……」

 

 間違えて出走登録を提出して出て走ったら勝てた。そのときレースを見ていた全員の思考が一時的に停止したはずだ。そしてそのあとはふざけるなという怒りなど、人それぞれの感情が内から湧いて出た。だがこれだけでは終わらず……

 

「えーっと……名義だけ貸してもらってるからトレーナーさんいないです。えと……幼馴染と考えた練習やって頑張ったらなんか勝ってました」

 

 なんとトレーナーの教導無しで勝ったというではないか。ただでさえふざけた話だというのに意味が分からなくなった。

 トレセン学園としては非常にまずい事態となった。

 

 

 トレーナーの人手不足として暗黙の了解として見逃している名義貸しトレーナーの存在。

 

 

 名義貸しのトレーナーとはトゥインクル・シリーズを走るためのレース登録をするがほかは一切なにもしないという存在。大人の都合である人手不足を生徒に押し付け、自分たちはそれで金をもらうという違法取引じみた行為だ。

 それをせざるを得なかった生徒が堂々とインタビューで「トレーナーが何も教えてくれないのでトレーナーでも学園関係者でも何でもない人に教えを請うて日本ダービーという最高格のレースで勝ちました」といったのだ。問題にならないはずがなかった。

 いくら見逃しているとはいえ怪我をしたとしても責任を生徒に押し付けるほぼ黒に近いグレーな行為であることであることは明白。学園が黙認していることもあり解雇こそされなかったが名義貸しトレーナーとの契約は解除になった。

 

 それはそれとしてヒシミラクル自体を守らなければならなかった。

 当然である。彼女はトレセン学園の生徒であり庇護対象である子供なのだ。ここで彼女が誹謗中傷なり暴力行為なり受けてしまえばトレセン学園という超大型教育機関の信用問題となる。

 レース登録等の契約については理事長秘書のたづながバックにつくという形で再契約した。

 

 まぁ、それはそれとしてネット上ではウィナーズサークルでの発言で本人自身とトレセン学園は炎上した。

 

 

 

 ちなみに新しいトレーナーと契約しなかったのかということについては……まぁとにかくヒシミラクルという爆弾を引きたくないトレーナーがほとんどであり、これ以上担当を増やしたくないトレーナーがいたりとしたのでなんか見つからなかった。

 まぁとにかくようするに全部大人が悪かった。

 ついでに一般人で何とかなってるんだからええやんとか静観するやつらもいた。

 一応言っておくが理事長は空いている人材に頼んで自主トレをなるべく見守ってもらうように頼んでいたぞ!それしかできなかったけど。

 そして彼女自身は良い子であり性格に問題のない普通の生徒であることを世間に知ってもらうため色々と根回しもした。

 

 

 まぁその前に発覚したヒシミラクルを教導していた一般人が彼女と同い年の存在であることは食堂で話題になり、まわりまわってマスコミに引っこ抜かれたので炎上した。

 ついでに心折られた生徒の何人かがやばいことになった。

 

 

 

 

 次に炎上したのは菊花賞。

 ヒシミラクルは今度は普通に出走登録を出して優勝した。これまた勝利後インタビューが問題だった。

 

「えーっと……前言った幼馴染がステイヤーだから菊花賞とか春天とか取れる素質あるから出てほしいって言われたから……普通に幼馴染が言った基礎トレ積んで出ました。さっきLANEで今年は怪我するからもう走ったらだめって言われたので、次は春天行って勝ちます」

 

 これまた幼馴染の存在の異質さが出てきた。日本ダービーを勝った彼女の主戦場は長距離というステイヤーでありこれまた基礎トレで勝ったというではないか。

 さらには怪我の予兆まで見抜き今年はもう走らないとのこと。クラシックの2冠ウマ娘が年末のグランプリにでないという事態に発展。トレセン学園のトレーナーの存在意義が前回よりも大きく揺らぎ炎上した。

 トレセン学園側の都合が原因でその一般人についてマスコミが調べていることは既に学園側も掴んでいた。これでその幼馴染の身になにかあればこれまたトレセン学園の身から出た錆が原因なので信用問題。大問題。

