リゼ・ヘルエスタ
「…一つ聞いても良いかな…?」
「うん?」
「な、なんで…わたしじゃないの?」
「え…」
「さっきの…二人組を組む時なんで私を選んでくれなかったの?」
「…ご、ごめん…」
「私、待ってたんだよ!」
「い、いや…別にあれは誰でもいいかなぁと思っちゃって…」
「キミにとって私はそれぐらいなの…」
「い、いやいや、リゼさんのことは大好きですよ!」
「だったら…」
そう言って、リゼ・ヘルエスタは両手を広げた。そして男は何を求めているのかを察して優しく抱きしめた。
「ごめんね」
「…許した」
アンジュ・カトリーナ
「女の人とメールしないで」
「…き、きゅうにどうしたの?」
「さっき楽しそうにメールしてたのって女の人でしょ?」
「う、うん。ちょっと趣味が合う子が入ってきて」
「その子の話をアンジュの前でしないで!!」
「え…」
「キミにはアンジュのことだけ見て欲しいの!アンジュ以外の女の人を見て欲しくない!本当は全て管理したいけど、それをしたらキミに嫌われちゃうから必死に我慢してるの!」
「ごめん」
「だから、アンジュだけみてよ…」
「う、うん」
「じゃあ…しっかりアンジュのこと抱きしめて」
それに従うように男はアンジュのことを抱きしめた。
「もっと強く」
「あ、はい…」
「…でも、ごめんね。アンジュはちょっとことでも嫉妬しちゃうの。こんなアンジュでもこれからも愛してくれる?」
「はい!愛します」
「…あ、ありがとう…///」
戌亥とこ
「ねぇ、さっきの宅配の子可愛かったな」
「…………」
「そんなに怯えんでいいよ、あたしはただ事実を言ってるだけだし」
「……ご、ごめんなさい!」
「なんで謝るん?」
「…………」
「あたしは別に何とも思ってへんよ。ただ…あたしの彼氏なのに他の子のことは可愛いって言う癖にあたしには言ってくれへんなぁなんて思ってへんよ」
「…とこさんも可愛いですよ!」
「そう思うんやったら言葉じゃなくて態度で示してくれへん」
「え…」
「言葉だけだったら誰にでも言える。態度でそれを示してこそ…相手にその想いが伝わるんちゃうん?」
「わ、わかりました…」
そして男は戌亥とこのことを抱きしめた。男には見えていないが…戌亥とこは嬉しそうな顔をしていた。
「あんたの想い伝わったよ」
「そ、そうですか。それは良かったです」
「それじゃあ、今度はあたしの想いをあんたに伝える」
次の瞬間、戌亥とこは男の唇を奪ったのだった。
「え、ええええ…」
「これがあたしのあんたに対する想い。伝わった?」
そう言われた、男は赤面をしていた。
「つ、つたわりました!」
感想があれば