 幸運にもヒシミラクルからその名前を聞き出すことに成功し、調査。監視という名の保護をすることとなった。

 

 

 まぁその前に学食でヒシミラクルが体重オーバーで出走しながらクラシック最強のウマ娘となり、それをとあるトレーナーが多くの人がいる食堂で刑務官が囚人に激しく尋問するかの如く怒鳴り散らし聞き出したこと、体重オーバーでも勝てるようにトレーニングを一般人が積ませたことなども含めて学園中に広がり、まわりまわってマスコミに再び引っこ抜かれて炎上した。ヒシミラクルもそんな状態で出たことによりレースなめてんのかと一部で炎上した。

 ついでに心折られたトレーナーが数名辞表を提出したが何人かは理事長が食い止めた。数名は去った。人材不足が加速した。

 

 理事長らURA職員らがこれまた根回ししてヒシミラクルが無害であるアピールをした。

 

 

 

 

 

 次に炎上したのは天皇賞春。

 

「えっ?えーっと……よかったなぁって思います。幼馴染の言う通りにして勝てたので」

 

「えっと……まだ決まってないです。億ション分も稼げたし……あ、でもこれから生きていく分の貯金は必要ですよねー……幼馴染と話して決めますね」

 

 もう完全に幼馴染の手柄だった。というか本人の走る目的がこう、崇高なものというか最強を目指すとかではなく、いい暮らししたいという素朴な目的であったことが判明した上にトレーナーの存在など眼中になかった。

 幼馴染が彼女にとっての全てであるかのように断言していた。

 そしてこれでGⅠ3勝してしまった。というか当に気づいていたものもいたがこの時点で今更ながら気づいたものもいた。

 

 

 こいつ負けてねぇ……!!(7戦7勝)

 

 

 無敗のGⅠ3勝ウマ娘が誕生していた。しかもトレーナーの手柄ではなかった。一般人で同年代の高校生の幼馴染の手柄だった。

 URAは全く無関係の人間に負わすことのできない責任を押し付けた挙句何もしていない無能集団の烙印を押された。間違ってないけど。

 

 そういうこったでその日のうちにネットは炎上していた。

 

 最初は一過性のネタだった。4勝していたこともありファンはそこそこいた程度だった。それに形だけのファンが付いた。

 次はその一過性のネタに油が大量に投下されさらに燃え上がった。形だけのファンがそうでもなくなったりしてファンは増えた。

 そして今回。無敗のGⅠ3勝ウマ娘が誕生し、走った理由も理由で燃えろよ燃えろの如く燃え上っていた。すでにファンはめっちゃ定着した。

 URAとして我慢の限界を迎えていた……。

 

 

 

 と、いうところで理事長とメジロ家が何とかしたので何とかなった!

 

 

 

 なんかいろいろあった結果なんとかいろいろとごまかしたいのでURAはヒールをミラ子に任せた!

 ヒシミラクルはいい意味で炎上した!

 やったぜ!ごまかしたぜ!と思ったが炎上で有名になったヒシミラクルを前々から狙っていた企業からコラボ案件とか来ちゃったし、やっぱり改革は多少必要とのことでちょっと悪いところは断罪された。懲戒解雇!サヨナラ!

 

 

 そしてある日!ヒシミラクルに凱旋門制覇の可能性が浮上した!

 

 

 なんなんだよもぉ~~!!!!

 

 

 もうそんな感じだった!お前は一体何なんだよ!!!制覇しろください!

 ということで適性を図ったらバリバリあって、プロジェクトのこともあってレッツゴーフランス!

 

 

 結果フォワ賞で炎上!まただよ。

 

 

 でも日本ではお祭り騒ぎだった!

 宝塚記念後に決まったというのにフォワ賞で余裕の1着。

 ネット上では、エルコンドルパサー以来の期待の星でありこれワンチャンいけんじゃね?ミラクル起こしまくってるし行けるんじゃね?さすが俺たちのヒシミラクルだぜ!!!という空気が漂っていた!

 というかGⅠ4勝無敗でヒールやったこと、コラ画像が流行ったこととかいろいろあって超人気になっていた!

 KON〇MIやす〇しざんまいの株価も上がっていたし売り上げも上がっていたこともあって、す〇ざんまいは回らないすし屋前代未聞の値下げセールまで行ったくらいだ!

 

 

 そして凱旋門賞前の生インタビュー!

 

 

 ふつーのウマ娘から出たふつーなりの真摯な言葉は民草の心をつかんだ!

 みんなヒシミラクルにかけた!夢をかなえてくれと願った!想いを乗せて祈った!

 

 

 そして奇跡は果たされた。

 

 

 人々は流した!歓喜の涙を!

 人々は叫んだ!ヒシミラクルの名前を!

 人々は歓喜した!長年の悲願が果たされたことを!

 トレセン学園はお祭り騒ぎになっていた!詰められたと思いきやそれを突き放しぶっちぎりの5バ身差くらいの勝利!

 アル〇ゲドンの作戦成功の名シーンみたいになっていた!

 

 そしてトロフィーを見た時やっぱりネット上とかトレセン学園とか日本中、世界中のそれなりの割合の人達は思った!

 

 

 

 ――あれ凱旋門にウマ娘人形のっけただけなんじゃ……

 

 

 

 そしてミラ子、発言!

 

「この凱旋門のお土産にウマ娘の人形のっけただけのやつの感想ですよね?」

 

 瞬間!脳内をよぎる二つの言葉!

 

 ――それな

 ――あっ

 

「ち、ちがっ!ちゃうちゃう!幼馴染が!そう言ってて!!私がこのセンスのないクソダサトロフィーとって持ってる姿が見たいって言ったから凱旋門賞来ただけで!!!」

 

 えっ、マジ?そんな理由で凱旋門いったの?

 

「プロジェクトの人だってフランス観光ついででいいから出てほしいって言ってたんです!いつか制覇するために!!」

 

 ガチで観光目的だったの?

 

「トレーナー試験受けても無理な偏差値60の幼馴染が見たいって言ったから!!!私頑張って!!!」

 

 偏差値60なんだ……

 

 そんなこんなで大炎上。

 

 こんなんだけどぶっちゃけ日本としては半世紀に及ぶ悲願の凱旋門賞は勝ったしヒシミラクルが炎上するのは日常茶飯事だったので海外というかフランスに対してごめんなさいしてくれればそれでよかった。

 というか今までフランスからしたら日本なんて眼中になかったので目を向けてくれるだけありがたく思っていた。それ以上に経済効果がやべーのだ。主にヒシミラクルやURAに責任はとらせるが。

 ネット上ではいわずもがなお祭り状態!

 トレセン学園では、やばくね?と思いながらも、またヒシミラクルかぁ……という意見だった!だがルドルフとエアグルーヴはぶちぎれておりブライアンは大爆笑していた。

 す〇ざんまい株主たちはゴールした瞬間に買いまくっていたし、現実でも某牛丼チェーン店の上層部のだれかがやべー発言をしてもあまり株価が下がらなかったケース曰く株主優待がしっかりしているとかなんとかで……

 とにかくまぁこの世界でのす〇ざんまいでは株主優待とかそこらへんしっかりしていた。ので、株価は下がっていない!セーフ!

 さらにはミラ子がゴールした時点で「ほぼ全品100円セール」という前代未聞のセールを告知していたため株価はガン上がりしていたので売りたくない人がいた。というわけでセーフ!

 というかヒシミラクル自体いい意味での一般人系炎上芸人として愛されているのでセーフ!

 運命を乗り越えて夢を作ったウマ娘は格が違った!

 

 それはそれとして謝らないと一応まずいと思うので謝りましょう。そういうお話!

 

 

 

 

 

・謝罪会見ミラ子

 

 

 

 後日!

 

 謝罪会見!舞台はロンシャン!

 凱旋門優勝会見は謝罪会見兼凱旋門優勝会見となってしまっていた!

 もうアレだった!背景では夏休みが終わっちゃったロ〇サスのBGMが流れている雰囲気だった!

 

 ヒシミラクルは死刑囚みたいな顔をしていた!真っ青だった!

 実は凱旋門時に応援に来ていた理事長!やばかった!

 プロジェクト責任者として佐岳メイ!観光目的でOKなんて言っちゃったのでこっちもやばかった!

 メジロ家トレーナー!トレーナーとしては責任もあるのでこっちもやばい!

 そして我らが紅葉君!さすがに責任を感じたので被り物とボイスチェンジャーを使っての参戦!関係なくはないけどガチの一般人なので違う意味でやばい!

 

 

 謝罪会見開始ー!

 

 

「この度はお忙しい中、ヒシミラクルの謝罪会見兼凱旋門優勝会見にお集まりいただきありがとうございます」

 

 なお話す側は日本語で話して通訳は勝手にやってくれるぞ!生放送だ!

 

「この会見は、凱旋門賞ウマ娘ヒシミラクル、日本ウマ娘トレーニングセンター学園理事長秋川やよい、L’arcプロジェクト責任者佐岳メイ、ヒシミラクルのトレーナー〇〇が務めさせていただきます。そして今回自身にも多少の責任があると感じ一般人であるヒシミラクルの幼馴染が参加してくださいました。なお幼馴染氏は一般人であるため顔を隠し、声を変えた状態で会見させていただきます。また一般人であるため質問の仕方にはどうかご配慮をお願い申し上げます」

 

 さすがにクソダサトロフィーとミラ子に言ってしまったことの責任を感じている紅葉君は自ら参加を表明した。

 ちなみに目出し帽をかぶって、なんかオートバイのフルフェイスヘルメット的な感じのやつにボイスチェンジャーを搭載して通気性そこそこなやつをかぶってもらってるぞ。URAが頑張ってくれました。

 

「こ、この度は私の軽率な発言で、凱旋門賞のトロフィー製作者、及び、関係者の皆様方にご不快な思いをさせてしまい、大変、申し訳ありませんでした」

 

 めちゃくちゃ震えた声で話すミラ子。皆一同に下げる頭。多くのフラッシュ。まぁ当然である。

 最悪「凱旋門のお土産にウマ娘の人形のっけたやつ」は普通に炎上するだけでなんとかなったかもしれない。だがあとに紅葉が言ったのが発端とはいえ「クソダサ」と暴言を吐いてしまったのである。

 

 様々なものに対して意見を思い、言うのは自由である。それは人権により保障されている。だが発することに関して「クソ」や「バカ」といったものは一線を越えた暴言というものであり誰かの大切なものを傷つける言葉でもあるのだ。

 いかにひどい出来であろうともいくら罵ってもいいという理由にはならない。きちんとした批評動画をみれば適切な言葉を使って批評をしているのがわかるはずだ。

 

 ヒシミラクルは世界的スターとなってしまった。最低限の発言に対して配慮や敬意を求められるのだ。

 この「クソダサトロフィー」という発言に関しては謝罪しなければならなかった。

 口は災いの元。公の場での発言は気を付けましょう。ネット上でもリアルでも同じである。

 

 まぁそれはそれとして「凱旋門のお土産にウマ娘の人形のっけたやつ」というのは各国でも、そりゃそうだな……と思われていた。フランス掲示板でもそのあたりは同意する人も多かった。

 「クソダサトロフィー」というのも割と思われていた。フランスでは発言されたら叩かれたりしていたがぶっちゃけ思っている人はそこそこいた。デザイン変えとけとあれほど……の発言も多かった。

 

 ちなみに「クソダサトロフィー」発言後にウマッターにて職人が簡易的にトロフィーもどきを作った動画や画像があげられてバズっていた。ネットニュースにもなっていたしいまだにトレンド1位を独占している。

 各国のニュースキャスターたちはクソダサトロフィーと出るたび、口に出す度に笑いをこらえていた。何人かは耐え切れず笑った。コメンテーターもつられて笑った。

 中でもイギリスとドイツはフランスと国境を隔てている感じで仲が悪かったりするらしいのでめっちゃ笑いながら説明していた。

 

 そういうこったで教育責任とかそういった教育をしなかったこととかそういう関係で理事長も佐岳メイもトレーナーも発言して頭を下げた!ミラ子も紅葉君もついでに下げた!

 まとめるときちんと教育をしていくとのこと!学園の必修科目に炎上するとどうなるか、記者会見のやり方とかが必修科目となった瞬間である。

 そして紅葉君も発言をして頭を下げた!

 

 「ヒシミラクルにトロフィーの件について私個人の感想をいって、結果として発言の要因となってしまったこと心よりお詫び申し上げます」

 

 まぁそういう偉い人達とかのごめんなさいはここらへんでカット!

 普通に凱旋門優勝について質問が開始―!

 異質な空気だけどしょうがない。いろんな国からの質問が始まった。まず質問されたのは……

 

「日本の月間トゥインクルの乙名史です。ヒシミラクルの幼馴染さん、質問よろしいでしょうか」

 

「あ、はい。大丈夫です」

 

 今まで謎に包まれていた幼馴染の紅葉君!

 せっかくいるんだここで聞かないチャンスはない!

 

「ヒシミラクルさんが凱旋門賞のトロフィーを掲げている姿を見たいと幼馴染さんが発言して凱旋門賞出場を決めたのは既に凱旋門賞前のインタビューで判明されていますが、なぜあなたはヒシミラクルさんにそのようなことを頼んだのでしょうか」

 

「えぇと、はい。その、なんといいますか。彼女が凱旋門賞のトロフィーを掲げているようなビジョンがあったのでそれを出来たら見てみたいなと思いましてお願いしました」

 

 最初から意味不明だった。

 ――なんだビジョンって。進〇郎構文かな?

 

「それはヒシミラクルさんのことを信じてのお願いだったのでしょうか?」

 

「信じて、といいますか。持ち前の能力がありましたし、洋芝の適性が最低限より1段階ほど下くらいありましたので適性の訓練をすれば優勝はともかくそれなりの結果は残してくれるだろうとは思っていました。でもその時点で凱旋門賞に出場するウマ娘がどのくらいの実力が不明でしたので、偵察をして1年かけて準備して勝負したいなとは思っていました」

 

 ――最低限の1段階下あたりの適性?どうやってわかるのそれ?おかしくない?言ってる事おかしくない?

 

「1年かけて準備というのは本来今年は出場する気はなかったということですか?」

 

「はい。プロジェクトの方からの必死のお願いと様々なバックアップや何かあった場合の保護などのすべてを約束するとの条件と、何よりもミラ子の……彼女が事前インタビューで語ったように誰かの期待に、私の期待に応えたいと。くだらない理由で勉強してきた10年間の報酬を与えたいと言ってくれまして。私はバッシング等を警戒して反対していたのですが、彼女の心からの説得にそこまでいうなら、と共に凱旋門賞へ行こうと決心しました」

 

 ここで意図せずミラ子の好感度がアップした!みんな事前インタビューのヒシミラクルの発言を思い出し、バッシング等から守ろうとした幼馴染に対して恩返しのために出場を決心した故である!

 

「すみません、何度も質問して申し訳ないのですが……フランス観光の件も気になるのですが10年間の勉強の報酬とはヒシミラクルさんが発言された……失礼ながら偏差値60の件と関係があるのでしょうか」

 

「いえ、日本の方だと落ち着きますので私は大丈夫です。それで答えですが、関係はあります。現時点で私はトレーナー試験の勉強をしていますが難しいので試験は受けませんし、受けても少なくとも合格できません」

 

 生放送を見ている人間のほとんどの脳が理解を拒んだ

 ――なにいってんだこいつ

 

「私が勉強してきた理由は、勉強することでウマ娘の能力というかそういったものがある程度わかるようになったので、それでレース展開を当てて友人にドヤ顔をして遊んでいたかったからです。結果偏差値が60超えただけです」

 

 ますます混乱した

 ――トレーナー試験は東大より難しいのにそれを遊んでいたかっただけで勉強……?

 

「ではヒシミラクルさんが基礎トレーニングをし続けてきた理由は……」

 

「それは皆さんご存じのとおり名義貸しトレーナーと契約してしまって教導を受けられなかったのが原因で、私が基礎トレーニングメニューしか組めないからですね。応用とかリスクが大きくて組めませんでした。わからないので」

 

「その分彼女とちょくちょく会って足りない能力を鍛えてもらってを繰り返してました。私を信じてくれて基礎トレーニングをひたすらやってくれたことに関しましては感謝しかありませんね。さすがに凱旋門賞はトレーナーさんによる約半年間の応用トレーニングが必要でしたけれど」

 

 

 舞台は変わってトレセン学園!

 

「わ、わたしそんなのに負けて……」

「し、しっかりして!と、とにかくしっかり!基礎トレだけで勝ってきたなんて今更じゃない!」

「基礎トレーニングだけで2年間無敗でGⅠ3つとって!半年の応用トレーニングで世界最強になれるウマ娘がどこにいるのよ!」

「そこにいるでしょ!そこに!」

「なんだいつものミラ子じゃん」

「だよねー」

 

 阿鼻叫喚の嵐!

 

 

 

 舞台は変わって凱旋門賞に出ていたウマ娘の皆さん!とヴェニュスパーク!

 

『トレーナー試験に合格できないやつの組んだトレーニング???』

『レース展開を当ててドヤ顔したかったから勉強??』

『く、国を背負ってきた私がそんなのに負けたのか……??』

『応用トレーニングは半年しか、していない?』

『フ、フランスが……あんな猿どもに……そんな……理由で……』

『ヒシミラクル……あんな顔してなんて恐ろしい存在なの……』

 

 もう心もプライドもズタボロだった!

 

 

 

 舞台は戻って会見場!そこで乙名史記者は……

 

「――素晴らしいですっ!!」

 

 有頂天になっていた。

 

「ヒシミラクルさんは10年の努力を積み重ねた幼馴染を信じ自分のすべてを任せ、幼馴染さんはそれに応えた!これは二人が相思相愛が故!」

 

 ――そんなこといってない

 

「一般人であるあなたなりに世界の悪意から守ろうとしたものの、その悪意にさらされようとも共に道を行く覚悟をしたヒシミラクルさん!この信頼関係!まさしく愛!」

 

「こうして積み重ねられた10年の想いと紡がれた絆が日本の悲願である凱旋門賞制覇につながったのですね!素晴らしいですっ!」

 

 うるさかったので会見場から追い出された。

 

 ……

 

 …………

 

 次の質問!

 

『イギリス――の――です。幼馴染さんに質問です。ヒシミラクルさんが「フランス観光ついででいいから出てほしいと言われた」と発言されてましたが事実でしょうか』

 

 再び紅葉君に質問!なぜならミラ子は作画崩壊しており情報を引き出すのに向いてないと思ったからだ!

 紅葉君はこういった場所に慣れてないから引き出しやすいと判断したんだろう!ちなみに理事長らはもうこんな状態になっちゃったので酷いこととか間違ったことを言わない限りもういいやとなっていた!

 

「……えっ?私?……ああ、なるほど。元々フランスに来る目的はヒシミラクルの親戚から送られてきた凱旋門賞のチケットを使って観戦兼偵察して、フランス観光して帰る予定だったのですがその前にヒシミラクルの洋芝適性が判明しまして。そこからいろいろありましてフランス観光しつつトレーニングしつつ凱旋門賞優勝を目指すプランに変更しました。……詳しくはプロジェクト責任者の佐岳メイとトレーナーにお聞きください」

 

 ミラ子が事前インタビューでいったことを否定してる気がするがもういいやと皆諦めていた!

 ということで佐岳メイとトレーナーが説明!……終わり!

 これで公式にフランス観光ついでに凱旋門賞を取ったことが真実となった!

 

 

 というわけでフランスウマ娘の皆さん!

 

『全然違うじゃん!』

『あいつ言ってたじゃん!観光目的じゃなくて環境に適応するためだって!なのにあの発言は何!?』

『……全部事実なんだから受け止めなさい』

『もういい!私トレセン学園辞める!』

『辞めるな―――!』

『落ち着け―――!』

 

 一方トレセン学園!

 

「す〇ざんまいのほぼ全品100円セールいつからだっけー?」

「来週。ミラ子様様だわ」

「ネオユニヴァースは驚嘆しているよ。’想い’を背負い’運命’を乗り越えた存在を目にしたことを。あとsushiが100円で食べられることを」

「……sushi」

「ミラ子ちゃんの言ったことは褒められたことじゃないけど……みんなでお寿司は楽しみ!」

「あははは……」

 

 すでに慣れて寿司のことを考えていた!

 

 

 そこからなんかいろいろ質問があった!

 

『幼馴染さんはトレーナーになられる予定があるのでしょうか』

 

「難しくて責任重そうなので嫌ですけど、ヒシミラクルとメジロ家のみなさんには御恩がありますのでそのためなら頑張ります。あと個人的にメジロ……メジロ家のとある娘さんが最推しなので頑張ります」

 

『その方のお名前は?』

 

『本人のプレッシャーになりそうなので控えさせていただきます』

 

 ミラ子は ものすごい 顔を した !

 具体的には能面で目が笑っていなかったぞ!

 

『アメリカ――の――です。ヒシミラクルさんに質問です。レース開始前に様々な選手に話しかけられていましたがどのようなことを話されたのでしょう』

 

 ここでミラ子にまともな質問!いい加減に話せよお前という視線を受けて答えるミラ子!

 

「……あ、はい。えっと、いろんな言葉で話しかけられたんですけどわからなかったので申し訳ないです……。わかるのは1人はフランスのウマ娘さんだったということと、ヴェニュスパークちゃん……さんが日本語で「よろしく」と話しかけて握手してくれたことはとてもうれしかったです。だから、あの、ほんとすみませんでした。はい」

 

 ここでミラ子の無駄に存在する脳細胞が働く!ヴェニュスパークとの握手の件とたまたま紐づけられて記憶していたフランス語が脳内メモリから呼び出された!

 

「あ、そうだ!フランス語のウマ娘さんは「ぱーそくせとそーんひきまあぷり」って言ってたんですけどわかる人います?」

 

 ……

 

 ミラ子は直感で感じた。またやってしまった!この静寂はそのせいだと思った。

 しかし、ここでなぜか戻ってきていた乙名史記者が恐る恐ると手を挙げる。

 

「日本の月間トゥインクルの乙名史です。すみません、あの、もしかして、「Parce que c'est un singe qui m'a appris」ではない、ですよね?」

 

「あ!それです!」

 

 隣にいる通訳さんにどういった意味か問いかけるミラ子。だが通訳は冷や汗をかいていた!

 そしてざわざわする会場!えっ?またミラ子なにかやっちゃいました?

 だがやらかしたのはミラ子ではない!

 

「そ、それは……「何故なら猿が教えてくれたから」もしくは「あなたは猿に勉強を教わったのだから」という意味だぞ……!」

 

 発言する佐岳メイ!

 某裁判ゲーのように騒ぎ出す会見会場!

 

 ざわざわざわざわ……ざわざわざわざわ……

 

 人種差別発言疑惑が浮上!会見場は騒然となった!

 謝罪会見兼凱旋門優勝会見で必要なことは大体言ったので問題ないがこの疑惑によって混乱!

 これは生放送なのでみている各国も混乱!とくにフランスはものすごくものすごい混乱!

 すぐに関係各所に問い合わせとかそんなことを始めていたり、なんとかミラ子の聞き間違いとかにしようと目論んだり色々しようとしている!

 ちなみに日本掲示板は再びヒシミラクルが炎上を起こしたのでお祭り状態!こいつ炎上しかしねぇな。

 そういうこったで騒然となっていろいろ起きちゃったので会見はこれで終わり!

 お疲れさまでした!

 

 

 

 次回へ続く!




最後雑でごめんね。いい終わり方が思いつかなかったの。
ということでミラ子さん、差別発言を受けたことを告白して再び炎上しました。
これリアルだと実際どんなレベルの問題になるんでしょ。
ちなみにURA職員さんは、これが本当なら乗るしかねぇ!このビッグウェーブに!とか汚く考えてます。
ギャグあんまりなかったけどみんな日々の癒しになるといいな
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